二人の女性が森の中で立っている
片方はいかにも魔女といった格好で
もう片方は、特徴的なアホ毛の女性だ
「お前が来なければ・・・香霖は・・私のものだったんだ」
「・・・ごめんなさい・・・でも私は彼を・・」
今にも一触即発の状態が続く
「・・お前がいなくなれば・・香霖はまた私を見てくれる」
「違う!彼は今でもあなたも見ている!」
「嘘だ!」
そういうと魔女の方は己の最高の武器をアホ毛の女性に向けて構える
「私の・・・私の大切なものを・・・どんなお宝よりも手に入れることが
できいものを・・お前は・・・おまえは!」
「(いけない、あのままでは魔力が暴走する!)やめて!これ以上・・」
「死ねえええええっ」
魔女が己の全てをかけた光の渦を放つ
その威力は山を消し飛ばし、海を割り、紅魔館の門番を10分動かせなく出来る
最強の恋の魔法
その魔法を放たれる最後の瞬間までアホ毛の女性は、動かなかった
(この子も、あの人が好きだったんだ、ならこの子がいなくなるとあの人も
悲しむ・・・さよなら香霖さん)
覚悟を決めてその光を受け入れる
(あれ、痛くない?何で)
光がやむとそこにいたのは
「香霖!・・・・なんで」
「香霖さん!何でここに」
「・・・二人とも・・無事か・・?ごほっ」
そこには二人の大切な人がぼろぼろになって立っていた
「ばかっ!香霖何で・・なんでかばうんだよ・・・死ぬんだぞ!」
「そうですよ!ああ・・・こんなに血が」
二人とも涙を目にためながらまくし立てる
「・・ふふっ・・魔理沙・・強くなったな・・だが少しやりすぎだぞ」
「そんなこといっている場合じゃないだろ!・・・クソすぐに永遠亭に」
「いや・・・コレでいいんだ・・・すまないな魔理沙・・お前の思いに答えられなくって
」
「今はそんなのどうでもいい!今は・・・ただ生きてくれれば・・」
そうゆうと今度は香霖がもう一人の女性に話しかける
「神綺・・無事か?」
「はい!・・・でも貴方が!」
自分にしがみついて泣いている二人に対して香霖はおもむろに手を伸ばす
そして頭のうえに手をのせる
「「あっ」」
「・・ははっ、二人とも・・・泣き虫・・だな」
自分が死にかけているというのに二人を心配するそれが
「香霖!」
「香霖さん!」
この漢の最後のすがたとなった
「あーおもしろい映画でしたね咲夜さん」
「ええ、でも映写機なんてどこで手に入れたの?美鈴」
「作りましたよ、30分で」
「うそっ?」
紅魔館のマイスター鎧作成編 始まるよ~
紅魔館の夕暮れ時
それはこの紅魔館が一番映える時間であり
そして・・・
「はあ、やっと門がなおった・・・」
「お疲れ、美鈴」
このぐらいの時間に毎回白黒に破壊された門が修理される
「もう門番じゃなくて大工でも食べていけますね」
「じゃあ、首にしてもいいわね」
「スイマセン、失言でした」
「・・それにしてもあそこまで完全に大破した門をよく三時間ほど
で修復できるわね」
しみじみと咲夜がつぶやく
「はい、予備をいつも先に作っておいてますからね」
「へえ~じゃあもう一度破壊されてもだいじょうぶなわけだ」
じゃ~んじゃ~んじゃ~ん
「げぇ~!魔理沙」
「孔明もびっくりの登場ね、魔理沙」
「ようメイド長と中国」
箒に乗って現れた人物こそ
紅魔館の破壊魔、ドロボウ猫
などなどの異名を持つ
霧雨魔理沙だ
「といったわけでマスタースパークー!」
「やめてー」
で
「ねえ、咲夜なんで美鈴がこんな時間に門を直しているの?」
「・・うかつでした、魔理沙がまだ屋敷にいたなんて」
普段ならもう美鈴が眠っているはずの時間なのに門の前で
石膏などを持ち泣きながら門を直している
「・・災難ね」
「はい、そろそろ対策を考えなければ大変なことに」
「?どうゆうこと」
「・・・そろそろ赤字がしゃれにならないことに」
「・・・すぐに何とかしないとね・・・ところで咲夜おやつまだ?」
「はいはい、今すぐ用意しますね」
今日も紅魔館は愉快だ
「ふう、やっと門が治りましたよ」
ここは門番の詰め所
そして美鈴の部屋でもある
「ううっ、最近はさらに魔理沙さん容赦なくなってきているからな」
さすがに8時間以上も酷使した体が辛い
「どうしたものかな・・」
とんとん、ドアが叩かれる音がして美鈴がドアの方を向いた
「美鈴?起きてる」
「あっ、咲夜さんどうぞ開いてますよ」
「それじゃあ失礼するわね」
気がつけば美鈴の前に紅茶を持った咲夜が現れる
「お疲れ様、美鈴」
「咲夜さんもお疲れ様です」
お互いにお互いの苦労をねぎらった後に
ささやかなお茶会が開かれる
「ところで、咲夜さん?今日はいったいどんな用ですか?」
「実はね、ここのところの魔理沙の破壊によってでた赤字が
見逃せないぐらいになっているの」
「・・・ううっ、申し訳ありません」
「ああっそうじゃなくて・・・ただ美鈴にも何かいい案がないかなと
聞きに来ただけだから」
「といわれても、なんで私なんですか?」
「幸い、図書館の被害が低くなっているのよ」
「何でですか?」
「あなたが作った戦車のおかげでかなりの被害が減ったわ」
「ああっ、ブラドちゃんですね」
美鈴が作り上げた、Rウルフと呼ばれる戦車がある
高性能、高機能、高威力の三拍子がそろった戦車は
魔理沙の魔法でもてこずる
「まあ、あれほど小悪魔さんが戦車を操る能力があるとは思いませんでしたけどね」
「そうね、あれはすごかったわ」
「まさかフランドールさまを止めるなんて」
つい最近の話だが、暇だーといって地下からフランドールが
でてきたことがある、運が悪く図書館の主であるパチュリーが喘息で倒れている
時に出て来たうえに、咲夜はレミリアと一緒に神社に行ってしまっていた
美鈴しか戦えるものがいないという状況で時間稼ぎぐらいにはなるといって
小悪魔は、ブラドに乗って単身紅い悪魔の妹に立ち向かっていったのだ
激闘の末に、戦車は副砲完全大破、シャシー破損、大砲破損、特殊砲大破
したが、フランドールは楽しかったといって地下に戻っていった
「でも、サイバーンXXはもう図書館で使わないでっていわれていましたね」
「ええ、パチュリーさまがそういって怒った後に、小悪魔を抱きしめて泣いて
いたこともね」
小悪魔の奮闘は後にパチュリー自身が一つの本にして
幻想郷のベストセラーになるのはどうでもいい話だから割愛する
「ねえ、美鈴?あの戦車量産できないかしら」
「うーん、戦車はあってもそれを扱える人材と武器が足りませんから」
「確かに、小悪魔ほどの腕がないと無理よね」
「そうですしね」
「でも、これ以上被害がでるのも防がないと・・・美鈴も怪我したくないでしょ?」
