――○月×日――
今日は橙と一緒に麓まで買い物をした。
「藍さま~、一緒におててつなぎましょうよ」
なんて笑いながら言う橙に思わず屈んでしまった。
顔を抑えながら屈む私を見て橙が心配してくれた。
うれしいがそれは逆効果だ橙。
血液を2リットル消費した。
――○月△日――
今日は橙と一緒に日向ぼっこをした。
橙に膝枕をしてあげると、橙は嬉しそうにその上で寝てくれた。
橙の寝顔があまりにも可愛くて、うっかりその天使のような寝顔に血をたらしてしまう所だった。
髪を優しく撫でてあげると、橙が目を細めた。
本当に可愛い、寝顔だった。
――○月□日――
橙が転んで膝から血を出してしまった。
半泣きの橙も可愛い……なんて見とれてる場合じゃなくて、急いで手当てをした。
「そういえば、血が出てるところには舐めると聞くらしいです……」
上目遣いの橙。
「藍さま……優しく、舐めてもらえますか」
結果。私のほうが出血多量だった。
――○月9日――
橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙
橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙かぁぃぃよ橙橙橙橙橙
橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙
橙橙橙橙燈橙橙橙橙橙橙はぁはぁ橙橙橙橙橙橙
橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙
――○月阿求日――
「藍さま~おはようございます」
その日の朝、一番最初に見たのは、橙の裸だった。
朝から大量出血で倒れる私。
――○月495日――
橙が……
「えぇい!橙橙橙橙うるさいのよ、あなたの日記は」
紫様が私に向かって怒ってらっしゃる。
「お言葉ですが紫様。橙の可愛さといったら、『鼻へのしつこい攻撃』のごとくです」
「……その心は?」
「鼻血が止まらない」
「誰がうまいこと言えって言ったのよ!」
紫様を説得するはずの言葉なのに、何故かさらに怒られてしまった。
「ともかく、あなたへの橙への愛は見ていて胸焼けがするくらいだわ、少し抑えなさい」
「無理です。こればかりは何があっても抑えれません!」
「即答するな!」
頭に手を当ててため息をつく紫様。
「それに、あなたは橙の気持ちを知った上でやっているの?もしも橙がそういうの嫌いだったらどうするのよ」
「……!」
その言葉に私は愕然としてしまった。
橙が……橙が嫌い……?
私は紫様と橙を呼んで、実際に聞いてみることにした。
「橙……橙は、私のことが嫌いか?」
その言葉を聴いた橙は、私の顔をじっと見て。
「私、藍さまのこと、大好きですよ。」
大好きですよ――だいすきですよ――だいすき――……
「って、藍!あなたの鼻から出た血液が橙にあたって……って倒れるなぁ!」
――――後日、紫様にしこたま怒られた。
今日は橙と一緒に麓まで買い物をした。
「藍さま~、一緒におててつなぎましょうよ」
なんて笑いながら言う橙に思わず屈んでしまった。
顔を抑えながら屈む私を見て橙が心配してくれた。
うれしいがそれは逆効果だ橙。
血液を2リットル消費した。
――○月△日――
今日は橙と一緒に日向ぼっこをした。
橙に膝枕をしてあげると、橙は嬉しそうにその上で寝てくれた。
橙の寝顔があまりにも可愛くて、うっかりその天使のような寝顔に血をたらしてしまう所だった。
髪を優しく撫でてあげると、橙が目を細めた。
本当に可愛い、寝顔だった。
――○月□日――
橙が転んで膝から血を出してしまった。
半泣きの橙も可愛い……なんて見とれてる場合じゃなくて、急いで手当てをした。
「そういえば、血が出てるところには舐めると聞くらしいです……」
上目遣いの橙。
「藍さま……優しく、舐めてもらえますか」
結果。私のほうが出血多量だった。
――○月9日――
橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙
橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙かぁぃぃよ橙橙橙橙橙
橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙
橙橙橙橙燈橙橙橙橙橙橙はぁはぁ橙橙橙橙橙橙
橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙橙
――○月阿求日――
「藍さま~おはようございます」
その日の朝、一番最初に見たのは、橙の裸だった。
朝から大量出血で倒れる私。
――○月495日――
橙が……
「えぇい!橙橙橙橙うるさいのよ、あなたの日記は」
紫様が私に向かって怒ってらっしゃる。
「お言葉ですが紫様。橙の可愛さといったら、『鼻へのしつこい攻撃』のごとくです」
「……その心は?」
「鼻血が止まらない」
「誰がうまいこと言えって言ったのよ!」
紫様を説得するはずの言葉なのに、何故かさらに怒られてしまった。
「ともかく、あなたへの橙への愛は見ていて胸焼けがするくらいだわ、少し抑えなさい」
「無理です。こればかりは何があっても抑えれません!」
「即答するな!」
頭に手を当ててため息をつく紫様。
「それに、あなたは橙の気持ちを知った上でやっているの?もしも橙がそういうの嫌いだったらどうするのよ」
「……!」
その言葉に私は愕然としてしまった。
橙が……橙が嫌い……?
私は紫様と橙を呼んで、実際に聞いてみることにした。
「橙……橙は、私のことが嫌いか?」
その言葉を聴いた橙は、私の顔をじっと見て。
「私、藍さまのこと、大好きですよ。」
大好きですよ――だいすきですよ――だいすき――……
「って、藍!あなたの鼻から出た血液が橙にあたって……って倒れるなぁ!」
――――後日、紫様にしこたま怒られた。
笑わせていただきました。