あらすじ
Z.O.E
――――――――――――――――――――――――――――――
謹啓 清涼の候 ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
この度 短編集を掲載することとなりました
これからも末永くご指導賜ります皆様の前で
寄稿済みの作品の未投稿の案を載せることがふさわしい形と思い
投稿を行いたいと思います
どうぞ ご理解いただき
読者としてご一読賜りますようお願い申し上げます
なお 掲載後 ささやかではございますが
感謝の念を送りたいと存じます 感じてください
それではお忙しいところ 恐縮ではございますが
ご一読いただけましたら幸いです 敬具
平成19年6月某日
■日時 スクロール直後
■場所 今ここ
■原案提供 上海アリス幻樂団
■感謝 ZUN氏
――――――――――――――――――――――――――――――
※ 気がつけばもう七月ですが、気にせずお楽しみください。
※※一部、風神録のネタがあります。
-『それでは伊吹萃香の入場です』-
ぺったんぺったんつるぺったん
びっくりするほどペチャパイの
鬼の萃香の素朴な疑問
「今までは慧音が鬼役だったんだよね?」
「ああ、そうだが?」
「どんな風に鬼役してたの?」
おっぱいおっぱいテラおっぱい
ハクタク先生 思い出す
『うおおお、今年も節分がやってきたべぇー!』
『けーね!けーね!』
『鬼役の慧音様がやってきただぞー!』
『けーね!けーね!』
『う、うううううううう』
『恥らう先生も素敵だべえー!』
『けーね!けーね!』
『かーちゃん、けーね先生綺麗だなあ』
『ほんにねえ』
『さあ、慧音様、いつもの台詞お願いしますだー!』
『けーね!けーね!』
『これも村の為かっ…! だ、ダーリン~!さあウチに豆をぶつけるっちゃ!』
『うおおお!』
『けーね!けーね!』
『電撃だしてけろー!』
『虎縞のビキニが素敵だべぇー!』
『けーね!けーね!』
『鬼は~外~、福は~内~』
『あははは、そんなんじゃ当たらないっちゃ~♪ ひら~り♪ ひら~り♪』
『今年の慧音様も軽やかですねえ、おじいさん』
『まるで空を飛んでいるようじゃのう、ばあさん』
『ぃよーし、おいかけて豆をぶつけるべー!』
『けーね!けーね!』
『あわよくば豆の当てすぎでぽろりを!』
『ぽろりを!』
『ぽーろーり!ぽーろーり!』
『おっぱい!おっぱい!』
『ぽーろーり!』
『おっぱい!おっぱい!』
『ぽーろーり!』
『やっぱ鬼はボンキュッボンでねぇとな!』
『んだんだぁ!』
『あはははは~♪ こっちだっちゃ~、ダ~リ~ン♪』
歪んで伝わる追儺の節分
鬼とビキニとうるせぇやつら
純な瞳で見つめる鬼から
視線そらして空を見る
「―――なかったことに」
-『皆様、あたたかい八雲家でお迎えください』-
さいきんは ちぇんがいてくれるから
むかしよりは さびしくないだろうけれど
やっぱり さびしんぼうではあるから
こはるびよりにさそわれて ひらいたスキマから
さびしそうな らんをみつけて
おおあわてで チョコレートをひきよせて
メッセージを なぐりがく
「んぅ、ねむい……うぅ、うぅ」
ちゃんとかけたかしら? もうろうとしてよく
わからない チョコもひとつしかない
ごめんなさいねちぇん
あやまりながら らんのとこうかんする
ぎょうぎわるいとおもいつつ つつみをやぶって
ひとくちで ぜんぶたべる
からだがちぢんでるから ひとくろう でも あまい おいしい
ありがとうね らん だいすきよ
「おはようございます、紫さ……ま…」
「おはよう、藍。どうしたの?」
目が覚めたとき、口の周りにチョコレートがべったりついていて。
久しぶりに、式の前で恥をかいたのも、いい思い出。
-『あたたかい博麗をありがとうございます』-
桃の節句の3月3日。
ところは番外、博麗神社。
いつも通りな巫女の頭で。
小さな鬼っ娘のたまった。
「霊夢は人形ださないの?」
「今年は会うからださないの」
夏には会うよね。
流し雛。
いつもは出すのか。
みこみこないしょ。
-『それではさっそくですが、霊夢のご紹介をさせていただきます』-
―――今かもしれない、いつか
ここではない、どこか
「おっとう、今日も巫女さんが飛んでらっしゃるだよ」
「そっかぁそっかぁ、よ~く見ておくとええだよ」
幻想の郷に住む
幻想の人たちは
「今日もええ天気じゃのう」
「そうですねえ、ほんにそうですねえ」
毎日毎日
青い空と白い雲と
「魔法使いと巫女さんがまた空でかけっこしてるだよ」
「今日は魔法使いさん、勝つかなあ」
楽園の素敵な巫女さんを見つめて
「先生、おらたちも巫女さんみたいに空を飛べるだか?」
人の夢を
「もちろんだとも!」
思い出す
-『アフガン出身です』-
「いやった! もうすぐゴールだ!
