ある時の事だった
些細な口喧嘩から始まり、弾幕ごっこで勝負を付けようとした巫女と魔法使い
魔法使いは自信満々に新しいスペルカードを持参しての勝負だったが、結果は巫女の勝利に終わった
納得がいかない、努力や才能なんて関係ない
もっと別の何かが原因に違いない、そう思った魔法使いは巫女に尋ねた
「なぁ霊夢、お前何でそんなに強いんだ? 」
「お賽銭箱が空っぽだからよ」
教える気は無いのだろうと気落ちしていた魔法使いだが、そこでふと思ったのだ
巫女の言葉は本当に嘘や冗談の類なのか、と
巫女が強いのは事実、賽銭箱が空っぽなのも事実
つまり、真実はいつも一つなのである
「それじゃあ、賽銭入れたら弱くなるのか? 」
「なるわね」
「なるのかー」
「なるわねー」
弱くなるらしい、言質を取ってしまった
しかし、しかしと魔法使いは悩む
もしこれで賽銭箱に賽銭を入れて何も変わらなければ意味が無い、それどころか馬鹿みたいな嘘に騙された馬鹿そのものである
けれど、けれどと魔法使いは悩み続ける
本当に弱くなるのなら面白い、自分のほかにも賽銭を入れに来る者は多いだろう
魔法使いは腹をくくる、肝試しだって皆でやれば怖くないと言うか袋叩きだぜ、と
其処まで考えた魔法使いは、何時ぞやの宴会の時にも負けない勢いで各所から手当たり次第に人や妖怪を集め始める
暇つぶしや興味半分、信じた者や義理妖情、それぞれの考えで集まった者達により神社は久方ぶりに賑わいを見せていた
勿論本命の賽銭箱、その名も【素敵なお賽銭箱】の存在も忘れられてはいない
魔法使いが無駄に技能を駆使してキラキラと光り輝く賽銭箱は、皆の注目を集めている
しかも付属パーツまで作成したのか、遠くから投げても確実に入るような襟巻きもどきまでついていた
「よーし! 早速始めようぜ! 」
そんな魔法使いの言葉で【第一回ちぇきちぇきお賽銭バトルロワイヤル】が始まった
ルールは簡単、賽銭箱に賽銭を入れるだけの超簡単な初心者も大歓迎ルール
巫女が問答無用で得をし、もしかすると巫女が弱くなるかも知れないと言う賭けに近い大会だ
始まりの合図と同時に投げ込まれる銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭
銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭
銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭
銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭
銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭形
「こら、誰だ! とっつぁんを入れた奴は! 」
「あ、ごめーん」
少しトラブルはあった物の、皆は不自然なくらい普通に賽銭を入れていた
途中、幸せそうに微笑んでいた巫女に誰かが興奮して札まで飛び出したが特には関係ないだろう
そして数刻の時がたった頃には、博麗神社の賽銭箱が満杯になると言う前代未聞な結果が生まれた
もうこれ以上入らないだろうと飛び交っていた賽銭も止み、皆は巫女がどうなるのかを見つめる
笑顔の巫女は、皆の注目を浴びる巫女は湯飲みを片手に言うのだ
「ありがごぼぁ」
巫女は、お茶の混じった血を吐いて倒れた
こうして賽銭を入れると巫女が弱くなると言う事が実証されたのであったが、始めに皆で決めた通りにワーハクタクが無かった事にしたら巫女は泣いた
巫女は元気でいて欲しい、そんな願いから皆はさらに賽銭を入れなくなって巫女は泣いた
些細な口喧嘩から始まり、弾幕ごっこで勝負を付けようとした巫女と魔法使い
魔法使いは自信満々に新しいスペルカードを持参しての勝負だったが、結果は巫女の勝利に終わった
納得がいかない、努力や才能なんて関係ない
もっと別の何かが原因に違いない、そう思った魔法使いは巫女に尋ねた
「なぁ霊夢、お前何でそんなに強いんだ? 」
「お賽銭箱が空っぽだからよ」
教える気は無いのだろうと気落ちしていた魔法使いだが、そこでふと思ったのだ
巫女の言葉は本当に嘘や冗談の類なのか、と
巫女が強いのは事実、賽銭箱が空っぽなのも事実
つまり、真実はいつも一つなのである
「それじゃあ、賽銭入れたら弱くなるのか? 」
「なるわね」
「なるのかー」
「なるわねー」
弱くなるらしい、言質を取ってしまった
しかし、しかしと魔法使いは悩む
もしこれで賽銭箱に賽銭を入れて何も変わらなければ意味が無い、それどころか馬鹿みたいな嘘に騙された馬鹿そのものである
けれど、けれどと魔法使いは悩み続ける
本当に弱くなるのなら面白い、自分のほかにも賽銭を入れに来る者は多いだろう
魔法使いは腹をくくる、肝試しだって皆でやれば怖くないと言うか袋叩きだぜ、と
其処まで考えた魔法使いは、何時ぞやの宴会の時にも負けない勢いで各所から手当たり次第に人や妖怪を集め始める
暇つぶしや興味半分、信じた者や義理妖情、それぞれの考えで集まった者達により神社は久方ぶりに賑わいを見せていた
勿論本命の賽銭箱、その名も【素敵なお賽銭箱】の存在も忘れられてはいない
魔法使いが無駄に技能を駆使してキラキラと光り輝く賽銭箱は、皆の注目を集めている
しかも付属パーツまで作成したのか、遠くから投げても確実に入るような襟巻きもどきまでついていた
「よーし! 早速始めようぜ! 」
そんな魔法使いの言葉で【第一回ちぇきちぇきお賽銭バトルロワイヤル】が始まった
ルールは簡単、賽銭箱に賽銭を入れるだけの超簡単な初心者も大歓迎ルール
巫女が問答無用で得をし、もしかすると巫女が弱くなるかも知れないと言う賭けに近い大会だ
始まりの合図と同時に投げ込まれる銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭銭
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「こら、誰だ! とっつぁんを入れた奴は! 」
「あ、ごめーん」
少しトラブルはあった物の、皆は不自然なくらい普通に賽銭を入れていた
途中、幸せそうに微笑んでいた巫女に誰かが興奮して札まで飛び出したが特には関係ないだろう
そして数刻の時がたった頃には、博麗神社の賽銭箱が満杯になると言う前代未聞な結果が生まれた
もうこれ以上入らないだろうと飛び交っていた賽銭も止み、皆は巫女がどうなるのかを見つめる
笑顔の巫女は、皆の注目を浴びる巫女は湯飲みを片手に言うのだ
「ありがごぼぁ」
巫女は、お茶の混じった血を吐いて倒れた
こうして賽銭を入れると巫女が弱くなると言う事が実証されたのであったが、始めに皆で決めた通りにワーハクタクが無かった事にしたら巫女は泣いた
巫女は元気でいて欲しい、そんな願いから皆はさらに賽銭を入れなくなって巫女は泣いた
弱体化し過ぎだwww主にパチェ的な方向でwwww
そしてこの文章のテンポ良さと相まって凄い笑えたwこれは良い作品です!
あと下の方も仰っておられますがとっつぁんにマジ噴きしました、彼ももう幻想に(w
テンポと良い内容と良い、流石です。
待ってましたと言わんばかりに読んでしまいました。
とても面白かったです。
次も次々も次々々も次々々々も期待してます。
(点数付けられるのなら96点)
てことは、パチュリーも本がなくなったら恐ろしく強くなるのだろうか?