※よくわからない方は見なかったことに
レ「でもうちの小悪魔は受けって感じするわよね」
パ「う――ん、そうなんだけど――…、美鈴が受け確定だから…」
咲「えー?美鈴って性格的に、攻めとかいう方じゃないですか?」
パ「受けですぅゥ――――!絶対受けですぅゥゥ――――!!」
咲「!?」
フ「(こくこくこく)」
パ「美鈴は全身から受けオーラ出てるわよ!」
咲「は?」
パ「総受けよ総受け!!」
咲「そーうけ?」
パ「わかってない!咲夜、美鈴の事全ッ然わかってない」
咲「いや……」
パ「そんな事だから………!!」
パ「……Σ(゚д゚;)」
フ「……」
レ「……」
咲「………ん?」
―粗忽長屋―
世の中には粗忽者というのがおります。
粗忽者と言うのは、そそっかしい人って意味で、
~例~
紫『あら?藍、朝ご飯の仕度はまだかしら?』
藍『もう食べました、ってギャグならまだ良いんですが、もう夕刻です』
てな感じで、どうにもそそっかしいもんなんですが、
こんなのが郷に二人三人はいるというから、世の中は狭いもんです。
さて、ここにその粗忽者の一人、霧雨魔理沙が博麗神社を通りすがりました。
霊「あぁもう、縁起悪いったらありゃしない!だれか持って帰ってよ!!」
ア「私は見たこと無いわね…」
魅「何ー、行き倒れー?」
魔「行き倒れ?なんか面白そうだな。見てみるか」
雀「南ァー無ゥー阿ァー弥ィー陀ァーぶゥーつゥー♪」
蟲「長調で念仏に節をつけるな!」
鬱「~♪」
躁「~♪」
幻「~♪」
蟲「ええい鬱陶しい!!」
魔「…恋符『マスタースパーク』!!」
ゴシカァン
魔「おぉ、邪魔だった奴らが退いてくれたぜ。何だ、何の騒ぎだ?そこで寝てるのは誰だ?」
霊「境内を吹き飛ばさないでくれると嬉しいんだけど…」
魅「寝てるんじゃない、死んでるんだよこいつは」
魔「それじゃ『生き』倒れじゃないじゃないか」
霊「行き倒れ」
魔「なるほど。で、こいつはどこの誰なんだ?」
霊「それがわかんないからこうして人を萃めてるのよ」
萃「たまには私も仕事しないとねぇ」
魔「どれどれ、ちょいと顔を…、…!!」
霊「どうしたの?知り合い?」
魔「この半霊は…、幽々子のとこの妖夢じゃねぇか!」
霊「…はい?」
魔「こりゃ大変だ!妖夢を呼んでこないと!!」
霊「あ、ちょっと待ちなさい、何言ってんの!?」
魔「妖夢妖夢、大変だ妖夢ー!!」
妖「んにゃ?何だい魔理沙、私は珍しく貰った休憩を満喫しているのだよ」
魔「妙な口調を作るな!お前に係わる事件だよ、事件」
妖「まず落ち着きたまえ。お茶でも飲みなさい、心が鎮まるよ」
魔「さっき博麗神社に遊びに行ったんだよ。そしたら妙な人だかりができててな」
妖「無視された…」
魔「境内で行き倒れが出たってんで見てみたら…」
妖「知り合いだったの?」
魔「馬鹿、まだ気付かないのか。お前が死んでたんだよ、お前が!」
妖「…は?いや、今ここで生きてるでしょ」
魔「お前は死んだことが無いからそんな気になるんだ。…昨日の晩どこへ行った?」
妖「昨日は珍しく幽々子様と一緒に買い物に出て、帰りに屋台へ寄って…」
魔「屋台、それだよ!あの夜雀のとこだろ?」
妖「あぁ、そこで無理やり呑まされて、幽々子様の会計済まして…」
魔「別々に帰ったのか?」
妖「置いてかれて…。あれ、そこから何も覚えてない…?」
魔「ほら見ろ、お前はその後通りかかった神社で酒に当たって死んだんだよ!」
妖「そういえば神社の前を通った気も……」
魔「まったく、死んだのにも気付かないで帰ってくるなんて、そそっかしいにも程があるぜ」
妖「えぇー…?そう言われてみれば、朝から頭痛いし気持ち悪いし…」
魔「わかったな?納得したなら支度しろ。神社行くぞ」
妖「は、何しに行くの?」
魔「お前を引き取りに行くんだよ」
妖「わ、私がー…?ちょっと、勘弁してよ…」
魔「あぁもう、私が霊夢に説明してやるから、ほれ早く!」
霊「おかえりー」
魔「ただいまー…じゃないぜ。とりあえずこいつ連れてきたから」
妖「何と言うか、その、此度は生前の私がどうもご迷惑をお掛けしまして…」
霊「マトモだと思ってたのに!妖夢マトモだと思ってたのに!!」
妖「うっわ、本当に死んでるよ…。なんてこったい、若い身空で…」
霊「ちょいと妖夢さんやい、そいつの顔を見てみなよ…」
妖「自分の死に顔なんて、見て面白いものじゃないでしょー…」
