「O Domine Jesu Christe, Rex gloriae, libera animas defunctorum de poenis inferni, et de profundo lacu~♪」
ミスティアが珍しく、宴会で鎮魂歌を歌っていた。
そしてそのとある一角。
「あぁー、妖夢ー。私今とっても良い気持ちなの~」
「ゆ、幽々子様!?ちょ、体薄くなってますよ!?ってああっ!私の半分が天国への階段を上っている!?」
「さ、くやー。た、たすけ、てー」
「レレレレレミリアお嬢様!?体から蒸気のように煙が噴出してますわ!?えええい、落ち着きなさい十咲夜 六夜!」
約二名が滅多に迎える事の無い危機を迎えていた。
その気は無いのにやっちゃった事はありませんか?
「アリスー、遊びにきてやったぜー」
ドッタン、バッタン
「おーい、アリスー。客が来たぜー。お茶でも出せー」
ガシャーン、パリーン
「うーむ、これだけ暴れてやったのに出てこないなんて珍しいな一体何処に……。お、この扉が怪しいな」
ガチャッ
「おーい、アリスー、あそ……びに……き……て……」
「………」
個室の中を見て、硬直する魔理沙。真っ赤な顔をしてプルプルと震え、怒りを露にしているアリス。
「あー……コ○ラックやるから元気出せ、な?」
「この136倍ド田舎魔法使いがーっ!!」
チュドーン
何処への扉かは想像にお任せします。
その気は無いのにやっちゃった事はありませんか?
「春ですよー、春が来ましたよー」
「……春……来た……よ………」
陽気に飛び回るリリーホワイトと、その後ろを陰気に付いて行くリリーブラック。
ただし、格好がいつもと違った。
「ブラックちゃん、もっと元気にしないと皆気付いてくれませんよー?」
「……ミニスカ……無理……」
ミニスカートだった。
「春と言えば春一番!春一番と言えば捲くれ上がるスカート!これが私の出した最新の春の伝え方なのですよ!」
「……頼むから……一回……死んで……」
何気に言葉にトゲがある。
この二つの春の襲来により幻想郷には暫くの間禍々しい深紅の桜が咲き誇り、それに魅入られた妖怪と人間との百日戦争が勃発した。
何故深紅の桜が咲いたかは割合する。
その気は無いのにやっちゃった事はありませんか?
「暇だ」
そう呟きながらゴロゴロ転がるレミリア。威厳台無し。
「暇だ」
ゴロゴロと転がり回るレミリア。見る人が見たら鼻血物だ。
「飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで~♪」
おもむろに歌を歌い始めるレミリア。以前に似た光景を幻視した人は発狂してしまったそうだ。
「回って回って回って回って回って回って~」
そのまま更に転がり回るレミリア。回りながら歌っているんで声がえらい事になってる。
「回って回って回って回って回って……廻せ廻せ廻せ廻せ廻せぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
ドッゴーン
あまりにハイテンションになりすぎたため、壁を突き破り、外へと転がり落ちるレミリア。
現在の時刻 AM10:48
「さ、くやー、め、ーりんー、ぱち、ぇー、だれ、だれ、か、たす、け、て」
どしゅぅぅぅぅう!
その気は無いのにやっちゃった事はありませんか?
「今日も月が綺麗ね」
向日葵畑の真ん中で月を見上げる幽香。
「私の力にかかれば、月すらも花にしてしまえるわ。……なんてね」
月の裏
「ぎゃー!?頭に花が咲いたぁっ!?」
「落ち着け、害は無いはず!……畜生!股間に咲きやがった!変態か俺は!?」
「地球人め!どんな手を使ったんだ!ええい、早くレイセンを呼び戻すんだぁぁぁ!」
ある意味凄かった。
その気は無いのにやっちゃった事はありませんか?
「アイシクルフォールイージー!!」
「へへっ、こんなの目の前にいれば全然余裕だぜぶらべらっ!?」
「あ、あれおかしいわね……。あ、ヘイルストームと間違えてたわ」
その気は無いのにやっちゃった事はありませんか?
「はぁ、毎日毎日説教をする日々。いえ、それは構わないのですよお仕事ですし。ですけどね?毎日小町に説教してどうするんですか私」
机の上で大きく溜め息を付く映姫。
ふと、何も考えて無いような氷精が思い浮かんだ。
「……私ってば最強ですね!」
ビシッと自分で考え出した決めポーズまで入れて見る映姫。
そして次の瞬間。
ガチャリ
「四季様、次の魂を連れてきまし……。申し訳ありません、部屋間違えました」
バタン
「あぁっ!?こ、小町、これは違うのです!お願いだから待ってー!!」
貴方も、その気は無いのにやっちゃった事はありませんか?
>
>ビシッと自分で考え出した決めポーズまで入れて見る映姫。
やっば…これは見てみたい。「地獄行き確定」を引き換えになっても見てみたい…!
似たような事を言った経験があるんだ……。
すべて遠き理想郷…。
パパ●パPUFFY吹いた
百合戦争の間違いジャマイカ?