皆様、酷暑厳しいこの夏をいかがお過ごしでしょうか?
どうも、紅美鈴です。
私は今日、咲夜さんと紅魔湖でバカンスを楽しみました。
水着じゃなかったのは残念ですが、着水はしましたよ。
いつものように門番のお仕事。
ですが、やはり変わりない日常となると退屈ですね。
魔理沙さんの入館許可が下りてからは仕事が無いに等しいです。
だから油断してついウトウトときましてね。
そしたらたまたま見つかっちゃったんですよ、忠け・・・咲夜さんに。
で、まぁ当然の如くナイフ投げてきましたよ。
ですがね、流石にこう日常的に投げられたら私だって見切れますよ。
人差し指と中指の間で受け止めたんですね。
このとき咲夜さんは意外にも褒めてくれたんですよ。
「美鈴、すごいじゃない。流石は武闘派ね。」
ってね。
ここまではよかったんですよ。
咲夜さんに褒められるのは初めてでね、素直に嬉しかったですよ。
でも、つい調子に乗っちゃったんですよ。
「私だってこれぐらい余裕です。」
って言って、指で挟んだナイフを気の力で折ったんですよ。
そしたら咲夜さんね「ウホッ、いい挑発!」って怒ってきたんですよ。
私はもう逃げましたね。
戦って勝てる気がしませんもの。
でね、走ったんですよ。湖の方に。
不思議な導きっていうか潮の満ち引きっていうか、そんなノリでしたね。
咲夜さんは笑顔で追ってきましたよ。
で、まぁ紅魔湖を回るように走ったんですよ。
そうしたらチルノちゃんがこっちを見てましてね。
で、なんか喋ってるんですよ。
「見ろよ、門番の中国だ。」
と、私のことを見た目からそんな呼び方するんですね。
なんとでも呼ぶがいいさ私には消えない名前があるから、とかそんなことを思いましたね。
でもムカついたので咲夜さんのナイフがチルノちゃんの方に行くように逃げましたね。
その後ね、頭がおかしくなってきたんですよ。
酷暑の中を走りっぱなしで色々と見えてくる世界が輝いてきたのですよ。
咲夜さんも相当参っているのか走る気力が薄れているようでしたね。
でも何故だかそんなへとへとな咲夜さんが可愛くも愛おしくなりましたよ。
だから私ね、ぶっかけてあげたんです。
あ、別にぶっかけたって言ってもイヤらしいものじゃ・・・え?わかってる?
そうです。湖の水をかけてあげたんですよ。
熱中症になったら大変でしょ?
「ぷぁっ!?いやっぶっかけないでぇ!」
・・・咲夜さん、かなり暑さにやられていたようです。
そこからテンションがお互い高くなってきましてね、童心に帰って水の掛け合いですよ。
「さっ、さくっ死・・がぉぼっぐぼぉっ!!」
「アハハハハッ!!時間にはこんな使い方もあるのよ!!」
まさか時間を止めてバケツで連続放水してくるとは思わなんだ。
私もこのままじゃマズイと思って防ごうとしましたよ。
「ぷ、プロテクトシェぶあぁあっ!」
「無駄無駄無駄!」
ガードする暇さえ与えてくれませんでした。
すっかりバカンス気分になった2人。
でも何かが足りないと思ったんですよ。
そして至った結論・・・それはバカさが足りなかったのです。
だって、「バカンス」の半分を占めるのは「バカ」じゃないですか。
半分「ガキ」の人だってきっとそう言うハズです。
で、まぁバカ分補給のためチルノちゃんを連れてきて、3人で水上鬼ごっこしたのですよ。
じゃんけんで勝った私と咲夜さんは逃げて、チルノちゃんが鬼。
まさか「最初はグー」の時にチョキを出してくるとは思わなんだ。
「よぅし、先回りして捕まえてやる!アタイってば最強ね!」
流石はチルノちゃん。期待を裏切りません。
障害物の無い湖で先回りと言いながら大回りをして走ってくるのです。
そんなチルノちゃんが走ってくるまで咲夜さんと2人で並んで温かい視線を送りました。
私達はチルノちゃんに捕まることはありませんでした。
日も暮れて紅魔館に帰ってくると私と咲夜さんは満足顔でしたね。
久々に思いっきり遊んだという充実感に満ちていました。
でも、やっぱり疲れたなぁ。
今日はこのことを書き留めたらすぐに寝ようと思います。
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「・・・そう、そんなことがあったのね。」
「はい!」
「楽しかった?」
「はい!」
「でもこれ反省文じゃなくて絵日記っていいますからぁっ!!残念!!」
「へぶぁっ!」
「次!咲夜!」
「はい。」
「・・・ふぅん、なるほどね。あなたらしいじゃない。」
「ありがとうございます。」
「でもここがイマイチって、誰が官能小説書けって言ったかしら!?」
「な、何が足りないのですか!?」
「そこを真面目に聞くな!!」
「お嬢様ぁ、もう寝てもいいですかぁ?」
「寝るなよっ!反省文書くまでは寝かさん!」
「まぁ!お嬢様ったら私達を寝かさないつもりですよ!」
「え!?まさかの夢の3(ピーー)ですか!?」
「お前らぁぁああっ!!」
紅魔館の暑くて熱い日は続く。
伏字の意味がないwww
全員分のもみてみたい