※がんばる話です。
あらすじ
「なぁ霊夢、面白い事は無いか?」
「ネタを手に入れてカラスに売れば?」
「解った、今日のお前の下着の色を教えてくる」
「黙りなさい、観察でもしてればいいじゃない、暇潰しにはなるわよ」
「どれぐらいだ?」
「アリを観察していたら朝が夕方になっていた」
「………」
うわ、終わってると魔理沙は思ったらしい
※ こぁ~の観察 ※
月曜日
「小悪魔、紅茶をお願い」
「こぁ~♪」
健気に働いていた。
火曜日
「小悪魔、本を整理しておいて」
「こっ、こぁ……」
数億はあろう本の内の1割を頑張って片付けていた。
その後にぶっ倒れていたが、パチュリーは非情にも
「まだ全然じゃないの」
と罵った。酷い奴だ
水曜日
「小悪魔~、水頂戴~」
「こぁぁぁぁ……」
風邪をひきながら体調の悪いパチュリーを介護していた。
パチュリーは酷い奴だ
木曜日
「小悪魔さん、今日はどうしたんですか?」
「いえ、たまには息抜きしないと」
「そうですか。」
小悪魔が息抜きをしていると、同じ空気を感じて大妖精と話し始めた。
途中で小悪魔は転移魔法でパチュリーに戻され、大妖精は肩に乗ったカエルと一緒に凍らされた。
パチュリーはひど(ry
金曜日
「こぁぶーすたー」
小悪魔がパチュリーの魔法で吹き飛んでいた。
土曜日
「こぁ、私、ココアが飲みたい」
「こぁ」
ココアを小悪魔が持ってきたら揃って頂かれていた。
日曜日
「こくわ……」
「おおくわ…」
実験でありえないほどでかくなったコクワガタと格闘していた。
アレはオオクワガタと呼ぶべきだと思った。
「なぁ小悪魔、そんな辛い思いして、パチュリーになんで仕えてるんだ?」
「尊敬してるからです。」
「韓国」「こりぁー」
なんだか変な奴だが、面白い奴だ。
「お前みたいに面白い奴、私は好きだぜ」
「どうもです。」
「追い出されたら私の所に来な、多少は面倒見てやるぜ」
「お心遣い、感謝こぁ」
※ 霊夢の観察 ※
ぶん殴られて賽銭を要求された
※ ⑨の観察 ※
月曜日
「リグルー」
「あ、チルノちゃん」
リグルと遊んでいた。
火曜日
「橙~、あそぼー」
「いいよ、チルノちゃん」
橙と遊んでいた。
転んだ橙を見て遠くで奇声響いた。声を辿ると藍が「あの馬鹿殺す」と呟いていた。
とりあえず、橙は愛されていた。
水曜日
「チルノー」
「チルノちゃんー」
「チールノ!」
「あ、皆ー」
ルーミアとリグルと橙が遊びに来ていた。友達が多い奴だな。
あ、あっちの方でアリスが睨んでる。
野球をするといいながらお灸を取り出した件は中々だった。
木曜日
前述の小悪魔の観察の後の話にしよう。
「チルノちゃん、止めた方が……」
「珍しいカエルだもの、凍らせるのよ!」
諏訪子が凍っていた。
後に上からオンバシラドーン!ってなった。
金曜日
「チルノー」
「チルノちゃーん」
「八目鰻要らんかね♪」
「チルノちゃんー」
「あっ、チルノ」
リグルと橙とミスティアとルーミアとフランと遊んでいた。
いつフランは外に出ていいと言われたんだろうか。
あ、レミリアが連れ戻した。
チルノは終始面白そうにしていた、子供は無邪気で可愛い。
またアリスが近くを通りかかって睨んでいたのだが、気にしない。
鬼ごっこの途中で橙が湖に落ちそうになったのをリグルが助け、なんだかいいムードになっていた。
土曜日
大妖精に肩車してもらって喜んでいた。
途中で落ちて頭を打っていたが「あたいは最強だから泣かない」といっていた。
ちょっ、母性すっごい揺れるんですけど。
日曜日
「ねぇねぇ、コレは何を書いているの?」
チルノが私の観察日記に興味を示した。
「見てみるか?」
と、聞くと、「うん」と言ってきたので見せてやった。
「へー、魔理沙は私を見てなんで観察してたの?」
「なんとなくだよ」
「ふーん…… でもさ、たまに変な事かいてあるね」
誤算だった、私の馬鹿!
その後、大妖精にその意味を聞きに行ったのでその隙に逃げた。
※ 四季映姫の観察 ※
「貴方はフラグを立てすぎる。」
そう言われて、3時間にわたる説教を続けられた。
フラグって何だよ。
とりあえずコイツの観察は止めておく。
※ ミスティアの観察 ※
月曜日
「八目鰻喰いねぇ♪」
食べた、美味かった。
他にも色々な客がやって来る。
レミリアや慧音も来る事に驚きだ。
「ココの味、一度食べたら忘れられないのよ」
だ、そうだ。流石に食料は味のスペシャリストだ
「私は食べ物扱いなの?」
火曜日
「また来てくれたの?」
また食べる、幾らでも喰えそうな味だ。
今日はルーミアがミスティアごと喰おうとしたので止めさせた。
「なんで止めさせるの?」
と聞かれたので
「ミスティアが居なくなったら誰が八目鰻を焼くんだ?」
と答えてやった。
そうだねと言ってルーミアは帰っていく。
その後、ミスティアが手を掴んで「アンタ、命の恩人だ!」と叫んでいた。
水曜日
仕込みの途中にお邪魔したら、門外不出といわれて追い出された。
確かにそれぞれの店の味と言うのは門外不出だ。
今回は大人しく引き下がる。
夜にまた鰻を食べた。
この甘辛いタレがまた何とも言えない美味さだ。
途中、慧音に
「ほほぅ、お前もこの味が解る程度の教育はあった様だな」
と言われた。ムカついたので
「牛も食料だったよな、共食いか?」
と言ったら口に含んでいた焼酎を噴いた慧音に、一層笑った。
だが、そ れ が い け な か っ た
木曜日
機嫌がよかったのかミスティアは歌ってくれた。
目が見えなくなってきたが、鰻が見えればそれでよかった。
「上手かったぜ、歌も鰻も」
と言うと、ミスティアはありがとうと言った。
悪くない感覚だった。
金曜日
チルノ達と遊んでいた。
その日の夜、ミスティアに会いに屋台へ行った。
ルーミアやチルノ達がワイワイ騒いでいた。
「お前等、金はあるのか?」
と聞くと、ツケだと答えた。意味を解って言っているのだろうか?