「・・・そういってもらうのが一番うれしいですね」
そう、自分のことを気遣ってもらえるのが一番うれしい
だからこの紅魔館を守れるのだ
「こほん、・・・いっそのこと美鈴に強くなってもらうか鎧でも着てもらう
しかないわね」
ピーン 美鈴の頭に豆電球が光る
「それです!」
「きゃっ!どうしたのよ美鈴」
「咲夜さん!ありがとうございます、これから何か良い材料などがないか
調べますね」
そうゆうと美鈴は己の武器庫の中に入っていった
「・・・何か作るのかしら?まあいいわ、お休み美鈴」
そういって咲夜は美鈴の部屋をあとにした
次の日
メーリンレポート1
まず構想を練らなければならない
どのような鎧を作り上げるか
相手の攻撃をはじくか、無効化するか
硬いか、柔らかいか、
それにおけるリスクとメリットは
考えろ!この紅美鈴に出来るのは
考えることだけだから
「くー」
・・・ナイフが飛んできた
二日目
メーリンレポート2
とりあえず硬い鎧にしてみる
だがそれでは破壊される
咲夜さんのナイフははじけたが・・・
「ちょ、咲夜さん!それはしゃれになりませんって」
「ストレス解消にもってこいね」
・・・殺人ドールは耐えれませんでした
三日目
メーリンレポート3
発想逆転、柔らかい鎧
私の胸を基調にしてみました
「・・・メーリン・・コレ頂戴」
「?別にかまいませんですよ、失敗したみたいですし」
・・・咲夜さんがもっていってしまいました
四日目
メーリンレポート4
「そういえば黄金の大鶉さん、妹さまと遊んでいて傷一つつかないんだよね」
少し疲れたので、大鶉の羽に飛びついてモフモフしていると
そんな考えがうかんだ
「少しこの羽もって行ってみようか」
「むーモフモフ」
・・・咲夜さんと一緒にお嬢様を見て和んだ
・・・咲夜さん鼻血、鼻血
五日目
メーリンレポート5
新たな解決策が出来た!
どうもあの鶉の羽ある程度ながら弾幕を弾く効果があるらしい
どうりで妹様のレーヴァティンに突っ込んでいけるわけだ
「・・・私より強い?」
・・・少し自信なくした
六日目
メーリンレポート6
だめだ!どれだけ頑張っても鎧の中に
あの羽の力を入れることが出来ない
もはや禁断の呪法であるあの方法しかないか
「獣の槍を作り上げた人身御供しか・・・」
「藍様がおびえていたからやめてください」
・・・あそこの隙間妖怪の式はいい式をもったものだ
「うーんいい方法ができないな」
考えがでてこない状態で困っていると
「そんな状態でも門番してれるほどこの仕事は甘くないはずなのだけど」
「さっ、咲夜さん?」
「冗談よ」
後ろから話しかけられて驚いていると
「あなたにお客が来たらしいわよ」
「えっ?私にですか」
もっと驚くことがあった
門番をしていることが大半であったため
自分をたずねてくる人はほとんどいない
「久しぶりだな、紅美鈴」
「あっ、慧音 上白沢さん」
たずねてきたのは、人間と妹紅大好きな
半獣の慧音さんでした
「はあ、なるほどつまり妹紅さんに鎧を作ってくれと」
「いや、できれば普通の服なんだが・・」
話はこうだった
妹紅さんがいつも永遠亭の姫である輝夜さんと
戦って来た後に服がぼろぼろに破れて帰ってくるから
何かいい案はないかと思っていたら
この前戦車持ってきた私に何かないかと聞いてきたのだ
「毎回毎回、妹紅も考えてもらたいものだ(私がどれだけ鼻血を流したことか)」
「はあ・・・(むっ!まてよあの方法なら)試したいことがあります!力を
かしてください」
「まあ、私に出来ることなら」
「では、ちょっと待っていてください」
美鈴は鎧作成のために特別休暇を申請した
申請項目は(霧雨魔理沙対策赤字及び図書館の保護)である
「何とか許可が下りました」
「・・・大変なんだな」
「慣れました、まだいいですよ」
「そうか・・・ところで妹紅を呼んでいったい何をするつもりだ?」
「慧音~なにかよう?あっメイリン久しぶり」
「おひさしぶりです・・・てゆうかうわっ?体ぼろぼろ」
「こら!妹紅また勝手に戦いにいったな」
具体的にいうと手が折れている、お腹に穴が開いてる
血だらけ・・・
「前の私と同じですね・・・」
「最近輝夜がウザくて・・・」
「それなら鎧を作るのでフェニックス出してもらえますか」
「うい、慧音から聞いていたからいつでもいいよ」
美鈴が鎧を作成しています
しばらくおまちください
「とりあえず作ってみました」
「・・・無骨なプロテクターね」
「とりあえずリザレクションしてみてください」
「はーい」
リザレクション
「フェニックス再誕」
服が燃え尽きる、しかし
「すごい!この鎧、燃え尽きてもリザレクションと同時に
蘇るんだ!」
「はい、まだ未完成ですけど少し弾幕も弾きますよ」
「すごい!これならあのニートも楽にひねり殺せるよ!」
「あはは・・・ほどほどにしておいてくださいね・・・」
ところで話に出てきていない慧音は・・・
(妹紅かわいいよ~もこもこ)
リザレクションで一瞬だけ裸になったせいで
鼻から大量の血を噴出していた
「ところで、この鎧の名前はなんていうの?」
「文字どうり、フェニックスのクロスです!何度でも蘇ります
あなたのやる気が尽きるまで」
「よーし今日こそあのニートをフルボッコにしてやんよ」
「その意気です・・・今度またフェニクスの炎貸してくださいね」
「うんかまわないよ」
今回の成果
ある程度の羽の効果を鎧に付加させることが出来た
「うーん、コレではまだまだですね」
「あれ?美鈴さん?なんでこんなところに」
「あっ、妖夢さんこんにちは」
慧音たちと分かれた後町にでていた美鈴は
そこで妖夢に出会う
「妖夢さん、最近は潜っていますか?」
「はい、おかげで面白い武器とかも手に入るようになりましたよ」
「それは、修行にせいがでますね」
「最近は仲間が出来まして・・・そうだ美鈴さんに渡さないと
いけないものがあるし、見てもらいたいものもあるんでもし
良かったら白玉楼まで来てもらえませんか?」
「はあ、別にかまいませんが・・・」
とゆうわけで
「着きました、白玉楼」
「はい、では少しお待ちください」
「・・・突込みを入れてくれる人がないって悲しいな」
無視された美鈴をほうっておいて
妖夢が持ってきたものは
「あれ?それって私が渡した剣だよね」
「はい、ですけどコレは美鈴さんのものですし、最近は
持ち込めない修行場に行ってますから」
「・・・もう妖夢さんも立派な風来人ですね」
「えへへっ」
美鈴に剣を渡しながら妖夢はさらに
後ろにいる何者かを見せる
