ケース1:白玉楼の場合
「おはようございます、幽々子様」
「まあ妖夢、わざわざ起こしに来てくれるなんて嬉しいわ~」
「私は幽々子様の従者なのですから、これぐらい当然です」
「…すっかり大人びちゃったわねぇ、妖夢」
「無理もないですよ…幽々子様はちっとも働いてくれないし、
いつもわがままを言ってばかりだし…」
「仕事を増やすのが私のお仕事、ってわけね」
「寝言は寝てるときに言ってくださいよ」
「妖夢だって、昔は一人じゃ何もできなかったじゃない」
「…い、今と比べなくたっていいじゃないですか」
「可愛かったのよ、あの頃の妖夢…
すぐ私のところに泣きついてきちゃって、思い出すわ~」
「わ、私今はそんなことしません!!」
「ふふ、妖夢…」
「え?…あっ」
ケース2:紅魔館の場合
「お休みになられますか、お嬢様?」
「まだ暗くなる前だけど…昨日の宴会からぶっ通しで起きてるからねぇ、
流石に眠くなってきたわ」
「私と違ってお嬢様は夜行性ですから、あまり無理をなさらないでくださいね」
「…眠らないこと自体はそんなに問題じゃないのよ」
「夜は他に誰も起きてない、ということが問題なんですね?」
「寝てるところを叩き起こして回るって手もあるにはあるけど…
流石の私でもそんな真似しないわ」
「分かってますよ、お嬢様」
「…まあ、確かに話し相手さえいないってのは寂しいんだけどね」
「眠ってる時間ですからねぇ、普通の生き物は」
「私のこの寂しさを紛らわすために…咲夜ぁ、今日は一緒に寝てみない?」
「いえ、せっかくのお言葉ですが…丁重にお断りいたしますわ」
「…私と一緒に夜を明かすのはイヤ、ってこと?」
「とんでもございません、ただ…
起きがけにシャワーを浴びなければならなくなるのが少々面倒でして」
「…?なっ、さ、咲夜!
私だって、その、毎日お布団を汚してるわけじゃないんだからっ!!」
「はい、お嬢様の負けです」
「え?あー…もう、つい熱くなっちゃったわ」
ケース3:博麗神社の場合
「いや~、やっぱり霊夢の入れたお茶は美味いなぁ」
「あんたが好きなのはお茶じゃなくてお茶請けじゃない…」
「いいじゃないか、美味いもんは美味いんだよ」
「よくそんなに食べられるわねぇ、魔理沙」
「…さっきから私ばっかり食べてるな、そういえば」
「ばくばく食べてると太っちゃうでしょ?」
「しょーもないこと考えるんだなぁ、霊夢は」
「私のどこがしょうもないって言うのよ」
「よく考えてみろ、お前は美味いものよりも自分の体重を優先してるのか?」
「考えたことも無いわ、そんなの」
「呑気な霊夢のことだから、てっきりそんなもん気にしてないと思ってたんだが…」
「…がっかりされても困るんだけど」
「どっちにしろ、私は食べたいものを食べて生きるぜ」
「絶対後悔することになるわよ、魔理沙」
「さぁ、みすみす美味いもんを見逃す霊夢とどっちの後悔が大きいかな?」
「なんでそんなに嬉しそうなのよ…」
「余計なことを考えず生きる、ってのが私のモットーだからな」
「何言ってるんだか…」
「勝手に他人の人生論に呆れるのは構わんが、そんな調子じゃ毎日が楽しくないだろ?」
「ろくでもないことしか言わないわね…はぁ」
「ありゃ、なんでため息なんかついてるんだよ?」
「…。ようかん」
「なっ!?」
「おいおい霊夢、何も強制終了することはないじゃないか。
せっかくいい感じで続いてたのに…」
「はぁ、もういいじゃない。ゆっくりお茶くらい飲ませてよ。
全く、どうして急に流行りだしたのかしらね…『しりとり』なんて」
畜生、負けたぜw
が、それより気になることが・・・
>私だって、その、毎日お布団を汚してるわけじゃないんだからっ!!
ちょっとここのところを詳しく!
それはそれとしてしりとりはなかなかな妙技でした。
しりとりやりたくなって来たのでちょっと行って来ますね。
まさに妙技!
お見事!
……ところでおぜうさまの台詞についてkwsk
それはそうと、冒頭のゆゆ様が何かエロく感じたのは俺だけでせうか?
それとお嬢様のセリフについて詳しく聞かせていただこうか?
あと、おぜうせま
これはすごい…… びっくりだ。
こんな遊びがもっと現実でも流行らないかな?
完全にしてやられました。
で、お嬢様?