美鈴の暇つぶしの続き。
「ふぇぁ?」
なんとも気の抜けた変な声で起きる美鈴。
起きてすぐ慌ててよだれが垂れた口を拭い、空を見上げる。
星が輝く綺麗な空だ。
「…あちゃー、もう夜かぁー」
夕方に起きて夜になるまでは旅館に泊まろうかと思ったんだけど…大丈夫、お金はある。
…だけどなぁー、月を見るともう深夜近かったからもうどこの宿も満員かなぁ…って考えすぎ?
「んー…また野宿…?」
するしか無い…と思ったところで振り返ると
よく見かけるあの天狗が居た。
「………あの…もしもし?」
声をかけてみたけど、反応が無い。でも目はこっちを向いてる。いつから居たんだろうか…
「フフフ…寝顔もバッチリ取れたけど…やっぱ…」
…まずい、この天狗、目が光ってる。アレは子供がとても興味がある物を見る目に似ている…
逃 げ る ?
「…ここ数日あんまりいい『ネタ』が無くて迷ってたけどこんなところに特大な『ネタ』の元が…ねぇ?」
さて、逃げましょう。
…私の瞬動で逃げれるかなぁ。でも逃げる!
「…さようならぁ~…逃げろぉ!」
ヒュン!!
「逃がすかっ!『ネタ』の塊!」
ヒュン!!
逃げれたと思ったらすぐ側に…天狗速いよ天狗。
瞬動では逃げれないと悟ったのですぐさま足を止める。
すると天狗もすぐに足を止め、こっちに高速で寄ってきた。
「ウフフフ、クビですか?それとも捨てられましたか?」
この天狗…私は印象だったのかな…?
まぁ、門に居るのが殆どでしたから、妖怪の山とかに居るとなると何か事情があるとか思われるのは確かですけど…
「クビじゃないですよ、自ら辞表出しましたし」
「む?それは意外ですね!これは特ダネの予感!」
「は…はぁ」
顔が近づきすぎですよ…ぇーと、たしか…今思い出すのもなんだけど…
射命丸さんだったよね。うん、確かそうだ。
「それでそれで?その後は?」
まだ目が光ってる…まさか、射命丸さん、とても変な事を期待してるのかな?
「その後は普通に村に行って、そしてここに来て昼寝…と言ってもかなり寝てましたけどね」
「ふむ…むぅ、普通のことかぁ。つまらない」
なら聞かないでくださいよ。
あと、心の中で言いますが、新聞を筒状に丸めて思いっきり投げてくるのやめてくれませんか。
痛いんですよ、当たると。さすがに狙ってるとは思ってませんが。
「じゃあこの後、何をするつもりですか?」
「泊まるところなんて探すのはもう遅いですし…野宿ですよ」
「ほほう…ふむ、あまり大きいネタじゃなかったか…」
「………」
「それじゃあ、頑張ってくださいねー」
「は…はい」
頑張ってくださいねーって…何を!?
そう思ってるうちに射命丸さんはどこかへ行ってしまった。速いです…ね
…さぁ、野宿野宿。結構寝たけど…ね、一応。
「どこかいい場所はー」
…と言ってもいい場所はあまり無いなぁ。
やっぱり、ここは妖怪の山ですし、名前のとおり妖怪が沢山居るからいい場所取られてるかなぁー…
私はミスティア、特別な妖怪だよー!
夜中になってお腹がすいて、人間を探しているけどやっぱこの時間じゃあ…
と思ってたけど…
「ぉ、人間発見~♪」
ラッキーなことにこんな夜に妖怪の山を歩いてる人間が居たのよ。
私、本当に運がいいね、今日♪
では、さっそく鳥目に…
「…いきなり見えづらく…?」
「いただきまぁーす!」
「!?」
「あー…ってあれ?」
「スキあり!とりゃ!」
「グフッ!」
しまった、まさか妖怪だとは…しかもやられるの早すぎ…私。
本当は不幸だったのね…てかなんでこうすぐやられるのかな…あー…意識が…
「ふぅ…危ない危ない」
この妖怪には悪いですが、まず自分の身を守らないと…ね。
武術はこういう時に役に立つものなんです。たとえばお腹にこう力を拳に集中させて…『ドスッ!』っと…
って何言ってるんだろう、私…
うーん、中々寝れそうな場所が無い…
…あれ、家…かな、あれ。
うん、家だね…でも明かりが点いて無いから寝てるのかな?