「見てください、私の旅仲間の・・・」
「みょんみょん」
「・・なにこれ?」
そこにいたのは
_
,、__ (,、ノ⌒,
O===) )=」 `ヽ))-───,
, -`  ̄ ヽ ̄ ̄、 ̄´ みょん
/==-- --==ヽヽ ヽ
L_Li-LiレL-Li__i ii. `,_
ノi O O iレ ii i ` , みょん
iノ'' '' -'-, '' ''ノ」iノii ,´_ノ
ヽ、 -´ ノノ__ ノ
i_ノ~ヽノ~Tノ し´
こんな感じの生物であった
「名前なんですけど、まだないんです」
「うわーかわいい」
「みょーん」
どうも聞いた話いによると
あの大鶉がいたところまで今度は倉庫を使わずにいったそうだ
そしたら今度は卵がおいてあってもって帰ったらしい
「幽々子さまの朝食のときに食べられそうになって」
「あはは、災難だったね」
「でも強いんですよ、食べさせたモンスターの肉でそのモンスター
の特殊能力使えるんですよ」
「今度、亜阿苦 銅鑼魂 の肉持ってきますね」
「お願いします、今度は冥界の裏側まで行く予定ですから」
しかしこ妖夢実にのりのりである
しばらくして妖夢が思い出したように
一振りの刀を持ち出した来た
「美鈴さん、コレなんですけどもう強化できませんかね」
「どれどれ・・・これ名刀だね・・すごい剛剣卍カブラなんて
始めてみましたよ・・でもこれ以上は・・・ん?」
「?どうしましたか」
刀を手に持ちそれをいろいろ触り始める
「・・・妖夢さん、これ私が作り直してもいいですか」
「・・・まあ、美鈴さんならかまいませんよ」
「ありがとう、私の持てる技術の全てを使って鍛え上げますね」
かんかんかん こんこんこん(藍さまでばんじゃないの?)
きんきんきん きゅういぃぃーーん(どうも違うようだな、さてご飯にするよ)
「出来ました」
「うわーきれいですね」
そこにあるのは一振りの光を放つ剣
「なづけて、秘剣カブラステギです、妖夢さんさっき返したもらった剣
やはり持っていてください」
「何でですか?」
「あるいみゆめであった、秘剣+火迅の二刀流です」
「!やってみます」
ここにシレンではできなかった伝説の組み合わせが出来た
「ああそうです、美鈴さんコレ要りますか」
「?なにですか」
「実は・・・」
「ずいぶん遅かったわね美鈴」
「スイマセン・・・でも明日には対魔理沙兵器が完成します」
「期待しないで待っているわね」
紅魔館に帰ってきた美鈴は
今日手に入った材料を打ち始めた
「それじゃあフェニックスの火種を入れて」
その中に良質の金属を入れていく
あとは・・・
「時間と集中力の勝負ですね」
美鈴の戦いはここから始まる
美鈴の勇気が世界を救うと信じて
END
「えーとここで一部かけてしまった楼観剣と白楼剣の欠片を入れて」
ぐつぐつ
「この辺で私の髪の毛入れて」
ことこと
「えーと鶉さんの羽をぱらぱら」
ぐらぐら
「しあげに慧音さんのロングホーンを一部入れて」
しゃきーん
「完成です」
そして一晩門番倉庫から鋼を打ち据える音が響き渡った
次の日
「よう、久しぶりだな中国」
「あっ、魔理沙さんお久しぶりです」
「とりあえず、ブレイジングスター」
「おぶっ?」
まず開口一番に吹っ飛ばされる美鈴
「それじゃーな」
「今回は違いますよ・・マスタースパークを攻略するんですから」
魔理沙の動きが止まる
「・・・ほう、それじゃあもし敗れなかったら」
「私の名前を中国に改名します」
「余りほとんど変わらないけどな・・・だが」
「変わりに私が勝ったらいう事とを一つ聞いてもらいますね」
「よし、それでいい」
己の全てである技を攻略すると言い切ったのだ
それは
「行くぜ、中国!」
魔理沙の全てを否定するのに等しい
「魔砲・・・」
ゆえに全力で放つ渾身の一撃
「ファイナルマスタースパーク!」
幻想郷の中で一二を争う破壊力の一撃が
門番に向かう
「こい・・・」
ファイナルマスタースパーク直前に美鈴が何か叫ぶ
そして直撃
「たいしたことねーな、無理なこと言うから・・・」
「耐え切りましたよ」
「なっ!」
光の渦の中から美鈴が出てくる
驚いている魔理沙に対して一撃
「紅龍、天衝奔烈!」
・・・美鈴の勝ちだった
「咲夜さん!勝ちましたよ」
「えーと、何その趣味が悪い鎧」
美鈴が着ている鎧は
「まあ、強いですよこのプロテクター」
黄金のプロテクターであった
「しかも、ロングホーン片方折れてるし」
「材料が少し足りませんでしたから」
「・・でも傷はないの?」
「最初の一撃以外は、全て弾いてくれましたよ」
「・・・お嬢様でも大変そうねこれ破壊するの」
「・・でもこれどうやら偶然出来た代物みたいですね・・
しかも門番にしか装備できないみたいですし」
「どちらにしろ、今日はゆっくり出来るわね」
「はい・・・それではこの魔理沙を図書館においてきますね」
「気絶率の高い技使うなんて、ひどいわね」
「それは、いわないお約束ですよ」
その日の晩
「ふう、今日はゆっくり眠れそうです・・・」
どっかーーん
「・・・無理みたいですね」
紅魔館が揺れた
「妹様が暴れたみたいですね」
状況は最悪だったすでにパチュリーは戦闘してダウン
お嬢様は交戦しているが押され始めている
咲夜さんも疲労困憊している
「遅れました!」
「遅いわよ美鈴・・・あなたの兵器使えそう?」
「やってみます」
すぐに対魔理沙兵器を装備する
目の前には紅い破壊魔
「妹様!ストップです」
「あっ、メイリン遊ぼうよ」
「うわっ」
いきなりレーヴァティンが飛んでくる
ここに激闘が始まった
まあ
「三面のボスとEXのボスとじゃ差がありすぎですよ~!」
「あははははははっ、メイリンやるじゃない、これだけ耐えるのって
初めてみたよ・・でも」
フランドールが四人に分裂する
「「「「食らえレーヴァティン」」」」
「ちょっ、四人は反則しかも回避不可能!」
本来なら即死であるしかし
「「「「あれー耐えれた?」」」」
「生きてるってすばらしい・・・」
しかし鎧はぼろぼろに
(ここまでかな・・・)
(あきらめるな)
「?だれ」
誰かの声が響いてくる
(この鎧に宿る魂・・・お前に託す・・・ともに叫べ)
「!この鎧」
「「「「めいりん?誰と話しているの?・・・まあいいやつぶれちゃえー」」」」
目も前に来ている圧倒的な破壊それに打ち勝つ可能性があるのなら
(行くぞ、我がマスター)
「はい!」
叫ぶ、この鎧ふさわしいものに受け継がれた
神話時代より受け継がれる
「グレートホーーーーン!」
(グレートホーーーーン!)
