注
オリ設定アリ
イメージを著しく破壊する可能性が大
でも、宜しい方は褌を締めなおして、サラシを巻きなおしてからどうぞ~。
朝、目が覚めるとなにやら柔らかいモノが顔の前にあった。
適度な硬さと柔らかさそして張り…う~む、これはいいmって評価している場合じゃない。
はて、昨日はどうしたのかな?寝ぼけているせいか上手く思い出せないや。
確か朝っぱらから魔理沙に追い掛け回されて霧になろうとしても紫が元に戻してしまうからずっと逃げ回っていたんだっけ。
あれはひどかった…。
なにせ魔理沙を振り切ったと思ったらメイドがいるし、そこで「あっSメイド長。略して『超S』。」なんて言った瞬間豆に囲まれてたっけ。あれは泣いた。むしろ鳴いた。「くそぅ。超絶奇術(テク)使いめっ!」なんて言ったら、「豆腐も豆よね。元。」なんて言い出して乾燥した豆腐で作った細長い棒で「本当は美鈴用だったけど…まぁ良いわ。」なんて言い出して一気に目が赤くなるんだもん。あの後の逃走劇は二時間ドラマじゃあ収まりきらないね。収まりきる以前に二時間以上だったし。くそぅっ!!あの『超S』と『超絶奇術使い』を略して『ぜっちょうS』めっ!捕まったら捕まったでいきなり小指をs
あっあれ?なんだか目から涙が出てきたよ。
知ってる?涙の元は血液なんだってさ。
で、あの後は…
そう、博麗神社にたどり着いたんだ。
あの時は魔理沙、超S、超M、褌、鬱、などなど以下略に追い掛け回されて一歩も動けなくて地べたに倒れちゃったんだっけ。
そしたらその音を聞いたのかそれとも同じ行為をするためかわからなかったけど霊夢が出てきて…その手には豆を持っていて、それから
「福は~内~鬼は~・…って萃香なにしてるの?」
「なにって見てわかるでしょ」
「新手の布教?困るわよ此処は神道なんだから。まあ祭ってあるモノも問題だけど」
「この姿をどうやって見たら布教活動に見えるのよ!どこぞの人形や雀がやっている活動ならまだしも」
「地面にf
「あ~もういい!そんな説明はいらない。もういいから寝かせておいてよ。それともその手に持ってるものを投げるのっ?」
「投げるわよ?」
「即答かいっ?!って、やっぱりか…いいよ投げなよ。存分に投げつければいいよ。どうせ周りの連中といっしょなんでしょ」
「投げつけないわよ。勿体無いわねそんな事しないわよ」
「勿体無いって、霊夢豆まきは鬼に向かって投げる物だよ」
「なにを言っているのかしら」
「なにって!!?」
「他の所ではどうやっているかなんて私の知った事じゃないわ。確かに鬼は払うものだけど、良い事をしている鬼は迎えられる所もあるのよ」
「へっ?」
「鬼は~内~福は~内~ってね」
「へっ?へっ!?」
「はぁ、もうわからない子ね。アンタは私にとって払うべき存在じゃないのよ。なら向かいいれても良いじゃない。さぁ、とっとと上がりなさい泥まみれじゃないの」
…そっから先は覚えてないや。
と言うか恥ずかしい。でも、とってもとっても嬉しかった。
鬼とは恐怖され拒絶されて行く者だと思っていた。
いや、たぶん本当はそうなんだろう。
それでも私は泣いていた。
その成分が血液だろうがなんだろうが関係ない。
例え流す物が血液であったって良い。
孤独の中で生きる中で誰かと歩む事を知ってしまった。
その喜びに流れる証の紅き雫でそれを示していってやる。
昔の自分と今までの自分、そしてこれからの…。
さて、思い致していたが目の前をもう一回見てみよう。
よく見てみると今は規則正しく動く小さな胸。
上を見上げてみると霊夢が小さな寝息をたてて眠っている。
まだ、朝までには時間があるようだ。
なら夜が明けるまでと
私は自分の背に回されている腕と同じように
霊夢をぎゅっと抱きしめて
甘き夢に揺られていよう
その胸の中で
あと、メモ帳の「右端で折り返す」のチェックを外すのをお忘れなく。
霊夢に暖かさを感じる萃香、こちらはこちらで良い話ですた(礼