魔「まぁ、めったに見れないものではあるがな」
妖「わかったわかった、見るよ見るよ…。うわー…、間違いねぇー…」
魔「だろ?安心したか?」
妖「安心したかと聞かれると…。てか、なんか老けてない?この私」
魔「外に置いといたから水分吸っちゃったんだろ」
霊「馬鹿なァ」
魔「ほら、納得したら持ってくぞ。お前足持て」
妖「よっこいしょっと」
霊「ちょっとちょっと!持ってくな!!」
妖「何ですかよー…」
霊「抱いてみりゃわかるでしょ!それはあんたじゃないっての!!」
魔「馬鹿、本人がこうして、自分だ、って名乗り出てんだぞ?」
妖「あー…、魔理沙?なんかよくわからなくなってきたんだけど」
魔「どうした?」
妖「抱かれてるのは確かに私だけど、抱いてる私は一体誰だろう」
魔「妖夢だろ?」
妖「じゃあこの抱かれてる私は?」
霊「妖忌だァァ――――――――――――ッッッ!!!」
慧「……おあとがよろしいようで」
同日同時刻、永遠亭付近
説明しよう!永遠亭の裏の竹やぶは、てゐの作ったトラップまみれなのだ!!
妹『二重鍵括弧に愛着が湧いてきたな…。なんだいこれ、落とし穴か?』
て「うさー」
妹『まぁ、あいつだろうな。…今なんかスペ○ンカー通ったような…。深ッ!!』
て「おーい、聞こえるー?」
妹『出せよゥー』
て「りょーかーい」
スルスルスル
妹『素直に縄落としてきたのはいいけど…、間違いなく罠だよな…』
て「そんなことないってー。アフターフォローはしっかり、がポリシーですよー」
妹『信用できねェー』
て「うさー…」
妹『くそー…、なんか可愛いな…』
て「うさ?」
妹『とにかく何とか自力で出るから手ェ出すなー』
て「…わかりましたよーだ」
スルスルスル
…
……
………
妹『あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「縄 引っ込められた」
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
…え、わかる? ご、ごめん』
慧「話はオチてないが、穴には落ちたと」
妹『どうかと思う』
レ「でもうちの小悪魔は受けって感じするわよね」
パ「う――ん、そうなんだけど――…、美鈴が受け確定だから…」
咲「えー?美鈴って性格的に、攻めとかいう方じゃないですか?」
パ「受けですぅゥ――――!絶対受けですぅゥゥ――――!!」
咲「!?」
フ「(こくこくこく)」
パ「美鈴は全身から受けオーラ出てるわよ!」
咲「は?」
パ「総受けよ総受け!!」
咲「そーうけ?」
パ「わかってない!咲夜、美鈴の事全ッ然わかってない」
咲「いや……」
パ「そんな事だから………!!」
パ「……Σ(゚д゚;)」
フ「……」
レ「……」
咲「………ん?」
―粗忽長屋―
世の中には粗忽者というのがおります。
粗忽者と言うのは、そそっかしい人って意味で、
~例~
紫『あら?藍、朝ご飯の仕度はまだかしら?』
藍『もう食べました、ってギャグならまだ良いんですが、もう夕刻です』
てな感じで、どうにもそそっかしいもんなんですが、
こんなのが郷に二人三人はいるというから、世の中は狭いもんです。
さて、ここにその粗忽者の一人、霧雨魔理沙が博麗神社を通りすがりました。
霊「あぁもう、縁起悪いったらありゃしない!だれか持って帰ってよ!!」
ア「私は見たこと無いわね…」
魅「何ー、行き倒れー?」
魔「行き倒れ?なんか面白そうだな。見てみるか」
雀「南ァー無ゥー阿ァー弥ィー陀ァーぶゥーつゥー♪」
蟲「長調で念仏に節をつけるな!」
鬱「~♪」
躁「~♪」
幻「~♪」
蟲「ええい鬱陶しい!!」
魔「…恋符『マスタースパーク』!!」
ゴシカァン
魔「おぉ、邪魔だった奴らが退いてくれたぜ。何だ、何の騒ぎだ?そこで寝てるのは誰だ?」
霊「境内を吹き飛ばさないでくれると嬉しいんだけど…」
魅「寝てるんじゃない、死んでるんだよこいつは」
魔「それじゃ『生き』倒れじゃないじゃないか」
霊「行き倒れ」
魔「なるほど。で、こいつはどこの誰なんだ?」
霊「それがわかんないからこうして人を萃めてるのよ」
萃「たまには私も仕事しないとねぇ」
魔「どれどれ、ちょいと顔を…、…!!」
霊「どうしたの?知り合い?」
魔「この半霊は…、幽々子のとこの妖夢じゃねぇか!」
霊「…はい?」
