「それだぜ霊夢、ロン!リーチドラ12の数え役満!!ハハハ勝った、勝ったぜ霊夢に!」
「…ぇなかった?霧雨魔理沙」
「えっ?何を…」
「聞こえなかった?霧雨魔理沙」
「貴女の役は私が引き受けました。中のみ、頭ハネです」
「なっ、なんだと!私の数え役満が、奇跡がこんな中のみでき、き、消え…う…うふ…うふふふふふ」
「鼻が鈍ったわね、魔理沙。それは貴女が怯えているからよ」
「馬鹿な!幻想郷3賢人のバックアップにてゐの幸運、レミリアの運命操作まで味方の私が何に怯えるというんだ!」
「そうやって知識、幸運、運命を笠に着て努力した気になってる。でも本当に根底にある怯えに気がついていない。哀れね」
「ぐっ、わ、私は…」
「それともうひとつ。貴女は持ちうる人脈を全て用いて、私をこの勝負で孤立させようとしたらしいわね」
「そ、それは…」
「人妖を片っ端から懐柔していった。その結果としてその豪華なバックアップをつけたみたいだけど、彼女を味方にしなかったのは失敗だったわね」
「それは…新キャラで、しかも交友関係がアリス以上になかったし…」
「私が倒した者は全て私の友、その中でも気に入ったのは私の嫁よ。つまり魔理沙、貴女は私の…」
「えっ…」
「友達よ」
「わかってたよああ!でも期待くらいさせてくれよ!」
「私の近くにいると役が降りかかるわ」
「それよ雛、純チャン三色。裏が乗ってドラ4よ。この差込で逆転ね魔理沙、さあオーラスよ」
「そんな…十万点近くの点差が…」
「貴女が挑んだタッグ麻雀、負けたら…わかってるわね?」
「ま、まだだ!まだオーラス、私の親がある!レミリア!」
「任せなさい魔理沙!この私の運命を操る力で天和を…」
「よぉぉし!きたきたきた!!あと一枚!」
「その役も私が引き受けましょう」
「そんな、運命が!?」
「なんだと!?テンパイ止まり…くそっリーチ!」
「その役は私が流しましょう」
「ロン、白のみ」
「わあああああああ…」
終わった…。
魔理沙の背中が煤けてるぜ