「ねえねえ永琳」
ねええーりん。
ぽんぽん肩を叩かれて、呼ばれた永琳振り返る。
「はい、何でしょうか姫さm」
ふに
「わ、永琳柔らかい……」
「……あの、何をなさっているのですか?」
「ん? イナバ達がやってたから、私もやってみようかなーって」
流石は冴えてる月の頭脳。
突然の姫の奇行にも、慌てず騒がず切り返す。
「妖夢、妖夢」
ぽんぽんぽん。
白玉楼の厨房で、従者を急かす幽々子様。
三角巾と割烹着、身につけ支度を済ませてく、半人半霊魂魄妖夢。
「何ですか幽々子様」
ぷに
「ん~……お餅も食べたいわね。こんな感じのお餅も♪」
「は、はぁ」
主の行動読めなくて、いつも困惑魂魄妖夢。
「パチュリー、パチュリー」
うー、パチュリー!
紅い館の大図書館。
本読む館主の後ろから、無邪気な声が呼んでいる。
大切な友の妹さん。無視する訳にもいかなくて、本閉じた魔女は振り返る。
ぷゆ
「ちょ、ちょっ、妹様!?」
「えへへ、やっぱりまりさが言ってた通りだ~」
「やっ、う、あっ、助けて小悪魔ーっ!」
いきなりのことに動揺し、呼んだ仲魔は
「わ、私もご一緒致します妹様~っ♪」
裏切り者。
「は、謀ったわねこぁあああぁーっ!」
大きくたって、小さくたって、悪魔だもの。
「ホライ、ホライ」
こっち向いて。
頼れるエースの上海が、肩を叩いて呼んでいる。
呼ばれた相方蓬莱人形。すぐさまくるりと振り返る。
「ホラーイ?」
ぐき
「シャンハーイ!?」
「ホラーイ!?」
「……何やってるのよ上海。ほら来なさい、すぐ直してあげるからね」
魔法の森の工房は、相も変わらず平和です。
「慧音、慧音」
おっけーね。
静かに真面目に筆を持つ、だけれど無防備その背中。
すっかり着込んで冬支度、もこもこ妹紅が肩叩く。
「ん? どうしたもこ――」
がんっ!
「あ……す、済まない」
振り向く彼女の頭には、実にたくましいロングホーン。
勢い余って倒れ込む、妹紅は何故か動かない。
「……妹紅?」
「り……」
『リザレクション!』
幾多の相手を屠った角に、
堪えられる者はあんまりいない?
「霊夢、霊夢、おい霊夢!」
冬も間近の博麗神社。
紅葉も散って赤みが抜けた、真っ白霊夢がそこにいた。
血色悪くて燃え尽きた、空腹貧乏博麗霊夢。
小さく寂しいその背中、見付けた普通の魔法使い。肩を叩いて呼び掛けた。
「何? そんなに慌ててどうしたのよ」
「……何で逆向くんだよ、お前は」
「何の話よ。せっかく来たのに悪いけど、こっちは生活切り詰めてるから、しばらくはお茶も出せないわよ」
無意識だけれどガードは固く、お腹が減っても変わらない。
例え悪魔に通じても、巫女には通じず残念賞。
1 人差し指をびしっと立てます。
2 そのまま相手の肩を叩きます。
3 相手が振り向きます。
4 『は、謀ったな!シャア!!』
あと千年殺しと膝カックンも
ロクに誤字チェックしないと色々ダメですね。反省。
けーね、けーね、おっけーねw
後、カンチョーとか...ダメ?
臨臼臼臼臼渦!!?
シャンハーイ!? ホラアアアイ!?
と、半角カタカナで書き込んだんですが……申し訳ないorz
ネタを拝借しました。
問題あれば、削除しますので・・・。
我慢できなかったんです・・・。