「こんにちは、WWSの時間です。
今日も世界の話題を念波中継でお届けします。
では、最初の話題から。
中国からは、純潔の龍と鯉から成り上がった龍の恋の行く末について、
という話題を硯さんからお送りします。
硯さーん!」
「はーい、射命丸硯でーす。
今私は二人の後を尾行していまーす。」
「硯さーん、二人の様子はどうですか~?」
「そーですねー。
男方の方はさすが成り上がりとだけあって見た目もみすぼらしいものですー。
彼女を常に追いかけている様はまるでストーカーですねー。
二人の展開についてはまた後日お送りしまーす。」
「ありがとうございました。成り上がりはどの世界も大変なんですね!今後の展開が非常に楽しみです。
では次の話題です。
フランスではとある雑貨屋が繁盛して大変賑わっているとのことです。
どんな店なんでしょうか? 衣さ~ん。」
「はい、衣・コーエン・射命丸です。」
「あれ?衣さん、名前変わりましたか?」
「はい! 実はこの程結婚しました!」
「それは寝耳に水ですね~。聞いてませんよ?」
「えー、すいません。実は・・・できちゃいまして・・・それで・・・・・」
「・・・えーこの話題はまた後ほどじっくり聞くとして。
お店について報告してくださ~い。」
「あ、はい。
其の店というのが、ここにありますコーエン堂というもので」
「ちょっと待って。コーエンて・・・」
「はい、実はここ主人と結ばれたんですよ~。
私が怪我を負ってしまったときに、主人に助けてもらったのです。
それはもう優しくしていただいて・・・・」
「すいません、話を戻しましょう。」
「あ、すいません!すいません!!
・・・えー、ここの営業方針は変わっておりまして、捨ててあるものを綺麗にして、
それをそのまま売りに出しているんですよ。今流行のリサイクルってヤツですね。
では、ここの主人であり、私の主人でもありますコーエン・モリさんです。」
「・・・・」
「えーコーエンさん。 何故ここまで繁盛しているんでしょうか?」
「ああ、繁盛といってもつい最近になってからなんだ。
彼女が手伝いをしてくれてからというものの、客足は連日途絶えたことがないのさ。
いままでいろいろ拾ってきたけど、まさか自分の嫁も拾うことになるとは!」
「もう、やですよー、コーエンさ ブツッ」
「えー、ただいま念波が繋がりにくい状態にあるようです。
お見苦しい点が多数あったことをお詫びします。
では、次です。
ニューギニアでは古くなって捨てられた盾が適切に処理されず、妖化して人間を襲っているそうです。
舞さんの報告です。」
「はい、射命丸舞です。」
「舞さ~ん、その手に持っているのはなんですかー?」
「あ、これですか。これがさっき言ってた盾、マサライです。
もう酷いんですよ~? 折角インタビューしようと思ったのにイキナリ襲ってくるんですよ~!
全く、ちゃんと相手を見て襲わないとダメですよね!?
こんな駄妖怪作って、それで人間は自分で襲われているんですから本当に救えませんね!
以上、射命丸舞がお送りしました!」
「ありがとうございました。
環境問題もこの界隈で本格的に問題視されてきましたね。
本当に迷惑この上ないことです。
最後はアメリカからあの大物のスキャンダルです!
陽さ~ん!」
「HI!射命丸陽でーす!」
「陽さん、その大物とは一体誰なんですか?」
「驚くなかれ!日本でも名前の知れている其の方の名はバックベアード様です!」
「何故様付けなんでしょうか(笑)
して、そのスキャンダルの内容とは?」
「これがですねー、なんと妻をお持ちになりながら愛人3人をとっかえひっかえしてるって噂なんですよ~。
話を聞いたんですが、本人はきっぱり否定しました。
『私は妻一筋だ!』と。
しかし、微かに香水の香りが残っていたので、これは絶対に怪しいですね。
今後密着取材して、決定的瞬間を激写しようと思います!
以上、射命丸陽がお送りしました!」
「ありがとうございました。
やはりネタといえばこういう楽しめるものでないといけませんね!
では今日はこのへんで。
WWS、司会は射命丸文でした!」
「・・・」
「ね、面白いでしょ? 今ならこの念波受信機を2個セットで―」
「いらないわ」
「そんなこと言わないで~ 無利息ローン利きますよ?
