Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

3月14日にドリルの音が鳴り響きます。

2007/03/15 07:14:22
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永「星が綺麗ね…」

鈴「ですねぇ…」

て「あ、流れ星」

永「姫にいい人が見つかりますように」

鈴「姫がもう少し他人に興味を示しますように」

て「姫…はどうでもいいか。お金が溜まりますように」

「「「…はぁー…」」」

鈴「で、どうなんです?姫」

永「しばらく屋敷に閉じ込めてたじゃない? その影響であんまりお出かけにならないのよね」

て「ネット環境が整ってて、呼べば従者が飛んできて」

永「寝てるだけでご飯が来て、何より金持ち…」

鈴「堕落もしますよね…」

て「あうあー、庶民を舐めてんのかちくしょーめい」

永「あ、お酒持って来るわね。」

鈴「え、それなら私が」

永「ちょっと酔い覚ましに、ね」

鈴「そうですか? んじゃ、お願いします」

て「ういぃー、酒が足りんぞ持ってこいやー」

鈴「こら、てゐ」

永「いいから」















永「ぎゃああああお酒がもう無いわー…。蔵にあったかしら…」

て『ぅごらぁぁ、このへにょ耳兎がぁぁぁそこぉに直れえぃ』

鈴『てゐ落ち着いて! それは私じゃなくてトムよ!!』

妹『鈴仙落ち着いて! それはトムじゃなくて私よ!!』

永「あったあった、埃被ってるけどワインの瓶ね、これ」

て『チョップ軍隊はチョップだけで戦う軍隊!!』

妹『キック軍隊は教えたいのに聞っく軍隊だ!!』

鈴『何それ!? いつの間に来たの!? 酔うの早ぇよ!! クソ、ツッコミが追いつかない』

永「…早く帰りましょ。って、…あら?」















て「おぷしっ!?」

妹「人中極の秘孔を突いた…。3秒後にお前は死ぬ」

て「あはは、まさかそんなことがががガガガガガガガガガブシュッ」

鈴「て、てゐが絶命したッ!?」

妹「ところで輝夜はどこだ? せっかく私が死環白を突いてやろうかと思ったのに」

鈴「鈴仙ちゃんの秘孔講座ー。死環白というのは、突いた後暫く視覚や記憶を失い、」

永「二人とも余計なことはやめなさい」

妹「あれ、お前いたのか。どこ行ってたんだ?」

永「いや、お酒を取りに行ってたんだけど」

鈴「一番呑む奴が今、ガブシュとか言ってお亡くなりになったんですけど」

永「えぇ?勿体無いわねー…。と、それより」

妹「ん?」

永「姫が男性と密会してる、と言ったら、貴女は、信じられますか?」

妹「それは無いな」

鈴「うん」

永「じゃあ、姫が男性と密会してた、と言ったら?」




( ゜д゜ )


