Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

バレンタインだからようかん作る

2007/02/15 08:36:54
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輝「え?バレンタイン?」

永「こっち向いて会話してください。今日は何日ですか?」

輝「いや、わかってるけど…。縁ないしねぇ」

永「…」

輝「あ、でもほら、ネットゲーム上で期間限定のチョコアイテムが」

永「ええぃ黙れ」

輝「何が言いたいのよ」

永「なんかこう、誰か月色ハートがキュンとときめいちゃうような人はいないんですか」

輝「私ー?えーりんも私が全部つっぱねたの知ってるでしょ?」

永「この我侭女め…」

輝「お姫様舐めんなよ?何もできねぇよ」

永「たとえば…そう!手作りチョコ」

輝「あ、チョコなら作り方知ってる。カカオとか入れるんだよね」

永「遡りすぎです。素人は板チョコ溶かして形変えるのが限界です」

輝「大体誰に渡せと言うのよ」

永「ニコニコ」

輝「…」

永「ニコニコ」

輝「言いたいことがあるならはっきり言いなさい」

永「…もう別に渡さなくていいから、もうちょっと流行に乗ってください。頼むから」

輝「流行と言えば、最近あのイナバの歌が流行ってるわよね」

永「何を言ってるんですか」

輝「わぁったよ、わかりましたよ。チョコなんてっよっゆゆうううっだあzzっぜええ」

永「そんなに焦んな」











鈴「ふぁぁ…。夢…か…。おはようございまーす…、…何やってんすか?」

輝「うひゃあああ鍋が漫画みたいに爆発した!?助けてえーりん!!」

永「なに入れたんですかこのスカタンが!!」

輝「み、ミステリウム!!」

永「爆発物だったんだ!!実験する暇が省けました、じゃねぇ!!」

輝「入れちゃいけなさそうなものほど入れたくなる人間マジック」

永「チョコは溶かすだけって言ってるじゃないですかダボが!!」

輝「そんなんだから空中浮遊出来ないのよ人間は」

永「無茶言うな!!!」

霊「ふわふわ浮きます。」

永「帰れ!!!」

鈴「…てゐ、これは何のお祭りだい?」

て「鈴仙ちゃんはバレンタインデーって知ってるかい?」

鈴「ヴァレンティヌス司祭の命日でしょ?」

て「おお、身も蓋も無いこの返答、さてはバレンタインとは無縁ですな?」

鈴「…うー。仕方ないでしょー?ここ女しかいないんだから…」

て「バーロー、外に出れば………」

鈴「いや村まで降りれば沢山いるけどさ、私兎だしねぇ」

て「身分違いの恋ってのも燃えるっしょ?萌えるっしょ!?」

鈴「身分っていうか…」

輝「ひゃー鍋からアニメみたいに怪物が発生した!?助けてえーりん!!」

永「またかよ!?ああもう、下がってください!!」

輝「ちなみにミステリウムまた入れました」

永「学習しろ!!ってうわあ何こいつ!?ネバネバしてる!!」

輝「ライト兄弟は試行錯誤の末に空を飛んだのよ!?」

永「話が別だ!!」











妹『もしもし、こちら床下班。天井裏班応答せよ』

慧『はいはいこちら天井裏班。楽しそうだな』

妹『ばれんたいんか…。聞いた話によると、好きな相手にチョコをあげるイベントだそうだな』

慧『芭蓮汰因。幻想郷に古くから伝わる行事だな』

妹『ソースは?』

慧『私の頭の中だ』

妹『一気に信用度が下がったな…』

慧『だが奴らは現にチョコを作ってるじゃないか』

妹『まぁ、見たところ情報は確かなようだな』

慧『で、私たちは何の為に隠れてるんだ?』

妹『チョコ食いたいけど、慧音の情報が疑わしかったからな。こうやって覗いてるわけだ』

慧『じゃあこれから突入?』

妹『おっけーねだ。ほいじゃ行くぞってあら』

慧『どうしたー』

妹『これ床下狭すぎないか?引っかかって抜けないんだぜ?』

慧『後退できないなら前に進め』

妹『柱が、でっかい柱が邪魔で』

慧『そうか、がんばり!!』

妹『慧音は助けてくれるよn(ベキーン)『チョコくれー』えぇー突入…?』











慧「チョコくれチョコー」

輝「永琳援軍よ!!」

永「ちょ…、遅い…って……(ガク」

輝「え、えーりィ――――ん!!」

慧「なんだこれ、キングスライムか?」

輝「あのぷよぷよを倒したら10点、永琳を救い出したら50点でどうっ!?」

慧「なるほど、1点につきチョコ1個か。乗った!!」









(刺され!刺され!!) ~少女乱闘中~ (ウギャー!私に刺さってる!私に刺さってる!!)









