この作品には「ファファファ…」で、「カメェェェー！！」なネタバレは含まれてないかもしれません。作者: 精一杯の斑鳩

ストーリーに関するネタバレはしてないと思いますが、嫌な人はこの作品を無かったことと考えてください。
基本的に新要素メインにしていますので、逆に分からない人もいるかもしれません。

魔理沙「よーく分かったろ？今までの私とは違うんだぜ。」

咲夜「くっ……お嬢様、このままでは…！」
レミリア「分かってる……分かってるよ！！」

フラン「お姉様ぁ…もう、ダメ……」
小悪魔「妹様！今援護します、お気を確かにッ！！」
咲夜「お嬢様！一体どうすれば…！」

レミリア「……ぐぅ……」

魔理沙「さてと、もう一発いかせてもらおうか？」

フラン「お姉様！！」
咲夜「お嬢様！！」
小悪魔「レミリア様！！」

レミリア「お願い、ここだけ耐え切ってッ！！最悪フランだけでも……お願いッ！」
咲夜「ッ！……分かりました…！」
フラン「そんな、お姉様！？」

レミリア「フラン、私が合図したら全力で焼き払うのよ……いいわね？」
小悪魔「でも、どうやってそんな……」
レミリア「チャンスは私が作るわ、なんとしても。お願いね、フラン？」

フラン「……うん、分かった。お姉様……。」

魔理沙「さぁ、お遊びはこれまでだ。そこそこ楽しめたがこれで仕舞いにしてやるぜ……ファイナル…」

魔理沙「スパークッ！！」

咲夜「お嬢様ぁ！！」
レミリア「ぐあっ！！」
小悪魔「あぁっ！！」
フラン「きゃあっ！！」

魔理沙「……やれやれ……」

フラン「はぁ…はぁ……」

レミリア「……くふっ…！」

魔理沙「流石、黒いだけあってしぶといな。」

レミリア「……っ、二人ともよくやったわ……。」

レミリア「……フラン…準備はいい？」
フラン「うんっ……」

魔理沙「そうかそうか、もう一発欲しいんだな？遠慮はいらないぜ。」

レミリア「残念だけど、それもここでお仕舞いよ。」
魔理沙「なんだ、降参か？そりゃないぜ…。」
レミリア「勘違いしてもらっちゃ困るわ。何も強くなったのは貴方だけじゃないのよ？」

レミリア「見えたわ。貴方はこれから寒くて凍えて、一足早く冬眠するよ。」

レミリア「白銀の世界で白黒から白一色に大イリュージョンね。観客もいない、あなただけのステージでね……」

フラン「……お姉様？」

魔理沙「……はったりは通じないぜ。第一、そんなぼろぼろの身体でどうやって……」

レミリア「あら？いつ“私自らが手を下す”と言った？あくまでも見たのよ。」

魔理沙「なら先にお前を……」

レミリア「まだ分からないの？これは運命なのよ。予言じゃないわ、宣告よ！」

魔理沙「っく、冗談じゃないぜっ……『バリアチェーンジッ』！！」

レミリア「今よ、フラン！！」

フラン「うああああぁぁぁーー！！！」

魔理沙「おいおい……はったりじゃないんじゃなかったのかよ……」

レミリア「さてね…どこまでがはったりで、どこまでが嘘だか忘れたわ。」
魔理沙「結局、全部嘘かよ……やられたぜ。」
レミリア「そうでもないわよ。しばらくそのまま寝てれば、起きたときには真っ白よ。」
魔理沙「なんだそりゃ……」

レミリア「さて、っと……咲夜、小悪魔。さっさと起きる！」

咲夜「できればそうしたいのですけれど……」
小悪魔「魔理沙さん、酷すぎですぅ……」

レミリア「…仕方ないわね。フラン、小悪魔の方頼めるかしら？」
フラン「うん、分かった。」

魔理沙「そうさ、レミリア……」

魔理沙「なにも強くなったのは“私だけ”じゃないんだぜ……」