Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

小で赤く染まれ。

2007/07/16 02:23:35
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私、紅美鈴。紅魔館の門番をやってます。
まぁ、門番といっても退治できるのは一部以外の人間と普通の妖怪ぐらいだけですが。
紅白とか白黒とかもう凄く強すぎてあれを倒せなんて無理なんですよ、ね。あれを倒せなんて…
あ、小話が長くなりました。すみません。
今日も普通に朝起きて、早速門番の仕事をしながらコッペパンを食べて。
夜まで仕事してお風呂入ってあとは寝るという。質素っぽい生活をしています。
いつもこういう生活が続くのが一番の幸せと思ってたんですが…

「……大ハプニング発生…ですね」

鏡を見たんですけど…何コレ、ドッキリ…?
いつもは鏡に映るのは普通の私なんですが…
…あー、そうですよ。大体御察しする方もいらっしゃいますね、はい。
鏡には紅色の髪の幼女しか映ってません。服もめちゃくちゃ引きずってます。
こんな幼女紅魔館にいませんよね。大体メイド達は妖精だし。
お嬢様は少し水色っぽい銀髪だし……ということはこれ、私?

「………」

えーと、紫さんかな、パチュリー様かな、永琳さんかな…誰がやったんだろう。
んー、冷静が保てるのはここまでですね、じゃあ…

「ぇぇぇぇぇぇええええええええええ!!?」

「ちょっと、どうしたのよ美鈴!」

咲夜さん、この状況に何凄くヤバいタイミングで入って来るんですか!
走る音しなかったということはまさかドアの前で待機してたですか!?
とにかくこの状況をなんとかしてもらわないと、咲夜さんならちょっとは話を聞いてくれるはず!

「咲夜さ~ん、助けてくださ~い!」

「……………」

あれ、停止した?

「……咲夜さん?」

「…ゴフッ」

と、と、と、と、吐血!?

「咲夜さ~ん!どうしたんですか~!?咲夜さ~ん!」

「……………」

「い…息をしてない…」

「誰かぁ~!!誰かぁぁぁぁああ!!」




あの時は死ぬかと思った。
ちっちゃい美鈴が泣きながらこっちへ向かってきて「咲夜さ~ん」なんて…
あ、想像したらまた鼻血が出たわ。








…ふぅ、咲夜さんは安静になったようですね。運ばれたし。
え、私の姿を誰かに見られたかって?
大丈夫ですよ、叫んだ後、少し冷静になれて、ササッっとベットの下に隠れました。冷静一番。
ついでに妖精メイドの服の予備もちょうどあったので着れました。
ええ、妖精の中での最大サイズ(子供サイズ)があったので。
関係無いですが。小さい体だと狭いとこも入れますね、素早く動けるし…む、誰か来る。

「隊長ーどこですかー!門番の仕事しないんですかー!?」

門番隊員ね…あ……門番の仕事…どうしよう…
うーん…別に、いいよね。どうして隠れたんだろうか、さっき。
とりあえず、ベットの下から出ないと…って痛っ!
…頭打った…なんでここ硬いの~?
いたた…よいしょっと。

「ごめんなさい。今から行きますよ」

「ああ、たいちょ…う?」

…まずい、停止しかかってる…どうしよう…

「あ、あの…私です!紅美鈴です!」

この姿じゃ信頼度0ですけどね!いや、まったく!

「隊長…………おっもちかえりぃぃぃいいいい!!!!」

「いっ!?」

いきなり猛スピードで追っかけてくる門番隊員…その1にしときましょう。他にも居そうです。
まぁ、まず。これだけは言っときましょう。聞かないと思うけど。

「来ないでぇぇぇえええええ!!!!」



とりあえずお腹辺りを殴ったら倒れちゃった。体は小さくても力はそのままなのね。ごめんなさい。

「………じゃあ、仕事に行きますか…」

大体分かる人も居ますが、門に行こうとした時も襲われました。どーして襲いに…
まぁ、みんなちょっと今は寝て(気絶して)いますけどね。ちょっと…ね。




「…門…でっか」

自分が小さいと門も迫力あります。例えば…建設途中の建物を間近で見上げるとか…スケールが小さいのは気にしないで…
門番の仕事はここでしっかりと待つんです。一に忍耐。二に忍耐。三四が無くて。五に忍耐。言いやすいですね。
おろ、早速誰かが…まだ朝なのに早いなぁ。白黒や紅白じゃないですね。小さいし…

「めーりんー!遊ぼー!」

チルノちゃんですね。だって妖精だからちっちゃいし…

「チルノちゃん、おはよう」

「あれ…あれれ? あんた誰?」

そうだよね、それが普通の反応だよね。紅魔館のメイド達はみんな異常なんだよね。そうだよね!

