Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

あなたに近づく、この足で

2007/08/01 13:43:50
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 魔理沙が振り向くたびに、私の動きが止まってしまう。

 どうしてだろう。

 あの琥珀色の瞳が私を捉えると、心臓の鼓動が早くなる。

 子犬のような可愛い口から言葉が紡がれるだけで、身体が強ばってしまうのだ。

 他の誰でもこんな事は起こりえない。

 いま、目の前にいるあなただけ。今のあなただけが、私の身体を狂わせる。

 呼吸が段々と早くなり、流れる汗の量が増えた。

 緊張しているのが自分でもわかる。

 耐え難い空気。できれば逃げだしたいくらいだ。

 それでも。

 一歩、また一歩、前へと足を踏み出す。

 もっとあなたの顔が見られるように。

 あなたの声が届くように。

 あなたに近づいていく為に。

 私は前へと進んでいく。

 霧雨魔理沙。

 いつか、あなたの身体に触れてみせる。

 強くそう願いながら。






















「なあ、アリス。せめてダルマさんが転んだぐらい普通にしようぜ」



「魔理沙が私を追ってくる。なんという悲劇。どうしてそんな魔理沙から逃げないといけないのか!」
「……これが鬼ごっこだからだろ」
八重結界
コメント



1.デク削除
って言うか、二人っきりで遊んでることが激しく微笑ましいwww
2.名無し妖怪削除
ああもう、かわいいなぁww
3.名無し妖怪削除
和んだ
4.名無し妖怪削除
何やってんだwww俺も混ぜてww
5.蝦蟇口咬平削除
魔法の森で遊ぶ美少女二人・・・場所が場所なら絵になるんだがなあ
6.名前が無い程度の能力削除
おけww

こんな滑らない話があっていいんでしょうかっ!!