大丈夫。大丈夫だ。
昨日あれほど一生懸命文面を考えたではないか。
昨日あれほど今の状態は嫌だって思ったではないか。
だから、言うんだ、好きだって!
「あ、あの……こ、これ読んでください!」
*
「よし言ったわ言ったのね言ったんだわ言ってやってやるぜ!」
目の前できゃあきゃあと真っ赤になって暴れ回る自分の主を見て、ドクター、もう手遅
れです。仕方ない、黄色い救急車を用意してくれ。と目で会話したという。
「ああでもああでも読んでくれるかしら霊夢ったら読んでくれるかしらかしらったらかし
ら!」
あうんあうんとぐにぐに踊り出すこの主を部下の一人が指を差し、もう一人がシッ見ち
ゃ行けませんと手で覆い隠す。
と、その時チャイムが鳴った。
「……だ、誰? 霊夢?
……い、いえまさか……でも、そんな……」
いきなりおたおたする我が主を見て溜息を吐く(フリ)をする部下一同。結局、その内
一人が気を利かせてドアを開けると、彼女の思い人――が、そこに居なかった。
「あ、なんだ。あんたなの」
「あんたとは酷いな。せっかく返事を返しに着たって言うのに」
返事? さて何の返事なのだろうか? 彼女と部下一同はさっぱり判らなかった。
「……なんの事?」
「つれないな、ホレ」
彼女の答えに、客人はエプロンドレスの一枚の紙を取りだした。それは手紙だった。彼
女が霊夢にあてた――。何故こいつが持っている?
「いやあ博麗神社出ようとしたらお前が待ちかまえてラブレター渡されるだなんてなあ。
はっはっは」
「ち、ちがっ……」
それは博麗霊夢宛に出したモノだ――、と言おうとした。
言えなかった。自分の口に何かがふさがっていた。
目の前の客人の、唇だった。
「――これが回答だぜ。じゃあな?」
そそくさ、とまるで照れているかのように客人、霧雨魔理沙は退却していった。
彼女は、その場にへたり込んだ。
「何で……何でこうなるのようーーーーーー!」
デンジャラス!
「え? 何このナレーション!」
そう!
恋愛事は危険が一杯!
告白するなら気を付けて!
「もう遅いわよう!」
そうさ僕らにゃ知識が必要!
ついでにエロスもそれなり必要!
「え、エロスって何?」
そろそろ元ネタ判ったところで言ってみましょう恒例のっ……
「元ネタって何? 恒例って何? 何なのよう!」
うぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~………っっ、
ワナッ!
(この番組は、何時も貴女のお尻に座薬を――「うどんげ製薬」
冥界良いトコ一度はおいで――「ホテル白玉楼」
名前で呼んで下さい――「門番・中国」
⑨
の、提供でお送りします)
「ねえ……ねえ、これ、何? 何なの? 誰か、教えて?」
ワナッ!
「……はあ……」
『恋愛ワナシリーズ』
まずっ!
「ど、どうしよう……と、とりあえず、誤解を解かないと。こういうのはずるずる引き延
ばしていたらとんでもない事に……よし、明日! 今日はもう寝る! これ以上起きてた
ら泣いちゃう!」
――翌日
「ごーがーい! 号外! ごーがいですよー! 幻想郷で1,2を争う引き籠もりことア
リス=マーガトロイドが幻想郷一のスピード狂、もとい霧雨魔理沙に告はウワナニヲスルタスケ(tbs」
「何処で見ていた貴様ーっ!
というか思いっきり捏造じゃない!」
「何を言うんです! ペンは剣より強いんです! つまりペンを持つ者は世界を制するい
や寧ろ私が世界イコールゴッドさあ私を崇め奉り(呪詛『首吊り蓬莱人形』
次の日になんとかすればいいや!
――と思っていたら既に幻想郷中にウワサを
バラ撒かれていたワナ!
「くう……このビラの散らばり具合からもう幻想郷中に私と魔理沙が付き合ってるなんて
怪情報が流れてるに違いないわ!
こうなったら強硬手段よ!」
「ん? 何がだ?」
「勿論魔理沙に嫌いって言うのよ!
って魔理沙なんでこんな処にー!?」
と魔理沙の前で堂々と嫌いと言ってみるも――
「やだなあ何テレてんだよアリス。私は知ってるんだぜ――昨日、告白された時に感じた、
お前の――そう、突撃ラブハート!
だから私もお前に帰す、お前にラブハァトッ!」
――あっさりかわされるワナ!
