FANTASY=幻想
「メイド長、廊下の清掃及び窓拭き完了致しました」
視線の先にある紅い絨毯、そして窓へ目を向ける。
大袈裟に言えば血よりも紅き赤、透き通るような光景を映すスクリーン、
私の目から見ても完璧な仕上がり。
「これより夕食の後片付け、並びに食器洗いに入ります」
夕食を終え、目の前でテキパキと無駄なく動くメイド達を見て感心する。
テーブルクロスを剥ぎ取り、すぐさまにテーブルを拭きあげる者、
次から次へと食器を手早く運んでいく者、運ばれた食器を手早く洗う者、
バランス良く統率が取れた軍隊のように後片付けは行なわれた。
…そういえば時計台の調子が悪いって報告が来ていたわよね。
「メイド長、時計台の修理ですが門番隊と合同で行い順調に進んでおります」
「外装に関しては手入れ完了、現在内部調整を行なっており、あと1時間もあれば終了致します」
「ありがと、無理しないで進めなさい」
「その言葉だけで十分であります、メイド長」
庭園は美鈴が育てている花で満ちあふれ、その先には庭園の主…そして紅魔館の門番が立っていた。
「お疲れ様です咲夜さん、今日も異常ありませんよ」
「お疲れ様、今日は黒いのは来ていないみたいね」
「はい、たとえ来たとしても通しはしませんよ」
頼もしい私の親友、彼女ならこの場所をきっと守りぬけるだろう。
夜空を見上げると無数の星と大きな月が輝いている。
その光を受け、空から数人のメイド達が舞い降りてくる。
「明日の食材と必需品類の買い出し完了致しました、これより保管庫へ運びます」
「買い出しのリストはいつもどおり、メイド長の部屋へ置いておきます」
「ご苦労様、夜遅いのにお疲れ様」
「メイド長も見回りお疲れ様です、後は私達に任せてお休み下さいませ」
「そうね、そうさせてもらうわ」
従者としての姿から私の姿へと変え、風呂場へと向かう。
いつもながら清潔という言葉が似合う浴場であり、身も心もリフレッシュできる最高の場、
無論ここも彼女達の頑張りあってからこその場である。
日々頑張る者達へ感謝を。
部屋へと戻り、純白のベッドへ身を委ねる。
心地よく包まれる感覚に、意識が暖かい空間へと取り込まれる気分へと誘われる。
おやすみなさい、明日も良き日々を…
おはようございます、何故か知りませんがいい夢を見れました
目を開き、ゆっくりと身体を起こす。
すぐに髪を整え、衣装を纏い、十六夜 咲夜の姿へと変わる。
「さて…」
廊下、窓、外へ出て時計台を、そして館から高速で飛び去る黒いのを、
門の前で倒れている門番を見て
プライベートスクウェア 時よ止まれ
「メイド長、廊下の清掃及び窓拭き完了致しました」
視線の先にある紅い絨毯、そして窓へ目を向ける。
大袈裟に言えば血よりも紅き赤、透き通るような光景を映すスクリーン、
私の目から見ても完璧な仕上がり。
「これより夕食の後片付け、並びに食器洗いに入ります」
夕食を終え、目の前でテキパキと無駄なく動くメイド達を見て感心する。
テーブルクロスを剥ぎ取り、すぐさまにテーブルを拭きあげる者、
次から次へと食器を手早く運んでいく者、運ばれた食器を手早く洗う者、
バランス良く統率が取れた軍隊のように後片付けは行なわれた。
…そういえば時計台の調子が悪いって報告が来ていたわよね。
「メイド長、時計台の修理ですが門番隊と合同で行い順調に進んでおります」
「外装に関しては手入れ完了、現在内部調整を行なっており、あと1時間もあれば終了致します」
「ありがと、無理しないで進めなさい」
「その言葉だけで十分であります、メイド長」
庭園は美鈴が育てている花で満ちあふれ、その先には庭園の主…そして紅魔館の門番が立っていた。
「お疲れ様です咲夜さん、今日も異常ありませんよ」
「お疲れ様、今日は黒いのは来ていないみたいね」
「はい、たとえ来たとしても通しはしませんよ」
頼もしい私の親友、彼女ならこの場所をきっと守りぬけるだろう。
夜空を見上げると無数の星と大きな月が輝いている。
その光を受け、空から数人のメイド達が舞い降りてくる。
「明日の食材と必需品類の買い出し完了致しました、これより保管庫へ運びます」
「買い出しのリストはいつもどおり、メイド長の部屋へ置いておきます」
「ご苦労様、夜遅いのにお疲れ様」
「メイド長も見回りお疲れ様です、後は私達に任せてお休み下さいませ」
「そうね、そうさせてもらうわ」
従者としての姿から私の姿へと変え、風呂場へと向かう。
いつもながら清潔という言葉が似合う浴場であり、身も心もリフレッシュできる最高の場、
無論ここも彼女達の頑張りあってからこその場である。
日々頑張る者達へ感謝を。
部屋へと戻り、純白のベッドへ身を委ねる。
心地よく包まれる感覚に、意識が暖かい空間へと取り込まれる気分へと誘われる。
おやすみなさい、明日も良き日々を…
おはようございます、何故か知りませんがいい夢を見れました
目を開き、ゆっくりと身体を起こす。
すぐに髪を整え、衣装を纏い、十六夜 咲夜の姿へと変わる。
「さて…」
廊下、窓、外へ出て時計台を、そして館から高速で飛び去る黒いのを、
門の前で倒れている門番を見て
プライベートスクウェア 時よ止まれ