(  д  )    ゜   ゜

(注)↑うどんげ




妹「鬼床の秘孔を突いた…。お前は歯が抜けて目が飛び出す」

て「歯は?」

妹「wikiを見ながら見よう見まねでやってるんだ。現にお前も死んでないじゃないか」

て「納得の答えね。………………え?」

永「門の辺り。姫が何か貰ってたのよ」

鈴「み、みまひはいひゃはいんへふは?」

妹「あれ、歯も抜けた。もしかして才能ある?」

て「み、見間違いじゃないんですか? だね」

永「さぁここでクイズです。今日は何の日でしょーか?」

ピンポーン

永「はい紅の方!」

妹「ホワイトデーか?」

永「正解、では何番を開く!?」

妹「えー…と、うん、5番!」

永「紅の方5番角に飛ーびー込ーんーだっ! 3番4番9番紅に変わりますお見事っ」

鈴「ホワイトデーって何? てゐは知ってる?」

妹「再生が早いな。スライムみたい」

鈴「スライムに再生能力は無いわよ。で?」

て「バレンタインデーにチョコを貰った男がお返しに何かを贈る日だよ」

鈴「そういえばこの前のバレンタインの時も何だか歯切れが悪かったし…」

永「そうだっけ?」

妹「ほら、慧音に『お前はもう料理するなー』って言われたとき」

永「んー、見ててもよくわからなかったけど」

て「つまり、実は姫様は先月、意中の人にちょこれいとを贈っていたと」

永「意中の人じゃないとしても、義理を贈るに足る、と姫が思った男性ってことよね!」

妹「ふーん? で、どんな奴だったんだ? わざわざお返しに何か贈ったその物好きな男は」

永「なんか黒い服着て、変な帽子かぶってて、金髪だった」

て「ちゃらちゃらした人かなぁ…」

鈴「いや、それはルナサさんでは」

永「姫がちゃらちゃらした奴が嫌いなのは有名でしょう?」

て「あー、前に『この世の中のチャラ男を殲滅したいなー』って言ってましたね」

妹「怖っ」

鈴「いや、ルナサさんは真面目ですよ? というか女性の方ですし」

永「そんな姫が普通に会話してるんだし、いい人なのよ、きっと」

て「そういう考え方もありますかねぇ」

妹「ていうか、輝夜が相手に気が無い限り、チョコなんて贈らんだろう?」

鈴「いやでも、女性同士でチョコを送りあうのもいいんじゃないでしょうか」

永「そうよね……。向こうも満更でもないから今日、ここに来た訳だし」

て「そ、相思相愛!?」

鈴「無視されてる、という最も恐ろしい想像を振り払いつつ発言し続けますよ? 私は」

永「これは好都合ね……。なんとかその男に接触できないかしら」

妹「洗脳とかはナシだぞ? 人権は尊重しなきゃ」

て「妹紅さんは丸くなったねぇ」

妹「いや、私一人がフィーバーしても輝夜が相手してくれないんだ」

鈴「ルナサさんなら私、何度かお会いしたことがありますけど…」

永「そうだ、しまった!! まだ門の前にいるかもわからんよ!?」

て「あ、そうか。急いで見に行こう」

妹「ほら行くぞ、…えっと、へにょ」

鈴「鈴仙です!!」

輝「うぉーっす、妹紅久しぶり!!」

妹「な、何ぃ!? このタイミングでこれかッ!?」

永「………………(34℃の熱視線)」

輝「…な、何よ?その生暖かい眼差しは」

鈴「34℃はぬるい…」

永「がんばって姫! 私は応援してるにょろよ!!」

て「にょろ!?」

輝「助けてイナバ、永琳が凄く気持ち悪いの」

鈴「アゥアゥ…」














それでは輝夜さんの受難の日々を、少しだけ覗いてみましょう。
















輝「永琳ー、枕が一つ多いわよー?」

永「それですか? まぁいいからお部屋に置いといてください」

輝「別にいらないけど」

永「………………(39℃の熱視線)」

輝「うはァ…、何その目は………」










永「あれ、姫が誰かと一緒に狩りに行くとは珍しい」

輝「私が言うのもなんだけど、あんまりネトゲに侵されないようになさい?」

永「で、このPrismriverって人は誰です?」

輝「この前のオフで知り合った人なんだけど…、うわっ、やめろその目は!」

永「…………………(45℃の熱視線)」

輝「45℃は普通に熱いって!!」

永「で、その人とは、…どこまで行ってるんです?」

輝「いや、相手も女だから」

永「まーたまた照れちゃって。先日、門の前で何か渡されてましたよね?」

輝「なんだ見てたの? じゃあわかるでしょ、女だってのだからやめろその目は!!」










輝「ちょっと出掛けてくるわねー」

永「姫! これをお持ちに!!」

輝「ん? 何こ……」




ドカン

痛っ

バキン

あうあっ

チュズルッ

えぁっ!?

カキ―――ン

ほぷしっ!?!?







