Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

夏色の恋景色

2007/09/18 09:38:57
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魔法の森に陽がそそぐ
小径(こみち)を歩く私にそそぐ
光が満ちるこの森で
胸が弾んで踊りだす

貴方に逢えるだけだって
私はとても幸せで
人形たちも微笑んで
つい鼻歌(ハミング)が零れだす

ふと森の木々を見てみると
風に吹かれてゆらゆら揺れて
その木漏れ日のまぶしさの
綺麗な翠は輝いて

魔法の森に陽がそそぐ
小径を歩く私にそそぐ
こころも踊るこの想い
あなたは気づいてくれるかしら

 ♪ ♪ ♪

「お、また来たのか。」
「ええ。今日はタルトを焼いてきたの。
 一緒に食べない?」
「気が利くな。
 丁度お茶にしようと思っていたところなんだ。
 ありがとう。」
「お礼だなんていいのよ。」
「へぇ、妙なことをいうんだな。」
「(あなたに逢えただけでいいだなんて、
  あなたが喜ぶ顔が見たかったなんて、
  言えるわけ、ないじゃない。)」
「まぁいい。とにかくあがってくれ。
 すぐお茶を淹れてくるぜ」
「ありがとう。お邪魔するわ。」
                     Fin.
こちらでははじめまして。そうでない人もお久しぶりです。織村 紅羅璃(しきむら くらり)です。
先ずは、ごめんなさい。SSを書こうとしたらいつの間にか詩が主体になってました...orz 後半の会話が申し訳程度にくっついているくらいです...
さらにいうと、詩の方は四行詩で七五調や七七調を基調としているので、とても短いです。ミニ創想話のさらにミニ、みたいな...orz 後半の会話がなければどうなっていたことやら。いや、会話があっても短いですねorz
しかも、たいていダークな詩しか殆ど書かないのに明るい詩を書いたので、個人的にはちょっと違和感が。けど、夏(ももう過ぎてしまいましたが)という季節には、やはり木漏れ日のような明るさが必要かな、と思って、今回このようなものを書いた次第です。
内容は実にアリスです。初恋の乙女の、あのうきうきした感じを少しでも感じていただければ幸いです。
今回は頑張って推敲してみました。けどやっぱりなんだか違和感が。
「詩」というのは、この場にはふさわしくないものかもしれません。しかし、表現方法の一つとして、詩はなかなかに優れていると思うのです。それを知っていただきたくて、今回こちらへの投稿に踏み切った所存にございます。
夏ももう終りですが、綺麗な夏色の森の、小さな恋の景色を思い描いていただたら、それ以上の幸せはありません。
織村 紅羅璃
http://ningyoushi.tiyogami.com/index.html
コメント



1.いらんこといい削除
いい雰囲気ですね。