Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

博麗大決壊~お家なくなっちゃいました~

2007/07/09 02:26:55
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「さて、みなさん。私達が何処かのアホメイドのせいで家がぶっ壊れて(紅魔館第5話参照)、神社に居候してるのはわかってるわね?」
「「「「はい」」」
全員正座しているウサギたちと(ウドンゲ・てゐ含む)、輝夜の前で永琳が仁王立ちしている。
「どうしてこうなったのかしら?」
永琳が指差した方向には博麗神社が、いや神社だったものがあった。
「はい」
「はい、なんですか?てゐさん」
恐る恐るてゐが手を上げる。永琳は笑ってるが、目は笑ってない。
「全部、姫様のせいです」
「へ?」
「本当ですか?姫」
「ち、違うわよ!このウサギがぁぁぁ!」
慌てて輝夜が弁解しながら、てゐの頭にベアクロー。
「あががががががががが」
「犯人はコイツよ!このてゐが悪いのよ!」
頭を地面に叩き付けて、輝夜が言う。でも顔が焦っている。
「そうですか・・・じゃあ、鈴仙」
「はっ、はい!」
何もしゃべらずただじっと正座してたうどんげに矛先が向かった。
「あ、ああああああああ!話します!話しますから!命だけは!」
「うどんげ!裏切るのか!?」
「すっすいません!命は惜しいです!あ、あれは三時間前なんです…」
そう言ってうどんげは話し始めた。










「ああ、急いで急いで帰ってらっしゃいな。霊夢」
神社の階段のところで、うきうきしながら掃除をしている永琳。
今日は霊夢が帰ってくる日だからだ。
「あ、そうだ。今日は霊夢の好きなご飯にしましょ」
そう言って永琳は箒を投げ捨てて飛び立とうとした。が
「はっ!あれは…魔理沙!」
とんでもなく遠くの方にいる魔理沙が見えた永琳はすぐさま弓を構えた。
「わたしの弓は有象無象に関係なく敵を打ち落とすわ…落ちろ!」
放たれた矢は一回かわされたが、すぐに戻ってきて命中する。
力なく落ちる魔理沙を見て、満足した永琳は里に飛んでいった。
「あれ?そういえばなんで魔理沙落とす必要あったのかしら…まあいっか」

「姫~師匠知りません?」
神社の隅の部屋に居る輝夜を尋ねたうどんげ。
「ああ、霊夢の好きな食べ物買ってくると言ってたわ」
「そうですか、あと部屋に失礼していいですか?」
部屋に茶碗を忘れてたのを思い出したうどんげは輝夜に許可を取る。
「NO!ダメ!来るな!こっちくんな!」
「ひっ姫?」
突然発狂したように叫びだす輝夜。それに気圧されてうどんげは部屋の前から去っていく。その様子を障子から覗いた輝夜は
「あっぶないあっぶない…取ったのばれるところだったわ…」
輝夜の腕にはあるものが握られていた。

「ねえ、うどんげ」
「あら、てゐ。何?」
廊下の曲がり角で、うどんげはてゐに呼び止められた。
「姫様が部屋で何してるか知りたくない?」
「え?」
「ここに穴あけてるのよね~…宴会のたびにキリで少しずつ少しずつ」
てゐが手をどけるとそこに本当に小さなあながあいている。
もちろん、用途は霊夢がその部屋に来たとき用だろうが、居候中は輝夜がそこを使うことになった。
「見たいならニンジン3本」
「よし、乗った」
即決だった。

「ど~れどれ」
うどんげが穴を覗くとそこに見えたのは
「ふむ・・・やっぱりしっくりくるわね」
輝夜が霊夢のサラシを巻いている光景だった。
「ぶーっ!」
「なっ!誰よ!」
「し、しまった!先手必勝!」
そう言って爆薬を設置するうどんげだが、1つだけ彼女は忘れていた。
それを知っていたてゐが必死に止める
「うどんげ!やめるんだ!ここは…」
「着火!」
だが、着火された。彼女が忘れていたことは…ここが霊夢の家であることだった。