「い、いやだから! 私魔理沙にラブなんて無いんだってば!」
「はっはっは。照れなくたっていいじゃないか。
まったくアリスはたまらないツンデレだな」
「何ツンデレって! というかハナシを聞けぇ!」
「あがるぜー」
「勝手に人の家に入るなー!」
「おかまいなくだぜ」
「構うわい!」
「おー、意外と綺麗にしてるんだなあ……」
「……もう勝手にして」
「ん? どうしたアリス?」
「出かけてくる……」
「夕飯までには帰ってこいよー」
「もう駄目……あいつはもう何言っても聞いてくれない……、
そうよ――あいつが勝手にやるんだったら私だって!
こうなったら私だって霊夢と!
霊夢と無理心中よ!」
と勢いのままに博麗神社に特攻するも――
「れいむぅー、血かおっぱい吸わせてぇー」
「霊夢ー、吟醸酒持ってきたよー。ワカメ酒呑もうワカメ酒」
「あらあら、まったくもうみんな子供ねえ。ねえ霊夢、後で夜明けのコーヒーなんてどう?」
「はいはいあんた達黙れ」
「「「えー」」」
幻想郷最強と唄われる三人が霊夢といちゃついてる?のを
見てしまい、かなわねえ! と心を挫けさせるワナ!
「霊夢って、あんなにモテモテだったんだ……そう、よね。霊夢って可愛いもんね。私な
んかじゃ、駄目だよね……」
失意のまま家に帰ったら
「…………ただいま」
「おう、お帰りアリス」
裸エプロンで魔理沙が料理していたワナ!
「――」
「待ってなー。今ご飯が出来るからよ」
「――」
「今日はご飯とみそ汁だぜ」
「――あ」
「? どうした、アリス」
「――あんた何よその破廉恥な格好はー!」
「似合うか? ……結構、恥ずかしいんだぜ、これ」
「……もう私にどうしろと……」
「ああもう――こんな大事な時に上海と蓬莱は何やってるの?」
「ん? 上海人形と蓬莱人形なら、料理を手伝って貰ってるぜ」
「え?」
「シャンハーイ」(魔理沙の姐さん、塩加減はこんなもんでどうで?)
「お、良い感じじゃないか」
「ホラーイ」(こっちも大根と人参のサラダ出来上がりましたぜ。
今日のご飯はいい感じだぜ)
「シャンハーイ」(スミマセンね魔理沙の姐さん、
料理を手伝って貰って)
「ホラーイ」(これからもあっしらの親分を宜しくお願いしまっせ)
「ははは、もうちょっと待ってろよ」
しかも既に家族のウケはバッチリなワナ!
「あ、あの、上海? 蓬莱?」
「シャンハーイ」(邪魔ッスよ親分。
手伝わないなら上で待っててくだせえ)
「……はい」
そして上海人形に邪険にされるワナ!
「家が……家が、魔理沙に乗っ取られていく……どうしよう。どうすれば――逃げる?
逃げてしまおうか? 一度、何もかも見捨てて逃げてしまおう。そうだ、そうしよう。
ママに事情話せば匿ってくれる筈だし!」
こうなったら、実家に雲隠れ――と思ったその時!
「郵便でーす。魔界の神綺さんからです」
「ママから? 何だろう……」
『新聞読んだわ。結婚おめでとうアリスちゃん。
嬉しいけど、ママちょっと悲しいわ。でも我慢するわ。だって娘に旦那様が出来ただな
んて。おめでとう。
幸せにね? アリスちゃん』
――既に退路は塞がれてたワナ!
「……え、ええと。あの新聞、魔界まで? ……ん? 続きが?」
『ああそうそう、孫の顔、早く見せてね?』
「何物理的に無理な事言ってるのママー!」
「い、いやでも、事情を話せば判ってくれる――ん?
二枚目がある?」
『それとね。一ヶ月はこっちに帰って来ちゃ駄目よ?
夢子ちゃんたら妹に先を越されたのが凄い悔しかったのか今アメ横行って黄色いジャー
ジとギャバンの中のヒトからレーザーブレード貰いに行ってるわ♪
出かける前の一言は「ヤッヂマイナー!」だったわ。
あと、ユキちゃんとマイちゃんもアリスちゃんを取られたのが悔しかったのか確率統計
学を学びにリブリアという国に留学に行っちゃったわ。
もう、あの子たちったらすぐに映画に影響されるんだから。
というわけで頑張って凌いでねアリスちゃん!
多分ボムが幾つあっても足りないと思うけど!』
――そして逃げ場は無い事を知るワナ!
