前書き 一部キャラ扱い最悪 キャラ崩壊 設定崩壊 全員が霊夢好き設定(特に咲夜と永琳) 風神録EXネタバレ有 結構前に使ったネタ幾つか利用 数名壮絶に口が悪いです フランは良識人 続き物 距離は無視
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チュンチュン…
「ふぁ~あ…あっと」
霊夢が起きて早々にあくびをする。昨日は宴会やらなんやらで寝るのがかなり遅くなってしまったが、いつもどおりの時間に起きる。本人が言うには日課だから自然に身に付いているらしい。
「さてご飯の用意…ん?」
髪のような手触りのする物体?が霊夢の手に触れる。恐る恐る布団の中を覗き込むと
「あーうー…もう朝ー?」
諏訪子がいた。霊夢の脳がスパーキングする。とりあえずお茶を入れて落ち着くことにした。
「やっぱり朝はお茶よねー」
「そうよねー。あ、私の分も」
「はいはいー」
諏訪子の分の茶を湯飲みに入れる。
ズズズズズズ…
「「はぁ~」」
同時に声をもらす。そしてこの長ったらしい行動の果てに霊夢が出した結論は
「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
とりあえず叫ぶことだった。横で諏訪子が茶を吹いた。掃除が大変そうだ。
ガラッ
「どーした霊夢ううううううう!!」
叫び声と誤差0,2秒くらいで風呂場から永琳が
ガタン
「犯罪者はどこだぁぁぁぁ!!」
同じく叫び声と共に屋根裏から咲夜が降りてきた。
「あんた達は何やってんのよ!」
スッパーン!
霊夢が袖から取り出したハリセンにより人間の腕力と現実の境界をぶちぬいて咲夜は紅魔館までふっとび、永琳は永遠亭まで飛んでいった。
「ほらほらお茶でも飲んで落ち着いて」
「今しがた飲んだばかりよ…」
ようやく落ち着いた霊夢はちゃぶ台を用意し正面に諏訪子を座らせた。そして再び茶を継ぎ足す。
「で?たしかアナタ昨日宴会にいたわよね?」
「いたけど途中で寝ちゃってね~。それで皆帰っちゃってさ。んで霊夢が寝てたし、寒いから布団の中にもぐりこんだわけよ」
諏訪子が茶をすする。霊夢は少し納得してないようだがとりあえずそういうことにした。
「それでね。頼みがあるんだけど」
「何よ?神様のくせに頼みなんて」
「神様だからこそ人に頼らないとダメなのよ」
そう言うと諏訪子は湯飲みをちゃぶ台に置いた。
「幻想郷の案内して欲しいんだよねー」
「へ?」
思わず間の抜けた返事をしてしまった。諏訪子が言うにはまだ幻想郷に来てから日が浅いし、どんな人が居るのか知りたいらしい。
「で?なんで私なのよ」
「いやアナタ巫女でしょう」
「あんたのとこにも居るでしょう」
「何故かアナタとはフィーリングが合うような合わないようなそんな気がしてならない」
「返答がおかしい」
「まあいいじゃないの」
「はあ…わかったわよ」
子供が物をねだるような視線に霊夢は参ったのか渋々了承し二人はまずは紅魔館まで向かうことにした。
プルル プルル
「こちら永琳。咲夜聞こえてる?」
「ええ。聞こえてるわ」
「霊夢が案内するらしいわね。寝室に仕掛けた盗聴器が音声を拾ったわ」
「あの新参者め…霊夢に手を出したらどうなるかわかってるのかしら」
「そうならないように咲夜。あなたは紅魔館に霊夢が到着したらよく見張って頂戴」
