Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

カレン VS キャサリン

2007/05/25 07:11:47
最終更新
サイズ
1.8KB
ページ数
1

「見つけたっ。お姉様、こんなとこでなにしてるの?」

「なにって、見れば判るでしょ。図書館でする事といえば読書に決まってるわ」

「その本、面白い?」

「まあね。といっても、まだ読み始めたばかりだけど」

「ふーん。じゃあ……えいっ!」

「わっ」






「へへー」

「ちょっとフラン? いきなり人の膝に飛び乗るなんて作法は、」

「ね、ね、お姉様。この本私にも読んで聞かせて!」

「人の話を聞きなさいよ」

「だって退屈なんだもーん」

「人の話を聞きなさいよ」






「ねえお姉様、お願いー」

「……はぁ。別に読んでやるのはいいけどね」

「ほんと? やったぁ」

「でもね、フラン。いくらあなたが小さいからって、これじゃ前が見えないわ」

「えー。このスタイルで読んで欲しいのに」

「無理。羽根が邪魔だし」

「うーん……じゃあ仕方がないから、このまま自分で読む」

「それだと私が読めないんだけど」






「――ねぇレミィ」

「なに? パチェ」

「今のあなたたちとまったく同じやりとり、つい三分前にもあったわよね?」

「そうだったかな」

「私と、あなたの間で」

「そんな事もあったかな」

「だからそれはもともと私の読んでた本だから返して欲しいっていうか、可憐な幼子でも二層構造でのしかかられると華奢な私の肉体が悲鳴を上げてるっていうか、確かにレミィの柔らかくて小さいお尻が高温高圧で密着してくるこの状況は何物にも替えがたいけど命あっての物種だしああもしかしてこれが本当に愛苦しいってことなむきゅー」












「パチュリー、寝ちゃったの?」

「そうとも言うわね」

「たてじまぱんつだー」

「引っ張っちゃ駄目よ。さて、どうしたものかしら……」

「本読んでよ」

「それは後で」

「ちぇー」

「……ふむ。貴人の嗜みだとかで咲夜から手ほどきを受けた、心肺蘇生法でも試してみるか」

「しんぱいならそーせい」

「誰がうまいことを言えと」






 その後、可憐な姉妹からかわるがわるスカーレット式心肺蘇生法を受けたパチュリーはたいそう愛苦しかったそうな。

 むきゅー。
こんにちは。
ぽろっと思いついた話やら長編の後日話やら、
書きかけては詰まってるのでアホ小話で仕切りなおしの監督です。

姉妹の仲が良いのを見ると安心します。
パチュレミが仲良しなのも好きです。
それを同時に書こうとしたらこんな化学反応が……

2007/05/25:少し加筆。
読み返して、縮めれば四コマになりそうな話だなぁ、とか思ったり。
監督
コメント



1.卯月由羽削除
なんかもうかわいいなあもうwww
2.名無し妖怪削除
ハァハァした
3.nama-hane削除
>「ふーん。じゃあ……えいっ!」
レミリア様もやったのですかー!!
やばい、イイですっ!!(興奮)
4.削除
> 貴人の嗜みだとかで咲夜から手ほどきを受けた
kwsk
5.ぐい井戸・御簾田削除
これは愛苦しい。むきゅー。
6.名無し妖怪削除
たてじまなのかー!
7.じょにーず削除
もっとはやくむきゅーしていれば……!
8.削除
この化学反応は、人類の歴史を塗り替えるほどに偉大な発見だッ…!
9.名前が無い程度の能力削除
素晴らしい
10.名前が無い程度の能力削除
>しんぱいならそーせい
ラーメン吹いた