橙の何でも屋・２

あらすじは日記風に



○月13日(金)
きょうはれーむとさくやとえーりんとちぇんで何でも屋さんを作ってはじめてのしごとがあった。





























「すいませーん何でも屋さんってここですか？」
来た。早速来た。いくらなんでも早すぎる。しかし橙が喜んでいるので霊夢は何も文句をいえない
「いらっしゃいませーって小悪魔どうしたのよ？」
「あれ？咲夜さん？咲夜さんも一員なんですか？」
最初の客は小悪魔だった。しかしパチュリーに付きっ切りの彼女がなぜ何でも屋に依頼を？と思った永琳の表情を読んだのか
「魔理沙さんに奪われた本を買いなおしたんで、整理を手伝って欲しいんですよ」
答えてくれた。
魔理沙が奪った本の数は天文学的数字かもしれない、それを二人でやるのだからネコの手も借りたいほどであるはずである
「でもパチュリー様も一緒なら魔法でなんとかなるんじゃないの？」
「咲夜さん…今のパチュリー様には恐らく人間の言葉は通じません」
咲夜は現在のパチュリーの様子を思い出した。



















太陽サンサンと照りつける紅魔館の頂上で
「ひゃっほー！しーにてぇー！」
と橙のスペカ並に回転しながら踊り狂っているパチュリーを











「アレは無理ね」
「だねー」
「橙、わかってる？」
「ううん、全然」
美鈴だったらナイフだが、橙だから咲夜は許した
「で？報酬は？」
流石にただ働きはいやなのか霊夢が尋ねる、蔵書量は半端ではないのだから
「もちろんです！橙ちゃんにはみかんとこたつを」
「わーい!かえって皆ではいろうねー！」
ネコとコタツと蜜柑、完璧である
「永琳さんには・・・メディスンさん著の【誰でも出来る！毒の造り方！】をあげます！」
「あら、ソレ絶版だったから助かるわ」
絶版の理由は言うまでもなく毒薬が本当にアッサリ作れるからであった
「霊夢さんには…現金」
「よっし！みんな行くわよ！」
がめつい
「咲夜さんには…」
「何よ？私は欲しいものなんて少ないわよ？」
小悪魔は少し考えてる、本当に色々持っているからだ。
しかし意を決したような顔で咲夜を見つめて
「ちょっとこっちへ」
神社の裏手に誘い出した











「で？私には何を？」
「私の秘蔵の霊夢さんトレカNO.01「腋巫女霊夢」をあげます」
「おｋ、任せろ」
















「で？咲夜には何を…？なぜか私の背中がひんやりするんだけど」
「ねーねーさくやーなにをもらったのー？」
戻ると顔をひきつらせた霊夢と目をきらきらさせた橙がいた。しかし華麗にスルー
ふと永琳の方に目をやると
「後でそれ見せなさい」
と言ってる気がする。薬が怖いから後で見せることにした咲夜だった
「みんなー！紅魔館に行くよー！」
「「「おー！」」」














BGM「雑用少女達の100分祭り」










「終わったわね・・・」
「おわったね・・・」
「終わった…」
「橙が回転しながら本を置いたら百分かからなかったわね…」
「えへへー、すごいー？」
本当に＠いう間に終わった。予想外の橙の回転置きの功績である
「ま・・まあこれでパチュリーさまも元に戻るはずです。では約束の物を…あ、咲夜さんには後でわたします」
そういうと小悪魔は三人に報酬を出した
「わーい！みかんだみかんだー！」
「よかったわねー橙、私も久々の収入だわ～」
橙と明るい顔をして喜んでいると横で永琳は震えているのに気付いた
「ど・・どうしたのよ永琳？」
「これ・・」
黙って本を霊夢に差し出す永琳、そこで霊夢が見たものは




























　 ∞
β ・∀・)＜めでぃぽ









































のみだった






















すごい形相でにらみつけている永琳にむかって
「え？何ですか？」
言った一言は永琳をキレさせるのに十分だった
「大悪魔様にお祈りは？本の山の中でガタガタ震えて命ごいをする準備はOK?」























博麗神社に帰った三人、咲夜はそのまま紅魔館に帰還
「ふー・・お疲れ様ー」
「って霊夢あんたほとんど何もしてないじゃない」
「そーだよー」
二人から文句を言われる霊夢、しかしコタツの前ではそれも無力に等しい
「まあいいじゃない、で？橙、あんたまだ何でも屋するの？」
「あい！」

















続く…かも知れないかもしれない

懺悔室
えー続くかもしれませんね。ハイ
霊夢はアイドルってことにしてます。ね
役職は
所長　橙
事務所管理者兼社員　霊夢
医療班　永琳
非常勤　咲夜
広報　紫

に、なっております。ハイ