「…あれ?着火しない?」
「ま、間に合った」
「てゐ?!」
着火寸前で、導火線をてゐが握って着火を抑えていたのだ。
てゐの手はやけどしている。
「な、なんて無茶を…」
「ふ・・・これで、いいのよ…これで・・・霊夢にかんしゃされるからなぁ!」
「し、しまったぁ!」
「あんたと姫は爆破した罪で霊夢に冷たくされるのさぁ!ウッサッサッサッサッサ!」
黒い笑いを上げるてゐ。だが
「ほほう…でもアンタをここで始末すれば問題ないわね」
「ウサ?!」
てゐが振り向く前よりも早く、輝夜がてゐの頭をつかんだ。
「くくく…では無に還るがいい!」
なぜか輝夜の後ろに黒い空間が現れる。
「なっ!こ・・・これは」
「そうだ!コレが私の求めた無の力!つまり私はネオテルヨデス!消えろ!てゐ!」
戸惑うてゐ、勝利を確信する輝夜。しかし、殺伐とした空間に救世主が!
「なに二人して厨ニ病やってるんですか」

ぴしぃ

うどんげの一言により、二人がキレた。
「ええい!たかが宇宙人が何故姫に逆らうか!」
「そうだ!宇宙人のくせに妖怪に逆らうな!」
「いや、だったら二人して暴走しないでくだs」
「「黙れ!」」
一切反論を許さない二人にうどんげもキレる。
「黙れ!黙れ!黙れ!お前に霊夢が救えるか!」
「黙れ子ウサギ!」
「違う。私は宇宙人だ!」
延々と続く罵声に終止符を打ったのが

ちりちりちり

導火線の残り火が再点火した音だった。(そうカンタン完全に消えないので、よいこの皆さんは注意しましょう)
「「「アッー!」」」


























「てなわけです」
「ふーん…で?結局は誰のせい?」
「「「こいつです」」」
全員が全員他人を指差す。
「へえ、しょうがないわね許すわ」
三人が明るい表情を見せるが、もちろんこのノリで許されることがないのが王道である。
「なわけ無いでしょうがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「「「「ひぎぃー!」」」








「ただいまー!」
「お帰り霊夢~」
そういって帰ってきたばかりの霊夢を抱きしめる永琳。
でも、霊夢は神社が無いのに気がついた。
「あれ・・・?お家は?」
「ゴメンね…お家壊れちゃったの」
申し訳無さそうに答える永琳。でも
「みんながだいじょぶならそれでいいよ!」
霊夢がそう言ったので永琳はないた。そして、霊夢を家に案内した。
「これは?」
「永遠亭が完成するまでここで暮らしましょ」
着いた場所は、現在進行形で説教食らった三人が家を建てている。
だが、いくらかは完成してたので住むには問題無さそうであった。



続く


懺悔室
作者はカオスをも引っ張ります。
思いついたまま文章を書いたらこんな感じになってました。
次回からは永遠亭建て直し編or神社建て直し編になると思います。

頂上で面接受けました。
何か二刀流の人に特技は何ですか?と聞かれたので
フラグをぶっ壊す程度の能力です。って言ったら採用されました。
人手不足のようです。近々どっかの巫女の周りの住人に使うそうです。

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皇束篠秋
コメント



1.名無し妖怪削除
ちょwww 魔理沙ぁwwwww
ぶっすん ぶっすん 五尺弓!!
2.名無し妖怪削除
毎度れーむはかぁいいなぁ…。

それはそれとして9行目あたりから魔理沙を撃ち落とすあたりまで永琳の琳が林になってるようですよ?
3.創製の魔法使い削除
霊夢至上主義、霊夢総受け派の私にとって
貴方様が創る物語は楽園ですww

そして輝夜、お前もしかしてエクスデスかww
ネオエクスデスは反撃技だったような気がするが・・・・(ぉ