小さな熱いネタ

　
　いつもの門の前
「じゃあな～中国～」
「うう～また負けた」
　あいからわず負け続けている紅美鈴
　いつものように
　お仕置きを受けながら
（はあ・・・何とかしないといけないんだけどな）　
　そう思っていた












　で・・・
「パチュリー様・・なにか良い方法ないですか」
「といわれてもね・・・何か探してみたら？」
　



　だから
「？何ですかこれ」
「ああそれ・・・結界の外から来たものなんだけど
　見れないのよね・・」
「少しお借りしますね」
「別にかまわないわよ・・」






　これを見ることが
「・・・これビデオだ・・・香霖堂に置いてあったのと同じ
　だから・・・確か門番倉庫にあったビデオデッキがあれば
　・・・」




　メイリンがクラスチェンジするために必要なことだったのだ
「・・・・そうか・・・この人も・・・」




　その理を見せられたメイリンに
「・・・負けて負けて・・今のこの人があるんだ・・・」



　倒れることは許されない
「・・・・倒れない・・心」

















　ビデオを見てから３日後
「やれやれ・・・またパチュリーから本をかりなきゃな」
　
　

　白黒がやってきた
「・・・何か珍しいものないかな～」



　しかしそこにたっていた門番は何か違っていた
「？なんか・・・違うな・・・今回の門番・・」



　メイリンはいつも来ている中華服を黒に染めていた
「イメチェンか？」
「・・・・」
　メイリンは一言もしゃべらない
「まあいいぜ・・・」




　マスタースパークを放つ
「・・・さて図書館に・・・！」
「・・・」
　メイリンは立っていた
　ぼろぼろになりながらも門の前に立っていたのだ
「・・・へへっそれなら・・・」
　ブレイジングスター
　目の前にいるものを全て吹き飛ばす一撃が　
　メイリンを襲い掛かるその瞬間
「だぁーーーっ！！！！」
　メイリンが吼えた
　そして




　スペカ
　豪腕一閃
　　『絶対門番は倒れない』

　突っ込んできた魔理沙の首にその腕をたたきつけた
　


　勝負はついた・・・
　その瞬間BGMがかかる
　BGM

　　　スカーレットソード
　　（紅き大きな剣）

　壮大なピアノの音楽が鳴り響く
　そして
　周りの門番隊から
　名前が連呼される
　遂にメイリンはビデオの中のあの人のように
　・・・・周りを感動させることが出来たのだ

「お疲れ様・・・美鈴・・」
「ありがとうございます・・咲夜さん！」
「・・・いったいなにがあったの？」
　魔理沙に負け続けたメイリンは
「・・・憧れの人が出来たんです・・・」
　そのビデオから
「始めは何度も何度も負けていた人なんですけど・・」
　・・・・感動をもらった
「・・・今ではその試合は・・」
　熱い魂を見せてもらった
「熱い魂と・・・感動を見せてくれるんです・・」










「で？その人の名前は」
「絶対王者の小橋健太さんです」



　おしまい
　

　小橋も始めは負けて負けて・・・それでも彼は頑張った
　そして今の彼があるのです・・・彼の身体は今は感動を
　させた代償でボロボロになっていますが
　もう一度リングに復帰するために頑張っているんです
　・・・美鈴もがんばれ









　

　おまけ
「いててっ・・・くそ～」
「ちょっと、魔理沙無理に動かないで・・・首が大変なことになっているんだから」
「・・ああ、すまんアリス」
「べっ、別にかまわないわよ・・・それよりもどうしたの？」
「・・いや～奪えなかった蒐集物があってな」
「魔理沙がうばえないものって・・・」
「・・・三冠ヘビーのベルトは奪えなかったぜ・・」
　
　おしまい