あらすじ
勘違い
この作品をZUN氏と全ての応援してくれた人とパチェに捧ぐ
-『いっぱいのぱちぇそば』-
一方その頃、図書館で。
「パチュリーさまー、ごはんですよー」
「わーい♪」
パチェと小悪魔、朝ごはん。
「今日のメニューは?」
わんこそば。
「お昼ご飯は?」
わんこそば。
「…晩のご飯も?」
わんこそば。
たくさん用意をしたものだから。
今日も明日もわんこそば。
食べ終わるまではわんこそば。
「……今日のおやつも?」
わんこそば。
「むきゅ~」
むきゅ~。
-『忠犬ぱちぇ公』-
今日のお昼はわんこそば。
パチェがお昼を食べたなら。
「くぅ…」
「パチュリーさまー!?」
犬になったよノーレッジ。
-『罪とぱちゅ』-
食べておいしいわんこそば。
たくさん食べればあら不思議。
たちまちわんこに大変身。
そんな馬鹿な。
「馬鹿と呼ばれて歩いてきたよ!」
アイシクルフォールおかえり。
「あたいは馬鹿じゃない!」
はいはいチルノチルノ。
突然わんこになったとしても。
あわてずさわがずに冷静に。
犬度をきちんと下げましょう。
「さぁ、パチュリーさま」
頼れる小悪魔取り出した。
犬度を下げれる最終兵器。
「この長ネギを食べてください」
あっちむいてぷーん。
「えぇ、そんな!?」
犬になってもノーレッジ。
生の長ネギ食べれません。
「あ、じゃあ刻んでおそばにいれますね」
今日も平和な紅魔館。
いつも賑やか紅魔館。
-『ああむきゅう』-
パチェは、私の親友だ。
「おはよう、レミィ。昨日はごめんなさい」
たまに、愛しさが溢れて。
「ええ、もう大丈夫」
胸が苦しくなることもあるけれど。
「今日は喘息の調子もいいわ」
こうしてパチェが傍に居てくれるだけで。
「ふふ、そうね。とっておきの魔法も見せられるわ」
微笑んでくれるだけで、嬉しい。
「あ、レミィ。昨日言っていた本を持ってきたの」
指先が触れる。
「読んだら、感想を聞かせてね」
それだけのことで、こんなにも嬉しい。
「ん…今夜も、月が綺麗ね」
私が夜の王なら。
「星もあんなに輝いて…」
彼女は夜を彩る星と月だろうか。
「いつか、星を操るスペルも作ってみたいわ」
ただ静かに瞬いて。
「え? 魔理沙の真似?」
優しく夜空を照らしてくれる。
「もう、ひどいわ、レミィ」
パチェが、誰を好きなってもかまわない。
「でも誤解されると癪だから、やっぱりやめておこうかしら」
パチェは、誰を好きになっても私に微笑んでくれるから。
「? どうしたの、レミィ?」
あのとき、胸に突き刺さった言葉。
『私たち、ずっと友達よ―――レミィ』
遠い昔にパチェが言ってくれた言葉。
「ええ―――私たち、ずっと、ずっと友達よ、レミィ」
それが、今は涙が出るほどに嬉しい。
「大好きよ、パチェ」
「私もよ、レミィ」
ずっとずっと大好き。
ずっとずっと友達よ、パチェ。
-『ぱちぇくらべ』-
お姉様の機嫌がよかったから。
「いらっしゃい、フラン」
また一緒に寝てくれるようにおねだり。
「最近のフランは甘えん坊ね?」
くすくすと笑うお姉様と一緒に。
「さ、もう遅いわ。休みましょう」
ふかふかのベットで眠る。
「おやすみなさい、可愛いフラン」
おやすみのキスと。
「ええ、おやすみなさい」
おかえしのキスは忘れずに。
「―――――」
いつものように先に寝てしまうお姉様。
「―――――」
今日は寝言はないみたい。
「―――――」
お姉様は、とっても女の子。
「―――――」
だから、時々とっても切ない。
「―――――」
胸を痛めて、泣いてしまう。
「―――――」
そんなお姉様を見ると、私も胸が苦しい。
「―――――」
でも、お姉様は女の子だから。
「―――――」
切なくて、泣いてしまった後には。
「―――――」
とびきりの笑顔を見せてくれる。
「―――――」
お姉様のやわらかい頬にふれる、私のくちびる。
「―――――」
お姉様の寝顔、すこし笑顔になる。
「―――よかったね、お姉様」
私に、嬉しいや悲しいをくれるお姉様。
「―――――」
今日はとびきりの嬉しいを胸に眠る。
「―――――」
目を閉じれば、誰かが抱きしめてくれた。
「―――――」
大好きなお姉様の腕の中。
「―――――」
私はきっと、とびきりの夢を見る。
-『我輩はぱちぇである』-
「あれ、ぶんぶん、また取材するの?」
――実はとても大事なことを聞き忘れてたんです。
「あ、そうなんだ」
――はい。ですので、その取材を。
「はーい」
――あ、チルノさん。
「?」
――私はこの質問に決死の覚悟で挑みます。
「????」
――恐らく、私も無事ではすみません。
「ぶ、ぶんぶん?」
――後は、頼みます。
「う、うん……」
――準備はいいですか?