「危険なの判ってるなら、止めたっていいじゃないママ……」
『ごめんね、お母さん弱いから、ごめんね?
止められないお母さんを許してね?
じゃあ、お幸せにね?』
「……教えて、幸せって何処にあるの?」
「……もう、どうでもいいわ……」
「おーい、アリス、ご飯出来たぞ……アリス?」
絶望のフチに浸っているその時に、
「魔理沙……?」
「どうしたんだアリス? 身体の具合でも悪いのか?」
優しさに触れられて
「魔理沙っ! 魔理沙ぁっ!」
「……アリス。良いんだぜ、アリス。幾らでも泣いて……」
つい、心と身体を許してしまうワナ!
そして次の日の朝
「……」
隣で安らかに寝る魔理沙の笑顔を見ながら、
「……何、やってるんだろう、私」
と言いつつも全て手遅れなワナ!
「ん、ぅ……幸せになろうぜー、アリスー。むにゃむにゃ」
「……幸せって、何?」
――どうか、どうか気を付けて欲しい。
女の子の告白はワナで一杯なのだ!
「よっしゃアリス! 幸せになろう!」
「……ホント、何でこうなっちゃったんだろう?」
ワナで一杯なのだ!
恋愛ワナシリーズ おしまい
おまけ その後のアリスと魔理沙
「なあアリス……子供が、出来たみたいなんだ」
「……………え?」
愛の奇跡が起こるワナ!
「愛? そんなのあったの? 何処に? ええ、何処に?!」
「何言ってるんだよ、アリス、あんなに激しかったクセに……。
このスケベ。
でも、嬉しい――」
「……うう、教えて、なんでこうなったの?」
おまけ おしまい
昨日あれほど一生懸命文面を考えたではないか。
昨日あれほど今の状態は嫌だって思ったではないか。
だから、言うんだ、好きだって!
「あ、あの……こ、これ読んでください!」
*
「よし言ったわ言ったのね言ったんだわ言ってやってやるぜ!」
目の前できゃあきゃあと真っ赤になって暴れ回る自分の主を見て、ドクター、もう手遅
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「ああでもああでも読んでくれるかしら霊夢ったら読んでくれるかしらかしらったらかし
ら!」
あうんあうんとぐにぐに踊り出すこの主を部下の一人が指を差し、もう一人がシッ見ち
ゃ行けませんと手で覆い隠す。
と、その時チャイムが鳴った。
「……だ、誰? 霊夢?
……い、いえまさか……でも、そんな……」
いきなりおたおたする我が主を見て溜息を吐く(フリ)をする部下一同。結局、その内
一人が気を利かせてドアを開けると、彼女の思い人――が、そこに居なかった。
「あ、なんだ。あんたなの」
「あんたとは酷いな。せっかく返事を返しに着たって言うのに」
返事? さて何の返事なのだろうか? 彼女と部下一同はさっぱり判らなかった。
「……なんの事?」
「つれないな、ホレ」
彼女の答えに、客人はエプロンドレスの一枚の紙を取りだした。それは手紙だった。彼
女が霊夢にあてた――。何故こいつが持っている?
「いやあ博麗神社出ようとしたらお前が待ちかまえてラブレター渡されるだなんてなあ。
はっはっは」
「ち、ちがっ……」
それは博麗霊夢宛に出したモノだ――、と言おうとした。
言えなかった。自分の口に何かがふさがっていた。
目の前の客人の、唇だった。
「――これが回答だぜ。じゃあな?」
そそくさ、とまるで照れているかのように客人、霧雨魔理沙は退却していった。
彼女は、その場にへたり込んだ。
「何で……何でこうなるのようーーーーーー!」
デンジャラス!
「え? 何このナレーション!」
そう!
恋愛事は危険が一杯!
告白するなら気を付けて!
「もう遅いわよう!」
そうさ僕らにゃ知識が必要!
ついでにエロスもそれなり必要!
「え、エロスって何?」
そろそろ元ネタ判ったところで言ってみましょう恒例のっ……
「元ネタって何? 恒例って何? 何なのよう!」
うぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~………っっ、
ワナッ!
(この番組は、何時も貴女のお尻に座薬を――「うどんげ製薬」
冥界良いトコ一度はおいで――「ホテル白玉楼」
名前で呼んで下さい――「門番・中国」
⑨
の、提供でお送りします)
「ねえ……ねえ、これ、何? 何なの? 誰か、教えて?」
ワナッ!
「……はあ……」
『恋愛ワナシリーズ』
まずっ!
