わるいゆめでー
輝『アルティメット輝夜バスタ―――――――!!!』
妹『ウゲェェェェェ―――――ッこれは死ぬッ!!』
めをさましたらー
永『もう終わり?それでも選ばれし人間のつもりなの?』
妹『くッ……、人間を……、舐めるなァァァァァ―――――――!!!!!』
ベッドのしたにー
阿「チャオ♪」
鈴「げぇッ、阿求!!」
阿「このたび、学習塾『求聞式』を稗田家で開かせていただくことになりまして」
鈴「なるほど、だからベッドの下にいたんですね!!」
阿「フム…、中々の頭脳の持ち主のようだ。ご褒美に飴ちゃんをくれてやろう」
鈴「わーい」
第一種あっきゅん遭遇。
鈴「うァァァァァァァァァァァァ――――――――――――――――!?!?!?!」
て「うわ、どったの鈴仙ちゃん?」
鈴「ゼェ…、ゼェ…、―――――夢?なんか凄ぇ夢見た。夢中夢って言うの?」
て「どんなどんな?富士山に茄子の雨が降ってきて地球の平和を守るために鷹に乗って出撃」
鈴「黙れ」
慧「おせちうめぇー…。……あ、起きたか。意識は大丈夫か?」
鈴「へ?いやまぁ平気ですが」
慧「ふーん…?あれだけフィーバーしてねぇ…」
鈴「ときに、そのご馳走はなんでしょう?クリスマスって昨日じゃありませんでした?」
慧「あぁ、お前もやっぱり駄目か」
鈴「駄目って何!?ちょっと、ねぇ!!」
慧「うーん…、どう話したものか…。クリスマスから意識を失ってたというか…」
鈴「クリスマスの日は覚えてますよ?確か…あれ?」
慧「お前も最初は正常だったんだがなぁ。途中から変なことに」
鈴「おけ、つまりまとめると、狂乱?」
慧「なかなか見てて楽しかったぞ。特に30日のアレなんかウフフフフフフ」
鈴「無かったことに!!なにとぞ無かったことに!!!」
慧「普段見れない妹紅の痴態も見れたしまぁ、よかろう」
鈴「ありがとうございますありがとうございます」
て「ループって怖いよね」
鈴「黙れ共犯者」
永「うどんげー、起きたー?」
鈴「あ、師匠、殺しますよー?」
永「あら朝から怖いわね。あんまり怒ってるとシワが出来るわよ」
鈴「キェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!(紅目)」
永「ナパァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?!?(狂化)」
わけもわからずじぶんをこうげきした!
鈴「ただし使うと自分もちょっと酔うという諸刃のつるギェェェェェ」
て「やめてー!!師匠が自傷癖に目覚めちゃう!!」
鈴「黙れ変態」
て「そ、その称号だけは甘んじて受けるわけにはいかねェ!!」
鈴「『その変態の変態さといったらもう…』」
て「日記に書くな!てか、え!?私どの部分で変態って判断されたの!?」
慧「とりあえずおせち食べる?」
鈴「いただきますとも!ああ畜生栗きんとんしか残ってねぇよ!!」
慧「甘いのはあんまり好きじゃないなぁ」
鈴「やはり貴様か!!」
慧「かずのこ超うめぇ」
鈴「黙れ!!!」
て「食べ終わったら初詣いくよー」
鈴「博麗神社?了解ー」
て「知ってる?初詣ってのは『発毛デー』が語源でね?毎年」
鈴「お黙り」
て「はい」
輝「あらー?イナバ起きたの?」
妹「うううぅ、頭がガンガンする…」
鈴「おはようございます」
て「まーす」
慧「妹紅、リボンが裏表逆だぞ」
妹「いや、どっちも同じ柄だから」
輝「よーし、じゃあお姫様からイナバ達+αにお年玉あげるよ!!」
鈴「はい、上ーげた!!とかは無しですよ」
輝「いくら私でもそんなベタなことせんて。ほーら、ぽち袋だよー」
鈴「うっひゃぁぁ、ありがとうございます!!」
妹「おお、私にもか?サンキュ」
慧「…まぁ、貰っておこう」
て「開けていいですか?」
輝「慌てなさんな、pretty girl。全員で一斉に開けるのよ?」
て「はーい!じゃ、せーの!」
ベリ
パサ
て「わーい、お札…だ…?」
鈴「『3』って書いた紙が出てきたけど」