苦節ン年、ついに霊夢に勝てるぜ!」
「くっ、やるわね魔理沙!
ならばハクレイブリーカー! 死ねぇ!」
「ぎにゃー!?」
「嗚呼、今日も魔法使いさん負けちゃっただよ……」
「航空相撲はずるいと思うだ……」
「巫女は勝てばよかろうなのだ!」
-『次に巫女代表のご紹介をいたします』-
幻想神主ZUNさんに。
チョコを贈ってみたならば。
ちいさな幸せ、おかえしくれる。
いいことあるよのホワイトデー。
博麗神社にお賽銭。
「久しぶりのお賽銭だわ♪
一体なにに使おうかしら?」
神社の巫女さんほくほく顔で。
あれこれ思案の使い道。
「あ、そうだ。
来年のチョコレートを買う為に貯金しておきましょ」
素敵な素敵な巫女さんの。
素敵な素敵な使い道。
-『博麗神社の巫女さんであらせられます、博麗霊夢さんです。よろしくお願いいたします』-
そんなこんなで。
私は白玉楼で彼岸参りの交通整理のバイトをしているのであった。
「はいそこ、列からはみ出さないの!」
「はぁ~い」
それはもうきびきびと。
「巫女様おしっこ~」
「私はおしっこじゃない」
「そうじゃなくて、おしっこいきたいだよ……」
「もうさっき行っときなさいって言ったでしょ!
言ってない? じゃあ今言った。はいこっちこっち~」
真面目に。
「こそこそ…」
「あ~、見てない間に横抜かしして!」
「ひぇぇ。いえ順番を…」
「え、順番をとってもらってた?
ダメダメ。友達でも一人は一人。
はい特別扱いしないから列の後ろに戻って!」
厳しく。
「ちぇっ。けちだなぁ…」
「あ、今舌打ちしながら『けち』って言った」
「あ、や、い、言ってないだよ!?」
「問答無用!博麗腕挫十字固(ハクレイジャパニーズアームバー)!」
「うおいたたたたたた!?」
「おお、巫女さん渋い技を!」
「でも読み方がハイカラだべぇ」
「えへへ♪」
「おらが悪かったからはずしてけろ~!」
実に巫女らしく。
「あ~、いたた。やっぱり悪いことはできねえだ……」
「はい、分かったら列の後ろにいきなさい」
「はぁ~い」
「はぁ、霊夢どんはほんに委員長だべぇ」
「ばっかおめぇ、今はいいんちょがトレンドだど」
「おお。しかし、やるときはやるもんだべなあ」
「見直したべえ。これからは巫女さんじゃなくていいんちょだべえ」
あれ? アイデンティティの危機?
ん~、まあいいか。楽園の素敵ないいんちょもおしゃれよね。
-『次にプリズムリバーより』-
-雲の上の桜花結界 四本柱の上で-
やっほーレイラ。聞こえてる?
メルラン姉さんだよー。やっほー♪
高いところは音が響くなあ。やっほー、やっほー♪
もうレイラが死んじゃってどれくらい経つのかな~?
ずいぶん経つよね? あれ昨日だっけ?
どっちでもいっしょか。ま、いいやいいや。
レイラはそっちで元気にやってるのかな?
風邪引いたりおなか壊してないか姉さん心配だよ。
レイラは昔っから体弱かったもんね~。
あとさびしがりやだから泣いてないか心配。
私ってば姉妹で一番ナイーブだからなあ。
悩みすぎてノイローゼになったりはしないか。
ルナサ姉さんじゃあるまいし。
私たちはみんな元気でやってるよ。
ルナサ姉さんは相変わらず美人で落ち着いてるし。
リリカは可愛いから里の人の見てないところでぎゅっぎゅっしてる。
レイラは……あれ? レイラがいないね?
