「ブベラッ!」
「またまたやらせていただきましたァン!」
さわやかな悲鳴の言葉が、澱みきった永遠亭にこだまする。
輝夜様のお屋敷に集う兎たちが、今日も徹夜で残業をしたプログラマーのような無垢な
笑顔で、長い廊下を歩いていく。
汚れを知らない心身を包むのは、様々な色の毛。壁や床を
傷つけないように、屋敷の廊下は汚さないように、ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
もちろん、仲間に罠を仕掛けたり、それに掛かって悲鳴を上げるといった
はしたない兎など存在していようはずも無い。
永遠亭。
ここは、兎の園。
「うぅぅぅぅ………。」
罠にかかった鈴仙が、廊下で伸びている。その顔には何かがぶつかったあとが、くっきり残っている。
「あはははは、こんな罠に何度もかかるなんて、鈴仙は修行が足りてないねー。それじゃ、この人参は貰っていくよ~」
それを見て笑っているのはご存知永遠亭の詐欺師、因幡てゐである。
ちなみに、どうしてこんな事になっているのかというと。
今日も鈴仙が師匠こと八意 永琳の部屋で手伝いをし終り、出て行こうとした時
「鈴仙、ありがとね。これはいつも私の手伝いをしてくれるお礼よ」
と、滅多にお礼を言わないというか絶対お礼なんか言わない永琳が、はい、と味良し栄養良し見た目良し(永琳談)の高級人参をくれたのだ。
思わず鈴仙が「何、心にも無い事言ってんだ」とか「アンタ本当に師匠か」とか「ていうか残虐非道悪鬼羅刹の師匠がこんな事言う訳無いやん」とか思ってしまったくらいだ。
それが顔に出て地獄突きを食らったのは、まぁ詮無いことである。
「ゲホゲホ…ず、ずいません。でも、本当にくれるんですか?」
「そんなに意外かしら…」
「そりゃぁも……そんなわけ無いじゃないですか、師匠なら日常茶飯事の事ですよね!」
「嘘が見え見えじゃイアントスイング!」
「まっすぐ飛んでるつもりでもぐるぐる回っているー!?」
とまぁそんなこんながあって浮かれて歩いていた鈴仙を、それを聞いてたてゐが罠に嵌めたのだ。
ちなみに罠とは「鈴仙、上向いて」「ん?何ブベラッ!」と、上を向いた瞬間に、落ちてきたタライとまさにディープキスを交わしたのである。
「っていうか、アンタ詐欺師でしょ!罠は違くない!?」
「あ~聞こえんなァ?」
「うっわむかつく!」
「というわけで、この超高級人参「眼D寸人参」は貰っていくわ!」
「あぁ!それは師匠が、ほんっっっっっっっっとに偶にしかない善意でくれた大切な人参なの!お願いだから持ってかないで!」
「知ってるわ!だから頂くんじゃない。っつーわけで、アディオス!」
「私の人参ー!!」
「という訳なんですよ!」
「ふぅん、それで私に助けを求めに、部屋の襖蹴破ってきたわけね?」
ここは永遠亭の中、永琳の部屋。
今朝方、てゐに人参を取られた鈴仙が「師匠、強くなる薬よこしてプリーズ!」と言いながら
襖にドロップキックをキメて入ってきたのである。
勢いがとまらず、そのまま永琳にまでキマってしまったのはご愛嬌。しこたま殴られて済んだだけでも幸運である。
「あの子もあの子だけど、毎回そんな罠に引っかかる貴方も貴方ね。薬に頼らず修行でもしなさいよ」
「してますよ、毎日毎日血の滲むような特訓を!でも全然駄目なんです…だから後は薬しか!」
はぁ、と永琳は溜め息を吐き、
「あのねぇ、どうしてそうなるのよ」
「だって、毎日特訓しても効果がでないんですよ?そしたら、後は薬しか思いつかなくて…」
確かに、ここ最近鈴仙は毎日多く修行をしている。
てゐの罠に掛かった日は必ずと言っていいほど徹夜で特訓をしていて、最初の頃こそ次の日は眠ってしまっていたが、最近は仕事はキチンとこなせるようになるほど体力がついていた。なのだが、一向にてゐの罠はよけられないのである。
