アリス・マーガトロイドに友達はいない
本人はそれに困った事などない
だが母から届いた手紙には『友達出来ましたか? 』と書かれていたので、とりあえず『友達は人形です』と書いて返した
友達は必要なのだろうか、また届いた母からの手紙には『友達を人形にしてはいけません! 』と書かれている
意味が良く分からないが、とりあえず人形が友達ではいけないらしい
だから、友達をつくる事にした
まずは手近な人間で、近所に住む魔法使いを友達にしようとやってみる
性格を分析、巫女と仲が良い事からいざと言う時に頼れるだけの力があるのだと見せつければ良いのかもしれない
可笑しなほどに月が明るい夜、魔法使いを誘って異変を解決するべく弾幕を
危険ならば背中を守り、協力してはマリス砲
きっとこれで友達に必要な友情値とやらは十分だろうと、意を決して魔法使いに聞いてみる
「私達の関係? そんなの決まってるだろう相棒! 」
自分達は友達ではないらしい、少しショックだった
何がいけなかったのだろうか、やはり身を挺してまで魔法使いを守ったのが悪かったのだろうか
それともお互いが対等の存在であるようにと調整を頑張りすぎたからだろうか、本に友達は対等であれと書いてあったのに
先の失敗を忘れる事にして、次は神社に住む巫女を友達にしようとやってみる
はっきり言って巫女が誰と仲が良くて、誰と仲が悪いのかが分からない
仕方なく、性分ではないが積極的に関わって見る事にしてみた
賽銭を入れ、宴会の後片付けを手伝い、弾幕ごっこで乱れた髪を直し、木に引っ掛けて破けた巫女服を縫いなおす
お茶の勉強もすれば和食の研究もする、寒い夜には人里から温かい羽毛の掛け布団を神社まで持ってきたり
これだけすれば完璧に友情とやらが育まれているだろうと、自信をもって巫女に聞いてみる
「アリスって、なんだかお母さんみたい」
絶望した、その時から巫女に名前じゃなくてお母さんと呼ばれている事に絶望した
それに何だか自分でも娘が出来たようで嬉しく感じてしまい、今さら突き放す事など出来ない事に絶望した
やり過ぎたらしい、やはり何事もほどほどが一番なのだと再認識する
あとは何故か時々タンスなどの隙間から覗いて来る隙間妖怪の視線が怖い、何か言いたい事があるのだろうか
失敗を恐れず諦めず、次は紅魔館にあると言う図書館に住む魔女を友達にしようとやってみる
読書は嫌いではない、まずは一緒に本を読んでも邪魔だと思われないようにやってみる
お茶菓子を差し入れとして持って行くし、珍しい本があれば持って行く
一人では不可能かつ好奇心を刺激されるような実験が載っている本があれば魔女を誘い、お互い本を読みながらも邪魔にならない程度に会話をする
魔女の友達である吸血鬼のように彼女を愛称で呼ぶ日も近いだろうと、慎重かつ大胆に魔女に聞いてみる
「貴女は泥棒よ・・・・・そう、私の心を盗んだの」
何かを盗んだ記憶はないのに泥棒だと言われた、今度こそ大丈夫だろうと思っていただけに衝撃は大きい
だが自分が無意識に何かを盗んだのならば返さなければと、盗んだ物を再び魔女に聞くが要領を得ない
仕方なく自分で考えるに『心=精神』となるが魔法使いの思考では『精神力=マジックパワー』と出た
つまり魔力を盗んでいったと言ってるのだと気づいたので、人形から極太レーザーで返しておく
これだけ期待させておいて泥棒扱いされたのだ、これぐらいは当然だろう
だが泥棒扱いされているのに何も盗まないのも芸がないので、魔女の柔らかな唇を盗んで行く事にした
アリス・マーガトロイドに友達はいない
友達以外ならば沢山いて、今はそれに少し困っている
本人はそれに困った事などない
だが母から届いた手紙には『友達出来ましたか? 』と書かれていたので、とりあえず『友達は人形です』と書いて返した
友達は必要なのだろうか、また届いた母からの手紙には『友達を人形にしてはいけません! 』と書かれている
意味が良く分からないが、とりあえず人形が友達ではいけないらしい
だから、友達をつくる事にした
まずは手近な人間で、近所に住む魔法使いを友達にしようとやってみる
性格を分析、巫女と仲が良い事からいざと言う時に頼れるだけの力があるのだと見せつければ良いのかもしれない
可笑しなほどに月が明るい夜、魔法使いを誘って異変を解決するべく弾幕を