さすがに妹様も牡牛座の必殺技をまともに受けたらたまりませんよね
その後何とか妹様は生き残ったが
「ふ~ら~ん~?」
「ひっ!お姉さま?ごめんなさいごめんなさい」
お嬢様につかまり
メイド達の前で公開処刑(お尻ぺんぺん)
とあいなった
だが被害は多かった
「・・・絶対に・・直してあげますからね・・・」
「・・美鈴・・もうそのぐらいにして休んだら・・」
「・・・うえーん」
あの鎧は、必殺技の余波で半壊してしまった
三日間かかって何とか原型まで戻したのだが
あの声を聞くことはなかった
美鈴は咲夜の胸の中で・・・泣いた
しばらくしてから
「さーて今度は何を作るかな」
紅魔館のマイスターはしばらくお休み
今まで見てくれた皆さん・・・
感謝
追記
「とうとう・・・地下99階まできました」
妖夢が何度も何度も繰り返し挑戦してきたことが
遂に実ったのだ
そしてその先にあったものは
「うん?珍しいねこんなところに人が来るのは」
「あなたは?」
「昔、博麗神社で祟り神やっていた魅魔っていうものだよ・・それより
どうやってここに着たんだい?」
「はあ、そこの階段から・・・」
どうやら次元の狭間にきてしまったらしい
その後妖夢は
神龍を切り殺し、心を持たないものを破壊して
幻想郷を救ったのだがそれはまた別のお話
「残念だけど、私は変なやつに自爆したりしないからね・・」
「?魅魔さんなにいってるんですか・・ああ早く戻らないと」
「どうも、隙間郵便です」
「妖夢~お腹すいたからご飯」
「あっ、幽々子様!はいすぐに戻りますから」
「あたしも幻想郷に戻るとするかね」
どっとはらい
追起その二
何でか再び開かれた肝試し
しかし
「ちょっと!何で弾幕弾かれるのよ」
ピチョーン
すでに妹紅に霊夢とアリスは
落とされた
「ちくしょー!必ずおとしてやる」
「あはははははっ、あの輝夜も今回ばかりはたちが悪いから
あんた達を呼んだみたいだけど、この鎧を砕くことは無理
みたいね」
そして
「あっ!」
魔理沙も被弾する
地面に叩きつけられて
思い出すのは
門番にやられた弱い過去の自分
「・・・っざけんな」
「とどめだよ。正直者の死」
自分に向けられる弾幕を高速でくぐり抜け
相手の頭上をとる
「えっ?」
さすがに妹紅もあっけにとらえる
そして
「くらえ・・・」
己の持つ最高魔砲
「ファイナル・・」
「ちょっ」
「マスタースパーーーーク」
魔理沙の全ての魔力を使った最後の一撃
(これで、終わりかな・・・ははっ馬鹿なことしたかな)
もはや受身を取ることも
出来ないこのまま
地面に叩きつけられて
終わりかなと思ったとき
「よっと」
どさっ
魔理沙を受け止める人がいた
「・・・へへっ香霖が助けてくれるなら
・・・悪くない・・・」
「魔理沙・・・お疲れさま」
魔理沙はそのまま安心して目を閉じることが
出来た、一番安心できるところで・・・ね
片方はいかにも魔女といった格好で
もう片方は、特徴的なアホ毛の女性だ
「お前が来なければ・・・香霖は・・私のものだったんだ」
「・・・ごめんなさい・・・でも私は彼を・・」
今にも一触即発の状態が続く
「・・お前がいなくなれば・・香霖はまた私を見てくれる」
「違う!彼は今でもあなたも見ている!」
「嘘だ!」
そういうと魔女の方は己の最高の武器をアホ毛の女性に向けて構える
「私の・・・私の大切なものを・・・どんなお宝よりも手に入れることが
できいものを・・お前は・・・おまえは!」
「(いけない、あのままでは魔力が暴走する!)やめて!これ以上・・」
「死ねえええええっ」
魔女が己の全てをかけた光の渦を放つ
その威力は山を消し飛ばし、海を割り、紅魔館の門番を10分動かせなく出来る
最強の恋の魔法
その魔法を放たれる最後の瞬間までアホ毛の女性は、動かなかった
(この子も、あの人が好きだったんだ、ならこの子がいなくなるとあの人も
悲しむ・・・さよなら香霖さん)
覚悟を決めてその光を受け入れる
(あれ、痛くない?何で)
光がやむとそこにいたのは
「香霖!・・・・なんで」
「香霖さん!何でここに」
「・・・二人とも・・無事か・・?ごほっ」
そこには二人の大切な人がぼろぼろになって立っていた
「ばかっ!香霖何で・・なんでかばうんだよ・・・死ぬんだぞ!」
「そうですよ!ああ・・・こんなに血が」
二人とも涙を目にためながらまくし立てる
「・・ふふっ・・魔理沙・・強くなったな・・だが少しやりすぎだぞ」
「そんなこといっている場合じゃないだろ!・・・クソすぐに永遠亭に」
「いや・・・コレでいいんだ・・・すまないな魔理沙・・お前の思いに答えられなくって
」
「今はそんなのどうでもいい!今は・・・ただ生きてくれれば・・」
そうゆうと今度は香霖がもう一人の女性に話しかける
「神綺・・無事か?」
「はい!・・・でも貴方が!」
自分にしがみついて泣いている二人に対して香霖はおもむろに手を伸ばす
そして頭のうえに手をのせる
「「あっ」」
「・・ははっ、二人とも・・・泣き虫・・だな」
自分が死にかけているというのに二人を心配するそれが
「香霖!」
「香霖さん!」
この漢の最後のすがたとなった
「あーおもしろい映画でしたね咲夜さん」
「ええ、でも映写機なんてどこで手に入れたの?美鈴」
「作りましたよ、30分で」
「うそっ?」
紅魔館のマイスター鎧作成編 始まるよ~
紅魔館の夕暮れ時
それはこの紅魔館が一番映える時間であり
そして・・・
「はあ、やっと門がなおった・・・」
「お疲れ、美鈴」
このぐらいの時間に毎回白黒に破壊された門が修理される
「もう門番じゃなくて大工でも食べていけますね」
「じゃあ、首にしてもいいわね」