「あのね…一回でも薬に頼ってしまえば、これからずっと駄目なときは薬に頼るようになっちゃうわよ?」
「う…でも!」
「第一、薬は最終手段よ。副作用を限りなく少なく出来ても、無いって訳じゃないんだから………可愛い愛弟子にそんな薬出せる訳ないでしょう?」
と、永琳は愛しい我が子に向ける母親の様な笑顔を浮かべながら言った。
「師匠……」
あぁ、やっぱりこの人は私の師匠なんだ。私の事をこんなにも思ってくれているんだ。
鈴仙は師匠の愛というものを、噛み締めていた。
「人体実験はいいんですか?」
「だからね、他の方法を探しましょう?」
軽やかに鈴仙の問いかけを無視する永琳。
「そうねぇ…最近修行に付き合って上げられなかったしね。でも、今私は新しい薬の精製中だし…かといって、姫に頼むわけにもいかないし…」
う~ん、と唸りながら考える。
「そうだ!ウドンゲ、貴方いい機会だから旅をしなさい。」
「旅、ですか?」
何言ってんだこの自称天才は、という顔で問い返す鈴仙。
「そう、旅。つまり他の人と戦って修行しなさいって事よ。そうすれば色んな経験が積めるからね」
と、鈴仙にアイアンクローをキメながら答える永琳。
「いだだだだだ!それはいい考えですねそれがいいですいますぐしましょうですからこの手話して!」
「じゃぁ、早速行って来なさい」
「いたたた…。でも、何処へいけばいいんですか?」
「博麗神社にでもいってみたら?ちゃんと修行のためって言えば、悪いようにはされないと思うわ」
「はぁ…。わかりました。では、行って来ます」
永琳の手から開放された頭を抑えながら、部屋から出て行く鈴仙。
(何だかんだ言っても、やっぱり師匠は私の事考えてくれるんだなぁ)
そう思いながら、後は私で実験するのやめてくれればなぁ…、と囁きながら永遠亭を後にする鈴仙だった。
博麗神社。ここは神社の癖に、妖怪とか人間超えちゃってる人とか悪霊とかがいる、まさに危険がデンジャラスな場所である。
そして、ここにはその巫女、博麗 霊夢が住んでいる。
神社に降り立つと、博麗 霊夢が縁側でお茶を飲んでいるのが見えた。
「どうも、こんにちは」
「あら、あんたは確か…」
「鈴仙・優曇華院・イナバです。鈴仙と呼んでください」
「ずいぶんと腰が低いのね、私に何の用?」
「実は…」
と、今朝の出来事を話す鈴仙。
それを聞き終えた霊夢は、
「なんで私がそんな事しなきゃ」
「お礼にお米一月分」
「さぁ、善は急げよ。早速はじめましょう!」
快く引き受けてくれた。
神社には参拝客が無いのでもちろんお賽銭もなく、常に死と隣り合わせの生活を送っている噂があったのだがどうやら事実だったようである。
「あんた…弱いわ」
「しくしくしく~」
あれから霊夢と勝負をすること十数回、一回も勝てなかった。
それはまぁ、霊夢が手加減なし初っ端から本気でかかってくる事にも問題があるのだろう。十中八九。
「せめて手加減くらい~」
「手加減したって強くなれないわ。さ、びしびし行くわよ。神霊「夢想封印」!」
「ちょっまっ、いきなり符は止めて~!」
霊夢の弾幕から逃げ惑う鈴仙は、はたからみてもいっぱいいっぱいだった。
「逃げてばっかじゃない、攻撃してきなさいよ!」
「んな事いったって~!グハァッ!」
霊夢の放った攻撃が、鈴仙のお腹にクリティカルヒットする。
おもっきし夢想封印の直撃を受けた鈴仙は吹っ飛び、地面と熱いベーゼを交わすように落ちた。
「もう、気をつけなさいよ…大丈夫?」
そういいながら、降りてくる霊夢。
「もう!いきなり本気でかかってこられたら、修行する間もないじゃない」
「う~ん、そうねぇ…まぁ、いきなり大技もないわよねぇ。ごめんね、ちょっと張り切りすぎちゃったみたい」
「え?あ、いや、いいのよ。私も、お願いしてる身でちょっと図々しかったわ。ごめん」
「そんな事ないわよ。さ、もう一回しましょう。今度はもうちょっと手を抜くわね」
