※慧「ツリーの木が…、柳しか手に入らなかった…」
妹「うわ…、ぐったりしてる…」
慧「あ、でも飾り付ければ少しは見れるんじゃ…」
妹「ちょっと付けてみよう…。…うわ、寂しい。緑色が欲しい」
慧「どうしよう…。永遠亭遊びに行く?」
妹「あー、そうだな…。行くか…」
慧「お土産持ってこう。何にする?」
妹「何がある?持ってけるもの」
慧「竹なら腐るほど」
妹「竹ねぇ…。竹細工とか作ってく?」
慧「あぁ、いいかも…。でも時間無いぞ?」
妹「ああくそ…。…もうその慧音の帽子でいいよ…」
慧「これはお弁当箱だ。妹紅のリボンとか…」
妹「これ符だっての」
慧「…あ、このおせんべいとかどうよ?」
妹「あ、それいいじゃん」
慧「これ以上グダグダになる前に決めちゃおう。これでいいね?」
妹「イインダヨー」
慧「じゃあ行くか」
妹「おー」
鈴「忙しい ああ忙しい 忙しい」
て「…どうしたの」
鈴「いや、私もしかして俳句のセンスあるかな、って」
て「あーうんうん、あるある」
永「ねーよwwww」
鈴「頭から否定しないでくださいよ…」
永「私も作ってみようかしら。芭蕉なんかに負けてられるか」
鈴「なんかとか言うな」
て「俳句は五・七・五で構成されてるんですよ」
永「よーし…」
鈴「使い込んだサンタの服と掛けまして、私の手と解きます」
て「その心は?」
鈴「擦り切れて真っ赤」
て「悲惨」
永「できた!『忙しい ああ』…」
鈴「アルツハイマーか何かか」
て「あいよ、皿全部並べたよー」
鈴「ありがとー。ほいじゃ次は…、あぁ、姫呼んできて?」
て「あいよー」
永「今姫呼んだって役に立たないでしょう」
鈴「やるときゃやる人だと思ってます。思い込んでます」
永「んー、大体あってる」
慧『おーい、邪魔するぞー』
妹『せんべい持ってきたから仲間に入れろー』
鈴「あれ?この声はあの二人」
て「呼んできたよー」
輝「驚愕した。ギルメンみんな外出中。みんな真人間だったんだ…」
妹「げぇっ、輝夜!」
輝「おいすー。まぁクリスマスくらい休戦といこうじゃないか」
妹「まぁ、もう色々やる気無いしねぇ…」
永「何かあったの?」
慧「笹が無くてテンションだだ落ち」
妹「ツリーはモミだ」
慧「え?モミならあったぞ」
妹「……慧音ちょっとこっち来い」
慧「なになに?痛くしないd」
妹「ココナッツバックブリーカーッ!!」
慧「ア゙ッ―――――!?」
て「…なんだこの漫才師達」
永「じゃあパーティー最中の余興として何かやって貰おうかしら」
妹「断ったら?」
永「へし折る」
妹「やります」
鈴「おーい、誰かはさみの行方を知らんか?」
輝「鋏ならここに落ちてるわよ」
鈴「あ、すいません」
て「…一人だけ働いてるねぇ」
鈴「仕事が欲しいのね?ならばてゐには料理担当の兎の補助を」
て「うぃーっす」
鈴「永琳様は飾り付けの残りとか色々」
永「了解よ」
鈴「姫は逆上がりを出来るように」
輝「えーマジー?どうしても回らないのよねー。ちょっとやってくる」
鈴「あと…、そこの二人は…。うーん、漫才の打ち合わせでも」
慧「承知!」
妹「え、本当にやるの?」
鈴「私は監督してるから。少し休ませてね」
慧「よーし、後は任せろ!!私達は漫才の打ち合わせを」
妹「C・F・H・S!!」
慧「ア゙ア゙ッ――――――――――!?!?」
て「あー、違う違う、そんなにお塩はいらないの。これすり切りっていうのは…」
鈴「あ、凄い。真面目に働いてる」
て「まぁ私だし」
兎「リーダー、『かたくり粉』がもう切れちゃってますよー」
て「あー、もう?今度買って来なきゃ」
鈴「ねぇ、なんで今のかたくり粉が強調されてたの…?」
て「……………なんでかな?かな!?」
鈴「別に毒じゃなきゃ何やってもいいけどさ」
て「え、毒駄目?もう遅いよ」
鈴「だれかどくけしそう買ってきてー」
兎「りょうかーい」
兎「どくけしそうってどこに売ってるんだろ」
鈴「で、そのかたくり粉は?」
て「幸せになれる粉。服用した方も服用させた方も」
鈴「永琳さまー!こっちと代わってくださーい」
永「了解よー」
て「私は?」
鈴「飾り付けを永琳様と代わって」
て「ウィ」
永「で、何をすればいいの?」
鈴「監督みたいなものを。あとその瓶はどっか捨ててきてください」
永「毒じゃないわよ?」
鈴「毒ですよ」
永「ちぇー、いじわるー」
鈴「足払いをお見舞いするぞ」
永「足払いだけは勘弁…、だ!?塩どこ塩!タイミング遅いって!!」
兎「うああ吹きこぼれてる」
兎「火ィ止めて火ィ!」
鈴「…お任せしても大丈夫そうですね」
永「料理くらいできないとお嫁に行けないわよー?」
鈴「はいはい」
輝「うぐぐぐぐ…、くはっ!」
鈴「できました?」
輝「全然回らないんですが」
