Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

香霖堂・昼の日常

2007/05/07 02:59:37
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*いちおう「香霖堂・朝の日常」の続きです。
 ほとんど関係ないですが・・

お天道様が空の真ん中に来た時、香霖堂の主人である森近 霖之助は目を覚ます。
彼は、朝に起きないわけではない、この時間に目を覚ますことの方が、むしろ珍しいのだ。
魔理沙と霊夢に、吹っ飛ばされたからだろう。目玉焼きの件で。

「んん・・・ひどい目にあったな・・・」

ゆっくりと体を起こす。
頭が少しくらくらする。
台所から、香ばしい香りが漂ってくる。

「・・・ん?」

台所へと視線を変えると、香ばしい香りの原因を持った、霊夢と魔理沙がやってくる。

「あら、おはよう霖之助さん」
「昼近くまで寝てるなんて、体に悪いぜ」

二人は、ちゃぶ台に、香ばしい香りの原因を並べていく。

「・・・・なんだか二人に、吹き飛ばされたような記憶があるんだが、気のせいかい?」
「それだけ覚えているんだったら、問題ないわね」

霊夢は、さらりとかわす。

「まぁまぁ、香霖の分のチャーハンも作ったから許してくれよ」

そう言って、さっきからの香ばしい香りの原因・チャーハンを僕の席に置いた。
ほかほかと湯気を立てて、とてもおいしそうだ。

「ふぅ、仕方ないな・・」

そう言って、おそらくうちの食材で作ったであろうチャーハンを食べ始めた。
うん、うまい!
皿の鳴らす音だけがしばらく響く、それがなくなったと同時に食事は終わった。

「さて、お茶でも入れようか」

のっそりと立ち上がる。

「お、香霖が淹れてくれるのか?」
「ありがとう、霖之助さん」

僕は、二人の方に振り向いて。

「たまにはいいかなって、思ってね」

そう言って僕はお茶を淹れ始める。
外の井戸で、水を汲んできてから、やかんに火を入れてお茶を淹れ始める。
数分後、お茶を持って二人のいる居間に行く。
二人にお茶を手渡してから、自分も一息つくとともにお茶を啜る。
うん、うまい!・・・・こればっか言ってるような気がするなぁ。

「さすが霖之助さん、お茶淹れるの上手ね」
「ああ、霊夢のなんかよりよっぽどうまいぜ」

二人が、僕の入れたお茶を称賛する。
悪い気はしない、むしろいい気分だ。

「こんなおいしいお茶淹れる霖之助さんとだったら結婚してもいいわね~」
「香霖は、そういうのにはとことん疎いから無理だと思うぜ」
「それもそうね」
「ひどいこと言われてる気がするんだがなぁ~」
「うん、鈍感ね」
「ああ、鈍感だ」

そんな他愛もない会話で時間を潰す。
今日の昼は、とても平和で楽しい時間だなぁ。
二人が帰り際に、食料と店の物を持ってかなければの話だが・・・・
こんにちわ、速い二作目です。
朝はほのぼの吹き飛ばしオチで、昼はほのぼの盗られオチ。
次は夜ですね・・・・だいぶはっちゃけると思います。
ちなみに夜は昼と朝の関係性は皆無だと思います。
でわでわ

5/7
誤字修正
ドルルン
コメント



1.卯月由羽削除
こーりん殺す…あ、反射的にこの台詞を打ってしまった。まあいいか。
2.ビリーバンバン削除
いちよう

一応(いちおう)
ですね