「うん!」
「じゃ、いくわよ。神霊「夢想封印 瞬」!」
「こいつわかってねぇ!!」
「手加減してるのになぁ~」
そう、霊夢は溜め息を吐きながら言った。
ちなみに、鈴仙は犬神家のよう状態になっている。
結局、何も進歩してないのであった。
「おいおい、兎を虐める趣味があったなんて初耳だぜ?」
と、そこへ声とともに黒くてすばしっこくて生命力がある奴の代名詞、霧雨魔理沙が箒に跨って現れた。
「あら、魔理沙じゃない。虐めてるんじゃないわ、修行よ」
「あれの何処が修行なんだ?よくて兎狩りをしている最中だぜ」
「それは魔理沙の目がおかしいのよ」
「ま、それはいいとして」
鈴仙に向き直る魔理沙。
「修行するにしても、何で霊夢なんかに教わってるんだ??」
「なんかとは何よ。…それがね」
霊夢が魔理沙に鈴仙から聞いた話を伝えた。
「ほう、なるほどねぇ。その話、私も乗ったぜ」
妙に乗り気な魔理沙。
「いいの?」
「あぁ、ちょうど暇してたトコだしな。新しい符を作ってる最中だから、その実験も兼ねてな」
「またパクったの?」
「私が新しい符を作ったらイコールパクリになるのか?」
「まぁいいわ」
「よくねぇよ」
「私、お茶入れてくるから。ちゃんと手加減してあげるのよ?」
「へいへい」
そういうと、霊夢はお茶を入れに台所へ向かった。
それを見送った魔理沙は鈴仙に向き直り、
「んじゃ、早速やるか」
と、鈴仙の足を引っ張りながら言った。
ようやく犬神家の状態から脱した鈴仙は肩で息をしながら。
「あぁ、お願い」
「んじゃ行くぜ」
そういうと、魔理沙は箒に跨り、浮上した。
「そんじゃよろしく」
鈴仙もそれに続く。
魔理沙は弾幕を放ちながら懐から符を出し、鈴仙はそれを身構え
「それじゃぁ、さっそくいくぜ!」
「来い!」
「恋符!拡散メ間違えた「ノンディレクショナルレーザー」!」
「待て今なんて言ギャー!」
即効でやられた。
「おいおい、もう終わりかよ?だらしないぜ」
「あんたがあんな卑怯な事するからでしょ!」
「相手がいつも正々堂々戦ってくれるとは限らないぜ。第一、てゐをぎゃふんと言わしたいんだろ?なら、卑怯な手かつ色んな状況に反応する手段を身につけといた方がいいと思うぜ」
「むぅ…」
確かに、魔理沙の言う事にも一理ある。
相手はあのてゐなのだ。卑怯な技に、色んな状況で即座に反応できるようになった方がいいのかもしれない。
「…確かにそうね。いいわ、やってやろうじゃないの」
「そうそう、その息だぜ。そんじゃぁ他のやつらも呼んでみるか。その方が経験にもなるし」
「えぇ、もう卑怯な手でもなんでもござれよ!」
「じゃぁ早速特訓開始だ!」
~ ここからはダイジェストでお楽しみ下さい ~
「幻符「殺人ドール」!」
「うわ、いっぱいの人参が私にせまってくる!?でもこれなら楽しょぶはぁ!」
「特注で作らせた高麗人参 in オリハルコンナイフですわ」
「さすが咲夜だ、人参型でもなんともないぜ」
「インって何よ」
「行っけぇー!紅符「スカーレットシュート」!」
「無理無理サッカーなんてやった事ぶちゃらてぃ!?」
「鈴仙の顔面ブロック!しかしガッツが足りない」
「楽しそうだな、霊夢」
「いくわよ。水符「プリンセス」なんてね?」
「卑怯ってかダジャレじゃん!」
「パチュリー今日は絶好調ね、というか自棄ね」
「あぁ、貴重な本を山ほど持ってくって脅したからな」
「ねぇ、アンタ。人参好き?」
「え?そりゃ好きだけど…」
「滅罪「正直者の死」!」
「ってこれはおかしいだろゲハァ!」
「恋符「薙ぎはらえ」!!」
「早すぎたんだ!?」
「名前違うし」
「caved!!!!」
「符ですら無いしー!?」
強くなったかどうかはわからない。だが、鈴仙のツッコミセンスが向上したのは間違いなかった。
永遠亭。
「ただいま帰りました!」
バシーン!
