「それプニってことかい?」
「何よ魔理沙、唐突に…」
「主にお前の腋あたりがさ」
「…は?」
「あと3cm開いたら大変なことになるぞ?主に私が。」
「いやまぁ、それはわかるけどさ…なんで魔理沙が」
「鼻血が止まらなくなる。」
「あっそ」
「まぁ私は止まらなくなっても一向に構わないがな。霊夢なら」
「うるさい黙れ」
「ああ、あとそれと腋のプニプニ。これもまた…」
「へーへー…っ!?」
「お、ここが弱点か…うりうりうり」
「きゃははははは!ちょっと!ちょっとやめて魔理沙!」
「こちょこちょこちょ」
「やめてってば魔理沙!それ以上やったら私…!」
「お?何がどうなるんだ?それそれ」
「も…もう駄目ぇぇぇーっ!」
…
「う…あ…ありのまま 今起こったことを話すぜ!
『私は霊夢の腋をくすぐっていたと思ったらいつのまにか包帯を巻かれて布団に寝かされていた』
な…何を言っているのか…わからないと思うが…
私も何をされたかわからなかった…、頭がどうにかなりそうだった…」
「…まだ目が覚めてないの?」
「夢想封印とか二重結界とかそんなちゃちなもんじゃねぇ…
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
「…打ち所が悪かったのかな?」
「…あ、霊夢」
「おはよう魔理沙」
「ああ、おそよう。お前は一体何をしたんだ?」
「あら、何もしてないわよ?」
「その微妙な笑みはなんなんだ?絶対何かしただろ!」
「いえ、見ただけよ?」
「何をだ?」
「それは教えられないわ」
「な…いや、いい。」
「どうしたの?」
「お前にこうやって聞いて教えて貰った試しがないぜ」
「まぁ、そうね。」
「また布団の中に戻りたくはないんでな…」
「そうね…おいしかった、とだけ言っておくわ」
「な…、ーっ…」
「…ところで霊夢」
「何?」
「懐かしい話なんだが、玄爺は元気か?」
「ああ…おいしかったわ」
「何ィ!?」
「嘘よ、嘘。今頃奥の部屋で宙吊りになってるんじゃないかしら」
「???」
「実はもうネタがないらしいわよ?」
「いや…言っている意味がよくわからんのだが…」
「まぁ、別にいいでしょ」
「ああ…なんかお前、今日ずっと曖昧だな」
「まぁ、そうねぇ」