慧「圧勝ォォォ―――――――――――!!!」

永「ねぇ血出てない?ほんとに出てない!?何だか凄く痛いんだけど!?」

て「大丈夫ですよ。傷一つありまブフー」

永「その笑いは何!?」

慧「倒したからチョコ60個な?」

輝「60gでどうよ?」

慧「むしろ60kgとか」

輝「ふむーぅ、だが断る」

ガタンガタン!!

鈴「うわぁー何!?」

て「床下?」

慧「そんなことよりラーメンの話をしないか?」

て「私みそ派」

鈴「醤油」

輝「みそ」

永「とんこつ」

妹『あっれェー流された…』

永「てか姫はチョコ作ってください。早く」

輝「うわ、もうすぐ日付変わっちゃうじゃない。急いで永琳」

永「御意ー」

妹『……あっれぇー…?』

鈴「素に戻らせてもらいますけど、皆さんもチョコ送る異性はいないんですね」

















「『「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」』」

















鈴「…あれ?」

永「鈴仙…」

て「これはちょっと…」

輝「もう少し空気を…」

慧「お前…」

妹『…………(撃沈』

鈴「いや、冗談のつもりで…、…え?えっと…」

慧「…私は村と親交あるからな……」

鈴「私もたまに薬を売りに村へ…」

永「…」

て「…」

輝「…」

妹『…わ、私もここに来る前は結構な……』

て「鈴仙ちゃん、ちょっと目ぇ瞑って?」

鈴「断固として拒否します」

ボゴン

鈴「っぶぇッ」











妹「さて、あの兎と入れ替わりで私が出てきたわけだが」

て「鈴仙ちゃん、聞こえるー?生きてるー?」

鈴『  ヒャー  』

て「OK、死んでます」

永「グッジョブ!!」

輝「よくやった!二階級特進だ!!」

て「殉職扱いは勘弁です!!」

慧「で、チョコは出来たのか?」

輝「ごらんよこの色ツヤ」

慧「私の記憶だと、チョコは緑色ではなかったハズだが」

て「あの怪物が発生した後の土壌を食すことになるんだね」

妹「…よし、輝夜まずお前が食え。話はそれからだ」

輝「任せなさい。ほーらおいしいおいしい…ィアアア―――――」

妹「わざわざ体張ったギャグ!これは尊敬に値する!!」

輝「アアアアガガガガガガガガガガバババババババババババババ」

妹「いっぺん死ね。多分そっちのが楽だ」

ドン

チャラッチャチャラッチャチャ♪

輝「ぜはぁ…!ありがとうもこたん。貴女は生涯の友だわ」

妹「華麗にお断りする。で、何味だった?」

輝「…えぇっとねぇ…、…なんと言ったらいい…のか…、うん、毒、の、味、グハッ」

妹「あ、落ちた」

て「それでも師匠なら…、師匠なら何とかしてくれる……!!」

永「キャッキャウフフ」

て「薬を使って正気を失った師匠が逝きまーす!!」

妹「何やってんの!?」

て「味覚も麻痺だぜ!!」

永「グリーンピースのポタージュだーズズズズズ……」

て「…だ、大丈夫ですか?」

永「……………」

妹「この顔知ってる!!一昔前の少女漫画の、目が白抜きになってるアレだ!!」

慧「『恐ろしい娘…!!』のやつだ!!」

妹「それだ!!」

永「やばい…、何か悟りそう…。神の領域が見えてきた……」

て「今こそ聞こうッ!!『地球は何色だッ』!!」

永「ななふし色」

て「驚愕の展開」

妹「ひ、冷やして固めればまだ見れるかも!!」

慧「そして完成した状態のものがこちらです」

妹「苔だ!?」

慧「これ、遠めに見ればようかんにも見える蓬莱山クオリティ」

妹「ほんとだ、これは食指を誘う…」

慧「ダメー!!」

妹「あっぶね!!マジあっぶね!?」

慧「おーい、ようかん食うかー?」

て「あ、おいしそう。いただきまーす」


ズシィィィィ..........ン


妹「…今の行動は何の目的が…?」

慧「いや、騙せるってわかったら急に騙したくなって……」

妹「今こんなデス・ゲームを思いついた。先に食ったほうが負け、どうだ?」

慧「乗った。ところで、腹減らないか?こんな所にチョコがあるぞ」

妹「逆転の発想で攻めても通用しないぞ?…喉渇かない?」

慧「ちょっとお茶でも飲みたいな」

妹「そう言うと思って、ほら、お茶入れといたぞ」

慧「お、ありがたい。そっちと交換しよう?」

妹「え?断る」

慧「よく水に溶けたな、え?」

妹「あっらー、何のことやらー」

慧「とぼけても無駄だが…。あ、妹紅、唇に血ついてる」

妹「え、どこ?」

慧「上唇の、もうちょっと右」

妹「ここ?(ペロ)」



K.O.!!



