ア「…」
魔「…なぁ、アリス」
ア「…」
魔「…この請求書はどうしたんだ?」
ア「…」
魔「凄い額だぜ?」
ア「…だから…」
魔「え?」
ア「都会派だからァッ!!」
魔「え、ちょっと何泣いてんだ!? アリス!? おーい!?」
街を歩いてたら知らない人に『友達になりませんか?』と言われた。
快諾すると、『幻想郷友達百人できるかなの会』に入れられた。
気付いたら口座の番号が割れてた。なにこれ。
~アリス・マーガトロイド 涙の日記(紅談社)より抜粋~
れきしであそぼう!
GSH(幻想郷スキマ放送局)がお送りします。
うーそー! お送りしません!!1
慧「埋めるぞ。」
妹「すみません。」
~チルノが淡白だったら~
レ「ただいまー」
チ「おかえりー」
レ「一年ぶりだねぇ」
チ「そーだね」
レ「…それだけ?」
チ「うん。なんで?」
レ「…」
なかったことに。
~チルノが寒がりだったら~
レ「ただいまー」
チ「うぁぁッ!?く、来るなぁ――――!?寒さが増すっ!!」
レ「…」
なかったことに。
~チルノが前線兵だったら~
レ「ただいまー(←偵察帰り」
チ「おかえり…。…ねぇレティ、聞いて?」
レ「…何?」
チ「私ね…?この戦争が終わって故郷に帰ったら、」
なかったことに。
~チルノが突然家にやってきたメイドロボットだったら~
なかったことに。
妹「最後のは流石に無理がないか?」
慧「だからほら、どんなに歴史を捏造してもそうはならなかった」
妹「三つ目も無理があるけど」
慧「あれは駄目もとでやってみたら出来た」
妹「なるほど、つまり今の幻想郷には戦争の種が埋まってると?」
慧「ははぁん、なるほどね」
妹「ねぇよ」
慧「さて、次は誰の歴史で遊ぼうかね」
妹「さっきもアリスで遊んでたろ。『アリスが真剣に交友関係の狭さに悩んでたら』とか」
慧「見てたなら声くらいかけてくれればいいのに」
妹「口半開きでニヨニヨしながら虚空を見つめてたから、ちょっと近寄りがたくて」
慧「集中してる証拠だ」
※実際あったやりとり↓
レ「ただいま」
チ「あっ、おかえりレティ!!」
レ「そしてさよならチルノ」
チ「何ィ!?」
レ「ほら、もう四月だし」
チ「じゃあなんで今日来たのかわからないよ…」
レ「そんな…!? チルノは私が来なかった方がよかったって言うの!?」
チ「いや、そういうわけじゃないよ…」
レ「その不安を掻き立てる三点リーダーがその証拠よ!!」
チ「そんな…」
レ「いいわチルノ、貴女の気持ちはよくわかった! 貴女を殺して私も死ブゲ」
チ「レ、レティがぽかぽか陽気に当てられて消滅した!?」
~えーき様がちっちゃかったら~
映「おぎゃー」
小「小さすぎだ!?」
なかったことに。
~映姫様が常に半分寝てたら~
映「すぴー…、すぴー…」
小「映姫さま、起きて起きて」
映「えー…、だれ、小町…?」
小「仕事してください」
映「…あー、仕事、しごとね、うん。わかって…る…ねむ………」
小「給料分は働いてください。そんなんじゃ自立してるなんて言えませんよ?」
映「この仕事ふぁぁぁ………、ぼらんひあよ、ぼら………zzz」
小「寝ないで」
幽霊『………(訳: あのー…、まだでしょうか……?)』
小「んあー…、ちょっと、ちょっと待っててくれ」
幽霊『………(訳: …はぁ)』
映「大体、今は春休みでしょうー…。こんな、平日に、ふぁさははー……」
小「お前は何を言っているんだ」
なかったことに。
~小町も寝てたら~
映「…zzz」
小「……ぅぅ…」
映「……こま…ち…、…にげて………」
小「…ぅゎぁ、えーき様の首が取れた……………」
映「……zzz」
小「……zzz」
妹「おい慧音、なんか急に幽霊が増えてきた気がするぞ」
慧「なんでだよ」
妹「わかんね」
慧「そっか」
妹「そう」
慧「ん」
妹「で?」
慧「何だ?」
妹「やるか?」
慧「続きをか?」
妹「おい慧音、ちょっと上見ろ」
慧「ああ、曲線だな」
妹「ああ、曲線だ」
慧「ところで、今現在、妹紅の家で私達がやってることとは、」
妹「稗田のトコの娘がなんか本出すらしく、私達になんか書けって言ってきたんだな」
慧「私が歴史を弄って、」
妹「その結果、幻想郷の住人がどのような行動を起こすかを記録する、と」
慧「君はことごとく私の台詞を取るね。捻じ切られたいのかい?」
妹「その斬新かつ残虐な暴力はやめろ」
慧「ここだけの話、私の村で『慧音姐さんに捻じ切られたいの会』ってのが活動してるらしいぞ」
妹「嘘を吐くな」
慧「疑うなら電話してみるか? ほれ、番号」
妹「んじゃ掛けるぞ? 後悔すんなよ?」
じーこ じーこ
ぷるるるる がちゃ
妹『もしもーし』
田『フゥー…、フゥー……!!ね、捻じ切られたい!!慧音様に捻じ切』
がちゃ つー つー つー
