博麗神社。今日も今日とて穏やかな日である。来客は多いがお賽銭は皆無。
そんな博麗神社に珍しいお客がやってきた。
霖之助「やぁ、失礼するよ」
魔理沙「あれ?珍しいじゃないか。もしかしてついにツケの取立てに来たのか?」
妖夢「ど、どうも…(うぅ、以前の手前相手にしづらい)」
霊夢「ツケじゃないわよ。きちんと何かしら渡してるし…けど、どうしたの?」
霖之助「いや、こんなものが届いてね。一応見せにきたんだが」
霖之助が差し出したのは一枚の封筒だった。どうやら外の世界から届けられたものらしい。
封を切り、中の便箋を霊夢(とついでに来ていたお客一同)が読む。
霊夢「こ…こみっくかーにばる?何よこれ?」
咲夜「!!!!!!!!!」
レミリア「咲夜、急に驚かないで頂戴。けど…確かになんなのかしら」
魔理沙「あー、霖之助もしかしてそれってアレか?あの時の…」
霖之助「恐らくそうだろう。抽選といっていたが…どうやら当たったらしい」
幽々子「どういうことなのかしら?話がさっぱりわからないのだけど…」
魔理沙「いや、話せば長いようで短いんだけどな?」
-少女回想中-
魔理沙「ん?なんだこの本?魔道書でもないのに凄い分厚いな…カタログか何かか?」
霖之助「そのようだね。外の世界の本の市のカタログらしいよ」
魔理沙「ふーん…じゃあアレか?魔道書とかも出たりするのか?」
霖之助「それは僕にはなんとも…あぁ、ここに応募の方法がある。恐らく応募して当たった人間だけが入れるんだろう」
魔理沙「おっ。それじゃあ早速応募しなきゃな。えーっと…住所?霖之助、香霖堂でいいかな?」
霖之助「まぁ、構わないだろう。当たっていたら伝えるよ」
-回想終了中-
魔理沙「というわけだぜ」
妖夢「なるほど…じゃあその本の市…コミックカーニバルでしたっけ?参加権が得られた訳ですね」
アリス「ふぅん…いいじゃない魔理沙。いい本があったら私にも回しなさいよ」
魔理沙「謹んでお断りするぜ…って、どうしたんだ霖之助?渋そうな顔をして…」
霊夢「もしかして当たった?茶棚の羊羹ちょっと埃積もってたし」
ぶーとお茶やらなにやらを吐き出す面々。約一名は相変わらず羊羹一本もぐもぐしていたが…
とりあえず立ち直った霖之助はつとめて冷静に答えた。
霖之助「いや、僕も後で読み返して分かったんだが…別に応募はしなくても市を見て回ることは出来るらしい」
魔理沙「は?それじゃあこれはどーなるんだよ」
霖之助「それは出店の応募だったんだ。当選した以上なにか本を持っていかなければならないみたいだよ」
魔理沙「えー、魔道書は貴重なんだぜ?」
霖之助「そこらへんは大丈夫。自作の簡単な本でも十分だそうだ。小説に絵巻物、どちらも可らしいぞ」
霊夢「ふーん…意外に楽しそうじゃない。私も行こうかな?」
レミリア「霊夢も行くなら私も行くわ。いい暇つぶしに…って、どうしたの咲夜?冷や汗流して…」
咲夜「い、いいえ何でもありませんわ!(まさか幻想郷【ココ】でコミカという言葉を聞くなんて…!)」
霖之助「どうやら応募者以外は数名は手伝いという形で入れるそうだから、それで行くとしよう」
魔理沙「それじゃ、本を作らないとな。あぁ、一緒に行きたいヤツは少しは何か書くんだぞ?」
アリス「しかたないわねぇ…ま、面白そうだしいいわ」
幽々子「私も腕がなりそうね…妖夢貴方も書きなさい」
妖夢「あまり筆は立たない方なんですが…まあ、少しくらいなら」
霖之助「それじゃあ僕が編集をしよう。皆は適当に何か書き上げてくれ」
かくして幻想郷住人による、合同合作本でコミカ乱入大作戦が発動した。
レミリア「咲夜…大丈夫?なんだか息が荒いけど…」
咲夜「(因果…因果なのっ!?締切りから逃げて流れ着いたのに、ここでも…!?)」
そんな博麗神社に珍しいお客がやってきた。
霖之助「やぁ、失礼するよ」
