Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

K.Mの胸についての構想

2006/08/31 12:03:44
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「・・・!チクショー!!!!」

夜の迷いの森の奥。
少し開けたところに在る、霧雨魔理沙宅。
この中から少女の叫び声が、森の中に響いていく。
原因は何か、ズバリそれは。

「1mmも胸が大きくならねぇぇ!!!」

クリクリッとした目を大きく見開き、苛々した声を張り上げる。
今のドロワーズとシャツ姿だと、あまりに迫力が欠ける。
まぁ原因は・・・そういう事である。

「畜生!何でだ!?何で何だ!?」
「牛乳も飲んでる!腕立てだって辛いけどしてる!!」
「何で大きく・・・そ、そうだ!もしかしたら、図り間違いかもしれないよな!?」

狂ったように、叫び声を上げる彼女を見たら。
普段の彼女を知るもの曰く、近づくな特に胸の大きいやつは、だそうだ。
こんな時に、彼女より大きい者が来たなら。
新符の実験と称して、色々凄そうな事をされるだろう。

「・・・嘘だ!うそだぁ・・・ヒック・・・グスッ・・・うえぇぇん・・・」

泣いてしまいました。
陰に隠れて色々と努力をしている彼女ですが。
泣いても之は如何し様もありません。
序に、怒りをぶつける相手が居ないときは、何時もこうして枕を濡らすとか。

「・・・グスッ・・・」
「何で・・・」
「・・・寝よ・・・」

序に、之を射命丸文さんの所は夜のネタとして、こういう盗撮写真売ってるとか。
ご購入を希望の方は、電話番号0120-○○○-○○○○迄。
文曰く最近よく買われるのは、れみりゃの盗撮写真を(匿名)DIO様がよく買われるそうです。

――――――――――――――

チチチ・・・グルッポー・・・グゲゲゲゲゲゲ・・・
ムクッ・・・ゴシゴシ・・・カクッ

「ふわぁ・・・むにゃむにゃ・・・」
「・・・よく寝た・・・」

魔理沙が良く分からない、生物(?)の声で起きました。
顔を洗って、歯を磨いて、服を着て・・・意外と洗面台は片付いている。
部屋は汚いが・・・

「今日の朝ごはんはっ、と・・・」
「やっぱり朝ごはんは、なめこ汁の味噌汁とご飯だよなぁ・・・」
「ズズズ・・・ぷはぁ・・・後は牛乳っと・・・」

昨日のアレが響いてるようです。
こういう姿を見たら、魔理沙の普段を知るものは、泣きながら同情するでしょう。
何でも魔理沙と同じ悩みを持つ人は、同盟なんかも開いてるとか。

「ご馳走様でした、ふぅ・・・次は腕立て伏せ20回っと」
「んっ・・・くっ、はぁはぁ・・・んっ・・・くっ・・・」

実に涙ぐましい姿です、何が彼女をそこまでやらせるのか。
胸です、見てるこっちまで泣けてきそう。
努力してない人で、大きい人も居るのに・・・

「それじゃあ、行くか」

今日も今日とて彼女は飛ぶ。
妖怪を蹴散らし魔法をガンガン使う様子は、昨日の鬱憤を晴らすかのよう。
彼女が通った後には、何故か胸が大きめの妖怪が良く倒れている。

「さーて、今日の霊夢は何してるのかな?」

上機嫌で神社に突っ込んでいき、近くを飛んでいた鳥が風圧に飛ばされた。

「よう!霊夢!」
「ズズズ・・・あんたも暇ねぇ・・・」
「つれない事言うなよ、一緒にお茶を飲むほどの仲だろ?」
「まぁ良いけど・・・お茶しか出ないわよ、セルフだけど」
「えー、煎餅は?醤油の」
「何であんたが其れを知ってるのよ・・・まぁ良いけど」

急須に慣れた様に、お茶の葉を入れてお湯を注ぎ。
数分蒸らして、茶碗に入れ。
此処で霊夢にポツリと、魔理沙がいかにもナチュラルに質問した。

「・・・所でお前ってさぁ、胸を大きくする為に何か努力してる?」
「ん?いや・・・最近サラシがきつくって・・・」
「・・・なんて言った?」

その瞬間、空気が一変。
一気に氷点下並みの寒気に、霊夢は襲われる。

「・・・え?な、何?一体・・・」
「霊夢・・・私は信じてるぜ?お前の今の一言が・・・幻聴だって・・・」

霊夢がふと魔理沙を見ると、顔を無表情にして霊夢を見ている。
普段なら色々可笑しな状況だが、今はそうも言ってられない。

「今・・・なんて言った?霊夢?」

しかし、信念を曲げない頭春巫女、霊夢。

「・・・最近サラシがきつくなって」
「っ~!!!」

その瞬間、魔理沙は泣きながら、箒に跨り疾走した。

「・・・何だったのかしら・・・」

その頃魔理沙は風で涙を吹き飛ばしつつ、色々喚きながら空を疾走してます。

「どうせ私なんてー!!チクショー!!」

其れを見ていた盗撮魔、もとい射命丸文がカメラを構えながら接近し。
魔理沙の死角から、色々クる写真を撮り続けます。
しかし、魔理沙は文に気がつきません。
流石文、盗撮王の名は伊達じゃありません。
暫くすると魔理沙は、ゆっくり速度を落とすと森の中に入っていきます。
文はバレない様に、死角に入り込み逃走した。
此処まで来ると、匠の領域だ。