「了解。でも途中の湖はどうするのかしら?」
「大丈夫よ。彼女がいるわ」
「あー…あの子ね」
「白玉楼にはキーヨームクラッシャーがいるし」
「じゃあ…そっちは任せたわよ」
「ええ、そっちもね」
ピッ
二人が飛んでいく少し前の神社の裏―
「おやおやおもしろいことを聞いちゃったよ。霊夢に頼んで昼寝させてもらおうと思ったけどそれよりも面白そうだ」
壁に耳あり障子に死神。仕事をサボってきた小町がニヤニヤしながら再び帰っていく。三途の川方面は今日はいつもより忙しくなりそうだった。
とりあえず紅魔館に向かうことにした二人。その途中でやっぱり遭遇した。二人の目の前を黒い物体が通過する。
「そーなのかー」
「なに?あの黒い物体。中から声が聞こえるんだけど」
「あー…真昼間から会えるのは運がいいのか悪いのか…」
「ん?その声は霊夢なのかー?」
黒い物体からルーミアが出てきた。もちろん視線は初めて見る少女に注がれる。
「あなたは食べていい人類?」
「…こーゆー子なの?」
「YESYESYES」
「何故英語」
「まあ…悪い子じゃないわよ」
「なら大丈夫ね」
諏訪子がルーミアにスキンシップを試みる(シー○ンにするような感じで)だが諏訪子はルーミアの視線の先がどう考えても自分の顔ではなく帽子に注がれてるのに気付いた。
「いただきまーす」
「ちょ、うわあああああああ!」
ルーミアは諏訪子の帽子に食らいつこうとして飛び掛る。諏訪子があわててスペルカードを発動した。
崇符『ミシャグジさま』
ぴちゅーん ぴちゅーん ぴちゅーん
ただいまルーミアが被弾しておりますので暫くお待ち下さい。
「そー…なの…かー…げふっ」
残機が無くなったルーミアはそのまま地面に落下する。
「幻想郷って…こんな子ばかりなの?昨日の宴会の子達も本当はこんな感じ?」
「いや、あの子は偶々昨日の宴会に居なかっただけよ。それに数人とアンタ気が合ってたじゃない。質問とかされてたし」
「あー…いやあれはただ帽子のことばかり質問されて私の事については一言も…」
少し諏訪子が不憫になった霊夢はルーミアを木陰にやってから再び二人で紅魔館へ飛んでいった。
一方湖
「…ん?」
「大ちゃんどうしたの?」
「いやね。何か素晴らしい予感と嫌な予感が一緒になってプリ○ュアマーブルなんとかって感じなのよ」
「へー…ゴメンわかんないや」
「大丈夫元々期待してなかったし」
さり気に毒を吐いた。
「ん?あれは…湖?」
「あら予想より早かったわね」
「ここに殴り飛ばしたい相手が居る気がするのはなぜかしら…」
諏訪子が拳を握りわなわな震えている。EXオーラ全快だ。
「おーい霊夢ー」
チルノが手を振ってやってくる。だがチルノがこちらに近づいてくる前に諏訪子が瞬間的に魔理沙よりも早いスピードで近づいた。
「ん?あんただr」
「フタノエ○ワミ、アッー!」
「ぐへっ!」
諏訪子の鉄拳によりチルノは湖の対岸まで吹っ飛ばされるが、すぐに霊夢がチルノの後ろに回りこんで受け止める。しかし既にチルノは気絶していた。
「ちょっと諏訪子なにやってんのよ!」
「いや何か急に日ごろの恨みとかを晴らしてくなって…初対面なのに」
諏訪子が頬をポリポリかく、でもチルノの悲劇は連鎖する。
「霊夢さーん!」
「うわっ!」
大妖精が霊夢の後ろから思いっきり抱きついてきた。チルノが湖へGO!