いや、でも妖怪の山の中で住むなんてちょっとおかしいし…
どっかの妖怪が住んでるのかな。
とにかく『事実を知りたいなら、己の目で見ろ!』って誰かが言ってたし、確認してきますかぁ~
「ほ~」
中々良い家ですね、新築みたいに綺麗ですし。
さて、まずはノックを…
コン コン 「すみませーん」
…出ないよね…まず。
って、この扉開いてるよ!?
うーん…失礼ですけど…
「お邪魔しま~す…」
うわっ、中も中々…
村の普通の家より少し良い家ですねー
不法侵入ですけど、何も取りませんので…!
家具も色々揃ってるなー、でも人が居ないってのはおかしい…
うーん…本当に失礼ですけど…布団敷いて寝させてもらいますか…
「よっこいしょっと…」
布団まであるからやっぱり人か妖怪が住んでるのかな?
だとしたらばれたらどうしよう…
「んー…その時はその時でいいや…」
…大雑把ですね…今の私。
あ…眠気が襲って……うーん、結構眠くなるもんだなぁ…
続く?
「美鈴さん、意外と人気なんですねぇ…フフフ」
まさか寝顔の写真が20枚あったのに全部売れるとは…
咲夜さんは主人とその妹の分まで買ってきてるし…それと同時に居場所も教えてと言われましたが…
霊夢さんや魔理沙さんまで買ってきたとは…おまけにあの妖精まで買ってきたからねぇ。
『あたい、めーりんの写真欲しい!』って言ってきたからあげちゃいましたよ、その子だけに…ああもう笑顔最高!
なんだかんだ言ってみなさん本当に美鈴さん好きですねぇ。
魔理沙さんなんてマスタースパークもしちゃってるのに。本当に…ウフフフ…
実は私も好きなんですよね…美鈴さんは。
ああもう私をあの優しすぎる笑顔や言葉で癒してっ!癒してぇぇ!癒して欲しいのぉぉ!
「ふぇぁ?」
なんとも気の抜けた変な声で起きる美鈴。
起きてすぐ慌ててよだれが垂れた口を拭い、空を見上げる。
星が輝く綺麗な空だ。
「…あちゃー、もう夜かぁー」
夕方に起きて夜になるまでは旅館に泊まろうかと思ったんだけど…大丈夫、お金はある。
…だけどなぁー、月を見るともう深夜近かったからもうどこの宿も満員かなぁ…って考えすぎ?
「んー…また野宿…?」
するしか無い…と思ったところで振り返ると
よく見かけるあの天狗が居た。
「………あの…もしもし?」
声をかけてみたけど、反応が無い。でも目はこっちを向いてる。いつから居たんだろうか…
「フフフ…寝顔もバッチリ取れたけど…やっぱ…」
…まずい、この天狗、目が光ってる。アレは子供がとても興味がある物を見る目に似ている…
逃 げ る ?
「…ここ数日あんまりいい『ネタ』が無くて迷ってたけどこんなところに特大な『ネタ』の元が…ねぇ?」
さて、逃げましょう。
…私の瞬動で逃げれるかなぁ。でも逃げる!
「…さようならぁ~…逃げろぉ!」
ヒュン!!
「逃がすかっ!『ネタ』の塊!」
ヒュン!!
逃げれたと思ったらすぐ側に…天狗速いよ天狗。
瞬動では逃げれないと悟ったのですぐさま足を止める。
すると天狗もすぐに足を止め、こっちに高速で寄ってきた。
「ウフフフ、クビですか?それとも捨てられましたか?」
この天狗…私は印象だったのかな…?
まぁ、門に居るのが殆どでしたから、妖怪の山とかに居るとなると何か事情があるとか思われるのは確かですけど…
「クビじゃないですよ、自ら辞表出しましたし」
「む?それは意外ですね!これは特ダネの予感!」
「は…はぁ」
顔が近づきすぎですよ…ぇーと、たしか…今思い出すのもなんだけど…
射命丸さんだったよね。うん、確かそうだ。
「それでそれで?その後は?」
まだ目が光ってる…まさか、射命丸さん、とても変な事を期待してるのかな?