「はぁ・・・アリスと話すか・・・」

そう言いながら、森の中のアリス亭に入っていきます。
何でも最近アリスは、胸を大きくする為の良い本を手に入れたとか、入れてないとか。

「うおーい、アリス、居るか?」
「はーい?魔理沙か・・・何か用?」
「いや・・・アリスが良い本を手に入れたって、情報が入ったもんだから」
「・・・ああ、アレの事ね、まぁ見るだけなら良いわよ」
「お邪魔するぜ」

部屋の中は意外と広く、綺麗に整理され。
棚には所々人形が置いてある。

「魔理沙、一応この本だけど・・・」
「おう!其れか!早く貸してくれ!」
「・・・止めといた方が良いわよ・・・」
「良いから早く!」

そう言うと、魔理沙は本を奪い取った。
中にはこう書いてある。

「胸の成長・・・胸とは女性ホルモンの影響により、大きくなり」
「女性ホルモンとは、女性器を・・・」

段々声が小さくなっていく、顔は徐々に赤く染まってきた。

「アリス・・・之・・・」
「そうなのよ・・・其れ・・・」
「・・・アリス、背に腹には変えられないよな・・・」

その瞬間、魔理沙が素晴らしい笑顔をアリスに向けてきた。
あまりの素晴らしさに、外から盗撮していた文が寒気を覚えた。

「ま、魔理沙?」
「私の犠牲になってくれ」
「え、ちょ、魔理沙!」

――少女冒険中――

魔理沙がベットの端に座り、アリスが体を縮めて顔を抑えていた。
魔理沙はやり終えた感満載の顔で、アリスを見て微笑んだ。

「・・・まぁアリス、お前には暫く犠牲になってもらうぜ」
「うっく・・・ひっく・・・私の始めてが・・・」
「まぁ、お前の事は嫌いじゃないから、大丈夫だぜ」

此処で文が、何が大丈夫なんだ?と写真を撮りながら突っ込むが。
二人に届く前に、声は掻き消えた。
魔理沙の事が好きだったアリスには、まぁ悪い話じゃないかなと思い始めた。

「魔理沙・・・」
「アリス・・・」

二人は顔を赤くして向かい合っている、ああ、之が乙女なのか。
文はまぁ、意外と之好きそうな人居るよな、と思いながら外からカメラをとり続けた。
文は大量、大量、と嬉しそうに言いつつ、此処が良いネタになると喜んでいた。

――1ヶ月後――

魔理沙が流れ星ヨロシクのスピードで、アリスの家に入っていった。

「アリス!胸が大きくなったぞ!!」
「良かったじゃない」
「アリスのお陰だぜ」
「へぇ」
「それにしても・・・あんな方法が有った何てな」
「・・・まぁ人を選ぶけどね」
「あはははは・・・」
「うふふふふ・・・」

森に少女の笑い声が響いた。
最近、アリスと永琳で胸を大きくする薬も、秘密裏に作ってるとか。

「いやぁ・・・盗撮って儲かるなぁ・・・」

森の上空で、文が盗撮写真つき同人誌を手に。
少女の笑い声を聞きつつ微笑んでいた。
行き成り女を襲って、性的な意味で貪る乙女なんて居る訳ねぇ。



9/1
名無し妖怪さんの指定を修正しました
指定有難う、感想有難う
CACAO100%
コメント



1.名無し妖怪削除
盗撮写真つき同人誌の委託開始はいつですか?
2.名無し妖怪削除
冗談抜きでアメリカの牛乳飲むと胸大きくなるよ。 乳牛の乳を薬で大きくしてるからその影響がミルク飲む人間にまで現れるとか。
3.名無し妖怪削除
ちっさいほうがすきだよ!
4.名無し妖怪削除
どうみても文が犯罪です。本当にありがとうございました。
5.削除
そしてみんなしあわせになった
6.名無し妖怪削除
×「何であんたがそ其れを知ってるのよ・・・
「何であんたが其れを知ってるのよ・・・
そ がいっこ多いかもしれない。
7.翔菜削除
まったくこれだから盗撮丸はいいぞもっとやれ
8.K-999削除
これって構想って言うんでしょうか。
9.名無し妖怪削除
ぶんぶん、なんて外道!w
10.名無し妖怪削除
文の盗撮っぷりが堪らんね。

それはそうと、ラストの方の文の「大量、大量」は大漁の誤字?
それとも大量であってるのだろうか。
11.名無し妖怪削除
ちょwwwメイド長なにやってんのwwww
12.名無し妖怪削除
魔理沙の腕立て伏せの声に鼻血モノの俺は変態ですかそーですか・・orz