「スイマセン、失言でした」
「・・それにしてもあそこまで完全に大破した門をよく三時間ほど
で修復できるわね」
しみじみと咲夜がつぶやく
「はい、予備をいつも先に作っておいてますからね」
「へえ~じゃあもう一度破壊されてもだいじょうぶなわけだ」
じゃ~んじゃ~んじゃ~ん
「げぇ~!魔理沙」
「孔明もびっくりの登場ね、魔理沙」
「ようメイド長と中国」
箒に乗って現れた人物こそ
紅魔館の破壊魔、ドロボウ猫
などなどの異名を持つ
霧雨魔理沙だ
「といったわけでマスタースパークー!」
「やめてー」
で
「ねえ、咲夜なんで美鈴がこんな時間に門を直しているの?」
「・・うかつでした、魔理沙がまだ屋敷にいたなんて」
普段ならもう美鈴が眠っているはずの時間なのに門の前で
石膏などを持ち泣きながら門を直している
「・・災難ね」
「はい、そろそろ対策を考えなければ大変なことに」
「?どうゆうこと」
「・・・そろそろ赤字がしゃれにならないことに」
「・・・すぐに何とかしないとね・・・ところで咲夜おやつまだ?」
「はいはい、今すぐ用意しますね」
今日も紅魔館は愉快だ
「ふう、やっと門が治りましたよ」
ここは門番の詰め所
そして美鈴の部屋でもある
「ううっ、最近はさらに魔理沙さん容赦なくなってきているからな」
さすがに8時間以上も酷使した体が辛い
「どうしたものかな・・」
とんとん、ドアが叩かれる音がして美鈴がドアの方を向いた
「美鈴?起きてる」
「あっ、咲夜さんどうぞ開いてますよ」
「それじゃあ失礼するわね」
気がつけば美鈴の前に紅茶を持った咲夜が現れる
「お疲れ様、美鈴」
「咲夜さんもお疲れ様です」
お互いにお互いの苦労をねぎらった後に
ささやかなお茶会が開かれる
「ところで、咲夜さん?今日はいったいどんな用ですか?」
「実はね、ここのところの魔理沙の破壊によってでた赤字が
見逃せないぐらいになっているの」
「・・・ううっ、申し訳ありません」
「ああっそうじゃなくて・・・ただ美鈴にも何かいい案がないかなと
聞きに来ただけだから」
「といわれても、なんで私なんですか?」
「幸い、図書館の被害が低くなっているのよ」
「何でですか?」
「あなたが作った戦車のおかげでかなりの被害が減ったわ」
「ああっ、ブラドちゃんですね」
美鈴が作り上げた、Rウルフと呼ばれる戦車がある
高性能、高機能、高威力の三拍子がそろった戦車は
魔理沙の魔法でもてこずる
「まあ、あれほど小悪魔さんが戦車を操る能力があるとは思いませんでしたけどね」
「そうね、あれはすごかったわ」
「まさかフランドールさまを止めるなんて」
つい最近の話だが、暇だーといって地下からフランドールが
でてきたことがある、運が悪く図書館の主であるパチュリーが喘息で倒れている
時に出て来たうえに、咲夜はレミリアと一緒に神社に行ってしまっていた
美鈴しか戦えるものがいないという状況で時間稼ぎぐらいにはなるといって
小悪魔は、ブラドに乗って単身紅い悪魔の妹に立ち向かっていったのだ
激闘の末に、戦車は副砲完全大破、シャシー破損、大砲破損、特殊砲大破
したが、フランドールは楽しかったといって地下に戻っていった
「でも、サイバーンXXはもう図書館で使わないでっていわれていましたね」
「ええ、パチュリーさまがそういって怒った後に、小悪魔を抱きしめて泣いて
いたこともね」
小悪魔の奮闘は後にパチュリー自身が一つの本にして
幻想郷のベストセラーになるのはどうでもいい話だから割愛する
「ねえ、美鈴?あの戦車量産できないかしら」
「うーん、戦車はあってもそれを扱える人材と武器が足りませんから」
「確かに、小悪魔ほどの腕がないと無理よね」
「そうですしね」
「でも、これ以上被害がでるのも防がないと・・・美鈴も怪我したくないでしょ?」
「・・・そういってもらうのが一番うれしいですね」
そう、自分のことを気遣ってもらえるのが一番うれしい
だからこの紅魔館を守れるのだ
「こほん、・・・いっそのこと美鈴に強くなってもらうか鎧でも着てもらう
しかないわね」
ピーン 美鈴の頭に豆電球が光る
「それです!」
「きゃっ!どうしたのよ美鈴」
「咲夜さん!ありがとうございます、これから何か良い材料などがないか
調べますね」
そうゆうと美鈴は己の武器庫の中に入っていった
「・・・何か作るのかしら?まあいいわ、お休み美鈴」
そういって咲夜は美鈴の部屋をあとにした
次の日
メーリンレポート1
まず構想を練らなければならない
どのような鎧を作り上げるか
相手の攻撃をはじくか、無効化するか
硬いか、柔らかいか、
それにおけるリスクとメリットは
考えろ!この紅美鈴に出来るのは
考えることだけだから
「くー」
・・・ナイフが飛んできた
二日目
メーリンレポート2
とりあえず硬い鎧にしてみる
だがそれでは破壊される
咲夜さんのナイフははじけたが・・・
「ちょ、咲夜さん!それはしゃれになりませんって」
「ストレス解消にもってこいね」
・・・殺人ドールは耐えれませんでした
三日目
メーリンレポート3
発想逆転、柔らかい鎧
私の胸を基調にしてみました
「・・・メーリン・・コレ頂戴」
「?別にかまいませんですよ、失敗したみたいですし」
・・・咲夜さんがもっていってしまいました
四日目
メーリンレポート4
「そういえば黄金の大鶉さん、妹さまと遊んでいて傷一つつかないんだよね」
少し疲れたので、大鶉の羽に飛びついてモフモフしていると
そんな考えがうかんだ
「少しこの羽もって行ってみようか」
「むーモフモフ」
・・・咲夜さんと一緒にお嬢様を見て和んだ
・・・咲夜さん鼻血、鼻血
五日目
メーリンレポート5
新たな解決策が出来た!
