アリス・マーガトロイド女史との対談(一部抜粋)
(略)
―ところでアリスさんは幻想郷で一、ニを争うほどの器用さをお持ちだとお聞きしております。
「それほどじゃないけど…でも、お褒めに与り光栄ですわ」
―そこで一つお願いなんですが、魔法を使うこと以外での特技を見せて頂きたいんですが。
「そうね…じゃあまずは」
「コンニチハ、シャンハイデース」
―おお、腹話術ですか!
「ソウダヨー」
―器用なのは指先だけじゃない、これはお見事です。
「伊達に七色って名乗って無いもの」
「ソウソウ、アトハネ・・・」
「あれ?」
「声が」
「遅れて」
「ますね」
―これはすごい!
「アリスー!スゴイスゴイ!!」
「それほどでも♪」
―ありがとうございました。
「後は…『服の替えを3着しか持ってこなかったの』」
―この声は、咲夜さんの声ですね。
「『大体、普通の人間は表に出ないからなぁ』」
―これは魔理沙さんですね。
「何回か会ったことのある人の声は、大方マネ出来るわ」
―まさに七色の声って訳ですね。
「で、さっきの腹話術と合わせてお芝居とかも…」
―需要はありますか?
「たまに依頼があるの、誰とは言わないけど『子供達に人形劇を見せてやってくれないか?』って」
―なるほど、某所の先生ですか。
「後は動物の鳴きまねとか…」
(略)
―ははぁ、すっかり堪能させていただきました。
「どういたしまして」
―他に何かありますか?
「そうね…こんなのはどうかしら?」
―おお!パントマイムですか!
「ん…よいしょっと」
―ほう、棒を引っ張るのと紐を引っ張るのとでは足腰の流れが違うんですね。
「体全体で表現するのがポイントね。棒はこう腰を落として硬い感じ」
―なるほど~
「で、紐なんかの場合は手繰り寄せる感じを出して柔らかく、無理に引っ張ってるんじゃないって感じで…」
―それだけで商売できるんじゃないか、ってくらい巧いですね。
「ふふ、ありがとう」
―ここまで器用だと、手品や楽器とかも出来るんじゃないですか?
「確かに出来るんだけど、どこかの瀟洒なメイド長や騒霊姉妹と被るからやめとくわ」
―そうですね、それに向こうはタネ無しだったり、演奏に手を使わない人達ですからね。
(略)
―本日は本当にありがとうございました!とても楽しませて頂きました!!
「いえいえ、またこの程度でよかったらいつでもいらしてね」
―重ね重ねありがとうございます。それでは最後に一言コメントを頂けますか?
「えっと、コメントって言うか質問なんだけど…」
―はい、私に答えられることでしたら!
「これって新聞の取材よね?」
―そうですよ?
「今までの話って文章で表現できるのかしら?」
後日談
この記事に関しては中々の反響があって、
「アリスが器用なのは分かったけど、こういう伝え方は不器用だ」
「大丈夫か射命丸」
「撮影の意味はあるのか?」
「分かった、今度酒持っててやる、とことん呑もう」
と上々だった様子。
アリス邸の訪問者も増えたそうな。
(略)
―ところでアリスさんは幻想郷で一、ニを争うほどの器用さをお持ちだとお聞きしております。
「それほどじゃないけど…でも、お褒めに与り光栄ですわ」
―そこで一つお願いなんですが、魔法を使うこと以外での特技を見せて頂きたいんですが。
「そうね…じゃあまずは」
「コンニチハ、シャンハイデース」
―おお、腹話術ですか!
「ソウダヨー」
―器用なのは指先だけじゃない、これはお見事です。
「伊達に七色って名乗って無いもの」
「ソウソウ、アトハネ・・・」
「あれ?」
「声が」
「遅れて」
「ますね」
―これはすごい!
「アリスー!スゴイスゴイ!!」
「それほどでも♪」
―ありがとうございました。
「後は…『服の替えを3着しか持ってこなかったの』」
―この声は、咲夜さんの声ですね。
「『大体、普通の人間は表に出ないからなぁ』」
―これは魔理沙さんですね。
「何回か会ったことのある人の声は、大方マネ出来るわ」
―まさに七色の声って訳ですね。
「で、さっきの腹話術と合わせてお芝居とかも…」
―需要はありますか?
「たまに依頼があるの、誰とは言わないけど『子供達に人形劇を見せてやってくれないか?』って」
―なるほど、某所の先生ですか。
「後は動物の鳴きまねとか…」
(略)
―ははぁ、すっかり堪能させていただきました。
「どういたしまして」
―他に何かありますか?
「そうね…こんなのはどうかしら?」
―おお!パントマイムですか!
「ん…よいしょっと」
―ほう、棒を引っ張るのと紐を引っ張るのとでは足腰の流れが違うんですね。
「体全体で表現するのがポイントね。棒はこう腰を落として硬い感じ」
―なるほど~
「で、紐なんかの場合は手繰り寄せる感じを出して柔らかく、無理に引っ張ってるんじゃないって感じで…」
―それだけで商売できるんじゃないか、ってくらい巧いですね。
「ふふ、ありがとう」
―ここまで器用だと、手品や楽器とかも出来るんじゃないですか?
「確かに出来るんだけど、どこかの瀟洒なメイド長や騒霊姉妹と被るからやめとくわ」
―そうですね、それに向こうはタネ無しだったり、演奏に手を使わない人達ですからね。
(略)
―本日は本当にありがとうございました!とても楽しませて頂きました!!
「いえいえ、またこの程度でよかったらいつでもいらしてね」
―重ね重ねありがとうございます。それでは最後に一言コメントを頂けますか?
「えっと、コメントって言うか質問なんだけど…」
―はい、私に答えられることでしたら!
「これって新聞の取材よね?」
―そうですよ?
「今までの話って文章で表現できるのかしら?」
後日談
この記事に関しては中々の反響があって、
「アリスが器用なのは分かったけど、こういう伝え方は不器用だ」
「大丈夫か射命丸」
「撮影の意味はあるのか?」
「分かった、今度酒持っててやる、とことん呑もう」
と上々だった様子。
アリス邸の訪問者も増えたそうな。
でもアリス良かったね