なんでだろ? おーい、レイラ、聞こえてるー?
うん。そんな感じで、消えずに騒がしく暮らしてるよ。
私ってば控えめな性格だからほかの二人に苦労させられてるけどね。
ホント、二人とも私がいないとバランスがとれなくて大変なんだから。
もう転生したのかな? 成仏したのかな?
どっちがいいんだっけ? 忘れちゃった。
レイラ。ねえ、レイラ、聞こえてる?
あはは、きっと聞こえてるよね。
だって私たちレイラのお姉ちゃんだもん。
どこからだって声も、音も、演奏も届くよね。
会えるに決まってるんだから♪
みんな元気で待ってるよ。だから早く戻っておいでよ。
また私たちの絵を描いてよ、レイラ。大好きだよ。
- メルラン=プリズムリバー -
-『お互いのフランちゃんに対して』-
今日も元気にフランちゃん♪
ばったり出会うのお姉さま
「………はぁ」
なんだか元気がないみたい
そんなときには魔法の呪文
マハリク マハリタ
フランちゃん♪
「一万年と二千年前から♪」
れ
「み♪」
り
「あ♪」
う
│
「うー♪」
「うー♪」
「あは、おねーさま元気になったー♪」
「ありがとうフラン」
「えへへ♪」
-『独立宣言をしてもらいます』-
「ここ半年で月の事情は大きく変わった。今、人間の戦力は圧倒的よ」
「えーりーん! イナバが、イナバがー!」
「流石に厳しいオチですね……」
「えーりんまで!?」
膝の上の鈴仙、抱きとめる永琳を前に。
月の姫様はにっちもさっちもいかなかったそうな。
- Thank,you for reading -
Z.O.E
――――――――――――――――――――――――――――――
謹啓 清涼の候 ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
この度 短編集を掲載することとなりました
これからも末永くご指導賜ります皆様の前で
寄稿済みの作品の未投稿の案を載せることがふさわしい形と思い
投稿を行いたいと思います
どうぞ ご理解いただき
読者としてご一読賜りますようお願い申し上げます
なお 掲載後 ささやかではございますが
感謝の念を送りたいと存じます 感じてください
それではお忙しいところ 恐縮ではございますが
ご一読いただけましたら幸いです 敬具
平成19年6月某日
■日時 スクロール直後
■場所 今ここ
■原案提供 上海アリス幻樂団
■感謝 ZUN氏
――――――――――――――――――――――――――――――
※ 気がつけばもう七月ですが、気にせずお楽しみください。
※※一部、風神録のネタがあります。
-『それでは伊吹萃香の入場です』-
ぺったんぺったんつるぺったん
びっくりするほどペチャパイの
鬼の萃香の素朴な疑問
「今までは慧音が鬼役だったんだよね?」
「ああ、そうだが?」
「どんな風に鬼役してたの?」
おっぱいおっぱいテラおっぱい
ハクタク先生 思い出す
『うおおお、今年も節分がやってきたべぇー!』
『けーね!けーね!』
『鬼役の慧音様がやってきただぞー!』
『けーね!けーね!』
『う、うううううううう』
『恥らう先生も素敵だべえー!』
『けーね!けーね!』
『かーちゃん、けーね先生綺麗だなあ』
『ほんにねえ』
『さあ、慧音様、いつもの台詞お願いしますだー!』
『けーね!けーね!』
『これも村の為かっ…! だ、ダーリン~!さあウチに豆をぶつけるっちゃ!』
『うおおお!』
『けーね!けーね!』
『電撃だしてけろー!』
『虎縞のビキニが素敵だべぇー!』
『けーね!けーね!』
『鬼は~外~、福は~内~』
『あははは、そんなんじゃ当たらないっちゃ~♪ ひら~り♪ ひら~り♪』
『今年の慧音様も軽やかですねえ、おじいさん』
『まるで空を飛んでいるようじゃのう、ばあさん』
『ぃよーし、おいかけて豆をぶつけるべー!』
『けーね!けーね!』
『あわよくば豆の当てすぎでぽろりを!』
