あらすじ
恋のマイヤヒ
「ねぇ、ぶんぶん。あたいのこと、新聞にするの?」
――ええ、そうですよ。ご心配なく。
今度はかっこ悪いことは書きませんから。
「ん、わかった。旦那さんの言うことは信じなきゃね」
―― …………
「あれ? ぶんぶん、鼻なんか抑えて、どうしたの?」
――ああ、いえ、なんでもありません。
お気になさらず。それじゃあ、取材を始めますね。
「はーい」
――これはあくまで取材です。
ですので、変なことも聞きますが、きちんと答えてくださいね。
「はーい」
――まずは……
「あ、ねぇ、ぶんぶん」
――はい?
「それ、なに?」
――これはテープレコーダーと言って、声を録音する機械です。
チルノさんと私の声を録音して、それを聞いて記事を書くんですよ。
「へぇ、そうなんだ」
――では改めまして。
「うん」
――まずはあなたの名前を教えていただけますか?
「チルノ!」
―― …………
「あれ? ぶんぶん、後ろ向いてぶるぶる震えて、どうしたの?」
――あの、両手でバンザイしながら笑顔で名前を言うのは…。
「ダメなの?」
――是非もう一度やってください。
「う、うん……」
――こほん。まずはあなたのお名前を教えていただけますか?
「チルノ!」
―― …………
「ぶんぶん、顔赤いよ? 大丈夫?」
――むしろ絶好調です。
「? 変なぶんぶん」
――おほん。チルノさん、自己紹介をお願いしてもいいですか?
「じこしょうかい?」
――どんな人妖だとか、歳はいくつだとか、どこに住んでなにをしてるか、ですね。
「えっとね、あたいは氷の妖精。歳は…数えたことないからわかんない」
――数えたことないんですか?
「うん。数えても、そのうち忘れちゃうもん」
――数えたことがあるような気がするんですが…。
「あ、ホントだ。でも知らないや」
――年齢は不詳、と。おすまいとご職業の方は?
「すんでるところはねー、前は紅いお屋敷のすぐ近くだったんだけどー」
――だけど?
「えへへへへへへ……
これからはぶんぶんのおうちにすむんだー♪
あのねあのね、あたいの職業はぶんぶんのおよめさんっ♪」
―― ~~~~~~~~~~!!!
「わ、ぶ、ぶんぶん! そんなに強く抱きしめたら苦しいよぉ!」
――あ、ああ、失礼しました……ふぅぅぅ。
よし、落ち着きました。取材を再開しましょう。
「う、うん」
――さて、チルノさん。
「うん」
――幻想郷でも有名な恋娘のあなたですが、ついにご結婚されたと聞きました。
まずはその真偽から確かめたいのですが、本当ですか?
「うん! あのね、あたい、およめになったんだよ!」
――落ち着いて、落ち着いて私。
これは取材、これは取材なの。
「ぶんぶん?」
――おほん。お相手のことは秘密ですか?
「ううん、秘密じゃないよ」
――では宜しければ、お相手のことを聞かせていただけますか?
「うん! あのねあのね、あたいの旦那さまはぶんぶん!」
――ぶんぶんさん?
「本当は『しゃめーまる あや』ってゆーの」
――すいません、もう一度。
「え? 『しゃめーまる あや』~?」
――『しゃめーまる』のところだけ、も、もう一度…!
「しゃ、しゃめーまるー?」
――よかった…私生きててホントによかった…!
「ぶ、ぶんぶん?」
――ああ、す、すいませんすいません!
ええと、その射命丸さんとのご結婚を決意された理由は?
「大好きだから!」
――むあああああああああ!!
「ぶんぶん!? どこいくのぶんぶん!?」
――待っててください霊夢さん!
今あなたの神社にお賽銭を!
私は! 今! 猛烈に神に感謝しています!!
神様ありがとう! 本当にありがとう!!
「ぶんぶん! まってぶんぶん!」
――はっ!? い、いけない。
あやうくブン屋の本分を見失うところでした…。
「そ、そうだよ。あたいを記事にするんでしょ?」
――ええ。しゅ、取材を続けますね。
「うん」
――ええっと、射命丸さんに恋してしまったのにはなにか理由が?
「えっとね、最初はぶんぶんのこと、あんまり好きじゃなかったんだ」
――ふ、ふむふむ……?
「ぶんぶん、手がすごく震えてるよ?」
――ああ、へへへ平気です。つつつ続けてください。
「う、うん。だって、あたいが大ガマに負けた話を書くんだもん」
――む、昔の私のバカっ!
