朝から雨の幻想郷
ここは寂れた博麗神社
参拝客などおりもせず
賽銭箱はお飾りで
米もそば粉も味噌もない
はてさて困った博麗霊夢
博麗神社の管理人
塩と醤油の舐め比べ
腹と背中がくっつくか
あまりのひもじさやりきれず
布団をしいて寝に入るに
母子四人が軒借りに
なにも出せぬと断るも
風だけしのげりゃそれで良い
軒だけ貸して頂きたい
それならいいがと頷くが
親子は軒下離れない
どれだけ言っても屋根の外
ホントに風だけ嫌なのか
首ひねりつつ夢の中
はてさて次の日の出と同時
あまりのひもじさやりきれず
腹を抱えて目を覚ます
さて昨日のはどうしたか
腹すかせつつ覗いてみれば
さても立派な筍みっつ
地に根をはって生えて居る
さてはこいつら捨て子であるか
顔をしかめて巫女うなる
さてこの子らをどうするか
腹をさすって考える
考える
考えた
その後、
「やはりタケノコは焼きたてを醤油に限る」
と頭のおかしいことこのうえない巫女が言ったかどうかは定かではない。
「食ったのか」
「いやまぁ」
「食ったんだな?」
「わはは」
ここは寂れた博麗神社
参拝客などおりもせず
賽銭箱はお飾りで
米もそば粉も味噌もない
はてさて困った博麗霊夢
博麗神社の管理人
塩と醤油の舐め比べ
腹と背中がくっつくか
あまりのひもじさやりきれず
布団をしいて寝に入るに
母子四人が軒借りに
なにも出せぬと断るも
風だけしのげりゃそれで良い
軒だけ貸して頂きたい
それならいいがと頷くが
親子は軒下離れない
どれだけ言っても屋根の外
ホントに風だけ嫌なのか
首ひねりつつ夢の中
はてさて次の日の出と同時
あまりのひもじさやりきれず
腹を抱えて目を覚ます
さて昨日のはどうしたか
腹すかせつつ覗いてみれば
さても立派な筍みっつ
地に根をはって生えて居る
さてはこいつら捨て子であるか
顔をしかめて巫女うなる
さてこの子らをどうするか
腹をさすって考える
考える
考えた
その後、
「やはりタケノコは焼きたてを醤油に限る」
と頭のおかしいことこのうえない巫女が言ったかどうかは定かではない。
「食ったのか」
「いやまぁ」
「食ったんだな?」
「わはは」