Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

「狩る者と狩られる者」

2005/05/30 14:27:26
最終更新
サイズ
1.93KB
ページ数
1
閲覧数
793
評価数
0/0
POINT
0
Rate
5.00

 あら、こんな所で、こんな時間に、人に会うなんて珍しい。それも、格好からして『外』から来たのですね。

 申し遅れましたが、私、紅魔館でメイド長を勤めております、十六夜咲夜と申します。

 ここへは、どの様な目的でいらしたのですか。

 山道を普通に歩いていたら、帰り道が分からなくなってしまったのですか。

 ははあ、それは多分タチの悪い、境界を操る者の仕業ですね。よくある事なのです。

 えっ、私はここに何をしに来たのかですって。

 それは、私が仕えるお嬢様の食料を探しに来たのです。

 これが結構大変なのですよ。

 お嬢様は何かとこだわりが強くて。

 でも、主の要望に答えるのも従者冥利に尽きますわ。

 あ、初対面の方に、愚痴ってしまって申し訳ありません。

 ところで質問があるのですが、あなたの血液型は何ですか。

 AB型。そうですか、珍しい種類ですね。

 さらに質問よろしいですか? 

 あなたは、こんな夜更けに、夜の森を歩く私を見て、どう思いましたか。

 え、不思議だけど魅力的だと思いましたか。それは大変光栄ですわ。

 でも非常に残念です。

 私はまた、食料を探しに行かなくてはなりません。

 どういう意味かですって。

 それは、私のお嬢様は、ご自身を畏れる者の血液しかお飲みにならないからです。

 そして私は、お嬢様を畏れ、敬う者。

 だから、私を見て畏れる者も、お嬢様のとびきりの食材になるのです。

 これは私の勝手な自己解釈ですけどね。

 ふふ、そう引きつった顔をしないでください。

 言葉や力で、私を畏れる方は対象外ですから。ご安心を。

 旅の方、幸運なあなたに、この銀のナイフを差し上げます。

 このナイフを周囲から見える様にして、決して手放さないでください。

 この少し先に、四辻の林道があります。そこにある祠で朝をお待ちください。

 そうすれば、あなたは無事に『外』へ戻ることができますわ。

 ただし、北東への道を進むと、また『こちら側』に戻ってしまいますのでご注意を。

 あと、今回の事は他言無用でお願い致します。

 あなたも、仲の良い友達が、突然行方不明になったら夢見が悪いでしょう。

 それでは、これで失礼致しますわ。

 さようなら。

 

 

 

 

 

  

 

 
 こんにちは、沙門です。非公式設定スレの咲夜さんに関する所を読んでいて、こんな話を思いつきました。短いですが、感想等いただけると幸いです。
 蛇足ですが、題名を見て『ストライダー飛竜2』を思い出した方。ビバ、同志。
 すいません、いま任務を果たしクジラの上に立つ、褌一丁のこーりんを思い浮かべてしまいました。
 悪夢の様な物を投下してしまうかもしれません。それでは、また。
 
沙門
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.簡易評価なし
1.無評価SETH 削除
おお なんか普通にサスペンスとかホラーに出てくる案内役みたいでかっこいい

あと咲夜さんだけに「だからお前は飼い犬なのさ 」ってヤツですかw
2.無評価沙門 削除
 夢枕 獏氏のような感じが出せたらと思い色々実験中です。いかん、真っ赤な褌で、台詞をきめる、こーりんを妄想してしまいました。やばいやばい。
3.無評価名乗らない 削除
>不思議だけど魅力的だと思いました
この一言で助かった・・・のか?
4.無評価日間 削除
これはいい咲夜さんですね。咲夜さんに狩られ隊が結成されかねん
5.無評価沙門 削除
 ご感想ありがとうございます。
>この一言で助かった・・・のか?
はい、助かったんですが、理由としては弱い様な気もします。自分の場合は、見た瞬間に戦略的撤退を計ります。夜の森の中で、メイド服着た美人が歩いてたら、おっかないですよ。では謝々。
>これはいい咲夜さんですね。咲夜さんに狩られ隊が結成されかねん
謝々。でも皆、咲夜さんを慕っていると思うので「どうぞ皆様お引き取りください」て外に追い出されるかも。で、『夜の森を歩く咲夜さんを愛でるツアー』とか出来たりして。