「昨日の宴会ぶりですね!いやー愛に来てくれるなんてうれしいです!」
「何か会いの発音がおかしくないかしら?」
「気のせいですよ。ところでさっきチルノちゃんを吹っ飛ばしたアナタは確か…昨日の宴会で帽子に定評のあると評判だった人。名前は…グレネードランチャー洩矢さん?」
素晴らしく悪意のある笑顔。どうやら大妖精は諏訪子と霊夢が一緒に居ることが気に入らないようだ。
「諏訪子って呼んでちょうだい。あなたの名前は…ゴメンwww名前無かったねwwwサーセンwwwwww」
互いに牽制(直接爆撃)をしあう二人。とりあえず霊夢は二人の仲裁に入ることにした。
「まあまあ。落ち着きなさい」
「霊夢さんがいうなら…」
「そうね。一緒に寝た霊夢が言うなら仕方ないわね」
大妖精がパーフェクトフリーズした。
「その言い方には語弊があるわよ諏訪子…」
「寝たという事には変わりないわ」
そういって諏訪子は霊夢に擦り寄る。その光景をハニワ状態で見ていた大妖精が、とうとう限界突破した。
「れいむさんとねたってあんたしんzzzzっざんもののkkっくせにいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」
四方八方にクナイ弾を放つ。ミジャグジ様と同レベルの交差弾が二人に襲い掛かる。
「お、おちつきなさい大妖精!」
「この浮気者おおおおおおおおお!!」
霊夢の言葉にも耳を貸さない。すると諏訪子が霊夢の前に立つ。
「落ち着くのはアナタよ霊夢」
「へ?」
ものすごく余裕たっぷりでふぅんと今にも聞こえてきそうな表情である。諏訪子は霊夢の腕を掴んで全速力で逃げ出した。
「だってこれ私が相手してないからただの八つ当たりにしかならないもの。逃げていいのよ」
「いや・・・その発想はなかったわ」
後ろのほうで復活したチルノの叫びが聞こえてきた。しかし霊夢はそれを聞こえなかったとして再び紅魔館へととんでいった。
一方紅魔館
「え?カエルが来る?こっちはそれどころじゃないのよ!止めなさい小悪魔!」
「いいんです!霊夢さんにふさわしい人になるには仕方ないんです!」
咲夜が図書館に居る二人組みに諏訪子を伝えようとしたら扉ごしでNOと言われた。軽いショックを受けたようだ。しかしすぐに立ち直り、おそらく今の時間帯寝ずにフランとお茶を飲んでいるはずのレミリアに報告に行く。
「え?昨日のマグナムランチャー諏訪子が来るって?しかも霊夢を連れて?」
「お姉さまマグナムランチャーじゃなくてバットーサイデーリア諏訪子じゃなかったっけ?」
「お嬢様がた、これは一大事です。あのカエルはおそらく案内はただの口実です。霊夢に取り入る話題を見つけただけです。だからあの巨大ロボ(前々作参照)で撃退してやりましょう!」
拳を高々と突き上げる咲夜。レミリアも頷くが少し心配そうな表情をする。
「でも動力は実は単三電池4本(パチュリーが練成した)よ?せいぜい動いて20分くらいよ?」
「その点は大丈夫です。我が紅魔館防衛部隊の人海戦術をお見せしましょう」
「咲夜さん私は?」
「美鈴は準備が出来るまで霊夢と気に入らないけどカエルを図書館へ案内して頂戴」
「わかりました」
……で…
「ん?諏訪子何かいった?」
「いいえ?あ、あれが紅魔館かしら?」
諏訪子が指差す先に赤い屋敷がある。しかしなぜか形が歪んだりしてる気がするが霊夢は気にしないことにした。
「霊夢さーん」
ふと下を見ると美鈴が手を振っている。
「今少し咲夜さんたちが準備してるんで図書館へ向かってくださーい!」
「わかったわーありがとー!」
そう言うと二人は先に進んだ。
「え!?私の出番終わりですか!?」
ん~…あるかも
「そうですか天の声」
~♪~♪
「ん?なんで図書館から神々しい歌が聞こえてくるのかしら?」
「これ聖歌ってやつね」
「ふーん…」
「まあ私とは全く関係ないのだけれど」
霊夢が図書館の扉を開けると音がさらに大きくなる。通路の奥を見るとパチュリーと小悪魔が壮絶な殴り合いをしていた。とりあえず二人は殴り合ってる二人の近くの本棚に隠れた。
「小悪魔やめなさい!」
「いやです!小悪魔じゃ巫女にはつりあわないんです!だからいっそ天使になるんです!」
「そもそも宗教が違うわ!さあこの悪○くんの曲を聞いて正気に戻りなさい!」
「愛されてるわねー」
「いや天使になられても困る」
ふと霊夢が入り口を見ると咲夜が手を振っている。
「準備が出来たから二人とも外に出て頂戴」
「準備ってなんだったのよ?」
霊夢が尋ねるが咲夜は黙ったままだった。
「さて、準備は本当になんなのかしら?」
「あーうー」
「どうしたのよ一体?変な声だして」
「何かこの家動いてない?」
動いてる。間違いなく屋敷は変形していく。物理法則なんか知るもんか!ここは幻想郷だぜ!