※色々とご想像にお任せします


















輝「なんか疲れた…」

鈴「大丈夫です?」

輝「永琳がいつになくウザい…」

永「姫ー!! Prismriverさんにメール送っときましたよー!!!!」

輝「な、なんでやねん」

永「『ウチくる!?』って訊いたら『いいともー!!』って返ってきましたよ?」

鈴「気さくだ!?」

輝「え、何時ごろ来るの? おもてなしの準備でもしなきゃ」

永「してます」

て「ぱーちぃなんだぜ!!」

永「もうそろそろ来るはずですけど」

ル「あ…、すいません、もう来てます、どうも」

メ「ここが永遠亭か~。初めて来たわね~」

リ「てかさ、なんで私たちもついてきてるの?」

メ「姉さんがバレンタインとかホワイトデーの日にここに来てたのよね~」

リ「何だってェ!? ルナ姉どいつ!? どいつがホワイトホースプリンス!?」

ル「日本語で言え馬鹿者。 大体私が用があったのは女性だぞ? 蓬莱山輝夜さん」




















永「……………………あれ?」




















『熱烈歓迎Prismriver様』の横断幕が、虚しく風になびいていましたとさ。





























輝「渡してた物?ネトゲの新規アカウントのチケット。30日間無料になるのよ」

ル「オフ会で輝夜さんに『貴女から私と同じにおいがするわ!』と満面の笑みで言われてな」

鈴「なるほどねぇ。14日だったのは、ただの偶然だったのね」

て「お師匠様は早とちりだなぁ!! ウェーハッハッハ!!!!」

鈴「それ以前に、私、最初から言ってませんでした? ルナサさんじゃないのかーって」

永「………少しぐらい夢見たっていいじゃない……………………」

鈴「気付いてて無視したのかお前…!!」

メ「勘違いだったのかー…。つまんないな~」

リ「冷静に考えたら、ウブな姉さんが……、ねぇ?」

ル「あぅー…」

て「プリズムリバー家は随分淡白なご様子で」

リ「騒霊は気まぐれなのよ」

永「…そうだね、性別なんて関係ないよね。むしろ、性別弄ればいいよね」

鈴「師匠が危ないことを言い始めたから早く逃げたほうが無難かと」

ル「え?」

リ「んじゃ、お邪魔しましたー」

メ「音楽隊がご入用の時は、プリズムリバー三姉妹をどうか御贔屓に~」

ル「あ、おい、ちょっと引きずるなー…」

鈴「さようならー」

て「バイバーイ。…ふぅ、お師匠様を犯罪者にすることだけは避けられた……」

鈴「あれ? 姫は? あと師匠も」

永『向こうの性別を変えるんじゃない、こちらの性別を変えてしまえばよかったのよね!!』

輝『た、助けて――――!? 何その台!? 手術台!?』

永『名付けてえーと…、【ある日突然、男のコになっちゃった…!? (物理的に)】作戦!!』

輝『いゃ―――ァ性転換したくない!! それよりそのドリルは何に使ギャボー』

鈴「…ねぇ、てゐ」

て「…何だい鈴仙ちゃん」

鈴「この世界は、私たちには眩し過ぎる…」

て「……よくわからないけど、そうだね」
















二段オチ。








木「…」
妹「作者はどうしてしまったのだろう」
ル「自分で考えた七曜の魔女の『パッチェさん』という呼称が意外にメジャーだったので塞ぎ込んでいるんだ」
妹「…はぁ」
ル「あと、『14日なんてまだまだ先だよな』とか思ってたらもう14日になってて慌てて書いたので疲れてるんだそうだ」
妹「…オチが、オチが75行目くらいに既に書いてあるよ…」
木「…う」
ル「ここまでご丁寧に前振っておいたら、まさか誰もこれがオチだとは思わないよな、と思って書いたんだと」
木「意表を突きたかったんだよクソゥ…」
妹「ほぅ、私には凄ぉく投げ遣りに書いた作品に見えるぜ」
木「いや、このグダグダ感こそが俺の持ち味。これだけで一年持ちこたえてきた」
ル「グダグダ感が持ち味って」
木「たまーにクスリ、と笑ってもらうくらいのネタを書いてるからねぇ」
妹「その生き方はどうなんだろう…?」
木「ちなみにIEのウインドゥを最大化すれば、多分全てのセリフが一行になるはず」
妹「そのこだわりもどうなんだろう…?」
木「さらにこだわりと言えば、メルラン以外のキャラには『~』を使わせたことがない、はず」
ル「こだわりはもういい、黙れ」
木「ていうか何だ、祝日(とか)ネタに頼ってるからこんな〆切まがいのモノに追われてるんだよなぁ…」
ル「夏コミまで待つんだ。そうすれば神主殿が新しいネタを投下してくれる」
木「遠いよ夏コミ…」
輝「俺の顛末はどうなったんだ…」
木「『俺』って言うな…」
木製
コメント



1.名無し妖怪削除
なんだかんだで
この日常会話…


もとい非日常会話な雰囲気が大好きなんだぜ!!
2.名無し妖怪削除
ぐだぐだの中のクスリとさせるセンス。氏の真骨頂という感じです。
しかし別に締め切りに追われなくても。夏に冬のお話書いてもいいんですから。
3.名無し妖怪削除
パッチェさんは一般的過ぎて商標登録出来ないんだぜ?

そしてドリルでルナっつーからドリルナチャかと思ったらルナ姉ぢゃねぇかorz
4.名無し妖怪削除
>『ウチくる!?』に『いいともー!!』
ちょ、待てwww 色々間違ってるよ!wwww
5.ガナー削除
ドリルでcaved!!!!