「美鈴ですよ。この姿ですが」

「へぇ…とにかく、めーりん、遊ぼ!」

「遊ぶ…ってどうやって…」

「え、それは…えーと、えーと…」

さすがチルノちゃん、そこまで考えてなかったんですね!
…妖精だから仕方がないです。どうしても知能は人間に劣るので。

「うーん…考えてから来るわ!じゃあ後でー!」

行っちゃいました、うーん、可愛い妖精って見るだけで和みますねー。
チルノちゃんだと夏が特にいいです。周りの気温とか仕草とか。
…いっつも思うけど、暇だなぁ…門番って。






「さーて、今日も『借り』に…じゃなくて『狩り』のほうが合ってるかもな!」

おやおや、来ました、動く白黒砲台、魔理沙さん。
結構酷いんですよー。パチュリー様の本は取ってってそのまま返さないし、そのせいで私が怒られるし…
門の上を通るときにさりげなくマスタースパーク撃ってくるし…
おまけに…なんで私のことを中国と…ふぅ。
その影響か、パチュリー様、そして咲夜さん(咲夜さんは怒る時のみ)まで…はぁ。
そんな人がどういう反応を見せてくれるか、少し楽しみです。いや、この状況自体楽しくはないんですが。

「マスタースパーク、標準を中国に…あれ、居ない。どうしたんだ?」

…こっちに向かってましたね。よし、少し面白そうなので寝てるふりを!

「おーい、中国ー…って誰だ?」

お、普通の反応?意外と常識を持ってるのですかね。

「…………」

魔理沙の脳内

紅色の髪+門番=中国=私達の隠れ癒しアイドル+幼女化=幼女中国=これまでに無い大好物
幼女中国+昼寝=お持ち帰りの大チャンス

「フッフッフ…」

あれ…どうして笑っ…

「咲夜には悪いが…みんなのアイドル(美鈴)。もらっていくぜぇええええええ!!」

え、ちょ、何してるんですか。何言ってるんですか。なんで持ち上げるんですか。みんなのアイドルって私!?
そんなことはありえない。とにかく早く逃げないと…
でも寝たふりしないと『よくも騙したな?』とか言ってマスタースパーク撃ちそう…ああ。

「あ、とりあえず永琳からもらった睡眠薬注射しとくか。念のために」

何物騒なのを持ってるんですか、これはとにかく逃げないと…ってあれ、体が動かない…

「まず体を魔法で固定させて…プスっとな!」

…魔法って…なんでもアリ? ちょっと卑怯じゃない? ねぇ…

「全く、こんなにいいのを放置しとくなんて…もったいないぜ!」

私は完全に物扱い? …あ…眠くなってきた…即効性の薬とか更に卑怯…

「じゃあ、本を取るのは今日は無しだぜ!あばよ!」

うわーん、連れ去られるー…





廊下では復帰した咲夜がせっせと仕事をしている…ところに

「メイド長ー!大変ですー!」

「どうしたのかしら、門番隊員が私に…」

「隊長が白黒に連れ去られましたー!」

「!!!?」

咲夜はその言葉を聞いた途端、衝撃が走ったのか、少し戸惑っている。

「あ、あの、メイド長?」

「許さない…絶対に許さないわ!魔理沙!」

「………」

そんなに隊長が大切なら怒る時に中国と言うのはやめたほうが…とその時門番隊員は思った。
そして気づいたら目の前から咲夜が消えてかなり驚いた門番隊員であった。






「よし、なんとか家に着いたか」

途中で霊夢とかに会って襲われたら大変だったぜ。
なんとか家に着いたからいいけどな! 後は奪われないようにしっかりと管理…

「魔理沙~、暇だから来てやったわー」

…やばい。凄いタイミングで霊夢が来たぜ…どうしよう。
つーか隠す暇が無い! 大ピンチ!

「ん? 魔理沙、その子…」

霊夢の脳内
メイド服=紅魔館+紅色の髪=中国+寝ている+魔理沙+家に連れて帰ってる=誘拐!?
中国=幼女中国=これまでに無い大好物+魔理沙が持ってる=『奪え』

「こ、こ、こ、これは私の従妹だぜ! ここに来たとき疲れたから寝たんだ!」

「へぇ~…でもさー、それ、中国だよね? 紅色の髪だし」

「…図星…だぜ」

「……フッフッフ……」

「な、な、なんだ? 何をする気だ、霊夢」

「貴方は『そう、関係無いね』か『ゆずってくれ、頼む』どっちにする…?」

な、何言ってるかわからないぜ、霊夢。
ここは幻想郷だから日本語で話してくれ…無性に怖いじゃないか。

「私は…『殺してでも奪い取る』! 魔理沙ぁ、悪いけど死んでもらうわ!」

何言ってるんだ霊夢。
しかし、逃げないとやばいってことはよーく分かった。何かオーラ出てるしな。
この中国を持って逃走するぜ! それが私の判断!

「あ、あばよ! 霊夢!」

「逃がすかぁ! 『夢想天生』!」

超級スペルカードがさっそく来たぜ…さすが霊夢だ、初っ端から最強スペルなんてなんともないぜ。
まぁ、実はもうしくみ分かってるから避けれるけどさ、逃げながらは少しキツい…が、逃げまくれば絶対当たらないはず!

「夢想天生なんて効かないぜ! じゃあな!」

霊夢が弾を出す前に家の外に出れたぜ。よし、これでなんと…か!?
おいおいおいおい、弾が加速しながらこっちに来るだと!? 卑怯だぜ!