「ミスティアは苦労人だな」
と、言ったら
「みすちーで良いよ」
と、笑ってくれた。
なんだか近づけた気もする。
土曜日
「おでんを作ってみたんだけど、少し食べてくれるかな?」
と、昼に言われた。食べてみると、かなり美味かった。
「うん、なかなか美味い。お前は天才だな」
と、言っておいた。
「ありがとね」
と言われたが、何故か店頭には並んでいなかった。
「どうして並んでないんだ?」
と聞いたら、私専用のメニューだと教えてくれた。常連みたいで嬉しい
日曜日
異様な光景が広がっていた。
左から
レミリア・フラン・幽々子・紫・輝夜・妹紅が並んでいるその光景は、恐るべき物だった。
途中で蓬莱人が喧嘩したり、暴れるフランをレミリアが止めたりしていた。
一方紫が見守る中、幽々子はミスティアを手にかけようとした。
私が命がけでそれを止め、なんとか他も宥め、屋台とミスティアは無事だった。
この味が喰えなくなるのは残念だ。
みすちーが心からのお礼をしてくれた。
※ 上 海 観 察 ※
自律人形を製作するアリスにとって、最初に魔力可動式だが自立起動が出来る様になった上海は特別らしい。
観察して、人間にどれ程近いのかを調べてみる。
月曜日
「シャーハイ!」
「ハイハイ、魔力ね」
何であれだけで言葉の意味が解るのだろう。
改めて気付いたが、上海人形は人間と近い感情の表し方をする。
涙は出ないが、笑ったり悲しそうにしたりはしている。
私にも作れるのだろうか?なんだかアリスに嫉妬
火曜日
「また遊びに来たよ」
「あら、いらっしゃいメディスン」
「コーニチワ」
「こんにちわ上海」
鈴蘭畑に居たメディスンメランコリーが遊びに来ていた。
やはり人形は人形同士で話す事も必要らしい。終始ニコニコしながらメディスンは帰っていった。
上海も楽しそうに遊び、最後にはちゃんと手を振ってお別れしていた。
その間アリスは「友達欲しい」としきりに呟きながら壁際に居た。
なんだか可哀想なので、今度手土産を持って遊びに行く事にする。
水曜日
「あら魔理沙、何か用?」
「ラッシャー」
「私はラッシャーじゃない。魔理沙だ」
「マリサラッシャー」
「だからラッシャーじゃない。」
「いらっしゃいって言ってるのよ」
だ、そうだ。
手土産の煎餅(盗品)を渡すとアリスは喜んで、いつもとは違って緑茶を持って来た。
その間に上海人形に少し悪戯をしてみた。
木曜日
上海観察へ出かけようとすると……
「ちょっと魔理沙!」
「あー、何だ?」
上海人形を持ってアリスが駆け込んできた。
「何だじゃないわよ、上海の魔力回路を弄ったわね?」
「あー、そんな事をした覚えもある。」
「その所為で上海が変なのよ!一体どんな改造をすればこんなになるって言うの!?」
「マスタースパーク!」
小さい閃光を放っていた。
「おー、お見事お見事」
と、誉めてやってとりあえず逃げたら、アリスに終始付き纏われた。
金曜日
上海を直した
土曜日
アリスに謝った。事情を説明すると、上海の設計図(必要あったのか?)を見せてきた。
正直何がどうなっているのかは何一つ解らない。
が、木曜日の件で魔力消費が膨大になった変わりに、魔力ゲージが増えたらしい。
コレは昔、永夜の際のレーザーを模した物を真似ただけだった。
正直、私に感謝して欲しい。
日曜日
上海が一人で私の家に来た。余談だが、人形は一人と数えるのか?
「よぉ、何か用か?」
「シャーハイアソビキタ」
「そうかそうか、色々遊んでいくといい。」
途中、アリスは人形をどれ程精巧に作っているのか気になった。
なので、服を脱がせて見ると、レーザーで撃たれた。
「ヘンタイ」
と言いながら上海が逃げていき、後にアリスがマジギレでやって来た。
「……どんな観察よ」
「普段生態が明らかにされていない生命体に関する調査と考察だ」
「一部は明らかだと思うけど…… まぁいいわ」
霧雨魔理沙の正直しんどい 深夜番組とかじゃないぜ
後日談 博麗霊夢
この間魔理沙が、追いかけられてた。
なんか、みんな「私への愛は偽者だったの!?」と叫んでいて怖かった。
え、追ってた奴等?そうねぇ……
小悪魔とチルノとミスティアと映姫と上海人形とアリスとパチュリーと(スキャンダル狙いの)文、そして私よ。
って、霊夢が何気に訪問しとる
霊夢と映姫・・・ツンデレ?それとも嫉妬?
けえねのところが気になる~
そして、魔理沙外道
いいぞ、もっとやれ