どうもあの鶉の羽ある程度ながら弾幕を弾く効果があるらしい
どうりで妹様のレーヴァティンに突っ込んでいけるわけだ
「・・・私より強い?」
・・・少し自信なくした
六日目
メーリンレポート6
だめだ!どれだけ頑張っても鎧の中に
あの羽の力を入れることが出来ない
もはや禁断の呪法であるあの方法しかないか
「獣の槍を作り上げた人身御供しか・・・」
「藍様がおびえていたからやめてください」
・・・あそこの隙間妖怪の式はいい式をもったものだ
「うーんいい方法ができないな」
考えがでてこない状態で困っていると
「そんな状態でも門番してれるほどこの仕事は甘くないはずなのだけど」
「さっ、咲夜さん?」
「冗談よ」
後ろから話しかけられて驚いていると
「あなたにお客が来たらしいわよ」
「えっ?私にですか」
もっと驚くことがあった
門番をしていることが大半であったため
自分をたずねてくる人はほとんどいない
「久しぶりだな、紅美鈴」
「あっ、慧音 上白沢さん」
たずねてきたのは、人間と妹紅大好きな
半獣の慧音さんでした
「はあ、なるほどつまり妹紅さんに鎧を作ってくれと」
「いや、できれば普通の服なんだが・・」
話はこうだった
妹紅さんがいつも永遠亭の姫である輝夜さんと
戦って来た後に服がぼろぼろに破れて帰ってくるから
何かいい案はないかと思っていたら
この前戦車持ってきた私に何かないかと聞いてきたのだ
「毎回毎回、妹紅も考えてもらたいものだ(私がどれだけ鼻血を流したことか)」
「はあ・・・(むっ!まてよあの方法なら)試したいことがあります!力を
かしてください」
「まあ、私に出来ることなら」
「では、ちょっと待っていてください」
美鈴は鎧作成のために特別休暇を申請した
申請項目は(霧雨魔理沙対策赤字及び図書館の保護)である
「何とか許可が下りました」
「・・・大変なんだな」
「慣れました、まだいいですよ」
「そうか・・・ところで妹紅を呼んでいったい何をするつもりだ?」
「慧音~なにかよう?あっメイリン久しぶり」
「おひさしぶりです・・・てゆうかうわっ?体ぼろぼろ」
「こら!妹紅また勝手に戦いにいったな」
具体的にいうと手が折れている、お腹に穴が開いてる
血だらけ・・・
「前の私と同じですね・・・」
「最近輝夜がウザくて・・・」
「それなら鎧を作るのでフェニックス出してもらえますか」
「うい、慧音から聞いていたからいつでもいいよ」
美鈴が鎧を作成しています
しばらくおまちください
「とりあえず作ってみました」
「・・・無骨なプロテクターね」
「とりあえずリザレクションしてみてください」
「はーい」
リザレクション
「フェニックス再誕」
服が燃え尽きる、しかし
「すごい!この鎧、燃え尽きてもリザレクションと同時に
蘇るんだ!」
「はい、まだ未完成ですけど少し弾幕も弾きますよ」
「すごい!これならあのニートも楽にひねり殺せるよ!」
「あはは・・・ほどほどにしておいてくださいね・・・」
ところで話に出てきていない慧音は・・・
(妹紅かわいいよ~もこもこ)
リザレクションで一瞬だけ裸になったせいで
鼻から大量の血を噴出していた
「ところで、この鎧の名前はなんていうの?」
「文字どうり、フェニックスのクロスです!何度でも蘇ります
あなたのやる気が尽きるまで」
「よーし今日こそあのニートをフルボッコにしてやんよ」
「その意気です・・・今度またフェニクスの炎貸してくださいね」
「うんかまわないよ」
今回の成果
ある程度の羽の効果を鎧に付加させることが出来た
「うーん、コレではまだまだですね」
「あれ?美鈴さん?なんでこんなところに」
「あっ、妖夢さんこんにちは」
慧音たちと分かれた後町にでていた美鈴は
そこで妖夢に出会う
「妖夢さん、最近は潜っていますか?」
「はい、おかげで面白い武器とかも手に入るようになりましたよ」
「それは、修行にせいがでますね」
「最近は仲間が出来まして・・・そうだ美鈴さんに渡さないと
いけないものがあるし、見てもらいたいものもあるんでもし
良かったら白玉楼まで来てもらえませんか?」
「はあ、別にかまいませんが・・・」
とゆうわけで
「着きました、白玉楼」
「はい、では少しお待ちください」
「・・・突込みを入れてくれる人がないって悲しいな」
無視された美鈴をほうっておいて
妖夢が持ってきたものは
「あれ?それって私が渡した剣だよね」
「はい、ですけどコレは美鈴さんのものですし、最近は
持ち込めない修行場に行ってますから」
「・・・もう妖夢さんも立派な風来人ですね」
「えへへっ」
美鈴に剣を渡しながら妖夢はさらに
後ろにいる何者かを見せる
「見てください、私の旅仲間の・・・」
「みょんみょん」
「・・なにこれ?」
そこにいたのは
_
,、__ (,、ノ⌒,
O===) )=」 `ヽ))-───,
, -`  ̄ ヽ ̄ ̄、 ̄´ みょん
/==-- --==ヽヽ ヽ
L_Li-LiレL-Li__i ii. `,_
ノi O O iレ ii i ` , みょん
iノ'' '' -'-, '' ''ノ」iノii ,´_ノ
ヽ、 -´ ノノ__ ノ
i_ノ~ヽノ~Tノ し´
こんな感じの生物であった
「名前なんですけど、まだないんです」
「うわーかわいい」
「みょーん」
どうも聞いた話いによると
あの大鶉がいたところまで今度は倉庫を使わずにいったそうだ
そしたら今度は卵がおいてあってもって帰ったらしい
「幽々子さまの朝食のときに食べられそうになって」
「あはは、災難だったね」
「でも強いんですよ、食べさせたモンスターの肉でそのモンスター
の特殊能力使えるんですよ」
「今度、亜阿苦 銅鑼魂 の肉持ってきますね」
「お願いします、今度は冥界の裏側まで行く予定ですから」
しかしこ妖夢実にのりのりである
しばらくして妖夢が思い出したように
一振りの刀を持ち出した来た
「美鈴さん、コレなんですけどもう強化できませんかね」
「どれどれ・・・これ名刀だね・・すごい剛剣卍カブラなんて
始めてみましたよ・・でもこれ以上は・・・ん?」
「?どうしましたか」
刀を手に持ちそれをいろいろ触り始める
「・・・妖夢さん、これ私が作り直してもいいですか」
「・・・まあ、美鈴さんならかまいませんよ」
「ありがとう、私の持てる技術の全てを使って鍛え上げますね」
かんかんかん こんこんこん(藍さまでばんじゃないの?)