「うん!」
――いきますよ?
「うん!」
――では………ずばり、お子さんは何人のご予定ですか!!
「え? ん、と……え、と………ね……いっぱいがいいな………」
[文々。新聞号外 射命丸 文のコメント]
-危うく新妻を未亡人にするところでした-
-『ぱちゅなろ日記』-
ここが
「最近の永琳は、泣き虫ね」
「姫……」
「ずっと――泣き虫のままで居てね、永琳」
「はい…」
蓬莱の地
-『ぱちゅ世界旅行』-
霧雨 魔理沙は企んだ。
「門番とメイドと妹の服装を改めてくれたら
今まで借りてった本を全部返してやってもいい」
「あら、死んだら返してくれるんでしょ?
じゃあ、それまで待つからいいわよ恥ずかしがりやさん」
めげずにもいちど企んだ。
「橙、たまには長いスカートにしてみないか?」
「動きにくいからいいや」
「友達のよしみでロングスカートにしてくれ」
「「「そればっかりは聞けないわね」」」」
「なんでだよぅ…」
「妖夢! 私が勝ったらロングスカートにしろ!」
「私が勝ったらそちらがミニスカートになるんですね」
涙をこらえて企んだ。
「なぁ、ロングスカートに…」
「ちんちん~♪」
「聞いちゃいない…」
「お賽銭を入れるから普通の巫女服を着てくれ」
「お賽銭はもらうけどお断りよ」
「どんな難題も解いてみせるから、ミニスカートをやめさせるんだ」
「あなたがミニスカートになってくれればいいわ」
とにかくなんとか企んだ。
「新聞をとるから、ミニスカートをやめ」
「あ、ネタの気配が」
「おい待て、話を聞けったら!」
どうにもうまくはいかないけれど。
くじけず魔理沙は企んだ。
「これからは清く正しく生きるからスカートを長くするんだ!」
「小町が悲しむからダメです」
「…くすん」
たとえ望みが薄くても。
明日も頑張れ霧雨 魔理沙。
-『真夏の夜のぱちぇ』-
今日は勤労感謝の日。
博麗神社に巫女ひとり。
夕暮れ夕闇迫る頃。
掃除をしながら呟いた。
「今日も無かったわねーお賽銭」
いつものことねと肩竦め。
箒を動かすそのときに。
ちゃりん
「あら」
空から二枚のお賽銭。
賽銭箱へと落ちてった。
見上げる夜空にミルキーウェイ。
きらきら輝く星の川。
何もいわずに飛んでいく。
とんがり帽子の黒い影。
今日は勤労感謝の日。
晴れのち空からお賽銭。
「ふふ。一枚はうちで、一枚はあっちね」
幻想郷のかたすみの。
ちいさな神社を思い出し。
箒を手放し賽銭箱の。
蓋を開けたら一枚抜いて。
魔法使いの後を追う。
今日は勤労感謝の日。
幻想神主ZUNさんへ。
二人で感謝をしに行く日。
勘違い
この作品をZUN氏と全ての応援してくれた人とパチェに捧ぐ
-『いっぱいのぱちぇそば』-
一方その頃、図書館で。
「パチュリーさまー、ごはんですよー」
「わーい♪」
パチェと小悪魔、朝ごはん。
「今日のメニューは?」
わんこそば。
「お昼ご飯は?」
わんこそば。
「…晩のご飯も?」
わんこそば。
たくさん用意をしたものだから。
今日も明日もわんこそば。
食べ終わるまではわんこそば。
「……今日のおやつも?」
わんこそば。
「むきゅ~」
むきゅ~。
-『忠犬ぱちぇ公』-
今日のお昼はわんこそば。
パチェがお昼を食べたなら。
「くぅ…」
「パチュリーさまー!?」
犬になったよノーレッジ。
-『罪とぱちゅ』-
食べておいしいわんこそば。
たくさん食べればあら不思議。
たちまちわんこに大変身。
そんな馬鹿な。
「馬鹿と呼ばれて歩いてきたよ!」
アイシクルフォールおかえり。
「あたいは馬鹿じゃない!」
はいはいチルノチルノ。
突然わんこになったとしても。
あわてずさわがずに冷静に。
