Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

優秀な優等生の風邪

2006/09/20 03:47:19
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んぅー……

げほっ!げほっ!げほっ!うえっほえほっ!

……そろそろかしら

ガサゴソ……

えーと……37度8分



……

風邪ひいたわ……




















バターン!



「ルナ姉ー、いい加減起きてこなかったら朝食無くなっちゃうよー?」

あぁ、リリカ。悪いんだけれどご飯こっちに持ってきてくれる?

「え、何でさ?体調でも崩した?」

残念ながらその通りよ。風邪をひいたみたい

「あー、それなら今日の朝食は駄目だわ。メル姉の作品だもの」

……きっと重いな

「きっとじゃなくても重いわよ。朝っぱらから何で熱々のグラタンなのよ」

本人に聞きなさい本人に。むぅ、じゃあ自分で何か作るしか無いか

「病人が無理して作ってどうするのよ。私とメル姉で何か作ってくるから大人しく待ってて」

ん、ならお言葉に甘えようかしら

「りょーかいっ!」



バターン!
ドタドタドタ
アーッ!
ガタゴトガタガタガタ、ふにょーん
ちくしょー!メル姉のおっぱい大魔神めー!



……急いで一階に下りようとしたら足を滑らせて、階段を転げ落ちていたらメルランの胸がクッションになって助かったって所ね

………

ふにふに

……私も並くらいはある……はず……多分……
















……すぅ……すぅ……


バターン!


ふぁっ!?

「姉さん風邪ひいたってホント?ねぇ本当?うわ、本当に寝てるわ!熱どんくらいあるの?ねぇ、ねぇ、ねぇ!」

メルラン、私をカラカイに来たのか。それとも朝食を持ってきてくれたのか、ハッキリしなさい

「カラカイに来たのよ」

……寝る

「あー御免御免!今の無しっ!ジョークジョーク!ほら、朝食持って来たわよー。軽いの」

ん、有難う

「ほら、食べて食べてー」

あら和食。メルランが和食を作るなんて珍しいわね

「和食の方が風邪にはいいらしいのよー」

さて、味の方は……




ぶぼっ!







『少女として不適切なシーンがありましたのでカットカットカットカットカットォォォ!させていただきます』








メ、メルラン。この料理は一体、ウゴゴゴゴ

「えーと、お粥?」

何で疑問系なのよ!と言うかどれだけ砂糖を入れたのよ!

「食べやすいように片手いっぱい」

そもそも砂糖を入れる時て……げほっ!げほっ!まちが……げほっ!

「あーもう、無理しちゃ駄目よー。新しくコーンスープでも作ってくるから、それなら良いでしょ?」

げほっ!げほっ!……はぁ、はぁ、今度は食べれる物にして頂戴……

「分かったわー」


バターン!


げほっ!はぁ、頭が……
















……それじゃあ姉さんは風邪薬貰ってくるから、ちゃんと家事を全部済ませて待ってる事

「「はーい」」

それじゃあ行って来るわ

「「いってらっしゃーい」」






……薬も貰ったことだし、後は安静にしているだけね

ガシャーン!パリーン!

それにしても妙に家の中が騒がしいわね……コホッ

ガチャリ

ただいまー……って、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!?

「メル姉!そっちに行ったわ!」
「キャー!来ないでー!」  -管霊「ヒノファンタズム」-
「その調子その調子……こっち来たー!?あっちいってー!」 -鍵霊「ベーゼンドルファー神奏」-

カサカサカサカサ

……それもそうよね、あれだけ危険な状態なら安全なこっち側に逃げるわよね……

カサカサカサ

コホッコホッ、邪魔

プチッ

「あ、ルナ姉!今そっちに黒い三連星が来なかった!?」
「逃げていくのが見えたんだけれど」

一匹なのに三連星なの?とりあえず潰したわ

「あー良かったー。掃除をしてたらいきなり出てきてねー」
「そうそう、それからずっと頑張ってたんだから」

OK、言い分は聞いたわ。二人ともそこに正座しなさい

「えー、何でー」
「Gを殲滅させた妹二人にその仕打ちは酷いわー」

正座しなさい

「「……はーい」」

まず確認よ。姉さんは出かける前、お前達に何を頼んだんだったかな?

「えーと、何だっけリリカ」
「ほら、あれよ。『紅魔館の外道の所存やあらへんで』の録画」
「あーはいはいはい、あれは面白いものねー」

そんな事一言も言って無い。いい?姉さんはお前達に家事をやっておいてくれって頼んだんだ

「……あ」
「……あぁー」

思い出したか?思い出したな。と言うかそもそも忘れるとはどういう事なのよ?
ゴホッ、姉さんはお前達を信用して、家事を任せたんだ
それを何、ゴ○ブリの一匹程度でどれだけ、コホッ、破壊活動してるのよ。私達がやるのは音楽活動だけでいいのよ
ゲホッゲホッ。そしてあの戸棚は何?入りきらなくて扉が膨らんでるじゃないの。いつから我が家はギャグ漫画の世界になったのよ
大体いつもいつもゴホッ!ゴホッ!姉さんに頼ろうとしてゴホッ!ゴホッ!いるから片付けもゴホッ!ゴホッ!

「ちょ、姉さん落ち着いて」
「仮にも病人なんだから」

ええい五月蝿い。そもそもの原因はゴホッ!ゴホッ!げっほげほっ!はぁ、はぁ……
あれ、何で天井が目の前に

ドサッ































……

……ぅぁ……だる……きつ……

ゴソゴソ

……39度7分……凄い上がってるわ……


ガチャリ


「ルナ姉ー、調子どうー?」

かなり高い……咳も鼻水も出ない……

「へぇー、どれどれ……うっわ、凄い熱!」

はぁ……はぁ……うつったら大変だから……ここにはあまり……入らないこと……

「うん、分かった。食欲はある?」

……無理……

「一応隣の部屋に居るから、何かあったら壁叩いて知らせてね」

ん……ごめんね……

「いいのいいの、ある意味私とメル姉のせいなんだから。それじゃあお大事にー」



バタン



……はぁ……はぁ……




「メル姉ー!掃除始めるよー!」
「はーい、姉さんの食事作ったらすぐ行くから先にやっててー!」
「分かったー!」







はぁ……はぁ……
熱が上がってまで……説教したんだから……今度はしっかり……やってね……二人とも……






「メル姉ー、モップ何処にしまったっけー?」
「知らないわー。そこら辺ひっくり返せば出てくるでしょー?」
「だよねー」





……眩暈が……

ルナ姉の心配を余所に、ちゃんと二人は家事をこなしました

以前もだけれど、風邪になった時に絶対風邪のSS書くなぁ自分
アティラリ
コメント



1.偽皇帝削除
風邪はほんと大変だと思います。
2.名無し妖怪削除
ルナ姉がんばってルナ姉
3.紫苑削除
ルナ姉も大変ですね、妹達に悪気は無いのだと思いますが。
余談ながらカットされたシーンがどう見てもワr(ry
4.名無し妖怪削除
料理が ルナサを のみこみだした!
5.名無し妖怪削除
すべての妹
すべての音楽
すべての幻想を消し
そして私も消えよう
永遠に!