危険ならば背中を守り、協力してはマリス砲
きっとこれで友達に必要な友情値とやらは十分だろうと、意を決して魔法使いに聞いてみる
「私達の関係? そんなの決まってるだろう相棒! 」
自分達は友達ではないらしい、少しショックだった
何がいけなかったのだろうか、やはり身を挺してまで魔法使いを守ったのが悪かったのだろうか
それともお互いが対等の存在であるようにと調整を頑張りすぎたからだろうか、本に友達は対等であれと書いてあったのに
先の失敗を忘れる事にして、次は神社に住む巫女を友達にしようとやってみる
はっきり言って巫女が誰と仲が良くて、誰と仲が悪いのかが分からない
仕方なく、性分ではないが積極的に関わって見る事にしてみた
賽銭を入れ、宴会の後片付けを手伝い、弾幕ごっこで乱れた髪を直し、木に引っ掛けて破けた巫女服を縫いなおす
お茶の勉強もすれば和食の研究もする、寒い夜には人里から温かい羽毛の掛け布団を神社まで持ってきたり
これだけすれば完璧に友情とやらが育まれているだろうと、自信をもって巫女に聞いてみる
「アリスって、なんだかお母さんみたい」
絶望した、その時から巫女に名前じゃなくてお母さんと呼ばれている事に絶望した
それに何だか自分でも娘が出来たようで嬉しく感じてしまい、今さら突き放す事など出来ない事に絶望した
やり過ぎたらしい、やはり何事もほどほどが一番なのだと再認識する
あとは何故か時々タンスなどの隙間から覗いて来る隙間妖怪の視線が怖い、何か言いたい事があるのだろうか
失敗を恐れず諦めず、次は紅魔館にあると言う図書館に住む魔女を友達にしようとやってみる
読書は嫌いではない、まずは一緒に本を読んでも邪魔だと思われないようにやってみる
お茶菓子を差し入れとして持って行くし、珍しい本があれば持って行く
一人では不可能かつ好奇心を刺激されるような実験が載っている本があれば魔女を誘い、お互い本を読みながらも邪魔にならない程度に会話をする
魔女の友達である吸血鬼のように彼女を愛称で呼ぶ日も近いだろうと、慎重かつ大胆に魔女に聞いてみる
「貴女は泥棒よ・・・・・そう、私の心を盗んだの」
何かを盗んだ記憶はないのに泥棒だと言われた、今度こそ大丈夫だろうと思っていただけに衝撃は大きい
だが自分が無意識に何かを盗んだのならば返さなければと、盗んだ物を再び魔女に聞くが要領を得ない
仕方なく自分で考えるに『心=精神』となるが魔法使いの思考では『精神力=マジックパワー』と出た
つまり魔力を盗んでいったと言ってるのだと気づいたので、人形から極太レーザーで返しておく
これだけ期待させておいて泥棒扱いされたのだ、これぐらいは当然だろう
だが泥棒扱いされているのに何も盗まないのも芸がないので、魔女の柔らかな唇を盗んで行く事にした
アリス・マーガトロイドに友達はいない
友達以外ならば沢山いて、今はそれに少し困っている
なんて流れるようなストーリーテーリング。
その他組み合わせも万歳
GJ!
他キャラも気になるなー
アリスすげぇ。
大多数のSS作品中、最上に近い程、周囲との関係に恵まれているというのに
当のアリスが、ソレに気付かず現状を憂いているとゆ~ギャップが素敵!
まさに対極にある生き様だな>アリス。せっかくだから幸せになっておくれ。
せめて一人で悩まず相談しようぜアリスwwwwwww
そして他キャラでも「お姉ちゃん」とか呼ばれてるのが予想できて吹いたwwww
アリスがスキマに落とされない事を祈る。
だが、あくまで欲しいのは『友達』であり、それ以上の結果を良しとしないアリス。
このジレンマが素晴らしいです。
なるほど、こうやって友達をつくればいいのかー
と友達少ないわたしは感心しました。
見習います。
おもしろかったです。
何この世間知らずアリスかわいい!!!!
魔界の母も別の意味でしんぱいですねw
それと後書きと題名がまったく関係無ぇwwww
カップルより萌えそうw
あ,でもパチェアリは俺のジャスティスです。
こういう話は大好物だぜ。
安心して。
この天然め!!
超和んだwwww
いいなあこのアリス
何気に後味もいいね
これは思わず惚れるwww
惚れた。
49氏に激しく同意
魔女が「むきゅ~」と言って気絶する姿が目に浮かぶ