Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

慧音のとある1日

2005/10/17 03:07:44
最終更新
サイズ
3.4KB
ページ数
1
幻想郷の中でも比較的人里に近い位置にある一軒の小屋、そこには一人の少女が住んでいる。
今回はその少女のとある1日を見ていこう。


「ぅんっ・・・・・・今日もいい朝だ」
と窓を見ながら少女、上白沢慧音は呟く。

窓からは早朝の柔らかい陽光が差している、彼女の言う良い朝、とはこの事だろう。
目覚めて少し経ったころ、彼女は立ち上がり、寝巻きからいつもの青を基調とした服に着替え、顔を洗い、身なりを整える。
「さて、今日の朝飯は何にしようかなーっと」
とややご機嫌な様子で台所に立つ、そして手馴れた手つきでかまどでご飯を温め、それと平行して葱と豆腐を切る。
切り終えた葱と豆腐をそのままにして湯を沸かす、そして沸騰したお湯に味噌を少量入れて溶かし、完全に溶けたのを確認してから先ほど切った物を鍋に入れる。
よくある味噌汁が完成した頃にご飯も炊き上がり、完成。

「さて、それじゃ頂きますか」
と慧音はいつもどおりの朝食タイムに入る。
メニューはご飯と味噌汁、あとは漬物と極めて普通の朝食。
「あ、この漬物いい感じに漬かってる」
などとたまに食事に関する感想を言いながら彼女の食事時間は終了する。


食事の後片付けも終わり、やることが無くなった慧音はふと外に出る。
たまには幻想郷を歩き回ってみるのもいいかも知れないな、と思い、自宅を後にする。

歩きながら幻想郷の歴史を思い浮かべつつ最初に辿り着いたのは紅魔館。
「・・・・・よりにもよって何でここが一番最初の場所なんだよ・・・・」
地理の勉強ついでに散歩していた慧音だが少し苦い顔をしながらその場を後にした慧音、ここの住人にかかわるとろくな事が無い、と思い若干急ぎ足で次の場所へ向かう。


紅魔館からやや長く歩いた後ついたのは博麗神社、ずいぶん階段が苔むしたりして歩き辛いがそれでも飛んでお邪魔するのは少々失礼かと考え、階段から入ることにした慧音。

階段を登り切り、境内に入ると同時にやや大きめの声で
「お邪魔しまーす」と呼びかける。
するといつも通り掃除をしていた霊夢はそれに気づいたようで
「はーい・・・って、え?」
と少々戸惑った感の声を出す、流石に珍しい訪問者なので多少なりとも驚いたのだろう。

「・・・・で何であんたはここにきた訳?」
「いや、ただ暇だったこととここいら辺の地理を確認したかっただけだが」
「ふーん・・・ま、私もちょうど掃除が終わったところだったしお茶でも飲んでいったら?」
「そういうなら遠慮なくいただくよ」
と返事を聞いた霊夢はお茶を取りに台所へ向かい、すぐに戻ってきた。
慧音と自分の間にお茶と急須を置く霊夢、注ぐのは自分でね、といって自分の湯飲みに緑茶を注ぐ霊夢。
「さすがに私の分まで入れてくれるほどサービスは良くないな」
と薄く笑いながら慧音もお茶を注ぐ。
「当たり前でしょ、ここは神社であって喫茶店じゃないんだから」
と霊夢も笑いながら返す、それにつられたのか慧音は笑顔を向ける。



・・・・・・しばしの沈黙、縁側に響くのはお茶をすする音だけ。
そして最初に切り出したのは慧音だった。
「そういえば霊夢」
「ん、どうかした?」
「最近ここらの歴史をのぞいてみて思うんだけどなんか妙な来客者が多くないか?」
「勝手に歴史を見るな、まぁそれはいいんだけどその妙な来客者って何よ」
「まぁあの白黒はいつものことだから気にしないとして何であの吸血鬼とか亡霊、あとその従者がよく来るんだ?」
「それに関しては私もさぁ?としか答えられないわ、そういうのは本人に聞くものよ」
「そうかもな、すまないな、変な質問して」
と笑いながら謝る慧音、それに対して霊夢は
「気にする必要はないと思うわ、多分」

と2人が雑談しているところへ例の白黒、魔理沙の声が響く。
「おーーい、霊夢ーいるかーっ!」

「そんなに叫ばなくたって聞こえてるわよー!」
と若干怒気混じりで答える霊夢と
「さて、私はなんと言われるかな」
とのんびり構える慧音だった。


魔理沙がきた事によってその後は話と弾幕で盛り上がったのはいうまでもない。
それに関して慧音はこう思ったという。


「案外積極的な交流も悪くはないな」と。
はじめまして、SS書き、投稿共に初めての紫苑というものです。

個人的に気に入っている慧音を主に若干な第3者視点で書いて見ましたがどうでしょうか。
最初は本家(?)の方に投稿しようと思ったのですが自身がなくてこちらに投稿させて頂きました。


ちなみに慧音をはじめとする登場人物の性格は良く分かってないので自分の想像で書いたので間違いが多発しているかもしれませんが見て見ぬ振りをしてください(死)

あと終わり方が中途半端でごめんなさい。
紫苑
コメント



0. コメントなし