妹「ォォォォォォ…、は、謀ったな…!!」

慧「さっき私がお前を止めたときに唇に擦りつけておいたのさ…!」

妹「その時点から仕組んでいたとは、なんたる外道…!!」

慧「…当初の目的をすっかり忘れてしまったな。おーい、全員起きろー」

輝「・・・んぁー、舌が痺れる…?」

て「…あれ?…ここどこ?」

永「……味の宝箱やー……」

慧「起きれ」

永「…はーい…」

慧「とりあえず纏めるとだな、輝夜、お前はもう料理をするな」

輝「…あー、そうだね」

永「こればっかりは変なこと言い出した私の責任かもしれないわね…」

て「特別な行事がある日は、師匠は少し大人しくしとく方がいいみたいですね」

永「どうせ普段は暇なんだし、皆で騒ぎたいじゃない」

て「そういって変な薬を投与しようとするから」

永「臨床実験には最適の時間ね」

て「私から3m以内に入らないでください。怖い」

永「おーばーけーだーぞー」

て「きゃー」

慧「幕下ろすぞー。オッケー?」

輝「いいんじゃない?」

妹「え、幕って何?」

慧「大人の都合?」

妹「投げやりだな」

輝「だが、それがいい」

鈴『  ヒャー  』















木「…あぁ判ってるよ。なんでこんなグダグダな終わり方なんだ、ってか?」
妹『判ってるなら弁解をしてみよ』
鈴「あと私の扱いについて謝れ」
木「実はこれ、続き物にしたくて。ここでオチつけたくなかったんだ」
妹『ひゃー、ますますグダグダになるぞ?』
木「なんとかしてホワイトデーにもう一本、輝夜の話を書く予定」
鈴「ていうか何だ、最近イベントのある日しか書いてないように見えるんですが」
木「…弁解はしないけどさぁ。正月とか書きやすいのなんの」
妹『なんか他にネタは無いんか?』
木「この前久しぶりにインフルエンザに襲われたな」
鈴「はぁ」
木「その時『あ、チルノに風邪ひかせよう』って思いついたのがある」
妹『お前、それっぽいの前に書いてたぞ?』
木「思い出して絶望したからこれを書いてるんじゃないか」
鈴「そういえば木製さんはチョコ貰えたのですか?」
木「同性に貰った」
妹『お前、それフラグ立ったんじゃね?』
木「ご免被る」
木製
コメント



1.名無し妖怪削除
gdgdすぎだがワロタ
2.猫の転がる頃に削除
訪ー
3.猫の転がる頃に削除
文字化けした!?正確には、
『 ヒャー 』
4.翔菜削除
あかん負けだ空気読めないレイセンにワラタ
5.名乗る名も御座いません削除
『  ヒャー  』
6.つくし削除
通りすがりの霊夢噴いた。
7.名無し妖怪削除
キャッキャウフフ吹いた。
8.名前ガの兎削除
突っ込みどころしかねぇwwwwwww
9.CODEX削除
過去これ程までに『』を使いこなした創想話作家が存在しただろうか
もうホワイトデーしか目に入らない
10.名無し妖怪削除
なぜか分からないけどミステリウムなら仕方ない気持ちにさせてくれるwwww
11.卯月由羽削除
逆に考えるんだ
「男の子がいないなら女の子にあげればいい」
そう考えるんだ
12.ルドルフとトラ猫削除
これはいいグダグダ
13.変身D削除
相変わらずのグダグダで安心しました(何が
取りあえずミステリウムに拘る姫に萌えた(w
14.oniyarai削除
ツボった
15.名無し妖怪削除
グデグデだし
笑えないし
どうしようか?
16.名無し妖怪削除
口調が違うとかもうそんなことどうでも良いw
17.名無し妖怪削除
無限の宇宙を感じる
18.通行人A削除
グダグダだが笑ってしまったのでわしの負け。
19.名無し妖怪削除
そういえば,チェコレートって本当にどうやって作るんだろうと思って,まずはカカオがどこでどうやってできるかを調べてみたら涙が止まらなかった...