きんきんきん きゅういぃぃーーん(どうも違うようだな、さてご飯にするよ)
「出来ました」
「うわーきれいですね」
そこにあるのは一振りの光を放つ剣
「なづけて、秘剣カブラステギです、妖夢さんさっき返したもらった剣
やはり持っていてください」
「何でですか?」
「あるいみゆめであった、秘剣+火迅の二刀流です」
「!やってみます」
ここにシレンではできなかった伝説の組み合わせが出来た
「ああそうです、美鈴さんコレ要りますか」
「?なにですか」
「実は・・・」
「ずいぶん遅かったわね美鈴」
「スイマセン・・・でも明日には対魔理沙兵器が完成します」
「期待しないで待っているわね」
紅魔館に帰ってきた美鈴は
今日手に入った材料を打ち始めた
「それじゃあフェニックスの火種を入れて」
その中に良質の金属を入れていく
あとは・・・
「時間と集中力の勝負ですね」
美鈴の戦いはここから始まる
美鈴の勇気が世界を救うと信じて
END
「えーとここで一部かけてしまった楼観剣と白楼剣の欠片を入れて」
ぐつぐつ
「この辺で私の髪の毛入れて」
ことこと
「えーと鶉さんの羽をぱらぱら」
ぐらぐら
「しあげに慧音さんのロングホーンを一部入れて」
しゃきーん
「完成です」
そして一晩門番倉庫から鋼を打ち据える音が響き渡った
次の日
「よう、久しぶりだな中国」
「あっ、魔理沙さんお久しぶりです」
「とりあえず、ブレイジングスター」
「おぶっ?」
まず開口一番に吹っ飛ばされる美鈴
「それじゃーな」
「今回は違いますよ・・マスタースパークを攻略するんですから」
魔理沙の動きが止まる
「・・・ほう、それじゃあもし敗れなかったら」
「私の名前を中国に改名します」
「余りほとんど変わらないけどな・・・だが」
「変わりに私が勝ったらいう事とを一つ聞いてもらいますね」
「よし、それでいい」
己の全てである技を攻略すると言い切ったのだ
それは
「行くぜ、中国!」
魔理沙の全てを否定するのに等しい
「魔砲・・・」
ゆえに全力で放つ渾身の一撃
「ファイナルマスタースパーク!」
幻想郷の中で一二を争う破壊力の一撃が
門番に向かう
「こい・・・」
ファイナルマスタースパーク直前に美鈴が何か叫ぶ
そして直撃
「たいしたことねーな、無理なこと言うから・・・」
「耐え切りましたよ」
「なっ!」
光の渦の中から美鈴が出てくる
驚いている魔理沙に対して一撃
「紅龍、天衝奔烈!」
・・・美鈴の勝ちだった
「咲夜さん!勝ちましたよ」
「えーと、何その趣味が悪い鎧」
美鈴が着ている鎧は
「まあ、強いですよこのプロテクター」
黄金のプロテクターであった
「しかも、ロングホーン片方折れてるし」
「材料が少し足りませんでしたから」
「・・でも傷はないの?」
「最初の一撃以外は、全て弾いてくれましたよ」
「・・・お嬢様でも大変そうねこれ破壊するの」
「・・でもこれどうやら偶然出来た代物みたいですね・・
しかも門番にしか装備できないみたいですし」
「どちらにしろ、今日はゆっくり出来るわね」
「はい・・・それではこの魔理沙を図書館においてきますね」
「気絶率の高い技使うなんて、ひどいわね」
「それは、いわないお約束ですよ」
その日の晩
「ふう、今日はゆっくり眠れそうです・・・」
どっかーーん
「・・・無理みたいですね」
紅魔館が揺れた
「妹様が暴れたみたいですね」
状況は最悪だったすでにパチュリーは戦闘してダウン
お嬢様は交戦しているが押され始めている
咲夜さんも疲労困憊している
「遅れました!」
「遅いわよ美鈴・・・あなたの兵器使えそう?」
「やってみます」
すぐに対魔理沙兵器を装備する
目の前には紅い破壊魔
「妹様!ストップです」
「あっ、メイリン遊ぼうよ」
「うわっ」
いきなりレーヴァティンが飛んでくる
ここに激闘が始まった
まあ
「三面のボスとEXのボスとじゃ差がありすぎですよ~!」
「あははははははっ、メイリンやるじゃない、これだけ耐えるのって
初めてみたよ・・でも」
フランドールが四人に分裂する
「「「「食らえレーヴァティン」」」」
「ちょっ、四人は反則しかも回避不可能!」
本来なら即死であるしかし
「「「「あれー耐えれた?」」」」
「生きてるってすばらしい・・・」
しかし鎧はぼろぼろに
(ここまでかな・・・)
(あきらめるな)
「?だれ」
誰かの声が響いてくる
(この鎧に宿る魂・・・お前に託す・・・ともに叫べ)
「!この鎧」
「「「「めいりん?誰と話しているの?・・・まあいいやつぶれちゃえー」」」」
目も前に来ている圧倒的な破壊それに打ち勝つ可能性があるのなら
(行くぞ、我がマスター)
「はい!」
叫ぶ、この鎧ふさわしいものに受け継がれた
神話時代より受け継がれる
「グレートホーーーーン!」
(グレートホーーーーン!)