「その後は普通に村に行って、そしてここに来て昼寝…と言ってもかなり寝てましたけどね」
「ふむ…むぅ、普通のことかぁ。つまらない」
なら聞かないでくださいよ。
あと、心の中で言いますが、新聞を筒状に丸めて思いっきり投げてくるのやめてくれませんか。
痛いんですよ、当たると。さすがに狙ってるとは思ってませんが。
「じゃあこの後、何をするつもりですか?」
「泊まるところなんて探すのはもう遅いですし…野宿ですよ」
「ほほう…ふむ、あまり大きいネタじゃなかったか…」
「………」
「それじゃあ、頑張ってくださいねー」
「は…はい」
頑張ってくださいねーって…何を!?
そう思ってるうちに射命丸さんはどこかへ行ってしまった。速いです…ね
…さぁ、野宿野宿。結構寝たけど…ね、一応。
「どこかいい場所はー」
…と言ってもいい場所はあまり無いなぁ。
やっぱり、ここは妖怪の山ですし、名前のとおり妖怪が沢山居るからいい場所取られてるかなぁー…
私はミスティア、特別な妖怪だよー!
夜中になってお腹がすいて、人間を探しているけどやっぱこの時間じゃあ…
と思ってたけど…
「ぉ、人間発見~♪」
ラッキーなことにこんな夜に妖怪の山を歩いてる人間が居たのよ。
私、本当に運がいいね、今日♪
では、さっそく鳥目に…
「…いきなり見えづらく…?」
「いただきまぁーす!」
「!?」
「あー…ってあれ?」
「スキあり!とりゃ!」
「グフッ!」
しまった、まさか妖怪だとは…しかもやられるの早すぎ…私。
本当は不幸だったのね…てかなんでこうすぐやられるのかな…あー…意識が…
「ふぅ…危ない危ない」
この妖怪には悪いですが、まず自分の身を守らないと…ね。
武術はこういう時に役に立つものなんです。たとえばお腹にこう力を拳に集中させて…『ドスッ!』っと…
って何言ってるんだろう、私…
うーん、中々寝れそうな場所が無い…
…あれ、家…かな、あれ。
うん、家だね…でも明かりが点いて無いから寝てるのかな?
いや、でも妖怪の山の中で住むなんてちょっとおかしいし…
どっかの妖怪が住んでるのかな。
とにかく『事実を知りたいなら、己の目で見ろ!』って誰かが言ってたし、確認してきますかぁ~
「ほ~」
中々良い家ですね、新築みたいに綺麗ですし。
さて、まずはノックを…
コン コン 「すみませーん」
…出ないよね…まず。
って、この扉開いてるよ!?
うーん…失礼ですけど…
「お邪魔しま~す…」
うわっ、中も中々…
村の普通の家より少し良い家ですねー
不法侵入ですけど、何も取りませんので…!
家具も色々揃ってるなー、でも人が居ないってのはおかしい…
うーん…本当に失礼ですけど…布団敷いて寝させてもらいますか…
「よっこいしょっと…」
布団まであるからやっぱり人か妖怪が住んでるのかな?
だとしたらばれたらどうしよう…
「んー…その時はその時でいいや…」
…大雑把ですね…今の私。
あ…眠気が襲って……うーん、結構眠くなるもんだなぁ…
続く?
「美鈴さん、意外と人気なんですねぇ…フフフ」
まさか寝顔の写真が20枚あったのに全部売れるとは…
咲夜さんは主人とその妹の分まで買ってきてるし…それと同時に居場所も教えてと言われましたが…
霊夢さんや魔理沙さんまで買ってきたとは…おまけにあの妖精まで買ってきたからねぇ。
『あたい、めーりんの写真欲しい!』って言ってきたからあげちゃいましたよ、その子だけに…ああもう笑顔最高!
なんだかんだ言ってみなさん本当に美鈴さん好きですねぇ。
魔理沙さんなんてマスタースパークもしちゃってるのに。本当に…ウフフフ…
実は私も好きなんですよね…美鈴さんは。
ああもう私をあの優しすぎる笑顔や言葉で癒してっ!癒してぇぇ!癒して欲しいのぉぉ!
よくある間違いですが、「とうり」ではなく「とおり」じゃないかと