Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方兎弾奏2

2007/03/22 10:24:24
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2.アリスさん恋に落ちる

どうも、レイセンです。
今日は師匠の命令で人里に下りて仕事をしています。
「次の方どうぞー」
「あの・・・」
「貴方は・・・・」
えーっと・・・アリスさんと言いましたか。
最近よく来るんですよね。
「今日はどのような用事でしょうか?」
「薬が欲しいのよ。なんだか最近ストレスが溜まっちゃって。
今日はあいつ居ないのね・・・えーっと、薬師の人」
「あー、師匠は今姫の所なので・・・
いつものあれですね。少々お待ちを・・・はいどうぞー」
「え・・・・用意してあるの?」
「そりゃまぁ、常連さんですし。
それにこんなお薬飲むのは貴方くらいですから」
私もたまにストレスは溜まるけど、
あんな材料使ってるって知ってたらとてもとても・・・
「え・・・あの、こんなって何?
何か変な材料とか・・・・」
「あ、あっはははっ
そんな訳ないじゃないですか~」
「本当に?本当に変な材料使ってないんでしょうね」
「大丈夫大丈夫。
うさぴょんは嘘つかないですよ?」

「ぷっ」

てゐが見ていたらしい。
後で覚えときなさいよ。
「・・・・・・・・・・・・・・
もし魔理沙みたいに変な茸とか使ってたら・・・」
あ、話続けるんですね。
「師匠に限ってそんな性格反(ピー)茸とかなんて使いませんからっ」
「何よそれっ!?明らかに危険じゃないっ!!」
「うどんげびーむっ!!」
ペッカーン
「ちょ・・・なんでこんな所で眼・・・・
ビームって何よビームって!!
しまっ・・・・あぅ・・・・眼が、視界が~~~」
「はい、お大事に~」
バンッ
ふらふらとあっちこっちにとふらつくアリスさんを追い出し、
今日は店じまい、と・・・
「あ、お代貰うの忘れてた・・・・」
でも今から追いかけるの面倒だしなぁ・・・・
ま、いっか♪


「あぅ・・・・・眼が・・・前がよく見えない・・・・
こっちでいいの上海?」
ドンッ
顔面に予想だにしなかった衝撃が。
「きゃっ」
ただでさえふらふらしていたのに、
余計にバランスを崩して転んでしまう。
と同時に歪んでいた視界が少しだけ戻る。
まだぐらぐらしているけれど、
とりあえず何にぶつかったのかは見えた。
目の前に居たのは金髪の、黒と白の服を着た人だった。
「いったいなー、気をつけろよ」
聞き覚えがあるような無いような、
でも解らない声だった。
「あ、あの、すみませんっ」
素直に謝ると相手の顔も少し緩む。
そんなに怒ってないのかもしれない。
それに・・・何かこの人結構かっこいいかも・・・?
「ほら、いつまで転がってるんだよ。
まるでこけてない私が悪いみたいに見えるぜ?早く立てよ」
そう言って手を差し出してくれる。
ドクンッ
身体が揺れた気がした。
それは別に本当に揺れたとかじゃなくて、その・・・
まさか・・・恋ですか?これ?
「あ・・・あぅ・・・・」
「どうしたんだよ、ほら、立てって」
そう言って彼は私の手を掴んで
グッ
と引き寄せた。
近づく顔と顔。
「あっ・・・・」
顔が熱くなっていく。
もうダメ。私変。
「ふぅ、もう大丈夫かな。立てるみたいだし。
ほんと、気をつけろよアリスー
私だから良かったけど天狗とかだったらパンチラ撮られてたぜ」
ぱ・・・っ
「えっ!?あ゛っっっっ」
ばっ、とスカートを押さえる。
でもきっともう・・・・
「はははっ、何恥ずかしがってるんだよ。もう手遅れだって」
それだけ言って手をひらひらさせながら踵を返す。
「ま、大丈夫そうだし私はもう帰るぜ、またなー」
「えっ!?ま、またって?」
その質問に答える事無く、目の前の相手は居なくなっていた。
「何よ・・・・・何なのよぅ、もう・・・」
はぁ、と溜息が止まらない。
「ドウシタノアリス?」
上海が心配そうにしてるけど、説明することもできなくって、
「ううん、大丈夫よ、行きましょう」
なんて、曖昧に濁すしかできなかった。


―――同時期―――
アリスさんが帰って(追い出して)、
後片付けをしていた時の事だった。
ポムッ
と何かが肩に触れるのに気づく。
見ると
「ウドンゲ・・・・?見たわよ・・・・?」
恐怖が私を支配していました。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」


結果:ウドンゲを実験体です
敗因:本日の収入激減
(続く)
と言う訳で張替え第二段です初めましての方初めまして。
主役は既に交代でアリスです。
きっとこれからもアリスです。
多分ずっとアリスです。
ギャグのつもりですが徐々にそれ以外の要素も加えて行きたい気もします。

ではではこれにて。
小悪亭・斎田
http://www.geocities.jp/b3hwexeq/mein0.html
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