魔「こりゃ大変だ!妖夢を呼んでこないと!!」
霊「あ、ちょっと待ちなさい、何言ってんの!?」
魔「妖夢妖夢、大変だ妖夢ー!!」
妖「んにゃ?何だい魔理沙、私は珍しく貰った休憩を満喫しているのだよ」
魔「妙な口調を作るな!お前に係わる事件だよ、事件」
妖「まず落ち着きたまえ。お茶でも飲みなさい、心が鎮まるよ」
魔「さっき博麗神社に遊びに行ったんだよ。そしたら妙な人だかりができててな」
妖「無視された…」
魔「境内で行き倒れが出たってんで見てみたら…」
妖「知り合いだったの?」
魔「馬鹿、まだ気付かないのか。お前が死んでたんだよ、お前が!」
妖「…は?いや、今ここで生きてるでしょ」
魔「お前は死んだことが無いからそんな気になるんだ。…昨日の晩どこへ行った?」
妖「昨日は珍しく幽々子様と一緒に買い物に出て、帰りに屋台へ寄って…」
魔「屋台、それだよ!あの夜雀のとこだろ?」
妖「あぁ、そこで無理やり呑まされて、幽々子様の会計済まして…」
魔「別々に帰ったのか?」
妖「置いてかれて…。あれ、そこから何も覚えてない…?」
魔「ほら見ろ、お前はその後通りかかった神社で酒に当たって死んだんだよ!」
妖「そういえば神社の前を通った気も……」
魔「まったく、死んだのにも気付かないで帰ってくるなんて、そそっかしいにも程があるぜ」
妖「えぇー…?そう言われてみれば、朝から頭痛いし気持ち悪いし…」
魔「わかったな?納得したなら支度しろ。神社行くぞ」
妖「は、何しに行くの?」
魔「お前を引き取りに行くんだよ」
妖「わ、私がー…?ちょっと、勘弁してよ…」
魔「あぁもう、私が霊夢に説明してやるから、ほれ早く!」
霊「おかえりー」
魔「ただいまー…じゃないぜ。とりあえずこいつ連れてきたから」
妖「何と言うか、その、此度は生前の私がどうもご迷惑をお掛けしまして…」
霊「マトモだと思ってたのに!妖夢マトモだと思ってたのに!!」
妖「うっわ、本当に死んでるよ…。なんてこったい、若い身空で…」
霊「ちょいと妖夢さんやい、そいつの顔を見てみなよ…」
妖「自分の死に顔なんて、見て面白いものじゃないでしょー…」
魔「まぁ、めったに見れないものではあるがな」
妖「わかったわかった、見るよ見るよ…。うわー…、間違いねぇー…」
魔「だろ?安心したか?」
妖「安心したかと聞かれると…。てか、なんか老けてない?この私」
魔「外に置いといたから水分吸っちゃったんだろ」
霊「馬鹿なァ」
魔「ほら、納得したら持ってくぞ。お前足持て」
妖「よっこいしょっと」
霊「ちょっとちょっと!持ってくな!!」
妖「何ですかよー…」
霊「抱いてみりゃわかるでしょ!それはあんたじゃないっての!!」
魔「馬鹿、本人がこうして、自分だ、って名乗り出てんだぞ?」
妖「あー…、魔理沙?なんかよくわからなくなってきたんだけど」
魔「どうした?」
妖「抱かれてるのは確かに私だけど、抱いてる私は一体誰だろう」
魔「妖夢だろ?」
妖「じゃあこの抱かれてる私は?」
霊「妖忌だァァ――――――――――――ッッッ!!!」
慧「……おあとがよろしいようで」
同日同時刻、永遠亭付近
説明しよう!永遠亭の裏の竹やぶは、てゐの作ったトラップまみれなのだ!!
妹『二重鍵括弧に愛着が湧いてきたな…。なんだいこれ、落とし穴か?』
て「うさー」
妹『まぁ、あいつだろうな。…今なんかスペ○ンカー通ったような…。深ッ!!』
て「おーい、聞こえるー?」
妹『出せよゥー』
て「りょーかーい」
スルスルスル
妹『素直に縄落としてきたのはいいけど…、間違いなく罠だよな…』
て「そんなことないってー。アフターフォローはしっかり、がポリシーですよー」
妹『信用できねェー』
て「うさー…」
妹『くそー…、なんか可愛いな…』
て「うさ?」
妹『とにかく何とか自力で出るから手ェ出すなー』
て「…わかりましたよーだ」
スルスルスル
…
……
………
妹『あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「縄 引っ込められた」
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
…え、わかる? ご、ごめん』
慧「話はオチてないが、穴には落ちたと」
妹『どうかと思う』
まぁわたしは「鬱=アリス」だと一瞬思ったがな!