Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

門番と図書館の逆襲4

2007/10/26 13:05:26
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 魔理沙が美鈴に会ってから数日がたった
「……やっぱり…私が悪いよな…」
 魔理沙の胸のもやもやは、なくなってなかった
「…でもどうすれば…」
 そんな事考えつつ
 魔理沙がやってきた場所は
「おっす!生きてるか?香霖」
「おや、久しぶりだね魔理沙」
 人がほとんどこない香霖堂の前でした
 香霖堂の前にいる香霖に挨拶をする
 だが、なんか様子がおかしい
「…なあ、香霖?ずいぶん人が来ているみたいだが」
 今日はやけに人が来ているみたいだ
「ああ、人を雇ったんだ……彼女が来てからこの調子だ」
「彼女?」
「ああ、君のよく知っている…」
 香霖がその次を言おうとした瞬間 
 お店の中から声が聞こえてきた
「森近さ~ん…倉庫から追加したいんで、お店の方おねがいしま~す」 
 そういってお店の中からでてきたのは
「なっ!中国?」
「あっ、魔理沙さん、こんにちわ」
 元紅魔の門番である紅美鈴であった
「お前なんでここに…「スイマセン今仕事の最中ですからまた後で!」
 お~い…行っち待ったぜ」
 余りに急な出来事のためにしばらくぼ~っとしていると
 お店からまた香霖がでてきた
「やれやれ…ゆっくり本も読めないな」
「なあ、なんであいつがここに居るんだ?」
 魔理沙が聞くと香霖はそれに答えた
「ああ、彼女が雇った人だよ」
「はあ?」
 魔理沙が驚いていると香霖がさらに続けた
「魔理沙…働くというのは…大変な事なんだよ」
「なっ、なんだよいきなり」
 魔理沙がしゃべるのを無視して
 香霖が語りだす
「いいかい?妖怪ってのは本来、好き勝手するものだ
 だが、それが出来ないから働く者がいる、だけどな
 半妖だろうが、妖怪だろうが、ただ妖怪ってだけで
 誰も人間は寄ってこない……働ける場所がないんだよ」
 香霖の言葉に魔理沙が無言になる
「……僕もそうだったからね…」
「香霖も?」
 森近霖之助は魔理沙の実家に居た事もある
 魔理沙も小さい頃から知っているけして、
 人付き合いはよいほうではないが
 嫌われてはいなかったはずだ
「魔理沙の実家は、始めは僕を嫌っていたんだよ?」
「そんな!」
「でも、霧雨の親父さんが『商売を始めようとしているなんて
 変な妖怪だな』って大爆笑して弟子にしてくれたんだよ」
「…親父が……」
「…さてさて、今日は忙しくなりそうだから…
 すまないがこれで…」
 香霖は湿っぽい話はここまでといわんばかりに
 話を打ち切りお店に戻っていった
「…帰るか…」
 香霖がいないなら居ても仕方がない
「それに、人も…妖怪?いや妖精…まあいいや
 いっぱい来ているしな」
 そういって帰えることにした
(まあ…これで中国も働く事が出来るし…これでいいのか?)
 胸のもやもやは消えた…
 だが別のもやもやが出来た気がする
(仕事…か)
 


「すっ、すいませんこっ、これお願いします」
「は~い」
「あの…これいくらですか」
「ちょっと待ってくださいね」
「好きです!」
「あははっ、保留しておきますね」
「胸の大きさは?」
「紅魔館のメイド長に聞いてください」
 
「ふう、やっと一息つけましたね」
「ああ、ご苦労様」
 来ていた人をなんとか捌くと
 美鈴と香霖はお茶を飲む事にした
「…何時もこんな感じなんですか?」
「いや、たぶん君目当てだろう、いつもは
 閑古鳥だ」
「はあ、でもなんで?」
「野郎よりは、美女って事だろう」
「あははっ、そうですか?」
「ところで、寝床はどうするんだい?」
「倉庫で寝ますよ?」
「…いや無理じゃないのか?」
 香霖堂の倉庫は片付いてない
 いくら何でも女性が寝るのは無理だろう
「大丈夫です!屋根があれば」
「……せめて布団ぐらい用意しよう」
「えっ!本当ですか?」
「……(目から涙)朝ごはん…なにがいい」
「そんな、朝ごはんなんて贅沢な」
 森近霖之助、初めて他人のために本気で泣く
「材料あれば私が作りますよ?」
「お願いするか…」
 後に香霖は語る
「紅魔館には良い人材がたくさんあるのだが
 ……なんで彼女があんな待遇なんだ?
 料理長にでもすればいいのに……惜しい事を」


 それからしばらくたった
「うぅぅぅぅ~~」
 魔理沙は怒っていた
 あいからわず香霖堂はにぎわっていた
 そのせいで魔理沙は香霖と会う事が出来なくなっていた
「……ふん…香霖の馬鹿」
 それが一日二日ならば、まあよかっただろうが
 それが一週間なら話は別だ
「よし、飯でも作りに行ってやるぜ」
 そういって出かけたら
「あっ、魔理沙さんちょうどよかった!ご飯食べますか?」
 美鈴がすでに作っていた
(しかも…プロだな……私じゃ無理だ…)
「夜なら居るだろう」
 そう思っていってみた事があったが
「すまない、今日は疲れたからまた明日にしてくれ…」
 そういって断られた
「よ~し、朝早くなら」
 朝早く行ってみたら
「おはようございます」
 美鈴が起きて店番していた


 そうこれこそが美鈴が狙っていた計略である
(魔理沙さんも、自分のせいで
 私がやめさせられたと思っているから
 なかなか手を出せない、そして香霖さんも
 この計画に賛成してもらっている
 これぞ離間の計なり!)
 しかしこの計画の最大の誤算は
(何でこんなに人がイッパイ来るのでしょうか?)
 美鈴に釣られてくる人が大量に居る事でした
「ごめんくださ~い」
「は~い、今行きま~す(助けて咲夜さ~ん)」

 だが美鈴の策略は確かに魔理沙に効いていたのだ
 ご意見、感想書いてくれるとうれしいです
 計略、策略、げ~!関羽!は三国志だけで十分です
 誤字脱字は、書いてくれると修正します
 それではまた
脇役
コメント



1.名無し妖怪削除
さーこっからが本番だ
どーゆー転と結をもってくるか期待して待ってます!
2.名無し妖怪削除
もうちょっと会話文の間の描写をしっかり書いてくれると読み易いかも。
3.名無し妖怪削除
ちょっと紅魔館のメイド長に聞いて来る
4.名無し妖怪削除
「森近さ~ん…倉庫から追加したいで、お店の方おねがいしま~す」

追加したいんで ですね。
あと、脇役さんの文章は読点(、)は見るのですが句点(。)を見たことがない様な気がします。
句読店をを使い分けると表現の幅が広がると思うので試してみてはいかがでしょう?

美鈴が幻想郷中のアイドルになってるな~、ちょっと香霖堂逝って来る
5.削除
>行っち待ったぜ
→行っちまったぜ
>始めは僕を嫌って
→初め

離間の計吹いた。謀ったな孔明!