「ど、どうしよう……と、とりあえず、誤解を解かないと。こういうのはずるずる引き延
ばしていたらとんでもない事に……よし、明日! 今日はもう寝る! これ以上起きてた
ら泣いちゃう!」
――翌日
「ごーがーい! 号外! ごーがいですよー! 幻想郷で1,2を争う引き籠もりことア
リス=マーガトロイドが幻想郷一のスピード狂、もとい霧雨魔理沙に告はウワナニヲスルタスケ(tbs」
「何処で見ていた貴様ーっ!
というか思いっきり捏造じゃない!」
「何を言うんです! ペンは剣より強いんです! つまりペンを持つ者は世界を制するい
や寧ろ私が世界イコールゴッドさあ私を崇め奉り(呪詛『首吊り蓬莱人形』
次の日になんとかすればいいや!
――と思っていたら既に幻想郷中にウワサを
バラ撒かれていたワナ!
「くう……このビラの散らばり具合からもう幻想郷中に私と魔理沙が付き合ってるなんて
怪情報が流れてるに違いないわ!
こうなったら強硬手段よ!」
「ん? 何がだ?」
「勿論魔理沙に嫌いって言うのよ!
って魔理沙なんでこんな処にー!?」
と魔理沙の前で堂々と嫌いと言ってみるも――
「やだなあ何テレてんだよアリス。私は知ってるんだぜ――昨日、告白された時に感じた、
お前の――そう、突撃ラブハート!
だから私もお前に帰す、お前にラブハァトッ!」
――あっさりかわされるワナ!
「い、いやだから! 私魔理沙にラブなんて無いんだってば!」
「はっはっは。照れなくたっていいじゃないか。
まったくアリスはたまらないツンデレだな」
「何ツンデレって! というかハナシを聞けぇ!」
「あがるぜー」
「勝手に人の家に入るなー!」
「おかまいなくだぜ」
「構うわい!」
「おー、意外と綺麗にしてるんだなあ……」
「……もう勝手にして」
「ん? どうしたアリス?」
「出かけてくる……」
「夕飯までには帰ってこいよー」
「もう駄目……あいつはもう何言っても聞いてくれない……、
そうよ――あいつが勝手にやるんだったら私だって!
こうなったら私だって霊夢と!
霊夢と無理心中よ!」
と勢いのままに博麗神社に特攻するも――
「れいむぅー、血かおっぱい吸わせてぇー」
「霊夢ー、吟醸酒持ってきたよー。ワカメ酒呑もうワカメ酒」
「あらあら、まったくもうみんな子供ねえ。ねえ霊夢、後で夜明けのコーヒーなんてどう?」
「はいはいあんた達黙れ」
「「「えー」」」
幻想郷最強と唄われる三人が霊夢といちゃついてる?のを
見てしまい、かなわねえ! と心を挫けさせるワナ!
「霊夢って、あんなにモテモテだったんだ……そう、よね。霊夢って可愛いもんね。私な
んかじゃ、駄目だよね……」
失意のまま家に帰ったら
「…………ただいま」
「おう、お帰りアリス」
裸エプロンで魔理沙が料理していたワナ!
「――」
「待ってなー。今ご飯が出来るからよ」
「――」
「今日はご飯とみそ汁だぜ」
「――あ」
「? どうした、アリス」
「――あんた何よその破廉恥な格好はー!」
「似合うか? ……結構、恥ずかしいんだぜ、これ」
「……もう私にどうしろと……」
「ああもう――こんな大事な時に上海と蓬莱は何やってるの?」
「ん? 上海人形と蓬莱人形なら、料理を手伝って貰ってるぜ」
「え?」
「シャンハーイ」(魔理沙の姐さん、塩加減はこんなもんでどうで?)
「お、良い感じじゃないか」
「ホラーイ」(こっちも大根と人参のサラダ出来上がりましたぜ。
今日のご飯はいい感じだぜ)
「シャンハーイ」(スミマセンね魔理沙の姐さん、
料理を手伝って貰って)
「ホラーイ」(これからもあっしらの親分を宜しくお願いしまっせ)
「ははは、もうちょっと待ってろよ」
しかも既に家族のウケはバッチリなワナ!
「あ、あの、上海? 蓬莱?」
「シャンハーイ」(邪魔ッスよ親分。
手伝わないなら上で待っててくだせえ)
「……はい」
そして上海人形に邪険にされるワナ!
「家が……家が、魔理沙に乗っ取られていく……どうしよう。どうすれば――逃げる?