犬度をきちんと下げましょう。
「さぁ、パチュリーさま」
頼れる小悪魔取り出した。
犬度を下げれる最終兵器。
「この長ネギを食べてください」
あっちむいてぷーん。
「えぇ、そんな!?」
犬になってもノーレッジ。
生の長ネギ食べれません。
「あ、じゃあ刻んでおそばにいれますね」
今日も平和な紅魔館。
いつも賑やか紅魔館。
-『ああむきゅう』-
パチェは、私の親友だ。
「おはよう、レミィ。昨日はごめんなさい」
たまに、愛しさが溢れて。
「ええ、もう大丈夫」
胸が苦しくなることもあるけれど。
「今日は喘息の調子もいいわ」
こうしてパチェが傍に居てくれるだけで。
「ふふ、そうね。とっておきの魔法も見せられるわ」
微笑んでくれるだけで、嬉しい。
「あ、レミィ。昨日言っていた本を持ってきたの」
指先が触れる。
「読んだら、感想を聞かせてね」
それだけのことで、こんなにも嬉しい。
「ん…今夜も、月が綺麗ね」
私が夜の王なら。
「星もあんなに輝いて…」
彼女は夜を彩る星と月だろうか。
「いつか、星を操るスペルも作ってみたいわ」
ただ静かに瞬いて。
「え? 魔理沙の真似?」
優しく夜空を照らしてくれる。
「もう、ひどいわ、レミィ」
パチェが、誰を好きなってもかまわない。
「でも誤解されると癪だから、やっぱりやめておこうかしら」
パチェは、誰を好きになっても私に微笑んでくれるから。
「? どうしたの、レミィ?」
あのとき、胸に突き刺さった言葉。
『私たち、ずっと友達よ―――レミィ』
遠い昔にパチェが言ってくれた言葉。
「ええ―――私たち、ずっと、ずっと友達よ、レミィ」
それが、今は涙が出るほどに嬉しい。
「大好きよ、パチェ」
「私もよ、レミィ」
ずっとずっと大好き。
ずっとずっと友達よ、パチェ。
-『ぱちぇくらべ』-
お姉様の機嫌がよかったから。
「いらっしゃい、フラン」
また一緒に寝てくれるようにおねだり。
「最近のフランは甘えん坊ね?」
くすくすと笑うお姉様と一緒に。
「さ、もう遅いわ。休みましょう」
ふかふかのベットで眠る。
「おやすみなさい、可愛いフラン」
おやすみのキスと。
「ええ、おやすみなさい」
おかえしのキスは忘れずに。
「―――――」
いつものように先に寝てしまうお姉様。
「―――――」
今日は寝言はないみたい。
「―――――」
お姉様は、とっても女の子。
「―――――」
だから、時々とっても切ない。
「―――――」
胸を痛めて、泣いてしまう。
「―――――」
そんなお姉様を見ると、私も胸が苦しい。
「―――――」
でも、お姉様は女の子だから。
「―――――」
切なくて、泣いてしまった後には。
「―――――」
とびきりの笑顔を見せてくれる。
「―――――」
お姉様のやわらかい頬にふれる、私のくちびる。
「―――――」
お姉様の寝顔、すこし笑顔になる。
「―――よかったね、お姉様」
私に、嬉しいや悲しいをくれるお姉様。
「―――――」
今日はとびきりの嬉しいを胸に眠る。
「―――――」
目を閉じれば、誰かが抱きしめてくれた。
「―――――」
大好きなお姉様の腕の中。
「―――――」
私はきっと、とびきりの夢を見る。
-『我輩はぱちぇである』-
「あれ、ぶんぶん、また取材するの?」
――実はとても大事なことを聞き忘れてたんです。
「あ、そうなんだ」
――はい。ですので、その取材を。
「はーい」
――あ、チルノさん。
「?」
――私はこの質問に決死の覚悟で挑みます。
「????」
――恐らく、私も無事ではすみません。
「ぶ、ぶんぶん?」
――後は、頼みます。
「う、うん……」
――準備はいいですか?