「霊夢! 夢想天生じゃねぇのか!?」

「夢想天生…だけど弾は…ちょっと小さいほうのアリスから借りたわ…」

「!?」

「あの恐怖のへにょり弾をね!」

「うわあああああああああ!!?」

まずい、まさかあの恐ろしいへにょり弾だと!?
畜生、そんなのを6発一気に発射する上にそれを連続とか無理だ…
こっちに迫ってくる!? 全速力で…あ、無理だ。

ピチューン





「あ、中国が落ちた」

瞬間移動だわね、ここは。とぅ!
…って言わなくても移動できるけどね。お、ちょうど真下。落ちてくるー?
よし、よし…キャッチ!

「うふふ…さーて、神社に持って帰るわ…」

…でもねー、瞬間移動したいんだけど自分以外はできないのよねー。
めんどくさいから飛んでいこーっと

ばびゅーん

到着! え? 手抜き?
仕方ないじゃない、書いてる人が悪いんだから                   (う…)
さーて…寝ているけど、賽銭箱横にでも置いておきましょうか。招き中国よ!
ん? あ、紫だわ。スキマでこないなんて珍しいわね。

「霊夢ー霊夢ー、お金拾ったから賽銭箱に…」

……あら? 中国を見た途端止まったわ。どうした紫!

「…すぅすぅ…」

「ふ……霊夢には悪いけど、これは貰っていくわ」

なぁにぃぃぃぃ!? こんの無礼者めがぁぁぁぁああああ!

「そいつはゆずらねぇぇええ!こんの糞妖怪めぇええええええ!!!」

必殺、昨日暇だから練習してみたら岩を貫通したドロップキック!

「ガフッ!?」

頭にHIT! 10000ダメージ。 KOだわ。
…あー、紫ー? 生きてるー? ……縁側に放置しとこ。

「紫様ー!? どこですかぁぁあ!?」

おっと、藍だわ。紫を探しに来たのね…隠れてっと……

「紫さ…ま…?」

あら、中国見たとたん停止。紫と同じだわねぇ、式だからねぇー…
ん? どうしたんだろう、震えてる…

「………なんなんだこの萌えオーラはっ!? グフッ…」

あ、死んだ。おーい、大丈夫ー?
……息してないけど……紫と一緒に縁側に置いとこう。

紫と藍の証言
あれ、反則。死ねる。





これって、招き中国じゃなくて新型の殺人兵器?
人or妖怪が来るたびに神社前が赤くなって…どうしてそんなに皆倒れる?
([萌]死亡者:紫・藍・慧音・アリス)
永琳は持ち帰ろうとしたから夢想天生ぶちこんだけど。
うーん、どうしよう。これじゃあ賽銭箱に何も入らないなぁ。みんな死んで。
……ちゃんと紅魔館に送ってあげよう。うん。てか、まだ寝てるし…





「ということで、ちゃんとベットで寝かせてよね」

「……もはや子供扱いですね。隊長…」

「で、ところで、咲夜は?」

「あれ? メイド長ならさっき隊長を探しに…」





「魔・理・沙あああああぁぁぁああ!」

「落ち着け! 落ち着け咲夜! 別に悪気は!」


うわああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ






その後、美鈴は数ヶ月元に戻らなくてその時は紅魔館の床は真っ赤だったそうな。
勝手に元に戻った時に舌打ちしたメイドが何十人もいるという報告もあり。
霊夢・魔理沙・咲夜・パチュリー・子悪魔・レミリアも舌打ちしたとか。
犯人はまだ分かっていないという。


「皆、犯人分かったわよ。美鈴を小さくしたのと、美鈴を元に戻した犯人を」

『それは誰?』

「一緒に行きましょ、みんなで…ね♪」

書いてるうちに段々話の構成がわかんなくなってきた。反省している。

何っ!? 何故俺が美鈴スレを見ているとわかるんだ!


おや、誰かドアをノックしてるな。ちょっと行ってくる。
なぁに、どうせ宅急便だ。すぐ戻る。
名前が在る程度の能力
コメント



1.ライス削除
犯人、見当もつきません。誰だろう……。
何か薬品とか使ったのだろうか。
永琳とかパチュリーが怪しい……か?

作者からのメッセージが、リアルな感じもするし嘘っぽい気もする。
どっちだろうか。
2.脇役削除
誰だこんな禁忌の最終兵器メイリンを作ったかm・・・もとい悪魔は!パソコンが(鼻血で)壊れたじゃないか!GJ
3.思想の狼削除
この後、名前が在る程度の能力氏が冥界で皇束篠秋氏と会う事となるとは知る由も無かった…w

名前が在る程度の能力さん皇束篠秋さんゴメンナサイ。
お詫びに割腹して自分も冥界へ向かいますww
4.卯月由羽削除
貴様ッ!美鈴スレを見ているなッ!

……違ったらごめんなさい
5.名無し妖怪削除
めいりんはみんなのあいどる。
6.時空や空間を翔る程度の能力削除
方程式がカオスwwwwwwwww
7.名前が無い程度の能力削除
作者、無茶しやがって…
8.名前が無い程度の能力削除
幼女最高