逃げてしまおうか? 一度、何もかも見捨てて逃げてしまおう。そうだ、そうしよう。
ママに事情話せば匿ってくれる筈だし!」
こうなったら、実家に雲隠れ――と思ったその時!
「郵便でーす。魔界の神綺さんからです」
「ママから? 何だろう……」
『新聞読んだわ。結婚おめでとうアリスちゃん。
嬉しいけど、ママちょっと悲しいわ。でも我慢するわ。だって娘に旦那様が出来ただな
んて。おめでとう。
幸せにね? アリスちゃん』
――既に退路は塞がれてたワナ!
「……え、ええと。あの新聞、魔界まで? ……ん? 続きが?」
『ああそうそう、孫の顔、早く見せてね?』
「何物理的に無理な事言ってるのママー!」
「い、いやでも、事情を話せば判ってくれる――ん?
二枚目がある?」
『それとね。一ヶ月はこっちに帰って来ちゃ駄目よ?
夢子ちゃんたら妹に先を越されたのが凄い悔しかったのか今アメ横行って黄色いジャー
ジとギャバンの中のヒトからレーザーブレード貰いに行ってるわ♪
出かける前の一言は「ヤッヂマイナー!」だったわ。
あと、ユキちゃんとマイちゃんもアリスちゃんを取られたのが悔しかったのか確率統計
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というわけで頑張って凌いでねアリスちゃん!
多分ボムが幾つあっても足りないと思うけど!』
――そして逃げ場は無い事を知るワナ!
「危険なの判ってるなら、止めたっていいじゃないママ……」
『ごめんね、お母さん弱いから、ごめんね?
止められないお母さんを許してね?
じゃあ、お幸せにね?』
「……教えて、幸せって何処にあるの?」
「……もう、どうでもいいわ……」
「おーい、アリス、ご飯出来たぞ……アリス?」
絶望のフチに浸っているその時に、
「魔理沙……?」
「どうしたんだアリス? 身体の具合でも悪いのか?」
優しさに触れられて
「魔理沙っ! 魔理沙ぁっ!」
「……アリス。良いんだぜ、アリス。幾らでも泣いて……」
つい、心と身体を許してしまうワナ!
そして次の日の朝
「……」
隣で安らかに寝る魔理沙の笑顔を見ながら、
「……何、やってるんだろう、私」
と言いつつも全て手遅れなワナ!
「ん、ぅ……幸せになろうぜー、アリスー。むにゃむにゃ」
「……幸せって、何?」
――どうか、どうか気を付けて欲しい。
女の子の告白はワナで一杯なのだ!
「よっしゃアリス! 幸せになろう!」
「……ホント、何でこうなっちゃったんだろう?」
ワナで一杯なのだ!
恋愛ワナシリーズ おしまい
おまけ その後のアリスと魔理沙
「なあアリス……子供が、出来たみたいなんだ」
「……………え?」
愛の奇跡が起こるワナ!
「愛? そんなのあったの? 何処に? ええ、何処に?!」
「何言ってるんだよ、アリス、あんなに激しかったクセに……。
このスケベ。
でも、嬉しい――」
「……うう、教えて、なんでこうなったの?」
おまけ おしまい
- ■神綺さまの歩いてお帰り
,. -- 、
,' , '⌒,ノ
.__ i/ ´
,,.. '´ ̄ (__)r'ヽ
/ ` ´`ヽ
,' ,、 ',
! 、 i i ハi. !-! 、 i i
i i i ´i `,. - 、iノ| .|
レV!. i. '´` .i |. | 孫の顔が楽しみね♪
i.八 r ┐ / | |
l.|ゝ.>,..、_,,.. イノ レハ.. |
レ| l | ,.イ-ーニノト.ー 、i |
.| l ,.ヘ、ニ_ノノ `ヽ !
.|. / //不\ヽ `ヽ
ていうか修羅さんがこっちに来るの久しぶりですね。
どうしましょう、コレは死人が出ますよ?
貴方様のその幻想に感服します。というか幻想というよりコレは…。
俺の青春が、俺のバイブルが、今、ここに!!
んじゃ、あれだ。
アリス達の家族は、トラップ一家というわけd(首吊り蓬莱人形
と、とりあえずっ
ばんじゃーい! ばんじゃーい! ばんじゃーい!!!
突撃ラブハートがツボでしたよ。でもお前にってつけると死んじゃうよ!w
それ以外は面白すぎてばんじゃいしてたから分からなかった。
つまるところGod Jobです!!Good Jobではなく
そう言いたくなるほどに、この罠は、余りにも避けがたい。