あらすじ
月野うさぎ
「咲夜さん、咲夜さん」
「何、美鈴?」
瀟洒でおしゃれな十六夜咲夜は。
「その格好、寒くないんですか?」
冬になっても生足だ。
「すごく寒いわ」
-十六夜スタイル-
冬のある日の昼下がり。
咲夜と美鈴ティータイム。
談笑しながらカップを傾け。
紅茶で一緒にあったまる。
そのときふわりと北風吹いて。
「――くしゅん!」
と小さく咲夜がくしゃみ。
「だいじょぶですか、咲夜さん?」
「平気よ美鈴」
ふと疑問。
片付け始める咲夜を見ながら。
素朴な疑問の紅美鈴。
長袖上着にマフラー巻いて。
防寒しっかりしてるけど。
むき出し生足白い足。
寒くないのか寒いのか?
気になり尋ねてみることに。
「すごく寒いわ」
寒いらしい。
「タイツかなにかを」
「はかないわ」
「せめて下着を」
「ナンセンス」
「黒ストだったら?」
「OKだけど、非常時以外は禁止なの」
軽く首振り彼女は笑い。
冬空見上げて呟いた。
「私は瀟洒でパーフェクト。
暑さ寒さのひとつやふたつで下着やタイツをはくものですか。
妖しい魅力を保つ為なら、耐えてみせるわ氷点下。それがメイドの生きる道」
略してメイ道。
うおっまぶしっ。
「すごい、咲夜さん、そこまでの覚悟で…」
熱いメイドの生き様に。
美鈴おもわず涙ぐむ。
「感動しました、咲夜さん!」
「ありがと美鈴。ところでね?」
空を見ながら両手を伸ばし。
そっと彼女の手の平握り。
自分の足へと誘い込む。
蟲惑の笑顔のメイド長。
「え? あの、咲夜さ――」
「足がね、すごく寒いの」
そろり導く彼女の手。
導く先には白い足。
細くて長くて柔らかい。
眩しい白さの生の足。
「あ、あの、あ――」
「美鈴の手であっためてくれる?」
腿の上へと触れる指。
「わ、つ、冷た―――」
そこは冷たく柔らかで。
「あぁ――美鈴の手、あったかい…」
肌が手の平吸いついて。
ずっと触っていたくなる。
頭の中では分かっていても。
結局手の平、離せなかった。
瀟洒でおしゃれな十六夜咲夜は。
「美鈴、もっと―――」
冬になっても生足だけど。
「もっとあっためて――ね?」
変わらず瀟洒でパーフェクト。
「は、はい――」
恋の作法もパーフェクト。
月野うさぎ
「咲夜さん、咲夜さん」
「何、美鈴?」
瀟洒でおしゃれな十六夜咲夜は。
「その格好、寒くないんですか?」
冬になっても生足だ。
「すごく寒いわ」
-十六夜スタイル-
冬のある日の昼下がり。
咲夜と美鈴ティータイム。
談笑しながらカップを傾け。
紅茶で一緒にあったまる。
そのときふわりと北風吹いて。
「――くしゅん!」
と小さく咲夜がくしゃみ。
「だいじょぶですか、咲夜さん?」
「平気よ美鈴」
ふと疑問。
片付け始める咲夜を見ながら。
素朴な疑問の紅美鈴。
長袖上着にマフラー巻いて。
防寒しっかりしてるけど。
むき出し生足白い足。
寒くないのか寒いのか?
気になり尋ねてみることに。
「すごく寒いわ」
寒いらしい。
「タイツかなにかを」
「はかないわ」
「せめて下着を」
「ナンセンス」
「黒ストだったら?」
「OKだけど、非常時以外は禁止なの」
軽く首振り彼女は笑い。
冬空見上げて呟いた。
「私は瀟洒でパーフェクト。
暑さ寒さのひとつやふたつで下着やタイツをはくものですか。
妖しい魅力を保つ為なら、耐えてみせるわ氷点下。それがメイドの生きる道」
略してメイ道。
うおっまぶしっ。
「すごい、咲夜さん、そこまでの覚悟で…」
熱いメイドの生き様に。
美鈴おもわず涙ぐむ。
「感動しました、咲夜さん!」
「ありがと美鈴。ところでね?」
空を見ながら両手を伸ばし。
そっと彼女の手の平握り。
自分の足へと誘い込む。
蟲惑の笑顔のメイド長。
「え? あの、咲夜さ――」
「足がね、すごく寒いの」
そろり導く彼女の手。
導く先には白い足。
細くて長くて柔らかい。
眩しい白さの生の足。
「あ、あの、あ――」
「美鈴の手であっためてくれる?」
腿の上へと触れる指。
「わ、つ、冷た―――」
そこは冷たく柔らかで。
「あぁ――美鈴の手、あったかい…」
肌が手の平吸いついて。
ずっと触っていたくなる。
頭の中では分かっていても。
結局手の平、離せなかった。
瀟洒でおしゃれな十六夜咲夜は。
「美鈴、もっと―――」
冬になっても生足だけど。
「もっとあっためて――ね?」
変わらず瀟洒でパーフェクト。
「は、はい――」
恋の作法もパーフェクト。
アマーい恋を掴むぞ!
そして は い て な い
本当にありがとうございます。
や、やられました…いろいろと…。
だが、それがいい!
恋の作法もパーフェクトに萌えますた。
うおっまぶしっ。
これぞまさしく百戦百勝脚!!