ああ、でもブン屋としては事実を正確に…っ!
「ぶんぶん、聞いてる?」
――あ、はい聞いてます聞いてます!
「でね、『なんてヤなヤツなんだろー』って思ったこともあったの。
でもね、あたい、閻魔にお説教されて、悩んでたとき、あったんだ」
――ああ……あのときの。
「うん。なんか胸がもやもやして、全然元気が出なくって…。
そんなときにね、ぶんぶんがあたいに声をかけてくれたんだ」
―― ………………
「ぶんぶんはあたいに『感傷的になるにはまだ早いわ』って、言ってくれたの。
そしたら、いつの間にかいつものあたいに戻ってて……その時から、好きになっちゃったのかな」
――チルノさん……
「えへへ、大好きだよ、ぶんぶん♪」
――最後にひとつ、お聞きしていいですか?
「うん」
――射命丸さんのおよめさんになった感想は?
「すっごく嬉しい!」
――本日はありがとうございました。チルノさん。
「?」
――私も大好きですよ。
「うん♪」
「ねーねー、結局記事にしないの?」
「ええと、記事にはしたいんですが…」
「ですがー?」
「テープを聞いてると筆が全然進まなくて…」
「? なんで?」
「……あはははははは」
「ねー、なんでー?」
「……チルノさんが可愛すぎるからです」
「?????」
「もう勘弁してください、何度心臓が止まりそうになったことか…」
「んー、よくわかんないけど……」
「やっぱり、あたいったら最強ね!」
恋のマイヤヒ
「ねぇ、ぶんぶん。あたいのこと、新聞にするの?」
――ええ、そうですよ。ご心配なく。
今度はかっこ悪いことは書きませんから。
「ん、わかった。旦那さんの言うことは信じなきゃね」
―― …………
「あれ? ぶんぶん、鼻なんか抑えて、どうしたの?」
――ああ、いえ、なんでもありません。
お気になさらず。それじゃあ、取材を始めますね。
「はーい」
――これはあくまで取材です。
ですので、変なことも聞きますが、きちんと答えてくださいね。
「はーい」
――まずは……
「あ、ねぇ、ぶんぶん」
――はい?
「それ、なに?」
――これはテープレコーダーと言って、声を録音する機械です。
チルノさんと私の声を録音して、それを聞いて記事を書くんですよ。
「へぇ、そうなんだ」
――では改めまして。
「うん」
――まずはあなたの名前を教えていただけますか?
「チルノ!」
―― …………
「あれ? ぶんぶん、後ろ向いてぶるぶる震えて、どうしたの?」
――あの、両手でバンザイしながら笑顔で名前を言うのは…。
「ダメなの?」
――是非もう一度やってください。
「う、うん……」
――こほん。まずはあなたのお名前を教えていただけますか?
「チルノ!」
―― …………
「ぶんぶん、顔赤いよ? 大丈夫?」
――むしろ絶好調です。
「? 変なぶんぶん」
――おほん。チルノさん、自己紹介をお願いしてもいいですか?
「じこしょうかい?」
――どんな人妖だとか、歳はいくつだとか、どこに住んでなにをしてるか、ですね。
「えっとね、あたいは氷の妖精。歳は…数えたことないからわかんない」
――数えたことないんですか?
「うん。数えても、そのうち忘れちゃうもん」
――数えたことがあるような気がするんですが…。
「あ、ホントだ。でも知らないや」
――年齢は不詳、と。おすまいとご職業の方は?
「すんでるところはねー、前は紅いお屋敷のすぐ近くだったんだけどー」
――だけど?
「えへへへへへへ……
これからはぶんぶんのおうちにすむんだー♪
あのねあのね、あたいの職業はぶんぶんのおよめさんっ♪」
―― ~~~~~~~~~~!!!
「わ、ぶ、ぶんぶん! そんなに強く抱きしめたら苦しいよぉ!」
――あ、ああ、失礼しました……ふぅぅぅ。
よし、落ち着きました。取材を再開しましょう。
「う、うん」
――さて、チルノさん。
「うん」
――幻想郷でも有名な恋娘のあなたですが、ついにご結婚されたと聞きました。
まずはその真偽から確かめたいのですが、本当ですか?
「うん! あのね、あたい、およめになったんだよ!」
――落ち着いて、落ち着いて私。
これは取材、これは取材なの。
「ぶんぶん?」
――おほん。お相手のことは秘密ですか?
