注:前作を読んでいなくても特に問題はないです。
枯れ葉が舞った。
風もない、日も傾き始めた境内に枯れ葉が舞ったのを霊夢は見た。
「……」
枯れ葉はゆっくりと空から落ちてくる。
霊夢はそれをじっと見つめ、無意識に手を伸ばす。
枯れ葉が霊夢に触れようとした時、霊夢の指からレーザービームがでた。
「日ハム優勝おめでとう! さよならSHINJO! もうあのレーザービームと称された返球が見れないことが残念だわ! って指からなんか出てるーーーーー!!!」
霊夢は驚き、四方八方に指を振り回す。その度に指の直線上のものが焼けこげた。
枯れ葉は一番初めにその熱を受け、乾いた体に火がついた。
そして枯れ葉はレーザービームに焼ききられる寸前、「それがレーザービームだよ」と祖父が孫に諭すように呟く。
そして火がその体をすべて包むとやがて灰になった。
霊夢は枯れ葉が喋ったことなど意に介することなく、自分の指を見て「これがあの……」と祖父に諭された孫のような表情をして呟いた。
そして風が吹き、灰になった枯れ葉を連れ去っていく。
その時の風に、冷たい乾いた土のにおいが混ざっていたが霊夢はそれに気づけなかった。
ただその風の冷たさに秋が終わろうとしていることだけは悟った。
静かな足取りで冬がやってくる。
その体温をもってゆっくりだが確かに山を包み込もうとする。
冬の気配を感じた霊夢は落ち葉を掃きながら、そろそろ冬支度をしなければ、と静かに耽った。
レーザービームはいまだ出続けていた。
枯れ葉が舞った。
風もない、日も傾き始めた境内に枯れ葉が舞ったのを霊夢は見た。
「……」
枯れ葉はゆっくりと空から落ちてくる。
霊夢はそれをじっと見つめ、無意識に手を伸ばす。
枯れ葉が霊夢に触れようとした時、霊夢の指からレーザービームがでた。
「日ハム優勝おめでとう! さよならSHINJO! もうあのレーザービームと称された返球が見れないことが残念だわ! って指からなんか出てるーーーーー!!!」
霊夢は驚き、四方八方に指を振り回す。その度に指の直線上のものが焼けこげた。
枯れ葉は一番初めにその熱を受け、乾いた体に火がついた。
そして枯れ葉はレーザービームに焼ききられる寸前、「それがレーザービームだよ」と祖父が孫に諭すように呟く。
そして火がその体をすべて包むとやがて灰になった。
霊夢は枯れ葉が喋ったことなど意に介することなく、自分の指を見て「これがあの……」と祖父に諭された孫のような表情をして呟いた。
そして風が吹き、灰になった枯れ葉を連れ去っていく。
その時の風に、冷たい乾いた土のにおいが混ざっていたが霊夢はそれに気づけなかった。
ただその風の冷たさに秋が終わろうとしていることだけは悟った。
静かな足取りで冬がやってくる。
その体温をもってゆっくりだが確かに山を包み込もうとする。
冬の気配を感じた霊夢は落ち葉を掃きながら、そろそろ冬支度をしなければ、と静かに耽った。
レーザービームはいまだ出続けていた。
でも魔理沙やらパチュリーとキャラかぶってるので心配です