魔理沙「あれ?珍しいじゃないか。もしかしてついにツケの取立てに来たのか?」
妖夢「ど、どうも…(うぅ、以前の手前相手にしづらい)」
霊夢「ツケじゃないわよ。きちんと何かしら渡してるし…けど、どうしたの?」
霖之助「いや、こんなものが届いてね。一応見せにきたんだが」
霖之助が差し出したのは一枚の封筒だった。どうやら外の世界から届けられたものらしい。
封を切り、中の便箋を霊夢(とついでに来ていたお客一同)が読む。
霊夢「こ…こみっくかーにばる?何よこれ?」
咲夜「!!!!!!!!!」
レミリア「咲夜、急に驚かないで頂戴。けど…確かになんなのかしら」
魔理沙「あー、霖之助もしかしてそれってアレか?あの時の…」
霖之助「恐らくそうだろう。抽選といっていたが…どうやら当たったらしい」
幽々子「どういうことなのかしら?話がさっぱりわからないのだけど…」
魔理沙「いや、話せば長いようで短いんだけどな?」
-少女回想中-
魔理沙「ん?なんだこの本?魔道書でもないのに凄い分厚いな…カタログか何かか?」
霖之助「そのようだね。外の世界の本の市のカタログらしいよ」
魔理沙「ふーん…じゃあアレか?魔道書とかも出たりするのか?」
霖之助「それは僕にはなんとも…あぁ、ここに応募の方法がある。恐らく応募して当たった人間だけが入れるんだろう」
魔理沙「おっ。それじゃあ早速応募しなきゃな。えーっと…住所?霖之助、香霖堂でいいかな?」
霖之助「まぁ、構わないだろう。当たっていたら伝えるよ」
-回想終了中-
魔理沙「というわけだぜ」
妖夢「なるほど…じゃあその本の市…コミックカーニバルでしたっけ?参加権が得られた訳ですね」
アリス「ふぅん…いいじゃない魔理沙。いい本があったら私にも回しなさいよ」
魔理沙「謹んでお断りするぜ…って、どうしたんだ霖之助?渋そうな顔をして…」
霊夢「もしかして当たった?茶棚の羊羹ちょっと埃積もってたし」
ぶーとお茶やらなにやらを吐き出す面々。約一名は相変わらず羊羹一本もぐもぐしていたが…
とりあえず立ち直った霖之助はつとめて冷静に答えた。
霖之助「いや、僕も後で読み返して分かったんだが…別に応募はしなくても市を見て回ることは出来るらしい」
魔理沙「は?それじゃあこれはどーなるんだよ」
霖之助「それは出店の応募だったんだ。当選した以上なにか本を持っていかなければならないみたいだよ」
魔理沙「えー、魔道書は貴重なんだぜ?」
霖之助「そこらへんは大丈夫。自作の簡単な本でも十分だそうだ。小説に絵巻物、どちらも可らしいぞ」
霊夢「ふーん…意外に楽しそうじゃない。私も行こうかな?」
レミリア「霊夢も行くなら私も行くわ。いい暇つぶしに…って、どうしたの咲夜?冷や汗流して…」
咲夜「い、いいえ何でもありませんわ!(まさか幻想郷【ココ】でコミカという言葉を聞くなんて…!)」
霖之助「どうやら応募者以外は数名は手伝いという形で入れるそうだから、それで行くとしよう」
魔理沙「それじゃ、本を作らないとな。あぁ、一緒に行きたいヤツは少しは何か書くんだぞ?」
アリス「しかたないわねぇ…ま、面白そうだしいいわ」
幽々子「私も腕がなりそうね…妖夢貴方も書きなさい」
妖夢「あまり筆は立たない方なんですが…まあ、少しくらいなら」
霖之助「それじゃあ僕が編集をしよう。皆は適当に何か書き上げてくれ」
かくして幻想郷住人による、合同合作本でコミカ乱入大作戦が発動した。
レミリア「咲夜…大丈夫?なんだか息が荒いけど…」
咲夜「(因果…因果なのっ!?締切りから逃げて流れ着いたのに、ここでも…!?)」
期待しちゃって良いのですか?!
基本的にチケットは1サークル3枚だった気が
大手や事前に混雑が予想されるような所は増やしてもらえるとか聞いたことあるけど
まあフィクションだからそのあたりは適当でもいいのでは?
……つーか、時間操作駆使してなお間に合わない締め切りって一体……。