Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

あなたの中にも入ってますか?

2006/09/28 08:42:00
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─ 紅魔館にて ─



「どけどけー!魔理沙さんのお通りだぜー!」

箒にまたがり、凄まじい勢いで進んでいく魔理沙。
その目の前に緑の服を着た門番が立ちはだかった。

「そこの白黒ーっ!今日と言う今日は通さないわよーっ!」
「中国か!相変わらずご苦労な事だぜ!」
「いい加減アンタの不法侵入を止めないと部下に示しがつかないのよ!」
「今更遅すぎる気がするぜ!とりあえずマスタースパーク!!」
「ちょ、麦酒を頼むかのように気軽に撃ってくなーっ!」

美鈴に迫り来る暴力的な光



~もし美鈴にIncirが入っていたら~


「しかしっ!今日の私は違う!」

そう叫ぶと、美鈴はマスタースパークの中心部に位置取った。
そのまま気を落ち着かせながら、マスタースパークを見据える。
光は目の前まで迫っていた。

「今だっ!」

その言葉と共に、美鈴はマスタースパークに突っ込んでいった。

「な、何をっ!?」
「これこそ、タイミングを合わせて前進する事により攻撃を無効化する『ブロッキング』よ!」

そのまま美鈴は光に包まれていった。
気のせいか「ジュッ!」と少しだけ嫌な音がした気がする。


光が消えた後、魔理沙は美鈴の健闘を称え、我が家へと帰っていった。
決して服だけが焼かれ、その大きな胸に敗北感を覚えて帰ったわけでは無いのだ!
美鈴は無事、門を守り、部下への示しをつけたのである。
決してプルプル震えんばかりの胸に「うっひょー、眼福よね眼福」と思われてなどいないのだ!
ありがとう美鈴。君は僕たちにオ勇パ気イと言う財産を与えてくれたのだ!














ペラリ、ペラリ。
ヴワル大図書館に紙を捲る音だけが鳴り響く。
本を読んでいる張本人の隣では、珍しく司書が控えていた。

「……小悪魔、紅茶」
「どうぞ」

コク、コク
カチャリ

「……小悪魔、クッキー」
「どうぞ」

コリコリコリ
コクン

「……小悪魔、耳掻き」
「取ってきますね」
「20秒間待ってあげるわ」
「無茶言わないで下さいよ」



~もしパチュリーにIncirが入っていたら?~


「仕方ないわね、それじゃあ尻尾を貸しなさい」
「え?あ、はぁ。どうぞ」

パチュリーに背を向け、尻尾を差し出す小悪魔。
パチュリーをそれを掴むと、おもむろに耳へと差し込んだ。

「ひぁっ!?パ、パチュリー様!?一体何を!?」
「耳掻き」
「当然のように言わないでくだ……いたたたた!痛いです!無理矢理引っ張らないでください!」

そんな小悪魔の声を聞くことも無く、尻尾を更に奥にねじ込み、耳垢を取っていく。

「ん、ここね!?ここにおっきいのが引っかかっていたのね!?」
「あっ!パチュリー様、そんな所を絶妙な手付きで握らないで下さい!」


─ここからはダイジェストでお楽しみ下さい─

「小悪魔のここ、引っかかる部分が凄くいいわね」
「ぱ、ぱちゅりーさまぁ。後生ですからこれ以上は……痛い痛い!パチュリー様ほんと後生ですから爪立てないでくださ……ギニャァ!」
「あっ!そこっ!小悪魔、もっと、もっと奥に入れてぇっ!」
「何で私の尻尾がそんな奥まで入るんですか!?」
「さぁ、一緒に楽しみましょう小悪魔」
「だっぽん!」
「あら、折れちゃった」
















コンコン
扉を叩く音がする。

「入れ」
「失礼します」

当主であるレミリアの部屋に入ってきたのは紅魔館が誇る完璧で瀟洒なメイド長だった。

「お呼びになりましたか?」
「ええ。咲夜、久々に全力の勝負がしたくなったのよ」
「はい、承知致しました」
「うん、頼んだわ」

レミリアに一礼をすると、咲夜は瞬時に消えていた。




~もしレミリアにIncirが入っていたら?~


「レミリアお嬢様、失礼します」
「早いわね、結果はどうだった?」

「はい、まず霊夢に聞いた所『メンドイ』の一言で済まされました」
「なるほど、らしいわね」

「白玉楼に行き、亡霊にも要求してみましたが『これから妖夢とニャンニャンするの♪』と笑顔で言われました」
「今更ニャンニャンって言い方もどうかと思うのよ私も」
「いや、私に言われましても……」

「マヨヒガには行けませんでした」
「まるで蜃気楼の町のようね」
「目的地が見える分、蜃気楼の町の方がマシだと思いますわ」

「永遠亭に行きましたが謎の巨大生物に制圧されていて、話をする所ではありませんでした」
「私に断りもなく楽しそうな事をするとは許せないな」
「向かいますか?」
「面倒」

「蓬莱人は飢えてました」
「……は?」
「いえ、ですから飢えてました」

「小鬼は行方不明です」
「どうせそこら辺で霧になって出歯亀してるんだろ」

「天狗は話す事もままなりません」
「それだけ聞くと精神異常者みたいね」
「まぁあのネタへの執着心はある意味精神異常にも見えますが」
「他のと比べればあれも普通の範疇よ」

「閻魔と死神は修羅場でした」
「聞いていた以上に忙しいのね」
「いえ、私が会いに行ったときに死神が水の中で『れっぷーけっ!』とか『れいじんっすとーんっま!』とかやってたのでそれが原因かと」


「そういう訳で、目ぼしい相手は全員忙しく。招く事は叶いませんでした」
「なるほどね。……と言う事は……」





























「私ったら最強ね!」



Incil、はいっちる?
ぽんぱんぽんぱん



「いやー、やっぱ最強の存在って皆から敬遠されるものよねー」


「……あ、もしもし」
「はい、スタッフサービスです」
アティラリ
コメント



1.名無し妖怪削除
ちょwwwレミリア様バロスwwwwwwww
美鈴のくれたもの、俺も欲しいな……
2.変身D削除
レミリア様そりゃないぜ(wwwww
あと、パチェで無く小悪魔にIncilが入ってたら何突っ込まれたのか知りたI(大玉
3.CACAO100%削除
incil(ww
咲夜さん!次は何処の就職先をお探しで?
今日も紅魔館は狂ってますね(褒め言葉