「うん!」
――いきますよ?
「うん!」
――では………ずばり、お子さんは何人のご予定ですか!!
「え? ん、と……え、と………ね……いっぱいがいいな………」
[文々。新聞号外 射命丸 文のコメント]
-危うく新妻を未亡人にするところでした-
-『ぱちゅなろ日記』-
ここが
「最近の永琳は、泣き虫ね」
「姫……」
「ずっと――泣き虫のままで居てね、永琳」
「はい…」
蓬莱の地
-『ぱちゅ世界旅行』-
霧雨 魔理沙は企んだ。
「門番とメイドと妹の服装を改めてくれたら
今まで借りてった本を全部返してやってもいい」
「あら、死んだら返してくれるんでしょ?
じゃあ、それまで待つからいいわよ恥ずかしがりやさん」
めげずにもいちど企んだ。
「橙、たまには長いスカートにしてみないか?」
「動きにくいからいいや」
「友達のよしみでロングスカートにしてくれ」
「「「そればっかりは聞けないわね」」」」
「なんでだよぅ…」
「妖夢! 私が勝ったらロングスカートにしろ!」
「私が勝ったらそちらがミニスカートになるんですね」
涙をこらえて企んだ。
「なぁ、ロングスカートに…」
「ちんちん~♪」
「聞いちゃいない…」
「お賽銭を入れるから普通の巫女服を着てくれ」
「お賽銭はもらうけどお断りよ」
「どんな難題も解いてみせるから、ミニスカートをやめさせるんだ」
「あなたがミニスカートになってくれればいいわ」
とにかくなんとか企んだ。
「新聞をとるから、ミニスカートをやめ」
「あ、ネタの気配が」
「おい待て、話を聞けったら!」
どうにもうまくはいかないけれど。
くじけず魔理沙は企んだ。
「これからは清く正しく生きるからスカートを長くするんだ!」
「小町が悲しむからダメです」
「…くすん」
たとえ望みが薄くても。
明日も頑張れ霧雨 魔理沙。
-『真夏の夜のぱちぇ』-
今日は勤労感謝の日。
博麗神社に巫女ひとり。
夕暮れ夕闇迫る頃。
掃除をしながら呟いた。
「今日も無かったわねーお賽銭」
いつものことねと肩竦め。
箒を動かすそのときに。
ちゃりん
「あら」
空から二枚のお賽銭。
賽銭箱へと落ちてった。
見上げる夜空にミルキーウェイ。
きらきら輝く星の川。
何もいわずに飛んでいく。
とんがり帽子の黒い影。
今日は勤労感謝の日。
晴れのち空からお賽銭。
「ふふ。一枚はうちで、一枚はあっちね」
幻想郷のかたすみの。
ちいさな神社を思い出し。
箒を手放し賽銭箱の。
蓋を開けたら一枚抜いて。
魔法使いの後を追う。
今日は勤労感謝の日。
幻想神主ZUNさんへ。
二人で感謝をしに行く日。
そして神主様とじょにーずさんに感謝の意を。
何が言いたいかっていうとGJ
いつも癒しをありがとう!
オレのハートを射止めやがって!!11
今日という今日は許さねえ!!111
GJしてやる!!111111
「いっぱい」ってそっちの意味ですか!
そしてこれからもよろしく
「え? ん、と……え、と………ね……いっぱいがいいな………」
[文々。新聞号外 射命丸 文のコメント]
-危うく新妻を未亡人にするところでした-
いやぁぁぁぁぁもうじょにーずさんったらぁぁぁぁぁ(*ノノ)
これで幸せに眠れそうです。