「ううん、秘密じゃないよ」
――では宜しければ、お相手のことを聞かせていただけますか?
「うん! あのねあのね、あたいの旦那さまはぶんぶん!」
――ぶんぶんさん?
「本当は『しゃめーまる あや』ってゆーの」
――すいません、もう一度。
「え? 『しゃめーまる あや』~?」
――『しゃめーまる』のところだけ、も、もう一度…!
「しゃ、しゃめーまるー?」
――よかった…私生きててホントによかった…!
「ぶ、ぶんぶん?」
――ああ、す、すいませんすいません!
ええと、その射命丸さんとのご結婚を決意された理由は?
「大好きだから!」
――むあああああああああ!!
「ぶんぶん!? どこいくのぶんぶん!?」
――待っててください霊夢さん!
今あなたの神社にお賽銭を!
私は! 今! 猛烈に神に感謝しています!!
神様ありがとう! 本当にありがとう!!
「ぶんぶん! まってぶんぶん!」
――はっ!? い、いけない。
あやうくブン屋の本分を見失うところでした…。
「そ、そうだよ。あたいを記事にするんでしょ?」
――ええ。しゅ、取材を続けますね。
「うん」
――ええっと、射命丸さんに恋してしまったのにはなにか理由が?
「えっとね、最初はぶんぶんのこと、あんまり好きじゃなかったんだ」
――ふ、ふむふむ……?
「ぶんぶん、手がすごく震えてるよ?」
――ああ、へへへ平気です。つつつ続けてください。
「う、うん。だって、あたいが大ガマに負けた話を書くんだもん」
――む、昔の私のバカっ!
ああ、でもブン屋としては事実を正確に…っ!
「ぶんぶん、聞いてる?」
――あ、はい聞いてます聞いてます!
「でね、『なんてヤなヤツなんだろー』って思ったこともあったの。
でもね、あたい、閻魔にお説教されて、悩んでたとき、あったんだ」
――ああ……あのときの。
「うん。なんか胸がもやもやして、全然元気が出なくって…。
そんなときにね、ぶんぶんがあたいに声をかけてくれたんだ」
―― ………………
「ぶんぶんはあたいに『感傷的になるにはまだ早いわ』って、言ってくれたの。
そしたら、いつの間にかいつものあたいに戻ってて……その時から、好きになっちゃったのかな」
――チルノさん……
「えへへ、大好きだよ、ぶんぶん♪」
――最後にひとつ、お聞きしていいですか?
「うん」
――射命丸さんのおよめさんになった感想は?
「すっごく嬉しい!」
――本日はありがとうございました。チルノさん。
「?」
――私も大好きですよ。
「うん♪」
「ねーねー、結局記事にしないの?」
「ええと、記事にはしたいんですが…」
「ですがー?」
「テープを聞いてると筆が全然進まなくて…」
「? なんで?」
「……あはははははは」
「ねー、なんでー?」
「……チルノさんが可愛すぎるからです」
「?????」
「もう勘弁してください、何度心臓が止まりそうになったことか…」
「んー、よくわかんないけど……」
「やっぱり、あたいったら最強ね!」
やっぱりチルノったら最強だ~。
>「テープを聞いてると筆が全然進まなくて…」
その度に鼻血で紙を駄目にした、に50チルノ。
は な の ね ん ま く を や ら れ て し ま っ た 。
でも切ないのも好きですよ。
っとにもう、ここまで悶えたのは久々だっっっっ!!!11111!!1
甘すぎるよじょにーずさん!!
あやちる!あやちる!
相変わらずぐっじょぶしてますじょにーずさんww
ふたりともかわいいよ!
ていうかもっとやれ!!!
に盛大にふいた。
あまーーーーーーーーーい!
さぁもっと書いて下さい!ハリー!ハリー!ハリー!h
そしてあらすじに懐かしさを感じました。
じょにーずさんの
あやチルは
最高だ
な
思わず悶え転がりましたよ!!
>落ち着いて、落ち着いて私
こっちも発狂寸前でした…いろんな意味で、ごちそうさまでした!!!
ありがとう!!じょにーずさん
死ぬかとおもった
質問に対して真っ直ぐに答えるチルノがこれまたいい!
甘いよ、甘すぎるよじょにーずさん!
ちるのかわいいよ!!!!!!!
こここkこやつめ11111!!
あやちる!
ぶんぶんの気持ちがよくわかるぜ…
感極まって鼻血噴くヤツらの気持ちが良く解ったw
とってもあまーい
末永くお幸せに!