紅魔館門前にて
「今日は~とってもいい天気♪
だから本とか色々借りてくぜ~♪」
白黒登場
「うわパチュリー様が倒れてるときに!」
門番はコッペパン食べようとしてた手を止めた
お嬢様が寝ているこの時間、騒ぎを起こすのは非常にまずい
咲夜さんに怒られる=ご飯抜き
そんなこと考えてるうちに白黒はどんどん近づいてくる
その白黒の遥か後ろを紅い服が通り過ぎていった
助けてくれないかなと思ったがそんなことはなかった
あ、こけた。空中でどうやってこけるのだろう
「食事中悪いが通してもらう!マスタースパーク!」
「うわあああああああ
・・・・・・?」
「・・・?」
しかし何もおこらなかった!
「んんん?おっかしーな・・・壊れたか?」
「・・・」
「んー、こーりんとこ行ってみるか。またなー中国」
白黒退却
「突撃してこないでくださいよ~
・・・あぁ助かった。ご飯抜きは勘弁・・・って、あれ?」
コッペパンがない
足元を見る
「あああああコッペパンがあああああ!!」
「五月蝿いわよ美鈴!」
殺人ドール
紅魔湖に門番の悲鳴が響き渡った・・・
――――――――☆
森の上空にて
「パチュリー倒れたって聞くからお見舞いにクッキー焼いたけど・・・」
魔法の森のアリスさん
バスケットにはクッキー満載である
「味には自信あるのだけれど、パチュリーなんて言うかしら」
下を見るとなんか紅いのが通っていった
あ、こけた。
「『クッキーよりも貴女が欲しい』なんて言われたら・・・!」
何があったのだろう
「ハッ!何考えてるの私!?」
アリスは混乱している!
アリスは手をバタバタさせた!
「パチュリーはああだけど友達よ!そう友達!
マイソウルフレンド!
ってソウル!?しっかりして私!!」
一人で考え一人でテンパる
劇団ひとりである
「・・・あれ?何か忘れてるような?」
そのころ大図書館
「さあ来なさいアリス!私に甘いお菓子を!」
「熱40℃あるのに凄く元気ですね~パチュリー様」
――――――――☆
森の中
「何か落ちてきたと思ったらクッキーだったのかー」
さっき人が通り過ぎていったけど食べちゃいけないと教えられている
こけていったが気にしないことにした
「いただきまーす」
クッキーを頬張ろうとしたその時
ゴロゴロゴロ・・・
「んー?何か聞こえるのかー」
音がする方向には坂があったはずだ
ゴロゴロゴロ・・・
「何か近づいてくるのかー」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
「・・・屋台なのかー」
「とめてぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「あ、みすちー」
衝突により屋台は停止するも大破
店主軽傷 宵闇は吹っ飛ばされて行方不明
――――――――☆
博麗神社にて
「さて、掃除終わったしご飯にしますか」
巫女である
「厄神が来てたから何事かと思ったけど」
手にはようかん
「お裾分けに来てくれるなんていい神様よねー♪
お茶飲んでいけばよかったのに」
敷石につまずいていた神を思い出した
階段でこけなかったのが奇跡である
「さて、ようかんは後のお楽しみ・・・と、
まずは・・・
ええええええ!?」
「どうしたの霊夢!?」
居間で寝ていた鬼っ子登場
「すいかー・・・」
項垂れる少女一人
発した言葉は
「・・・・・・お米がない」
「・・・・・・マヨヒガいってみる?」
「・・・厄神のせい?」
「・・・違うと思う」
――――――――☆
妖怪の山
「ふぅ・・・散歩はいいものね」
厄神 鍵山雛
その服はだいぶ汚れている
「おかえりー・・・って雛ちょっと」
「なに穣子ちゃん」
「なにって・・・厄漏れてるわ」
「あら?・・・あらららら。気づかなかったわ」
「ドジッ子ね雛ちゃん。
早く集め直したほうがいいわ~」
「そうするね静葉ちゃん。
急いでいってきます」
雛は走り出した!
しかしこけた!
「あいたたた・・・うぅぅ穣子ちゃん痛いわ」
「なんで私に聞くのよ
そしてなんで何もないところでこけるの。
飛べばいいじゃない」
「なるほど、忘れてたわ。
ごめんね穣子ちゃん」
雛は謝りながら空を飛ぼうとした!
しかし前方の樹にぶつかった!
(昔からこうなの静葉?)
(昔からこうよ穣子ちゃん)
「きゅ~・・・」
こうして数日間、厄神様の通った道は不幸に見舞われた
通行人に何かしら不幸が降りかかったのは言うまでもない
――――――――☆
守矢神社
「神奈子様ぁーーーー!」
「どうしたの早苗。そんな大声上げて」
「諏訪子様が河流れを!」
「ええええええええ!?」
雛かわいいよ雛