「おーっほほほっほほほほほおっほおえええええええええええええええええええ!」
「お嬢様お気を確かに!」
「大丈夫、朝からワイン飲んだのがいけなかったわ」
「どこのブルジョワですか!」
「お嬢様だから飲んでいいんだもーん」
ロボの中からそんな会話が聞こえる。とりあえず霊夢達は逃げ出す。しかしすぐに回り込まれてしまった!
「逃がさないわよそこの土着神!新参者のくせにいい度胸ね。このパーフェクトメイド長がフルボッコにしてあげるわ!」
ロボが諏訪子を指差す。素晴らしく指差した方向は間違っていた。
「このロボには嫌な思い出しかないわね…つぶされたし」
「そうなの?」
「ええ、まあ動力はしょぼいって噂聞いたから避けるだけで終わるわ」
ロボのパンチをかわす。真ん中の砲台から美鈴が発射される。
「出番ってこれですかあああああああ!」
何かわからないことを言いつつ諏訪子に飛んでいくが、直線的なので楽にかわされて地面に落下した。
20分後
「ちょっと霊夢!結構持つじゃないのよ!」
「おっかしいわね…」
二人とも息が上がってきた。パチュリーと小悪魔がいない分右腕と頭部は動かせないのだが、今回は咲夜が左腕を動かしている為攻撃力があがっていた。しかもパーフェクトと自分で言うだけあって正確に諏訪子を狙ってくる。
「ふふふ、この動力もすべてお嬢様と妹様のカリスマのお陰よ!」
「そう!私達は無限の動力を手に入れたのよ!」
「お姉さま…あとであの子達に休み与えたほうがいいわよ…」
諏訪子が美鈴(また戻ってきたところを弾丸に使用された)によりバランスを崩す。そこにパンチが飛んでくる。
「きゃあ!」
「諏訪子!」
霊夢が結界を貼るがあっさり突き破られる。
「終わりよ!」
ピタッ
「え?」
「ちょ、どうして動かないのよ!」
パンチは諏訪子の直前で止まった。それどころか足の動きも止まり完全に停止した。
「動力室!動力室!どうしたの!」
「隊長…もうだめです…全員…もう…動けません…」
「なんて肝心な時に!」
「私のカリスマでも足りないというの!?」
「だから言ったのに…お姉さまたち私の言うこと無視するから…人力発電なんて無茶だって」
咲夜たちはメイド達のダイエットも兼ねてメイドたちの走るエネルギーを動力としていたのだが、やはりそれも限界があった様で、とうとうロボは倒れた。
「…本当に幻想郷に来てよかったのかしら?ってか私連れてこられたのよね…」
「さあ?まあここの連中は特殊だし」
「ほかの人がまともなことを祈るわ…」
少し将来に不安を感じた諏訪子を連れて霊夢は次は白玉楼へと飛んでいく。
「まだよ…まだ私は負けてないわ…」
咲夜も10分後復活し二人のストーカーを開始した。
続く
…お…で………ま……は…お……で…
図書館組に笑った
>どーした霊夢ううううううう!!
『の』を入れて貰えるとありがたい。喋った人を脳内で永琳じゃなく魔理沙に
変換しちゃって
晴らしてくなって
晴らしたくなって
愛って凄いなあ・・・
妹様がとうしゅになる日も近い!かも?
それよりも、電池四本と人力ではあのロボを動かすとはw
>「フタエノ○ワミ、アッー」
ニコ厨な諏訪子に一言。
ニコ厨自重しろwww(褒め言葉
「フタエノ○ワミ、アッー!」→○ ですよ