さすがに妹様も牡牛座の必殺技をまともに受けたらたまりませんよね
その後何とか妹様は生き残ったが
「ふ~ら~ん~?」
「ひっ!お姉さま?ごめんなさいごめんなさい」
お嬢様につかまり
メイド達の前で公開処刑(お尻ぺんぺん)
とあいなった
だが被害は多かった
「・・・絶対に・・直してあげますからね・・・」
「・・美鈴・・もうそのぐらいにして休んだら・・」
「・・・うえーん」
あの鎧は、必殺技の余波で半壊してしまった
三日間かかって何とか原型まで戻したのだが
あの声を聞くことはなかった
美鈴は咲夜の胸の中で・・・泣いた
しばらくしてから
「さーて今度は何を作るかな」
紅魔館のマイスターはしばらくお休み
今まで見てくれた皆さん・・・
感謝
追記
「とうとう・・・地下99階まできました」
妖夢が何度も何度も繰り返し挑戦してきたことが
遂に実ったのだ
そしてその先にあったものは
「うん?珍しいねこんなところに人が来るのは」
「あなたは?」
「昔、博麗神社で祟り神やっていた魅魔っていうものだよ・・それより
どうやってここに着たんだい?」
「はあ、そこの階段から・・・」
どうやら次元の狭間にきてしまったらしい
その後妖夢は
神龍を切り殺し、心を持たないものを破壊して
幻想郷を救ったのだがそれはまた別のお話
「残念だけど、私は変なやつに自爆したりしないからね・・」
「?魅魔さんなにいってるんですか・・ああ早く戻らないと」
「どうも、隙間郵便です」
「妖夢~お腹すいたからご飯」
「あっ、幽々子様!はいすぐに戻りますから」
「あたしも幻想郷に戻るとするかね」
どっとはらい
追起その二
何でか再び開かれた肝試し
しかし
「ちょっと!何で弾幕弾かれるのよ」
ピチョーン
すでに妹紅に霊夢とアリスは
落とされた
「ちくしょー!必ずおとしてやる」
「あはははははっ、あの輝夜も今回ばかりはたちが悪いから
あんた達を呼んだみたいだけど、この鎧を砕くことは無理
みたいね」
そして
「あっ!」
魔理沙も被弾する
地面に叩きつけられて
思い出すのは
門番にやられた弱い過去の自分
「・・・っざけんな」
「とどめだよ。正直者の死」
自分に向けられる弾幕を高速でくぐり抜け
相手の頭上をとる
「えっ?」
さすがに妹紅もあっけにとらえる
そして
「くらえ・・・」
己の持つ最高魔砲
「ファイナル・・」
「ちょっ」
「マスタースパーーーーク」
魔理沙の全ての魔力を使った最後の一撃
(これで、終わりかな・・・ははっ馬鹿なことしたかな)
もはや受身を取ることも
出来ないこのまま
地面に叩きつけられて
終わりかなと思ったとき
「よっと」
どさっ
魔理沙を受け止める人がいた
「・・・へへっ香霖が助けてくれるなら
・・・悪くない・・・」
「魔理沙・・・お疲れさま」
魔理沙はそのまま安心して目を閉じることが
出来た、一番安心できるところで・・・ね
マイスターにおいては美鈴はかっこいい役回りでもいいと思いますよ?
『紅魔館の門番を10分動かせなく出来る』って魔砲がすごいのか復活する門番がすごいのか…
とりあえずお疲れ様でした
しかし妖夢福とは懐かしいものを見せてくれた。
元ネタ、最後のは某所のフラッシュからですかな?ボーダー商事と同じとこの。
不思議のダンジョンにMM、うしおととら、マザー2、妖夢福。
炒飯作るよ(AA略)、F○5に聖闘○星矢の尾形と齊藤、あれ?違う?解散した?
もし合ってたら島本和彦ばりに書いてて恥ずかしくなる位の、読んでて血が騒ぐ程の超熱血モノをお願いします。
「なぁ、そうだろ…霖!!」「石破ラブラブマスタースパーク」みたいなのw
>「ねえ、咲夜なんで美鈴が、こんな時間に門を直しているの?」
読点は、実際に読むときに息継ぎをする場所に入れましょう。
>「?どうゆうこと」
?の位置が…。
>「あなたにお客が来た見たいよ」
「見たい」を「見ることを望む」の意味以外で使うのはおかしいので、「~らしい」の意味なら平仮名にすべきです。
>「なずけて、
名を”つ”けるので「なづける」です。
>いう事と一つ聞いてもらいますね」
いう事を、では?
>「・・・絶対に・・直しあげますからね・・・」
直してあげます、では?
>かわいい女の子何だがな」
「なんだがな」は「なのだがな」の撥音便であって「なにだがな」の撥音便ではないので、「何」の字を使うのは不適切です。
正直になりやしょうや
書きたいんでしょう?
本当は
作品の案練っています、出来たら次の長品作品は香霖堂の神さまシリーズ
ですかね・・・
>美鈴はどっちかというと龍繋がりで「○山昇○○」のほうがいいんじゃ…え?かっこよすぎ?
マイスターにおいては美鈴はかっこいい役回りでもいいと思いますよ?
私の中でのメイリンは弾幕以外ではなかなかすごいというイメージです
あと魔砲くらって次の日に普通に立てる・・・それが門番長の証です
ドラゴンのセイントは師匠がいないとだめです
>藍さまは白面の者だったのかwwww
その妖怪も最後にほしかったのは・・・家族なんでしょうね
>序盤の無関係な小ネタ30分懸けて作ったんですか…
とりあえずお疲れ様でした
次回作のネタばれ・・・ではないからどっちかというと
「香霖堂(魔界)神様がやってきた・・・私に彼が残してくれたもの編」
ですねwww
>是非香霖堂に神様がやってきたでお願いします
ハダエプを書けばいいんですか?もしそうならもう一度感想書いてください
>最初の文で作品、間違えたかと思った。
しかし妖夢福とは懐かしいものを見せてくれた。
本当はンフーを書こうとしたんですが・・・昔の作品の中からいいものが
でてきまして・・・
>小悪魔に敬礼させて下さい
敬礼!・・・ありがとう彼女も喜んでくれる・・・
>楽しめました!しかしあなたは私とツボが似てますね。
・・・すばらしい良くネタを見抜いてくれました・・・
約束しましょう・・・つぎはもえるネタを書き上げましょう
>まさか黄金聖衣が来るとはw 噴きました。
誤字脱字の指摘ありがとうございました・・・後皆様にはもうしわけないのですが「?~~~」という文は先にキャラクターがおかしいなという顔になってから、それおかしいんじゃない?という言葉をだすので・・・まあ私の作品
のオリジナル表現と思ってください・・・
他にもお嬢様に黒い鎧とか妹様に十二個の武器とかいろいろなねたがあったんですけどねww
>正直になりやしょうや
書きたいんでしょう?
本当は
ちっ、違う!俺は・・・俺は!(書いてみたいですねwwよしいつか書こう)
あと誤字は無いと思いますけどまだ少し脱字が目立ちますよー
ロングホーンwwww
ブイブイ言わせて走ってるイメージを思い浮かべて
爆笑してしまった私が居ます。
ソレにしても美鈴さんって確か能力は・・・(汗