玄関が壊れるんじゃないかってくらい思いっきり扉を開け放ったのは、ご存知鈴仙である。
「あら、ウドンゲ。早かったのね…やけに自信満々ね」
ちょうどそこへ、永琳が通りかかった。
「ええ、神社で散々鍛えられましたからね。もうてゐの罠にはかかりませんよ!」
そう、胸を張りながら答える。
「大した自信ね。ふふ、期待させてもらうわ」
「はい!…ところで、ご飯はまだでしょうか?おなかがペコペコで…」
「だと思ったわ。はい、これ」
そう永琳が差し出した手には、一本の人参が握られていた。
「夕食の時間にはまだあるから…これで我慢してちょうだいね。栄養たっぷりの永琳特製人参だから」
「あ、ありがとうございます!」
そういうが早いか、鈴仙は永琳の手から人参を取って食べ始めた。
「こらこら、行儀が悪いわよ」
「だって、おなかぺこぺこだったんで辛ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?!?!?」
「う、ウドンゲ!?」
「あっははははは!何が「かかりませんよ!」よ。いきなり引っかかってるじゃな~い」
声のした方を振り返ってみれば、そこには永遠亭の詐欺師こと、因幡てゐがいた。
「てゐ!?あんたの仕業なのね!」
たらこ唇になった鈴仙が、てゐを睨み付ける。だが、いかりや鈴仙とかした彼女は涙目なので怖くなかった。
「そうよ、私が永琳様がアンタのために持ってこようとした人参を、私が作った特製激辛人参「周りは甘いけど芯は辛い」にすり替えたのよ!」
ネーミングセンスが欠片も感じられないっていうかそのまんまな名前をどーよ?とばかりに言い放つてゐ。
「いくらなんでも、いきなり罠を仕掛けることはないでしょ!?」
「何言ってんのよ!元はといえば、あんたが私を罠にかけたのがいけないんでしょーが!」
「え?私がてゐに罠を?何の事?」
「とぼけんじゃないわよ。今朝、アンタから奪った人参の事よ!」
今朝の、と言うことは鈴仙が永琳からもらった人参の事だろう。
「何が師匠がくれた大切な人参よ!あれを食ったおかげで、吐き気はするわ寒気はするわ下痢になるわで最悪よ!よくも私を騙したわね!」
自分のことを棚にあげて好き放題言うてゐ。だか、それよりも
「………師匠?」
「…空が青いわね」
師匠は何処か遠い目をして空を見ていた。ちなみに今は夕方である。
「わかった?そのお返しよ。ついでにこの栄養満点の特製人参とやら私がいただくわ!じゃないと元が取れないわよ」
「ちょっと待って!それは誤解だってば!」
「何が誤解よ、今更だわ!という訳で、この人参は私がいただきま~す。」
と、それまで窓の外を眺めていた永琳が、ハッとして
「駄目よてゐ、それを食べては!」
しかし時既に遅し、既にてゐは半分以上齧っていた。
「いいえ、これは鈴仙に対するお返しです!永琳様でも私のこの思いは邪魔させまセベゲラッ!?」
「てゐー!?」
いきなり悲鳴を上げたかと思うと、床に思いっきり突っ伏したてゐ。
鈴仙は倒れたてゐにかけより、
「てゐ!?てゐ!!師匠、これはどういうことなんですか!?」
「…あの人参は、眼D寸人参と対になる人参なの。要するに、眼D寸人参を食べて患った、吐き気、寒気、下痢を治す人参なの」
「思いっきり悲鳴上げてましたが」
「アレルギー反応みたいなモノよ」
「というか、そんな事できるんですか?」
「私にはなんて事ないわ。吐き気や寒気を直す成分を人参に入れればいいだけの話よ。下痢の方は便秘させりゃプラマイゼロだし」
「アンタ本当に天才なのか!?」
「う…うぅ…」
そうこう言い合っていると、煩かったからなのか、てゐが目を覚ました。