て「私は『1』って」
妹「『4』。あぁ、この数字で籤か何かやるのか?」
輝「で、私の分は…、よいしょ、…『2』ね。じゃあ、王様だ――――れだッ!?」
鈴「何ィッ!?」
慧「あ、私のに『輝』って書いてあるけど、これが王様か?」
輝「お、お客さん運が良いね。それを引いた人はおみくじが引けます」
妹「むぅ…、中途半端に予想が当たったな」
慧「よーし、じゃあ引くぞー。奥のほうから…、ていりゃっ。うわ何だこれ重い」
輝「さて、結果はッ!?」
慧「……『2等』って書いてある。あと…、育毛剤が入ってる…」
輝「じゃあ発毛デー行こうぜ!!」
鈴「いやぁぁぁああ何この複線の解消の仕方!?」
霊「…うわ、団体様が来た」
魔「いいことじゃないか」
霊「人間ならよかったんだけどねぇ…。どうも角生えてる人やら兎耳生えてる人やら」
魔「おー、参拝客がどんどん割れていくな。モーゼの十戒か?」
霊「その喩えなら、追っかけてきてるのは誰かしらねぇ」
永『ちょ、お前ら待ちなさ――い!?』
霊「あーいたいた」
魔「すごい走ってるな」
永『うひゃあ!?ど、どいてー!アッー!!』
魔「お、すげぇ。人の波がまた元に戻ってくぜ?再現率高いな」
鈴「あけましておめでとうございまーす」
て「まーす」
霊「うーん、客が行っちゃうからなるべく速やかに終わらせような?」
魔「必死だな」
霊「稼ぎ時は逃しちゃいけないわ」
輝「小銭ちょうだい小銭」
鈴「はいどうぞ。5円ですよ」
て「はい、素敵なお賽銭箱はここ」
霊「それじゃない」
妹「なんだっけ?二礼二拍手一礼だったか?」
慧「あー、だいたいあってる」
霊「ここの神社は願い事がよく叶うことで有名よ?沢山入れればご利益さらにUP」
鈴「へぇー…。じゃあ…」
魔「新しい箒を霊夢に買って貰えますように」
鈴「あァ――人の分の願い事をテメェ!!」
霊「誰が買うか!!」
魔「あそこで香霖が露店開いてるぜ?ほうきもうってる」
霊「あァ――許可取らずにテメェ!!」
霖「ファイアボルトがお買い得だよー」
霊「ポッター!?」
妹「平穏に暮らせますように…」
慧「鮭が食べたいな…。生で…」
妹「あー、鮭ね。うん。…食べたいなぁ」
慧「最近はサーモンと言うらしいな」
妹「ハイカラだね」
永「じゃあそろそろ帰るわよー」
て「はーい」
鈴「ぬぅ、突っ込みづらいなぁ…。この空気…」
慧「お前何で仕切ってるねん」
鈴「だぁぁ間が悪い!!!」
妹「うははははは!!な、なんだこの顔あはははははは…!!」
輝「な、なかなか手ごわいわね、福笑い」
妹「何で目のところに、口が、口と耳が、はははははははゲホッ、ガフゥ、は、ははははは!!」
永「一巡したみたいね…。じゃあそろそろお開きにする?」
慧「そうだな。もう夜も遅いし…」
妹「慧音は夜の方が本領発揮できるしな。特に満月の日は」
慧「誰かを掘るたびに10セント貰えるなら今頃大金持ちだぜ!!」
妹「ご利用は計画的に」
鈴「あ、玄関まで送ります」
慧「あぁ、すまんな」
て「ほいじゃ、またねー」
輝「また来なさいよー」
妹「うーん、何か間違ってる気が」
慧「あんまり殺伐としてるのもいかんよ。たまにはぐったりとなぁ」
永「じゃあ、改めまして、あけましておめでとうございます」
妹「はいよ、じゃあいいお年をなー」
慧「邪魔したな。では」
鈴「ではー」
永「あ、その前に」
妹「ん?どした?」
永「えーと、[『輝』が4番を掘る!]」
慧「は?」
永「いや、私もお年玉貰ったんだけど、ほら、『王』」
鈴「あ、王様は師匠だったんですね」
慧「『輝』は私だな。で、4番は?」
て「私じゃないよ?」
鈴「私でもないです」
輝「私も違うわね」
妹「あぁ、消去法でいくと私だn……アッ―――!!!!」
魔理沙はファイアボルトではなくニンバス系だと信じている…。
けーね掘り過ぎ(w つーかいつまで角生えっぱなしなんだろうこの人……
作者からのコメントを見ると鈴木さんに見えてくる不思(caved!!)