『ぽろりを!』
『ぽーろーり!ぽーろーり!』
『おっぱい!おっぱい!』
『ぽーろーり!』
『おっぱい!おっぱい!』
『ぽーろーり!』
『やっぱ鬼はボンキュッボンでねぇとな!』
『んだんだぁ!』
『あはははは~♪ こっちだっちゃ~、ダ~リ~ン♪』
歪んで伝わる追儺の節分
鬼とビキニとうるせぇやつら
純な瞳で見つめる鬼から
視線そらして空を見る
「―――なかったことに」
-『皆様、あたたかい八雲家でお迎えください』-
さいきんは ちぇんがいてくれるから
むかしよりは さびしくないだろうけれど
やっぱり さびしんぼうではあるから
こはるびよりにさそわれて ひらいたスキマから
さびしそうな らんをみつけて
おおあわてで チョコレートをひきよせて
メッセージを なぐりがく
「んぅ、ねむい……うぅ、うぅ」
ちゃんとかけたかしら? もうろうとしてよく
わからない チョコもひとつしかない
ごめんなさいねちぇん
あやまりながら らんのとこうかんする
ぎょうぎわるいとおもいつつ つつみをやぶって
ひとくちで ぜんぶたべる
からだがちぢんでるから ひとくろう でも あまい おいしい
ありがとうね らん だいすきよ
「おはようございます、紫さ……ま…」
「おはよう、藍。どうしたの?」
目が覚めたとき、口の周りにチョコレートがべったりついていて。
久しぶりに、式の前で恥をかいたのも、いい思い出。
-『あたたかい博麗をありがとうございます』-
桃の節句の3月3日。
ところは番外、博麗神社。
いつも通りな巫女の頭で。
小さな鬼っ娘のたまった。
「霊夢は人形ださないの?」
「今年は会うからださないの」
夏には会うよね。
流し雛。
いつもは出すのか。
みこみこないしょ。
-『それではさっそくですが、霊夢のご紹介をさせていただきます』-
―――今かもしれない、いつか
ここではない、どこか
「おっとう、今日も巫女さんが飛んでらっしゃるだよ」
「そっかぁそっかぁ、よ~く見ておくとええだよ」
幻想の郷に住む
幻想の人たちは
「今日もええ天気じゃのう」
「そうですねえ、ほんにそうですねえ」
毎日毎日
青い空と白い雲と
「魔法使いと巫女さんがまた空でかけっこしてるだよ」
「今日は魔法使いさん、勝つかなあ」
楽園の素敵な巫女さんを見つめて
「先生、おらたちも巫女さんみたいに空を飛べるだか?」
人の夢を
「もちろんだとも!」
思い出す
-『アフガン出身です』-
「いやった! もうすぐゴールだ!
苦節ン年、ついに霊夢に勝てるぜ!」
「くっ、やるわね魔理沙!
ならばハクレイブリーカー! 死ねぇ!」
「ぎにゃー!?」
「嗚呼、今日も魔法使いさん負けちゃっただよ……」
「航空相撲はずるいと思うだ……」
「巫女は勝てばよかろうなのだ!」
-『次に巫女代表のご紹介をいたします』-
幻想神主ZUNさんに。
チョコを贈ってみたならば。
ちいさな幸せ、おかえしくれる。
いいことあるよのホワイトデー。
博麗神社にお賽銭。
「久しぶりのお賽銭だわ♪
一体なにに使おうかしら?」
神社の巫女さんほくほく顔で。
あれこれ思案の使い道。
「あ、そうだ。
来年のチョコレートを買う為に貯金しておきましょ」
素敵な素敵な巫女さんの。
素敵な素敵な使い道。
-『博麗神社の巫女さんであらせられます、博麗霊夢さんです。よろしくお願いいたします』-
そんなこんなで。
私は白玉楼で彼岸参りの交通整理のバイトをしているのであった。
「はいそこ、列からはみ出さないの!」
「はぁ~い」
それはもうきびきびと。
「巫女様おしっこ~」
「私はおしっこじゃない」
「そうじゃなくて、おしっこいきたいだよ……」
「もうさっき行っときなさいって言ったでしょ!
言ってない? じゃあ今言った。はいこっちこっち~」
真面目に。
「こそこそ…」
「あ~、見てない間に横抜かしして!」
「ひぇぇ。いえ順番を…」
「え、順番をとってもらってた?