鈴「こう…、なんと言うか、おへそを鉄棒にくっつける感じで」
輝「うーん…、どれどれ…?…せっ!ふぐぐぐぐぐぐぐ……、あゥッ」
鈴「…あれー…?普通はこのアドバイスだけでいけるんだけどなぁ…」
輝「前回りならできるんだけどなぁ。よっ、せっ、はっ、と」
鈴「もうちょっと勢いつけて、腕曲げて」
輝「せーのっ、ぇやっ!であああああうあうあうあう……ぐぬっ!!」
鈴「おー、回った」
輝「何この微妙な達成感…」
鈴「なら大車輪とか」
輝「よーし、この妙な達成感を感じている今なら!」
メコ
鈴「あ、でも鉄棒で大車輪するには高さが足りない…、…遅かったか」
慧「なんでやねん!」
妹「うっわ微妙」
慧「だからツッコミは任せるって言ったのに…」
妹「じゃあ慧音ボケてみろ」
慧「え」
妹「そうだな…、ゼロからボケろってのも酷だし、じゃあこれを使ってモノボケを」
慧「包丁か…」
鈴「そっちの様子はどうー?」
慧「…ザ、ザクレロ!!」
鈴「ごめん私は何も見なかった」
慧「見られた!?」
鈴「見てない!ごめん!!」
慧「見られた!!」
妹「なぁなぁ、私らってどっちがボケだと思う?」
鈴「消去法で妹紅さんじゃない?」
妹「だろ?」
慧「いや、こっちから振っておいて悪いんだが、もうやめたい」
妹「根性無しめ」
鈴「目指すは上方だよ」
慧「そこまで言うならお前、これでなんかボケてみろ」
鈴「な、なわとび?こ、これは…」
て「うぉーい、飾りつけ完了したぞー」
鈴「…グ、グフ!!」
て「で、次の仕事はー?」
鈴「あ、無視されるのが一番辛いし恥ずかしいの知ってる?」
て「うん。で、仕事は?」
鈴「もう大体終わったよ」
て「な、なんだってー」
妹「じゃあそろそろ私たちは会場へ行くぞ」
慧「あれ、打ち合わせは」
妹「超アドリブ」
慧「お前何でも超付ければ良いってもんじゃないぞ?」
鈴「おけ、んじゃ姫を掘り出してきて」
て「ウィ」
輝「ざんねん!もう出た!!」
鈴「おお、人体の神秘」
輝「人間やれば出来るもんよ、意外と」
鈴「頭から腰まで完全に埋まってましたよ」
輝「あんな漫画みたいな体験なかなかできるもんじゃないわよ?」
鈴「臨死体験:priceless」
て「とりあえず会場行こー」
鈴「おぉー」
永「きたきた。おーい、集まって集まって」
鈴「了解ですー」
輝「うわあぁああぁぁ何この豪華でぃなー」
永「クリスマスですし」
輝「私普段こんなの出されたことないわよ?」
慧『…ガ、ガンタンク!』
妹『く、苦しい……!!』
鈴「あそこはまだやっとんのですか」
永「いまいちピンと来ないー、だって」
て「(ガンタンク…?)」
輝「……」
鈴「あ、姫?」
輝『ちょっと慧音、そのまま立ってみて?』
慧『ん?こうか?』
妹『うごアァァァ――腰がァァァ――――!?』
輝『ガンキャノン!!』
鈴「…なんだあれ」
輝「フー、いい汗かいた」
慧「お前何もしてないだろうが」
妹「俺が死んだら……、ひなげしの花の見える丘に埋めてくれ……」
鈴「で、彼女はいったい?」
慧「人間には出来ない感じのポーズで落っこちて、腰をやられたそうだ」
輝「なんだ、無事か」
妹「いやまぁ、平気っちゃあ平気なんだが」
鈴「ああもう始まっちゃいますよ」
永「あら、本当」
輝「やれやれ、それじゃあ」
て「始めますか!」
慧「手に人を置いて3人飲めば緊張が治まるって話を聞いたことが」
妹「都市伝説だ」
輝『えー、あー。あー。マイクテスト中。あー』
ボン ボン ボン
輝『あーいーうーえーおー。あー。うん、OK。んしょっと。……』
妹「なんか喋るのか?」
鈴「そっ」
輝『………手前らァ―――!!金持ちになりたいかああああああ!!』
「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」」」
妹「なんか違うぞ!?」
鈴「き、気にしないで!!」
輝『勉強したかああああああああ!?風呂入ったかああああああぁぁ!?』
「「「「「「「うおおおおぉぉぉぉおおおおおおぉおぉぉぉおおおぉおおぉぉ!!!!!」」」」」」」
輝『プレゼントは欲しいかぁぁぁぁァァァァァアアアアアアァッッッッッッ!!!??!??』
「「「「「「「うおおおおぉぉおおぉおおおぉぉぉぉぉぉぁぁぁぉおおぉぉおおおおぉぉ!!!!!」」」」」」」
輝『OK,始めんぞォォォォォォォ!!!!!』
「「「「「「「うっしゃぁぁぁぁァァァアァアアアァァァアアァァァアアアア!!!!!」」」」」」」
永「せーのっ」
「「「「「「「メリークリスマスイ――――ヴ!!!」」」」」」」
こんな事を書く人は、『続き』を『書く』覚悟も出来てるって事ですよね?
ってわけで、まぁ冗談です、えぇ冗談です
こいつ等のテンションはまだまだ之からだッッッ!!!
しかし、ガンタンク…?