霊夢で小テスト作者: 根っこ

次の例文を読んで、下の３つの問いに答えてください。

霊夢の心には、常に穴が空いていた。
ぽっかりと、小さいが自分の体が全部入ってしまう程度の穴。
心の中でその穴は常に足もとにあり、霊夢はその穴に落ちないよう常に浮き続けている。
時として、そんな霊夢の横を誰かが一緒に浮かんでいる姿もあった。
それは人間だったり妖怪であったり、動物だったり幽霊だったり、色んなものが霊夢の横に浮かんでいたのだ。
だが浮かんでいる霊夢の横に浮かんでいた何か達の姿は、気がつけば霊夢を置いて何処かへと飛んで行った。
もしくは、霊夢がふわふわと誰か達を置いて行ったのだろうか。

そんな霊夢の元に、トコトコと歩いてきた誰かの姿があった。

その誰かは霊夢を見上げ、笑顔で手を振りながら寄って来る。
霊夢はその誰かを浮かびながら見下ろし、面倒そうに手を振りまた浮かんだままぼうっと上を見上げた。
だから、その誰かが霊夢の元へとやって来て、真下に空いている穴に落ちてしまった時には全てが遅かったのだろう。

問１

・霊夢のその後の気持ちとして、最も相応しいものを選んでください。

①「胸がＤＯＫＩＤＯＫＩする･･･これが恋？」と言う、恋する少女の気持ち。
②「あはは。可哀相だけど、逃す気は無いから」と言う、恋する女性の気持ち。
③「その首、この博麗霊夢が打ちとってくれる」と言う、恋する武将の気持ち。

問２

・穴に落ちた『誰か』ですが、最も相応しいと思う霊夢との関係を選んでください。

①友達
②顔見知り
③運命の変人

問３

・『誰か』はどうして飛ばずに歩いていたのか、最も相応しいであろう理由を選んでください。

①実は普通に立っていただけで、霊夢が自分でも気付かずに近づいて行ったから。
②巫女は穿いと言う迷信を信じており、霊夢の真下へと潜り込むのに適していたから。
③極度の高所恐怖症で、空を飛んでいる誰かを見るたびに「重力最高ー！」と叫ぶほどに地面大好きだから。