ダメダメ。友達でも一人は一人。
はい特別扱いしないから列の後ろに戻って!」
厳しく。
「ちぇっ。けちだなぁ…」
「あ、今舌打ちしながら『けち』って言った」
「あ、や、い、言ってないだよ!?」
「問答無用!博麗腕挫十字固(ハクレイジャパニーズアームバー)!」
「うおいたたたたたた!?」
「おお、巫女さん渋い技を!」
「でも読み方がハイカラだべぇ」
「えへへ♪」
「おらが悪かったからはずしてけろ~!」
実に巫女らしく。
「あ~、いたた。やっぱり悪いことはできねえだ……」
「はい、分かったら列の後ろにいきなさい」
「はぁ~い」
「はぁ、霊夢どんはほんに委員長だべぇ」
「ばっかおめぇ、今はいいんちょがトレンドだど」
「おお。しかし、やるときはやるもんだべなあ」
「見直したべえ。これからは巫女さんじゃなくていいんちょだべえ」
あれ? アイデンティティの危機?
ん~、まあいいか。楽園の素敵ないいんちょもおしゃれよね。
-『次にプリズムリバーより』-
-雲の上の桜花結界 四本柱の上で-
やっほーレイラ。聞こえてる?
メルラン姉さんだよー。やっほー♪
高いところは音が響くなあ。やっほー、やっほー♪
もうレイラが死んじゃってどれくらい経つのかな~?
ずいぶん経つよね? あれ昨日だっけ?
どっちでもいっしょか。ま、いいやいいや。
レイラはそっちで元気にやってるのかな?
風邪引いたりおなか壊してないか姉さん心配だよ。
レイラは昔っから体弱かったもんね~。
あとさびしがりやだから泣いてないか心配。
私ってば姉妹で一番ナイーブだからなあ。
悩みすぎてノイローゼになったりはしないか。
ルナサ姉さんじゃあるまいし。
私たちはみんな元気でやってるよ。
ルナサ姉さんは相変わらず美人で落ち着いてるし。
リリカは可愛いから里の人の見てないところでぎゅっぎゅっしてる。
レイラは……あれ? レイラがいないね?
なんでだろ? おーい、レイラ、聞こえてるー?
うん。そんな感じで、消えずに騒がしく暮らしてるよ。
私ってば控えめな性格だからほかの二人に苦労させられてるけどね。
ホント、二人とも私がいないとバランスがとれなくて大変なんだから。
もう転生したのかな? 成仏したのかな?
どっちがいいんだっけ? 忘れちゃった。
レイラ。ねえ、レイラ、聞こえてる?
あはは、きっと聞こえてるよね。
だって私たちレイラのお姉ちゃんだもん。
どこからだって声も、音も、演奏も届くよね。
会えるに決まってるんだから♪
みんな元気で待ってるよ。だから早く戻っておいでよ。
また私たちの絵を描いてよ、レイラ。大好きだよ。
- メルラン=プリズムリバー -
-『お互いのフランちゃんに対して』-
今日も元気にフランちゃん♪
ばったり出会うのお姉さま
「………はぁ」
なんだか元気がないみたい
そんなときには魔法の呪文
マハリク マハリタ
フランちゃん♪
「一万年と二千年前から♪」
れ
「み♪」
り
「あ♪」
う
│
「うー♪」
「うー♪」
「あは、おねーさま元気になったー♪」
「ありがとうフラン」
「えへへ♪」
-『独立宣言をしてもらいます』-
「ここ半年で月の事情は大きく変わった。今、人間の戦力は圧倒的よ」
「えーりーん! イナバが、イナバがー!」
「流石に厳しいオチですね……」
「えーりんまで!?」
膝の上の鈴仙、抱きとめる永琳を前に。
月の姫様はにっちもさっちもいかなかったそうな。
- Thank,you for reading -
フランちゃんのところがGJでした。
リズムに乗ってますね。
八雲一家に和んだり、
メルランにしんみりさせられたりと忙しい作品でした。
ってか、もう66作……すげえ。
優しいフランちゃんが私は好きです。
『ぽーろーり!ぽーろーり!』>ほんとここの村の男どもは…
ただ、じょにーず氏にしては珍しく誤字?が
at八雲家
おやようございます→おはようございます
atプリズムリバー
さびりがり→さびしがり
意図したものだったらゴメンナサイ
ネタはそこかしこ懐かしく、手法は斬新で・・
あなたの実年齢が全く読めない・・
ありがとうございますorzシューセーシマシタ
氏のあたたかい作品がいつも楽しみです
ブボッ!おれ新聞屋にそんのときの写真ないか聴いてくるよ!
見逃してる奴があるのかな……
そしてじょにーずさんの描く風神録の面々この先はいかようになるか・・・
楽しみですねぇ。