大丈夫! 私達が宣伝すればこの神社もたくさん人がきてお賽銭もたっくさん!」
「あんたキャラ変わったわね・・・・」
――『文文。新聞念波放送開始! 詳しくは射命丸まで!』――
今日も世界の話題を念波中継でお届けします。
では、最初の話題から。
中国からは、純潔の龍と鯉から成り上がった龍の恋の行く末について、
という話題を硯さんからお送りします。
硯さーん!」
「はーい、射命丸硯でーす。
今私は二人の後を尾行していまーす。」
「硯さーん、二人の様子はどうですか~?」
「そーですねー。
男方の方はさすが成り上がりとだけあって見た目もみすぼらしいものですー。
彼女を常に追いかけている様はまるでストーカーですねー。
二人の展開についてはまた後日お送りしまーす。」
「ありがとうございました。成り上がりはどの世界も大変なんですね!今後の展開が非常に楽しみです。
では次の話題です。
フランスではとある雑貨屋が繁盛して大変賑わっているとのことです。
どんな店なんでしょうか? 衣さ~ん。」
「はい、衣・コーエン・射命丸です。」
「あれ?衣さん、名前変わりましたか?」
「はい! 実はこの程結婚しました!」
「それは寝耳に水ですね~。聞いてませんよ?」
「えー、すいません。実は・・・できちゃいまして・・・それで・・・・・」
「・・・えーこの話題はまた後ほどじっくり聞くとして。
お店について報告してくださ~い。」
「あ、はい。
其の店というのが、ここにありますコーエン堂というもので」
「ちょっと待って。コーエンて・・・」
「はい、実はここ主人と結ばれたんですよ~。
私が怪我を負ってしまったときに、主人に助けてもらったのです。
それはもう優しくしていただいて・・・・」
「すいません、話を戻しましょう。」
「あ、すいません!すいません!!
・・・えー、ここの営業方針は変わっておりまして、捨ててあるものを綺麗にして、
それをそのまま売りに出しているんですよ。今流行のリサイクルってヤツですね。
では、ここの主人であり、私の主人でもありますコーエン・モリさんです。」
「・・・・」
「えーコーエンさん。 何故ここまで繁盛しているんでしょうか?」
「ああ、繁盛といってもつい最近になってからなんだ。
彼女が手伝いをしてくれてからというものの、客足は連日途絶えたことがないのさ。
いままでいろいろ拾ってきたけど、まさか自分の嫁も拾うことになるとは!」
「もう、やですよー、コーエンさ ブツッ」
「えー、ただいま念波が繋がりにくい状態にあるようです。
お見苦しい点が多数あったことをお詫びします。
では、次です。
ニューギニアでは古くなって捨てられた盾が適切に処理されず、妖化して人間を襲っているそうです。
舞さんの報告です。」
「はい、射命丸舞です。」
「舞さ~ん、その手に持っているのはなんですかー?」
「あ、これですか。これがさっき言ってた盾、マサライです。
もう酷いんですよ~? 折角インタビューしようと思ったのにイキナリ襲ってくるんですよ~!
全く、ちゃんと相手を見て襲わないとダメですよね!?
こんな駄妖怪作って、それで人間は自分で襲われているんですから本当に救えませんね!
以上、射命丸舞がお送りしました!」
「ありがとうございました。
環境問題もこの界隈で本格的に問題視されてきましたね。
本当に迷惑この上ないことです。
最後はアメリカからあの大物のスキャンダルです!
陽さ~ん!」
「HI!射命丸陽でーす!」
「陽さん、その大物とは一体誰なんですか?」
「驚くなかれ!日本でも名前の知れている其の方の名はバックベアード様です!」
「何故様付けなんでしょうか(笑)
して、そのスキャンダルの内容とは?」
「これがですねー、なんと妻をお持ちになりながら愛人3人をとっかえひっかえしてるって噂なんですよ~。
話を聞いたんですが、本人はきっぱり否定しました。
『私は妻一筋だ!』と。
しかし、微かに香水の香りが残っていたので、これは絶対に怪しいですね。
今後密着取材して、決定的瞬間を激写しようと思います!
以上、射命丸陽がお送りしました!」
「ありがとうございました。
やはりネタといえばこういう楽しめるものでないといけませんね!
では今日はこのへんで。
WWS、司会は射命丸文でした!」
「・・・」
「ね、面白いでしょ? 今ならこの念波受信機を2個セットで―」
「いらないわ」
「そんなこと言わないで~ 無利息ローン利きますよ?
大丈夫! 私達が宣伝すればこの神社もたくさん人がきてお賽銭もたっくさん!」
「あんたキャラ変わったわね・・・・」
――『文文。新聞念波放送開始! 詳しくは射命丸まで!』――
どっかのお猿さんのニュース番組を思い出します。ごもっともぉ!