「てゐ、大丈夫なの?」
鈴仙が心配そうに言う。
「うん、何とか…」
「そう、よかった」
心配かけてごめん、と言うてゐを見て安堵した表情を見せる永琳。
「ていうか師匠、なんで私にあんな人参食べさせようとしたんですか?」
「何いってるの。間違えて毒人参を渡しちゃったからに決まってるでしょ?」
「でもてゐに取られたって言いましたよね?私」
「うっかりしてたわ」
「こっちを見ろ!」
また言い争い始めた師匠と弟子。
それをよそに、一人で立ち上がろうとするてゐ。
「ちょっと、てゐ。まだ一人で歩くなんて無理よ」
「大丈夫、体力もちょっと戻ったし」
「あら、無理しなくていいのよ?私がハァハァ看病ハァハァして上げるから」
「…いやな予感がするので遠慮しておきます…」
「そう?じゃぁ、ウドンゲ。てゐの看病任せたわよ。私は姫様の所へいかなきゃならないから」
あっさりと諦める永琳。
「あ、はい。わかりました」
「じゃ、任せたわよ」
そういうと、永琳は輝夜のいる部屋の方へと向かう。
「あ、師匠」
その背中を、鈴仙が呼び止める。
「何?」
「あの人参、両方とも私に食べさせる気だったんですよね?」
「…空が青いわね」
そういいながら、遠い目をする師匠。ちなみに今は夕方である。
そして、今度こそ永琳は輝夜の部屋の方へと姿を消した。
それを見送った鈴仙は、
「それじゃてゐ、部屋までいこっか」
「うん……ごめんね」
「何が?」
「だって、あんなひどい事したのに、わたし…」
「いいのよ、いつもの事だもん。だから、元気出して…ね?」
「…うん!」
そういって、てゐをおんぶする。
…今日は色んな事があったけど、なんだかんだで楽しかった。
もう同じ事するのはイヤだけど…でも、こんな日があってもいいかな……、と思う鈴仙だった。
「ところで、てゐ。痛い所はない?」
「え?う~んと………おなかが痛い、かな」
「お腹?」
「うん、永琳様がいってたでしょ?下痢を治すにゃ便秘にすりゃとか何とか。そのせいか、おなかが痛いんだよね」
「あぁ、言ってたね。……………そっか。それじゃぁ、直そっか?」
「え?どうやって…まて何その素敵笑顔」
「じゃぁお尻出して」
「ちょっとまって何故お尻をってか何その手に持ってる物は!?」
「なに、ただの何の変哲もない座薬よ」
「なんでそんなんもってんのよ!?」
「私、座薬は常時持ってるのよ」
「嘘を吐くなぁぁぁ!!座薬じゃなくて座薬に似た弾幕なんでしょ!?そうなんでしょ!?」
「こらこら暴れないの、ほら暴れたせいで座薬が3本に」
「なんでやねん!増えるわけねーだろやっぱりそれあんたの弾なんでしょ!?」
「うるせー私の日頃の恨みを思い知れ!!」
「何よせっかく綺麗に終わったのにぶち壊しにする気!?この淫乱ボケ兎!」
「それじゃぁ、いっきま~す」
「きゃぁぁぁぁ!!ちょっと待ってホントやめて許してごめんなさい三つも入りませってなんで五本に増え取るんじゃいやお助けー!!」
「ゴールド(座薬)・エクスペリエンス(体験)!!!」
「ぎゃーーーー!!!!」
月まで届け、○○○の悲鳴 ~終~
でもおもろかったw
な ん じ ゃ こ り ゃ あ ! ! !
マリ見てだの何だのとネタ満載。
きつい。きついよこのオンパレードは。腹筋持たないって…
まあ素直に笑けましたがなw
なにこのルナティック時空。大好きだ!(ぇー
>「滅罪「正直者の死」!」
妹紅も暇なんですね。
増える座薬が素晴らしいー。
↑肉体派バラエティどころか、露骨にプロのレスリングな永遠亭が素敵……
マリみてだのキャプツバだの、ネタ満載でもうお腹一杯です!
いなばの悲鳴だったんですね。両方の意味で。