妹「田吾作さんを元に戻してあげてください」
慧「別に私が何かしたわけじゃヒィッ! やめてください! 洗濯バサミはやめて!?」
妹「元に戻せ」
慧「ひぃっ…!! は、はい、わかりました…、わかり…ました…!!」
なかったことに。
妹「こういう事言うのもなんだが、田吾作さんやらより、もっと重要人物の動向を見守ろうよ」
慧「閻魔様は重要人物じゃないのか。博麗とかか?」
妹「あいつは…、いや、確かでっかい結界こさえてるんだよな」
慧「博麗大結界の事か。奴に万一のことがあったら…、ちょっと、面倒だな」
妹「じゃあやめよう。慧音が弄ると何か起きるから。そしてそれは多分取り返しのつかないこと」
慧「えー」
妹「『えー』じゃない」
慧「りん」
妹「は?」
慧「そうだ、永琳を弄ろう」
~永琳が心の奥の奥、深層心理で永遠亭住人に対し、どす黒い欲望を抱えていたら~
永「あ、うどんげ。お醤油取ってくれる?」
鈴「はーい」
輝「あんまり醤油かけると高血圧で死ぬわよ?」
永「残念ながら死ねません」
て「この焼き鮭、塩味ついてますよ? 味見もせずに醤油ブチ撒けるのは作った人に失礼です」
鈴「おお、てゐがマトモな事を」
て「エイプリルフールだしね」
鈴「昨日だよ」
永「私が作ったんだからいいのよー。薄味にして後から適当にお醤油かけるのが一番よ」
鈴「私が食事当番です」
慧「なんか…、変わんないぞ」
妹「日常風景だねぇ」
慧「『頭に浮かんだ恐ろしい想像を、それでも口にするのを躊躇っている』」
妹「私は言わないよ? 何も」
慧「普段から心の奥の奥(中略)抱えているって事だな」
妹「これは会心の右ストレート…!!」
慧「妹紅、これは誰にも言っちゃあいけない事なんだ、多分」
妹「ですよねー。私、誰にも言いませんよ?」
永「そうそう、その方が安全と言うかなんと言うか」
慧「じゃあちゃっちゃと原稿仕上げるかー!!」
妹「あいよー」
霊「おいこらそこー!!」
慧「何だ、また村にタカりに来たのか?」
霊「した事ねぇよ。それより何を阿呆な事をしてんの。さっきから幽霊がもうわんさかと」
妹「あれ、そういえば慧音、さっき閻魔様たち眠らせて、そのままにしてなかったか?」
慧「………あ、しまった。忘れてた」
霊「適当にカマかけてみたけど 犯 人 確 定 ? とりあえず元に戻して5発殴らせろ」
慧「うーん、仕方ないなぁー…。ちょっと待ってろ、いま元に戻す」
霊「さっさと済ませなさいよね」
慧「…………………………」
霊「…」
慧「…………………………」
霊「…」
慧「…………………………」
霊「………まd」
慧「今だラ○ホー!!!!!」
~もしも霊夢が大体寝てたら~
霊「ぐぁァッ……!! ………………ぐぅ」
妹「………うっわぁ……」
慧「殴られるのは嫌だったからな。おい妹紅、とりあえず部屋に運ぶぞ」
妹「早めに起こして、記憶が曖昧なうちに神社にでも置いといた方が……」
慧「確実な方法を選んだほうがいい。とりあえず埋めるか」
妹「まてまてまてまてまてまてまて」
慧「冗談だ」
妹「霊夢は幻想郷を丸ごと包むような結界の主電源なんだろ? ってことは誰か来るぞ」
紫「スキマからこんにちはー。うちの霊夢がお邪魔してませんこと?」
慧「いや、来てないぞ?」
妹「嘘を吐くなよ」
慧「ラリ○ー!!!!!!」
妹「な、何ぃ………………………ガクリ」
紫「な、何事?」
慧「みィィィィたァァァァァァなァァァァァァァァァ? こうなれば貴様も消すしか……!!」
紫「消す?貴女が?私を?あははははは出来るものなら「○リホー!!!!!」おやすみー」
慧「(もしかしてこの人弱いのかなぁ………)」
紫「無駄よ無駄……、うわねむっ、私の身に何か起きても、………zzz」
慧「最後まで喋れ」
紫「zzz…、……ハッ!? えっと、藍が気付いて、妖怪集めて助けに来てくれる事に」
慧「そんなシステムあったのか……」
紫「幻想郷の最終防衛ラインってとこ? 私も無敵じゃないし」
慧「えぇーいラ○ホーマー」
~幻想郷中の妖怪がおおむね寝てたら~
紫「な…!?卑怯者め………」
慧「お前が来なければよかったんじゃないか? っていうか…、あ、あれ?」
紫「へ?」
慧「か、体が、重い……」
紫「幻想郷中の妖怪って、貴女も含まれてるんじゃない?」
慧「いや、私は半人半妖のはず………こ、これは!?」
紫「霊夢のお札ねぇ」
霊「上白沢慧音、敗れたり…! ………zzz」
慧「きゃつめ、生きておったか…!! くそ、体が…うご…かない………………」
紫「悪は必ず滅びるのよ………あぁ、眠気が…………zzz」
慧「……………一人(?)で死んで(?)なるものか………。 ら、ラリ○ーマ…………」
~幻想郷の住人が皆寝てたら~
なんだか平和になりました。